チャットワークは士業のコンサル業務に使えるビジネス向きのツールです
オーダーメイド型就業規則や社内諸規程など、10年先を見越した人事制度を提供する人事総務のプロ集団・株式会社リーガル・ステーション。同社の岩崎仁弥様の発案でチャットワークを導入したところ、業務が大幅に効率化し、職場内コミュニケーションも活性化したという。
株式会社リーガル・ステーション
就業規則、社内諸規程の総合コンサルティング、オーダーメイド型次世代型人事評価制度構築など、10年先を見越したソリューションを提供する人事総務のプロ集団。経営法務・労働法務をワンストップサービスで提供する。(取材:2017年9月)
代表取締役
岩崎 仁弥 様
- メールではプロジェクトの流れが追いにくい
- 社内のコミュニケーション量が不足している
- フルタイム以外の職員が仕事の変化に追いつけない
- グループを作り、チャットで状況を把握
- チャットを使って気軽にやり取りできるように
- タイムラインで常に現状を確認
- プロジェクト全体の流れを確認しやすくなった
- コミュニケーションが活性化し職員がこなせる仕事量も増加
- 久しぶりの出社でも現状をしっかりと把握できるようになった
課題
- メールではプロジェクトの流れが追いにくい
- 社内のコミュニケーション量が不足している
- フルタイム以外の職員が仕事の変化に追いつけない
解決策
- グループを作り、チャットで状況を把握
- チャットを使って気軽にやり取りできるように
- タイムラインで常に現状を確認
効果
- プロジェクト全体の流れを確認しやすくなった
- コミュニケーションが活性化し職員がこなせる仕事量も増加
- 久しぶりの出社でも現状をしっかりと把握できるようになった
メールは郵便、チャットはコミュニティ
- なぜChatworkを導入しようと思ったのでしょうか。
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岩崎:私は神田昌典さんのビジネス実践会に入っているのですが、そこでChatworkが使われていたんです。レスポンスも早いし、テーマごとにグループを作って気軽にやり取りできるので、「これはいいな」ということで自分の会社にも去年から本格導入することにしました。
- それまで何かコミュニケーションのツールは使っていらっしゃいましたか。
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岩崎:メールとFacebookメッセンジャーです。それまでほとんどのお客様とはメールでのやり取りでしたが、今はChatworkを使うこともご提案しています。クラウドツール自体がNGだというお客様もいらっしゃるので、その場合はメールになりますが、すでに1割くらいのお客様とはChatworkでやり取りするようになっています。
- メールやFacebookメッセンジャーと比べてChatworkのよいところは何でしょうか。
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岩崎:まず誤送信という概念がないのがいいですね。間違えて送っても後から修正や削除ができます。メールはどちらかといえば郵便ポストの電子版という感覚で、ポストに手紙を入れたらもう戻せません。
一方で、Chatworkは手紙ではなくコミュニティです。特定のグループを作り、メンバーでやり取りするという発想がメールにはないものです。CCやBCCという機能がないのもいいですね。Chatworkだと「BCCにしないといけないのに、CCに入れて送ってしまった」といった、そういうわけのわからない失敗がありませんよね。非常に設計思想がシンプルだと思います。
レスポンスが早くなり、どこからでも仕事の指示が出せる
- 普段はどのような方々とやり取りをされていらっしゃるのでしょうか。
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岩崎:社内でしたら職員への指示出しと、職員からの報告が主な使い方です。コンサル業務がメインなので、日々突発的な仕事が入ることが多く、あまりルーチンワークがありません。ですから私が指示を出す必要があるのですが、外出が多いものですから、外から指示を出せるChatworkはとても便利です。出張先でもスマートフォンから確認できますし、この会社で何が起きているのかが常にわかるのです。
Chatwork(チャットワーク)のスマートフォン(スマホ)での使い方とポイント | ビジネスチャットならChatworkChatwork(チャットワーク)は、スマートフォン(スマホ)版アプリからChatworkにログインすると、PCでChatworkを使う場合と同じようにチャットにアクセスすることができます。スマホ版アプリの使い方と、スマホ版アプリを使うポイントを解説します。また先ほど申し上げたように、一部のクライアントとも連絡に使用しています。たとえば弊社が人事評価制度のコンサルをおこなっているクライアントの場合、職員を全員入れてコンサルティングの進行や日程調整をおこなうグループと、幹部や社長だけを入れてもう少しセンシティブな話をするグループと、2つのグループを作っています。それによって、役職や権限ごとに切りわけて情報を提供できていますね。
- Chatworkを使ってみてよかった点を教えてください。
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岩崎:とにかくレスポンスが早く、どこからでも仕事の指示を出せるのがいいですね。気軽にグループを作ってプロジェクトが開始できますし、職員から報告が上がってくるので仕事の進行具合も常に確認できます。タクシーに乗っている間にプロジェクトチームができあがってしまったこともあるんですよ。
- 具体的に教えていただけますか。
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岩崎:弊社は今、Webサイトをリニューアル中なのですが、大阪出張のときにそれを知人に相談したんです。そのとき「こういうスキルを持った人が必要だね」という話になったのですが、打ち合わせの後、私がタクシーに乗っている間にもう知人が必要なスキルを持った人たちを集めてグループを作っていたのです。「岩崎さんの会社がWebサイトを作るのでご協力お願いします」みたいな感じで、あっという間にプロジェクトが始まりました。
- ものすごいスピード感ですね。
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岩崎:これはChatworkならではだな、と思いましたね。それから、グループ全体を見渡すことでプロジェクトの全容が把握できるのもいいですね。メールはログが見づらいですし、Facebookメッセンジャーだと途中から追加したメンバーがログを追えないですよね。Chatworkは途中から追加されたメンバーでも履歴が見えますし、逆に抜けると見えなくしてくれる。職員が辞めたときなどはアカウントを削除するだけで履歴が全部見えない状態にしてくれるので、セキュリティ面での安心感があります。チャットツールの中でも特にビジネスに向いているツールなんじゃないでしょうか。
Chatwork(チャットワーク)のセキュリティ内容とセキュリティを高める方法 | ビジネスチャットならChatworkChatwork(チャットワーク)は、セキュリティを最大限に強化したビジネスチャットです。高度なセキュリティ基準であるISMSに則ってデータを管理しているだけではなく、ユーザー自身がセキュリティを高められる機能も搭載しています。
社内コミュニケーションが改善し、業務が効率化
- 社内のコミュニケーションについて変化はありましたか。
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岩崎:圧倒的にコミュニケーションが増えました。職員に毎日メールを何通も送るのって心理的にちょっと重いんですよ。Chatworkだとタイムラインなので、サクサクやり取りできます。タイムラインだと一連のやり取りが見やすいので、この用事が私に向けて飛んできたんだなということもわかりやすいのです。
- 業務が効率化したという印象はありますか。
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岩崎:職員がこなせるタスクの量は増えたと思います。また、弊社はフルタイムで働く職員以外にも、週2や週3で出勤する職員もいます。そうした職員が何日かぶりに出社した際、Chatworkならタイムラインを追えばプロジェクトの状況がわかるので、流れに追いつけないということがないんです。私自身も会社にいなくても状況が把握できるのは助かりますね。
- そう考えると士業の方にはChatworkは向いているのでしょうか。
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岩崎:そうですね。士業、特にコンサル業務はChatworkで格段に楽になるでしょう。
BOXとの併用でファイルのやり取りがさらにスムーズに
- Chatworkを使用する前は想定していなかったメリットなどはありますか。
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岩崎:今はクラウドストレージのBoxと併用していて、ファイルを共有するときはBoxのURLをChatworkに貼ることにしています。BoxはファイルのURLが基本的に変わらないので、Chatworkでやり取りしてファイルの内容を修正したりしても、同じURLのまま最新の状態に保たれるのがいいですね。
- Chatworkの運用ルールなどはありますか。
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岩崎:これから作っていこうかなと思っています。たとえばお客様に送るメールなども、私が一通り見るようにしていますので、そのメール文章を貼るためのグループを作ろうかなとか。今後は日報や各種申請などにも活用していきたいですね。
- これからChatworkの導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
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岩崎:連絡やコミュニケーションのツールはメールしかないという固定観念がある方に、Chatworkのような全体を見通せる便利なツールがあるんだってことをお伝えしたいですね。使用するのに不安があるかもしれませんが、まずは使ってみるのが大事です。不特定多数とつながるツールではないので、心配はいりません。これからビジネスではメールはなくなって、こうしたチャットツールが中心になると仰っている専門家もいるくらいですからね。
- 業種
- 利用規模
- 目的・効果