優秀な人材が集まり、高品質なアウトプットを提供

フランジア・グループの事業について紹介していただけますか。

小林:弊社は大手企業からベンチャー企業まで様々な規模感の顧客に対して、ラボ型のオフショア開発事業をはじめ、上流工程のコンサルティング、大学と連携した教育事業やグローバル人材の採用支援など、幅広いソリューションを提供しております。

また、シンガポールに本社を置き、ベトナムを中心に、日本、フィリピン、バングラデシュの5カ国12拠点でビジネス展開しています。

当初は受託開発が中心でしたが、現在ではスタートアップの支援をすることが多くなり、最速かつ最小コストでプロダクトをリリースするために、チーム提案型での開発をメインに切り替えました。

その結果、レベルの高い人材を教育・育成して提供でき、多くのクライアントから高い評価を集め、創業5年目で従業員は1,000名規模に拡大しています。

オフィスは活気にあふれている。

汎用的なインターネット電話ツールではコミュニケーションが困難だった

フランジア・グループがチャットワークを導入したきっかけは何だったのでしょうか。

小林:創業時にお付き合いのあった3社のクライアントのうち、1社がチャットワークを使っており、他の2社はインターネット電話でした。

インターネット電話にもチャット機能がありましたが、誰あてのメッセージかわからなくて読み流されたり、何について会話しているのかわからなくなることもありました。

他に不便だと感じたことはありますか。

小林:汎用的インターネット電話ツールを利用していたので、すでにプライベートアカウントを持っているメンバーが多かったことです。プライベートのアカウント名だと、誰だか分からず不便でした。

「プライベートで使用しているアカウントを、仕事用として使用したくない」という意見もかなり多く、仕事用のアカウントなのかプライベート用のアカウントなのかもわからなくなってしまいました。

致命的だったのはコミュニケーションの部分です。メンション機能がないため、テキストチャットを送っても相手側が見逃してしまい、仕事が滞ることがしばしばありました。

チャットワークで適切なコミュニケーションルールを構築できた

チャットワークはその後、全社で導入したそうですね。

小林:はい。当初はチャットワークもただのツールとして使っておりました。

ですが、チャットワークを使い始めてから、 チャットワークがインターネット電話よりもコミュニケーションを円滑にする機能が揃っていることに気づきました。

また、リモートワークで普段からチャットをしている方だと、やりとりが短いテキストになります。短いテキストでのコミュニケーションに慣れている方には、チャットワークの返信と引用機能が有効だと思います。

どういう点で使いやすいツールだと感じていますか。

小林:エンジニア同士だけだと他のチャットツールでも良いんですが、非エンジニアの方からするとチャットワークのUIはフレンドリーで分かりやすいのもポイントが高いですね。チャットツールを使ったことがないクライアントやパートナーにも導入してもらいやすい。

チャットワークを導入する前は、社内のスタッフ間の呼び方なども一定のルールがなく、名前が同じ人も多いので、あだ名で呼ぶとか、どこのグエンさんだっけ、などと、誰に話しかけているのかわからなくなることがありました。

チャットワークを利用するようになり、名前の表記やアイコン写真を意識して、周囲に分かりやすいものを選ぶようになりました。

チャットワークのアカウントをプライベートで使っている人はいなかったので、プライベートと仕事の区別がしやすくなったことも非常に良いですね。アイコン画像は社員証用のオフィシャルの写真を使うようにしているので、これだけメンバーが増えても、あの人だ、と分かります。このくらいの規模でも1つのチームとしてやれているのは、チャットワークによるところが大きいと思います。

BotやExtensionも社内で作るのはエンジニアの会社ならでは

チャットワークの使い方で、独特と思うことはありますか。

小林:プロジェクトを立ち上げるときは、右上の概要欄に、プロジェクト管理ツールの「GitHub」のリポジトリや「Redmine」のリンクを記載したり、会議体や情報共有のルールなどを書いた上で、必要なメンバーをアサインして、キックオフMTGの日程を決めています。

プロジェクト進行用のグループチャットを作るところからプロジェクトが始まる。この感覚はすごく良いですね。フランジア・グループの各国の拠点とクライアントとも、距離が離れていてもすぐにやりとりができています。

チャットワークのおかげで、2日かかっていたコミュニケーションが15分で終わる感覚です。

それはすごい効果ですね!

小林:さらに、プロジェクトが終了すると、使用したグループチャットはクライアント1名とこちらのリーダー1名のみ残して、全メンバーを退席させます。終了したプロジェクトから情報が漏れるリスクを避けています。

プロジェクト以外にはどういったグループチャットがありますか。

小林:社内ではallチャット、マネージャーチャット、部署チャットなど各国の拠点間でも、現場同士、マネージャー同士、事務系同士など組織の階層に別れたグループチャットがあります。

HP改善用ですとか、マーケティング用、ブランディング用、それから社内イベント用など。当社では社内イベントに相当な工数を使っていて、イベントを企画するためのグループチャットは多いですね。

小林:また、チャットのコミュニケーションは、1歩間違うととても冷たい印象を与えてしまったりしますので、エモーティコンはよく使います。インフラ系エンジニアのチャットでもエモーティコンが頻繁に使われていますし、バックオフィス系のチャットですと、すごいことになっています。

エモーティコンのおかげで、感情を意図通りに伝えることができるようになりますね。

それから、業務で利用する各種ツールやミドルウェアとのAPI連携も自分たちで工夫をしています。独自で構築しているCI/CDプラットフォームと連携したり、開発の効率化に非常に貢献しています。チャットワーク自体をもっと楽しく、便利にというテーマで開発されたプラグインを公開したらQiitaなどで紹介されました。

開発メンバーがQiitaに公開したチャットワーク用のChrome Extension

大人数だと昼ご飯に行くところがなかなか決まらないらしく、最近では、それらを解決するために専用のランチ用のbotを開発しました。ランチ後にレストランの満足度を書き込むなど、botに対してフィードバックをすれば、botが成長していきます。

Chrome Extensionを開発したエンジニア:Nguyen Anh Tien様(左)、TRAN DUC THANG様 (中央)、 TRAN BA TRONG 様(右)。

チャットワークは適切なコミュニケーションのための武器です

チャットワークをひとことで言うとどのようなツールでしょうか。

小林:我々にとってはレスポンシビリティを高め、かつ適切なコミュニケーションをするために不可欠な武器です。メールで1回やり取りする時間があれば、何十往復もコミュニケーションできるし、ハンドリングが軽い。仕事が段違いで効率化されました。

弊社でオフショア開発をされたクライアントに成功の秘訣を聞くと、チャットワークをはじめとしたコミュニケーションツールによるスピーディなやりとりをあげられることが多いです。

「国が離れていても、同じ部屋で作業しているのと大差がないような身近な感覚で仕事ができる」、「スピーディな意思決定ができる」、「メールと違って気を遣いすぎるような無駄なコミュニケーションを減らせた」などなど、オフショア開発を成功させるうえで重要な役割を担っています。

もしチャットワークがなかったらと思うと、正直ぞっとします。