海外拠点で働く社員とも距離感が縮まり、働きやすくなりました
日本のゲーム会社で働いた後、母国であるベトナムでWebシステム開発事業をおこなう株式会社HBLabを設立したグエン・フィ・タン氏。ベトナムと日本の両拠点をつなぐコミュニケーションツールとしてチャットワークを選んだ理由について伺った。
株式会社HBLAB
グエン・フィ・タン氏が慶應大学環境情報学部への留学、日本のゲーム会社を経て、2015年5月に創業。現在はベトナムと日本を拠点に、Webシステム開発、ゲーム開発・運用、モバイルアプリケーション開発などを事業として展開する。(取材:2018年1月)
代表取締役CEO
グエン・フィ・タン 様
- Slackでは発言(チャット)の流れるスピードが速すぎた
- すべてのプロジェクトを把握するのが大変
- メールでは文章が固すぎる
- 使い勝手の良いインターフェースであるチャットワークを導入
- プロジェクトごとにグループチャットを作成して管理
- 自作のオリジナル絵文字やニックネームを導入
- 発言の流れ方がちょうどよいスピードになった
- 各プロジェクトの進捗を把握できるようになった
- 社員同士の距離感が縮まった
課題
- Slackでは発言(チャット)の流れるスピードが速すぎた
- すべてのプロジェクトを把握するのが大変
- メールでは文章が固すぎる
解決策
- 使い勝手の良いインターフェースであるチャットワークを導入
- プロジェクトごとにグループチャットを作成して管理
- 自作のオリジナル絵文字やニックネームを導入
効果
- 発言の流れ方がちょうどよいスピードになった
- 各プロジェクトの進捗を把握できるようになった
- 社員同士の距離感が縮まった
前職で使っていたことが導入のきっかけに
- HBLab様のビジネスについて教えてください。
-
タン:Webシステム開発や、モバイルアプリケーションの開発などをおこなっています。2015年に創業した会社で、ベトナムの開発センターに66名、日本法人には私を含め4名がいます。
- Chatworkを導入したきっかけは何だったのでしょうか。
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タン:私は前職で日本のゲーム会社で働いていました。そのとき職場で導入していたのがChatworkだったのです。使い勝手が気に入っており、今の会社を立ち上げたときもChatworkを導入しようと考えました。
- 今の会社は最初からChatworkを使っていたのでしょうか。
-
タン:いえ、最初はエンジニアの希望もありSlackとSkypeを使っていました。2、3ヶ月くらいトライアルでChatworkと併用し、今はChatworkオンリーです。
- 新しいツールを入れることに抵抗のある社員の方もいたのではないでしょうか。
-
タン:そうですね。
- そこからどのようにChatworkへの切り替えが進んだのでしょうか。
-
タン:違いを説明するというよりは、トップダウンでとにかく使ってもらいました。使ってさえくれれば、Chatworkの良さに気づいてくれます。最初は少人数で始めるといいですね。弊社でも私と幹部でまず使ってみて、そこから浸透していきました。
他のツールとの違いは"発言の流れるスピード"
- 他のコミュニケーションツールと比べてChatworkの良さとは何でしょうか。
-
タン:まずインターフェースの良さです。Chatworkではプロジェクトごとにグループチャットを作っているのですが、それぞれの概要欄に仕様書やソースコード、GitHubへのリンクなどを貼っており、途中から参加してもここを読めばプロジェクトの内容がすべてわかるようになっています。また、途中から参加してもチャットの履歴が追えるのがいいですね。メッセージの検索も見やすいです。
ただ、1番の違いは発言が流れるスピードでした。SlackやSkypeは初期設定のままだとエンターキーだけで発言できるので、どんどん発言が流れて追えなくなってしまうのです。すぐ送れるがゆえに、1行の冗談が飛び交う雰囲気もありました。その点、Chatworkは「送信」を押さないと送れませんよね。そのワンステップの違いがかなり大きかったです。
もちろん、これは設定で変更もできます。ただ、"最初にそうなっていた"というのは意外と重要なポイントなのです。そういう意味でChatworkの方がよりビジネスに向いていると感じます。
Chatwork(チャットワーク)のメッセージの送り方の基本操作を解説 | ビジネスチャットならChatworkChatwork(チャットワーク)の機能のうち、メッセージの送る機能は最も重要な機能です。「TO」のつけかたやファイルの送り方、返信やリアクションのしかたなど、Chatworkでメッセージを送る機能の基本を紹介します。 - 細かい部分ですが、少しずつ影響が出てきそうなところですね。よりビジネス向きということですと、メールもありますがメールを使う選択肢はなかったのでしょうか。
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タン:メールは正式な文書などで社外の方と使うことはありますが、社内はチャットがベストですね。メールほど堅くなく、SlackやSkypeほどカジュアルになりすぎないのがChatworkだと感じています。
ニックネームで社員同士の距離感も縮まる
- プロジェクトごとにグループチャットを作っていらっしゃるそうですが、Chatworkの使い方についても教えてください。
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タン:はい。プロジェクト管理にはBacklogも使いますが、ちょっとしたやり取りやタスクのアサインなどはすべてChatworkでおこないます。私自身はすべてのプロジェクトグループに入っており、状況を把握するようにしています。
個人的な使い方としては、今は返信できないけれど、後から返信するものについてはいったん未読に戻す機能もよく使っていますね。
それから、ニックネームがつけられるのもいいですね。
Chatwork(チャットワーク)の名前変更とニックネームの設定方法 | ビジネスチャットならChatworkChatwork(チャットワーク)で変更できる名前には、「表示名」と「ニックネーム」の二種類があります。表示名は自分以外のユーザーから見える自分の名前、ニックネームは、自分以外のユーザーに呼びかける場合に使う呼び名です。名前変更をする際は、それぞれの特性を理解しておく必要があります。 - やり取りする相手に好きなニックネームをつけられる機能ですね。
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タン:そうです。プロジェクトはだいたい10人のチームなのですが、グループチャットではニックネームで呼び合います。会話がおもしろくなるし、距離が縮まりますね。もちろん、お客様がメンバーに入っているグループではちゃんとした名前で呼び合います(笑)。グループごとに使い分けられるのもいいですよね。
Chatwork導入で必要な情報をロスしなくなった
- プラグインも使っていますね。
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タン:はい。弊社のエンジニアがいろいろと開発して使っています。たとえば社内でプラグインも開発しました。
- 社内でプラグインも作っているのはすごいですね!
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タン:Chatworkはビジネスのツールではありますが、メールほど硬くなりすぎずに使いたいので、より便利に使えるようにカスタマイズしているんです。
- Chatwork導入の効果は実感していますか。
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タン:必要な情報をロスしなくなったと感じています。
プロジェクトごとにグループを分けて管理できること、概要欄に情報が記載できること、履歴が読みやすいこと。これらがChatworkの優れた点です。インターフェースが使いやすく、最初は反対していた社員も今はみんなChatworkが大好きです。特に日本にいる4名はあまり顔を合わせないので、モバイルでどこでもコミュニケーションができるChatworkは必須ツールですよ。
- 業種
- 利用規模
- 目的・効果