メンタルヘルスの相談窓口とは?メンタルヘルスの相談窓口を設置するポイント

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働き方改革
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メンタルヘルスの相談窓口とは?メンタルヘルスの相談窓口を設置するポイント

目次

従業員が成果を出せる環境づくりの一環として、従業員のメンタルヘルスを良好に保つ仕組みづくりが重要です。

働き方改革の機運も高まる中、仕事に感じる心のストレスや悩みを打ち明けられるよう、メンタルヘルスの相談窓口を設置する企業が増えています。

社内に相談窓口があると、仕事に関わる労働環境の問題や人間関係など、さまざまな悩みを話すきっかけにつながるでしょう。

従業員の心の健康を守るためにも重要な、メンタルヘルスの相談窓口を設置するときのポイントを解説します。

メンタルヘルスの相談窓口とは

企業で働く従業員は、仕事の人間関係や業務内容にストレスを抱えていることが多く、ひとりで悩みを抱えないためにも、メンタルヘルスの相談窓口の存在が求められるでしょう。

職場の課題になるストレスには、人間関係の課題や残業が多い課題など、コミュニケーションや業務体制に関わる内容があげられます。

相談窓口の設置により、心の調子を崩す前の早い段階で対応ができると、従業員のメンタル悪化を防げる対策になるでしょう。

メンタルヘルスの相談窓口が解決できる課題

職場でストレスや不安を感じる状況は、どのようなタイミングでしょうか。

相談窓口が解決できる課題例とともに見ていきましょう。

残業による過労

心と体はつながっているため、仕事の残業時間が増える状況や、残業が当たり前の風潮があると、疲労がたまってしまうでしょう。

経営者側から社内の業務体制を見直し、人手不足の解消や業務の簡略化など、残業時間を削減できるように問題点を洗い出して改善する対応が必要です。

残業が多いという課題について、部署内の体制や管理職に問題が感じられるときは、相談窓口の存在があると、上司に相談しづらいときも状況を共有して対応策を取る機会につなげられます。

>残業が多い会社になる原因に関する記事はこちら

五月病や六月病

新入社員の入社後、仕事に慣れてくるゴールデンウイーク明けから梅雨の時期に起こりやすい心身の不調は、五月病(5月病)や六月病(6月病)と呼ばれています。

上司の期待に応えたいプレッシャーや仕事が思うように進められない葛藤など、気づかないうちに疲れやストレスをためていることが原因です。

上司が部下の健康状態に気づける状態がベストですが、部署の人間関係に馴染めていないなど、上司に相談しづらい内容もあるかもしれません。

上司から部下にコミュニケーションの機会を増やしながら、新入社員に相談窓口の存在を広める対応を取りましょう。

>六月病とは?に関する記事はこちら

異動のストレス

長年働いてきた部署から異動が決まったときは、環境の変化から、従業員がストレスを感じやすくなります。

場合によっては、慣れている業務から大幅に業務内容が変更になる可能性もあるため、経営陣や管理職は従業員の適性を考えながら異動を決める必要があるでしょう。

ストレスをできる限り減らすためには、異動先の部署で担当する仕事のマニュアル作成や教育体制の準備を整えることが大切です。

また、職場に馴染めるまでの負担を減らせるように、異動のストレスや悩みを相談窓口で解消の機会につなげる方法もあります。

異動先の上司はコミュニケーションを意識しながら、異動のストレスから休職や退職につながる状況を避ける配慮につなげましょう。

人間関係の問題

職場のストレスになる課題には、社内や取引先の人間関係に関わる問題もあげられます。

とくに、部署内の人間関係は、一度こじれてしまうと問題が長引きやすく、仕事仲間や上司にも相談しづらい雰囲気につながるケースが多いかもしれません。

人間関係の不和には、ハラスメントに関するものから個人的なものまであり、仕事のなかで我慢する機会が増えてしまい、気づかないうちにストレスをためてしまいます。

現場の管理や教育体制を整えながら、窓口の存在を従業員に広めることが重要になるでしょう。

相談窓口が社内にあると、従業員が人間関係の不和で問題を抱え込む前に対処できる機会を増やせます。

職場のメンタルヘルスの相談窓口を設置しないリスク

従業員のメンタルが良好に保てない職場環境は、放置すると事業活動に影響が出る懸念があります。

職場のメンタルヘルスの相談窓口を設置しないリスクを見ていきましょう。

離職者・休職者が増える

職場の課題を放置したままでは、従業員がストレスを感じる機会が増えてしまい、企業で働く意義を見失いやすくなります。

人材が定着しない悪循環が生まれてしまい、経営者と従業員の両方にとって不利益になるでしょう。

メンタルヘルスの相談窓口を設置しないと、職場の問題が解決されずに、従業員が離職や休職に追い込まれるリスクを抱えます。

仕事の生産性・作業が非効率化する

仕事に関するメンタル面の負担やストレスが重なると、作業のモチベーションが低下して集中力が切れやすくなります。

また、注意力が散漫になると、ミスやトラブルが発生しやすくなり、本来の能力を発揮できずにチームで連携が取りづらくなるなど、仕事の成果が出せない悪循環に陥りやすいです。

別の部署や外部の支援を受けられる相談窓口を設置しないと、職場全体の生産性や作業が非効率になるリスクがあげられます。

健康経営を損ねる

健康経営とは、従業員の心や体の健康維持が経営の戦略につながるという考え方です。

従業員の心の不調につながる要因を放置する状態だと、働きづらい環境から、事業活動がうまく進められずに経営状態の悪化にもつながりかねません。

企業の事業活動は従業員がいないと成り立たないため、メンタルヘルスの相談窓口を設置しないと、健康維持や管理を意識した体制が整えられないリスクを抱えます。

>健康経営の目的やメリットに関する記事はこちら

職場のメンタルヘルスの相談窓口を設置するポイント

ひとりで悩まない職場環境をつくるためにも、従業員が悩みを話しやすい環境整備を進めることが大切です。

職場のメンタルヘルスの相談窓口を設置するポイントを見ていきましょう。

相談窓口の存在を広める

社内にメンタルヘルスの相談窓口を設置しても、従業員が存在を知らなかったり、概要がよく理解されていなかったりする場合も少なくありません。

どのような相談ができるのか、どんな方法で相談に乗ってもらえるのかなど、担当者から社内全体に向けて情報共有を進めます。

周りの目を気にして相談できない状況を避けるためにも、従業員が気軽に利用できるように相談窓口の概要を説明する機会をつくりましょう。

医療者や専門家と連携を取る

社内だけでなく、心の相談に関する専門家のカウンセラー、体の調子と合わせて相談に乗ってもらえる医療機関の専門家など、社外の専門家と連携してメンタルヘルスの相談窓口を設置する方法がおすすめです。

仕事以外のプライベートの問題が心の不調につながっているケースもあるため、仕事と私生活の悩みなど、悩みの全体像を見つめながら話に耳を傾けてもらえるでしょう。

直接面談する方法からオンライン通話、電話やメールなど、さまざまな進め方を取り入れられると、相談が進めやすくなるポイントにつながります。

相談員は性別問わず採用する

職場で抱えるストレスの内容には、異性に相談しづらい悩みを抱えているケースもあるため、相談員は性別問わず採用する方法がおすすめです。

とくにセクシュアルハラスメントなど、異性関係が原因のトラブルは、相談員によってはうまく対応できなかったり、相談することで逆に従業員の負担を増やしたりする結果となるおそれもあります。

多様な担当者がいると、相談内容に合わせた対応が取りやすくなり、相談する側が話しやすい環境をつくれる点がポイントです。

相談者のプライバシーに配慮する

社内で改善が求められる内容や確認事項がある場合は、相談者に配慮して調整を進める必要があります。

とくに、人間関係の問題があるときは、相談者に了承を得た上で相手から話を聞く姿勢を心がけると、トラブルにつながる機会を避けられるでしょう。

相談内容は問題を解決する以外で保護する必要があり、ほかの従業員に伝えないようにすることで、相談者のプライバシーを守る配慮や安心して話せる機会につながります。

コミュニケーションツールを活用する

社内にメンタルヘルスの相談窓口を設置しても、相談員と直接合って相談することが前提の職場では、職場の規模によって相談窓口がうまく活用できないおそれがあります。

直接合って相談できる環境をつくるだけではなく、オンラインでも相談員とコミュニケーションがとれるよう、コミュニケーションの活用を検討しましょう。

たとえば、ビジネスチャットでは、チャット形式で気軽にやりとりができます。

直接会って相談するほどのことではないものの、話を聞いてもらいたい、という従業員の要望にも答えやすくなるでしょう。

メンタルヘルスの相談窓口に「Chatwork」を活用

社内の人間関係や業務体制に関するストレスは、早い段階で相談できる職場体制を整えることが大切です。

社内の担当者が社外の専門家と連携を取りながら、相談者のプライバシーを守って問題解決ができるように働きかけましょう。

メンタルヘルスの相談窓口の連絡手段として、ビジネスチャット「Chatwork」が活用できます。

メンタルヘルスの相談窓口の担当者とチャットやオンライン通話でやりとりができて、対面で相談が難しいと感じている方に役立つでしょう。

>Chatworkの機能についてはこちら

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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。

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