「既読」機能がなくなったことでコンサルティングの速度と質が飛躍的に向上

歯科医院の経営、採用、人材教育コンサルタントとして活躍している株式会社グランジュテ。同時にいくつもの歯科医院をコンサルティングする同社にとって欠かせないツールがチャットワークだ。なぜチャットだったのか、その理由は「既読」機能の有無にあった。

規模
1〜50名
業種
コンサルティング
目的・効果
情報共有の効率化 顧客対応

株式会社グランジュテ

歯科経営コンサルタントとプリザーブドフラワーの2つを軸に事業を展開。現在は歯科医、歯科衛生士採用代行業務が事業の7割を占めている。社員教育やトリートメントコーディネータ育成、マーケティング相談なども実施している。(取材:2017年6月)

代表取締役
丹野 祐子 様

  • Facebookでは既読機能がプレッシャーになり中身の確認が遅れていた
  • メールでは定型の挨拶文が必要で煩わしさがあった
  • LINEやGmailはロック画面に内容が表示され、セキュリティ面が不安
  • 既読機能のないチャットワークに切り替え
  • チャットワーク導入で挨拶文を使わなくなった
  • チャットワークはロック画面に中身が表示されないのでセキュリティ面で安心
  • 既読のプレッシャーがなくなりレスポンスが高速化
  • コミュニケーションの速度と量が増えた
  • セキュリティも確保された

課題

  • Facebookでは既読機能がプレッシャーになり中身の確認が遅れていた
  • メールでは定型の挨拶文が必要で煩わしさがあった
  • LINEやGmailはロック画面に内容が表示され、セキュリティ面が不安

解決策

  • 既読機能のないチャットワークに切り替え
  • チャットワーク導入で挨拶文を使わなくなった
  • チャットワークはロック画面に中身が表示されないのでセキュリティ面で安心

効果

  • 既読のプレッシャーがなくなりレスポンスが高速化
  • コミュニケーションの速度と量が増えた
  • セキュリティも確保された

「既読」機能がなかったことが導入のきっかけに

歯科の経営コンサルティング、特に歯科医、歯科衛生士採用代行業務を通してたくさんの歯科医院とお仕事していらっしゃいますが、なぜ連絡のツールとしてChatworkを選んだのでしょうか。

丹野:Chatworkを導入する前は、主にメールかFacebookメッセンジャーを使ってクライアントと連絡をとっていたんです。ただ、院長と私の間のやり取りだけでしたらいいのですが、事務長やチーフがグループに入っている場合、「既読」が付いたら相手も返信しなければいけなので「メッセージが来ているとわかっていても開封しない」という意見がスタッフの方から出たと聞いたのです。それを解決するために、既読機能がないChatworkを導入してみようと思いました。

また、Facebookを使うと公私混同になるという欠点もありました。仕事上の方とつながると、プライベートな写真などをアップしづらくなるのです。スタッフの方とあえてつながっていない院長も多いんですよ。その点でも、仕事用と割り切って使えるChatworkがちょうどよかったのです。

メールは「挨拶文」と「CC」の煩わしさがネック

なるほど。でもメールでしたら既読機能はありませんよね。

丹野:メールの場合は、「◯◯医院 ◯◯先生 お世話になっております」のような前置きが必要ですよね。チャットでしたらすぐに本題に入れるのがいいです。

たしかにメールだと挨拶文が定型化していて、たとえお付き合いの長い親しい相手でもつけないといけない感じがありますよね。

丹野:そうなんです。それに、メールですと複数でやり取りするときにCCをつけて共有しないといけません。誰かがCCを入れ忘れると途中で話がわからなくなったりして、けっこうなストレスだったのです。迷惑メールも大量に届くので、本当に大事なメールが埋もれてしまうこともあります。

でもやはり、一番大きな理由は「既読」機能がないことですね。私自身もFacebookメッセンジャーを使っていたときは、「開いて見てしまったら既読がつくから返信しないといけない」というプレッシャーから、メッセージを開かずに先送りしてしまうことがありました。

多くのクライアントも同じことを思っていたようで、Chatworkに変えてからはレスポンスがすごく速くなったんですよ。

丸一日かかっていた確認事項が30分で決まるまでに効率化

具体的にどれくらい速くなりましたか。

丹野:以前ですと丸一日かかっていた確認事項が、30分で決まってしまうこともあるほどです。

そんなに違うものなのですね。

丹野:コミュニケーション量も増えたと感じています。FacebookやLINEだとプライベートのツールという意識があり、お昼休みくらいにしか返信がこないこともあるのですが、Chatworkにしてからはそれ以外の時間でもポンッと返信がきたりするようになりました。

まとめると、Chatworkの特徴である「既読機能がないから気軽に確認できる」、「面倒な挨拶文が不要」、「仕事用のツールだから業務中に遠慮なく使える」の3点がコミュニケーションのスピードアップにつながったわけですね。

丹野:そうですね。デザインはしっかりビジネスツールなので、堅い業種、たとえば弊社顧問弁護士とのやり取りなどにも利用しています。

契約書のデータや採用に関する情報をやり取り

では具体的にどういったやり取りをしていらっしゃるのか、教えていただけますか。

丹野:求職者の応募があったときの対応などをChatworkでおこなっています。求職者情報をメッセージしてもらって、院長とChatwork上で会議をおこない、提示給与などをやり取りしています。また、労働契約書などもChatworkで送信しています。

Chatworkってファイルストレージのように使えるのも便利ですね。オンラインストレージサービスを使わなくてよくなったのが、すごく便利です。

Chatwork導入時に懸念していたことはありますか。

丹野:懸念といいますか、既読機能がないから導入したのに、しばらくは相手が開封したかしていないかがとても気になって「見てくれましたか」って電話したりしていました(笑)。慣れてからはそういうことはなくなりましたね。

ロック画面に内容が表示されないのでセキュリティも安心

Chatworkを使ってみてよかった点を教えてください。

丹野:既読機能がないことで、開封から返信までの時間を気にする必要がなくなり、じっくり考える時間ができたおかげで質のいいアドバイスをクライアントに対してできていると感じています。

また、院長ではなく事務長とのやり取りになることもあるのですが、コンサルタントとしてはご担当者様とのやり取りを見える化しておきたいので、その点でもCCの入れ忘れがないChatworkは便利だと思いますね。

また、iPhoneの場合、LINEやGmail、Facebookメッセンジャーは、ロック画面に送信者とタイトル、メッセージの一部が表示されてしまいますよね。人事の情報はトップシークレットなので、これはあまりよろしくありません。設定で出ないように変更することもできるのですが、私はともかく相手の設定まではコントロールできませんから。

Chatworkですと最初からそういった情報が通知に出ないようになっているので、セキュリティ面も安心なのです。

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返信はビジネスアワーにおこなうことでオンオフを切り替え

Chatworkの運用で何かルールはありますか。

丹野:できるだけビジネスアワーに返信することにしています。平日ならまだいいのですが、日曜祝日はなるべく返信しません。その方がオンオフを切り替えられますからね。内容の確認はしますが、返信は月曜日にすることにしています。

これからChatworkを使おうと思っている企業へ、メッセージをお願いします。

丹野:既読が付くのが嫌なのでファイルを開けないという若い社員が多く存在するようです。既読機能がないことで返信ストレスから解放し、かつ重要な連絡事項を瞬時に伝達することで、会社の作業効率も上がるのではないでしょうか。送信する側も、何人が読んでいない! というストレスから解放されるのではないかと思います。

※記載の内容は取材時点の情報です。現在のChatworkの機能や料金プランとは異なる可能性がございますのでご了承ください。