プロジェクトの過去ログを、途中参加者がさかのぼって閲覧できる

チャットワークを導入し3つのメリットがあった。プロジェクトに途中参加するスタッフへ、過去の経緯を説明する手間が10分の1になったこと、キャラクターデザインなどの画像がからむ「作品に関する議論」がとてもスムーズに進むようになったこと、社内メールが無くなったことである。

規模
1〜50名
業種
Web制作・Web開発
目的・効果
プロジェクト管理の効率化 社外関係者との連携

株式会社ビサイド

株式会社ビサイドはゲーム制作の会社で、メジャーな作品ではキャラクターの『トロ』が登場するゲームなどをずっと作ってきました。最新作はPlayStation®Vita専用アプリ『みんなといっしょ』です。あと、各種キャラクターデザインなども手掛けています。

代表取締役社長
南治一徳 様

『トロ』の生みの親で、10年前からチャットを利用している会社

これまでの業務連絡手段を教えてください。

南治 : 業務連絡の手段は、チャットが優れていると考えており、そのため10年以上にわたり、

  • Yahoo!メッセンジャー
  • GoogleTalk
  • Skype

などのチャットツールを乗り換えながら使いつづけてきました。

簡単な連絡はチャットでおこない、デザイン画像はメールで送ったりしていましたね。Chatworkの導入は、2012年2月です。

©2011 Sony Computer Entertainment Inc. PlayStation®Vita専用アプリ『みんなといっしょ』を制作している会社。Chatworkビジネスプラン50を利用中。

導入の決め手は、検索・過去ログ閲覧・オフライン送信ができること

Chatworkを導入しようと思ったきっかけと、導入の決め手を教えてください。

南治 : 友人の株式会社たゆたう、高橋宏典社長がChatworkを利用しており、とても良いと聞いたので導入を検討しました。

決め手になったのは何でしたか?

南治 : 導入を決めたのは、

  • グループチャットが使いやすく複数のチャットにわたり検索ができること
  • 過去ログがクラウドに保存されどんなデバイスでも同じに見られること
  • 相手がオフラインでも送信できること

です。

当時利用していたSkypeの問題をすべて解決できるので、即導入を決めました。Skypeはグループチャットを作れるところは良いのですが、「ログの検索ができない」、「プロジェクトの途中参加者は過去ログを閲覧できず、これまでの経緯を説明するのが大変」、「オフラインではやり取りができない」という大きな問題がありました。Chatworkはこれをすべて解決していました。

画像プレビューがチャット上に出る機能で、デザインの意見交換が快適

実際に利用して、業務にどんな影響が出ましたか?

南治 : Chatworkでは、タイムラインに画像プレビューが表示されるので、デザインに関する話し合いが直感的で、分かりやすくなりましたね。
当社はゲーム制作やキャラクターデザインの過程でデザインに修正を加えるたびに画像をやり取りし、それに対する意見交換をおこないます。

Chatworkでは、ひとつのデザイン画像をアップし、それに対する意見を画像の真下に書込めます。これにより、関係者はデザインの変更意図を一瞬で把握できるようになりました。
これはプロジェクトを進める上でとても助かっています。

Skypeには画像プレビューはありませんし、メールでもChatworkのようにはいきません。
メールはスレッド形式にできるものの、返信のやり方ひとつでスレッドが途切れ、話し合いの過程が分からなくなってしまいます。添付画像もメールの下部にまとめて表記されるので、いくつも添付画像があると、どの画像に対するコメントなのか突合せが大変です。

また、GmailやOutlookなどツールによって、同じ内容でも見え方が違います。
これに対し、Chatworkは誰がどこから見ても見え方は同じで、誤解や勘違いが起こりません。

過去ログ閲覧機能で、引き継ぎ時の伝達コストが10分の1に

Chatworkの導入で一番効果を実感しているのは何でしょうか?

南治 : プロジェクトの途中参加者や会議欠席者に、これまでの経緯を説明する手間がなくなったことです。

おそらく、これまでの伝達方法に比べ1/10以下の手間で済みます。
というのも、Chatworkにはプロジェクトグループの過去ログを、新しく追加したメンバーがすべて閲覧できる機能があります。アップされたファイルもすべてダウンロード可能です。

そのため、「過去ログ見といて。」と言うだけで、引き継ぎが済んでしまいます。
情報伝達で重要なのは、どのような経緯で結論に達したかという途中経過も把握することです。

ただ資料を渡すだけではダメなのです。
Chatworkは資料も経過も見るだけで分かる点が最大の魅力ですね。

利用からわずか2ヶ月で社内メールが不要になり、処理速度も倍以上

現在、メールやSkypeの利用頻度はどうなりましたか?

南治 : わずか2ヶ月で社内ではメールで業務連絡することはまったくなくなりました。
Skypeとメールで必要としていた機能を、Chatworkは両方持っていますし、使い心地はより快適です。「画像ファイルの共有と意見交換」という一連の作業にかかる時間を比べると、数倍は早く処理できています。

取引先ともChatworkを使うことで、より快適に!

社外の取引先とChatworkを利用していますか?

南治 : はい。すでに一部の取引先とChatworkでやり取りしています。
社外と使うと業務進行がとても快適になりました。Chatworkは無料から始められるので、取引先にすすめるハードルが低いのも大きな利点です。

ただ、新しいものに抵抗がある会社さんもあるので、ウチではSkypeなどをすでに利用している会社を中心に導入をお願いすると、彼らは気軽に応じてくれ、その結果、取引がとても楽になりました。

最後に、Chatworkにエールや期待をお願いします。

南治 : メールよりセキュアだし、チャットを利用しない理由はないと思っていますね。中でもChatworkは、デザイン画像を多く扱う当社には便利なツールです。

今後の期待は、リッチテキストの対応や、機能面でいくつか要望がありますね。
もっと便利なツールに進化することを心から期待しています!

※記載の内容は取材時点の情報です。現在のChatworkの機能や料金プランとは異なる可能性がございますのでご了承ください。