コミュニケーション量が増え、意思決定が2倍高速化しました
新卒版ダイレクトリクルーティングサービスOfferBoxを運営をするi-plugでは、在宅勤務者、および拠点間のコミュニケーション不足を解消するためにチャットワークを導入した。その結果、コミュニケーション量が増え、意思決定プロセスも高速化できたという。
- 規模
- 1〜50名
- 業種
- インターネットサービス
- 目的・効果
- コミュニケーションツールの統合 支店・店舗との連携

株式会社i-plug
新卒採用のダイレクト・リクルーティングであるOfferBox(オファーボックス)を運営。OfferBoxでは、企業は学生からのエントリーを待つのではなく、自ら登録学生の情報を検索して「会いたい学生」にコンタクトを取ることができる。株式会社i-plugは新卒採用のミスマッチの軽減及び大学教育の問題解決に事業を通じて取り組んでいる。(取材:2016年12月)

執行役員CTO
サービス開発部部長
青木 崇
- メールや個人向けSNSでは過去のやり取りを遡るのが困難
- 拠点間のコミュニケーションを円滑にしてビジネスを加速させたい
- 仕事と子育てを両立している社員が多く、在宅勤務でも働ける環境が必要
- 社内ツールをチャットワークに統一し、企業や学生からの問い合わせも一元化
- SalesforceやMarketoと連携し、顧客情報・スコアを自動通知
- チャットワークで絵文字や短い文章を使った会話調のやりとりを実施
- 全社員がチャットワークを確認するだけで必要な情報を把握できるようになった
- 意思決定プロセスなどの業務スピードが2倍高速化した
- 在宅勤務でも社内で立ち話しているような距離感のやりとりが可能になった
課題
- メールや個人向けSNSでは過去のやり取りを遡るのが困難
- 拠点間のコミュニケーションを円滑にしてビジネスを加速させたい
- 仕事と子育てを両立している社員が多く、在宅勤務でも働ける環境が必要
解決策
- 社内ツールをチャットワークに統一し、企業や学生からの問い合わせも一元化
- SalesforceやMarketoと連携し、顧客情報・スコアを自動通知
- チャットワークで絵文字や短い文章を使った会話調のやりとりを実施
効果
- 全社員がチャットワークを確認するだけで必要な情報を把握できるようになった
- 意思決定プロセスなどの業務スピードが2倍高速化した
- 在宅勤務でも社内で立ち話しているような距離感のやりとりが可能になった
在宅勤務者や拠点間のコミュニケーションツールとしてChatworkを導入
- まずは、チャットツールを使おうと思ったきっかけを教えていただけますか。
-
青木:弊社は大阪に本社があり、東京にも営業所があります。それら拠点間のコミュニケーションを円滑にしたいという課題がありました。特に営業マンは外出が多く、なかなか社内におりません。
山田:もうひとつ、弊社は女性社員比率が5割を超えており、さらにその中でも子育て中の社員は日によって在宅勤務をすることがあります。そうした事情から、手軽にコミュニケーションがとれるツールが必要であると考えていました。
- それまでは他社のコミュニケーションツールを使っていたのでしょうか。
-
青木:Facebookメッセンジャーを使っていましたね。ただ、Facebookグループを作ると、さらにその中で会話グループをわけることができないんです。また、メッセージを後からさかのぼって検索することもできず、もっと使い勝手のいいツールを探していました。そこで出会ったのがChatworkだったのです。
山田:Chatworkはグループチャットがたくさん作れるのがよかったですね。今では全社で導入し、140ほどのグループチャットでやり取りしています。
- 140ですか! それはたしかにFacebookグループでは難しいですね。どういったやり取りをしているのでしょうか。

OfferBoxとChatworkを連携させてあらゆる通知を一元化
-
山田:弊社では新卒版ダイレクトリクルーティングサービスOfferBoxを運営しており、学歴だけでなく個人の経験やコンピテンシーを重視した採用活動を企業に啓蒙しています。このOfferBoxとChatworkを連携させ、企業や学生からの問い合わせを一元管理しています。
青木:具体的には、たとえば新規ユーザーが登録されたり、問い合わせのメッセージが届いたりした場合に、通知がChatworkのグループチャットに流れてくるようにしています。
- Chatworkから直接返信できるのですか。
-
青木:いえ、あくまで通知だけです。
山田:OfferBoxを使っていただいている企業からお問い合わせいただいて、弊社のサポートメンバーとやり取りをした場合は、企業からのお問い合わせメッセージのみをChatworkに自動で流しています。Chatworkならサポートメンバー以外も閲覧できますから、営業マンも企業からの要望や疑問を把握できるのです。

SalesforceやMarketoとの連携で営業活動を効率化
- たしかにサポートでのやり取りを後から手入力で共有するよりも早いですね。
-
青木:他にはSalesforceやMarketoなどとも連携しています。Salesforceは何か新規の登録があった場合にグループチャットに通知しており、Marketoではスコアがある程度の点数に達すると通知がくるのです。
山田:営業部の訪問カレンダーをGoogleカレンダーで管理していますが、そちらとも連携していて、週の頭には情報が入ってきます。
青木:システム監視ツールのSentryとも連携させています。アプリケーションのエラーが発生したときにグループチャットに情報が入ってくるようになっています。

コミュニケーション量が増え、意思決定プロセスが2倍高速化
- Chatwork導入時の懸念点などはありましたか。
-
青木:ITが苦手なメンバーでも使いこなせるかどうかが心配でした。
山田:ただ、導入してみると特に操作が難しいなどの話は聞こえてこなかったので、大丈夫だったんだなと。最初は参加するグループの数を絞って、慣れたら増やしていくといった方法で教えています。
- Chatworkを使ってみて、よかった点を教えてください。
-
山田:メール特有の「○○さん、お疲れ様です。□□です。」みたいなやり取りが少なく、コミュニケーションがとにかく早くなりましたね。
青木:体感で2倍くらいの効率化が図れたと思います。何しろ、Chatworkは立ち上げっぱなしにしていますから。
山田:特に承認のプロセスが早くなりました。「これやっていいですか」といった確認がいつでもChatworkでできるので、移動中でも上司が承認できるのです。とにかく意思決定が早くなったと感じていますね。
青木:コミュニケーションという面でいうと、絵文字が思った以上にコミュニケーションを円滑にしてくれている気がします。今までビジネスのメールやメッセージルールでは絵文字を使ってこなかったのですが、いざ使ってみると雰囲気が柔らかくなっていいですね。
山田:ちょっとした返事なら、絵文字だけでレスポンスすることもありますね。社内でのやり取りならそれで全然いいんじゃないでしょうか。
Chatwork(チャットワーク)のリアクション機能の使い方と活用例 | ビジネスチャットならChatworkChatwork(チャットワーク)のリアクション機能とは、あるメッセージに対して「リアクション」と呼ばれる絵文字で反応を示す機能です。Chatworkのリアクション機能を使うことで、より簡単に反応ができるだけではなく、メッセージを読んだかの確認や、投票にも使うことができます。
社内で立ち話している感覚でコミュニケーションがとれる
- Chatworkを使う上での運用ルールはありますか。
-
青木:特にルールは設けず自由に使っていますね。
山田:そうですね。グループチャットの命名ルールなどもありませんし。
- これからChatworkを使おうと思っている企業へメッセージをお願いします。
-
青木:メールの場合、それなりに文章を組み立てる必要がありましたが、Chatworkは文字通りチャットなので、社内で立ち話している感覚でコミュニケーションがとれます。
山田:Chatwork導入前は、もしかするとチャットばかりになってリアルのコミュニケーションが薄れるのでは......と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。チャットしつつ、きちんとリアルでもコミュニケーションできているので、その心配はありませんよ。

- 業種
- 利用規模
- 目的・効果