Chatwork(チャットワーク)の「TO」と「返信」の使い方と機能の違いとは?
目次
Chatwork(チャットワーク)では、複数のユーザーが参加するグループチャット内でチャット形式の会話ができます。
チャットでのやりとりはスピーディで便利ですが、コミュニケーションが活発になると、誰が誰宛にメッセージを発信しているのか分かりづらくなることがあります。
そのような場合便利なのが「TO」と「返信」機能です。「TO」と「返信」は似た機能ですが、それぞれの機能には違いがあります。
グループチャットを活用する上で必須の「TO」と「返信」について、その違いと使い分けを紹介します。
Chatworkの「TO」「返信」機能とは
「TO」と「返信」は、どちらも任意のメッセージに宛先を設定することができる機能です。
「TO」「返信」の宛先を選ぶと、宛先となったユーザーから見たメッセージの見え方が以下のように変わり、メッセージに気づきやすくなります。
メッセージの背景色が緑色になる
「TO」「返信」の宛先となったユーザーから見ると、そのメッセージの背景色が緑色に変わります。
「TO」や「返信」のメッセージは通常の背景色と異なるため、よく目立ちます。過去のやりとりをさかのぼる際にも「自分宛のメッセージ」が見つけやすくなるため便利です。
通知がとどく
「TO」「返信」の宛先となったユーザーには、メッセージが届いたという通知が届きます。
受け取ることのできる通知は、デスクトップ通知(PCのみ)、プッシュ通知(スマートフォン)、メールの3種類です。
グループチャットの横に緑色のマークがつく
グループチャットで発言がされると、未読メッセージの数がグループチャット一覧に表示されます。
「TO」「返信」がついたメッセージを受け取ると、宛先となったユーザーから見た場合に、この数字に緑色のマークがつきます。
ほかのグループチャットで会話をしている最中でも、別のグループチャットで緑色のマークがつけば、優先的に対応する判断ができます。
Chatworkの「TO」の使い方
Chatworkで宛先を設定する方法を、「TO」をつける方法から見ていきましょう。「TO」はメッセージ作成欄でつけることができます。
「TO」の宛先が1名の場合
メッセージ作成欄の上部にある「TO」アイコンをクリックします。
グループチャットに参加しているユーザーの一覧が表示されるため、宛先に指定したいユーザーを選択します。
ユーザーをクリックすると、ユーザー名がTOの宛先としてメッセージ作成欄に表示されます。
ユーザー名に続いて、自分の送りたい内容を入力し、送信ボタンを押すとメッセージが送信されます。
「TO」の宛先が2名以上の場合
PCから操作をする場合、「TO」の宛先に2名以上を続けて指定することも可能です。
「TO」アイコンをクリックしたら、シフトボタンを押しながら宛先を選びます。
また「すべてのメンバー」をクリックすると、グループチャットに参加しているすべてのメンバーを宛先にすることができます。
すべてのメンバーを宛先にすると、メッセージにはALLと表示されます。
Chatworkの「返信」の使い方
「返信」は「TO」とは異なり、返信元となるメッセージを選ぶ必要があります。
返信したいメッセージ(返信元のメッセージ)の上にカーソルを置くと、「返信」アイコンが表示されます。
「返信」をクリックすると、返信元のメッセージの発信者が、自動的に「返信」の宛先としてメッセージ欄に表示されます。
宛先に続いて、自分の送りたい内容を入力し、送信ボタンを押すとメッセージが送信されます。
なお、返信は自分の送信したメッセージに対してはできません。
Chatworkの「TO」と「返信」の違い
メッセージに宛先を設定するという意味で、「TO」と「返信」は似た機能であるため、迷ってしまう人もいるかもしれません。
「返信」は返信元のメッセージが必要である以外に、両者には次の違いがあります。状況に応じて使い分けましょう。
「TO」のみ宛先を複数選択できる
宛先に複数のユーザーを設定できるのは「TO」のみです。「返信」には1人しか設定できません。
複数のユーザーに対してメッセージを発信したい場合は「TO」を使ってください。
なお、「TO」と「返信」を同じメッセージ内で併用することは可能です。
「TO」のみメッセージの絞り込みができる
左側に表示されているグループチャットは、条件によってカテゴリー分けをすることが可能です。
カテゴリー分けの条件として、「TO」がついているメッセージがあるチャットを指定することができます。
グループチャット一覧の上部にある、「すべてのチャット」をクリックします。
「Toがあるチャット」をクリックすると、自分宛の「TO」があり、かつそのメッセージが未読であるチャットのみに絞って表示させることができます。
「返信」は返信元メッセージをたどれる
「返信」は、「返信」のタグから返信元のメッセージを簡単にたどることができます。
「RE」の横にある「返信元」をクリックします。
「返信元」のメッセージをポップアップで確認することができます。
また、「このメッセージへ移動」をクリックすると、返信元のメッセージが発信された時点に画面が切り替わります。
どのような文脈で会話がされていたのか確認する際に便利です。
Chatworkで「TO」と「返信」を使いこなそう
グループチャットでの発言内容は、グループチャットの参加者すべてに見える状態になっています。
情報共有の抜け漏れが発生しにくいという点で便利ですが、だれ宛のメッセージか明確に示すためには「TO」や「返信」機能を活用すると便利です。
「TO」と「返信」は似ていますが、機能や使い方に違いがあります。
複数ユーザーを宛先にしたい場合は「TO」、任意のメッセージに対して返信したい場合は「返信」を使いましょう。
「TO」機能を活用することで、「TO」がついているチャットを絞って表示することができるので、メッセージの見落としなどを防ぎやすくなります。
また、「返信」機能はどのメッセージに対する返信なのか簡単にたどることができるので、とくにやりとりの多いグループチャットでは活躍する場面が多いでしょう。
グループチャットでのコミュニケーションが多い人は、ぜひ「TO」と「返信」機能の使い分けを意識してみてください。
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