IT企業の法律問題に詳しい弁護士

弁護士の藤井さんについて教えてください。

藤井 : IT企業の法律問題に詳しい弁護士です。チャットワークは2012年4月に導入し、9月に有料プランに変更しました。チャットワークは、事務所ではパソコン、移動中はiPhone、外出中で入力が多い時はiPadで利用しています。

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ITに強い弁護士

気軽に聞けて、理解が深まり、記録に残る最強の相談ツール

法律相談をチャットワークでおこなうことは、会社にとってどのようなメリットがありますか?その理由も教えてください。

藤井 : 契約書や利用規約の内容を、ご自身がしっかりと理解できるようになり、ビジネスの現場で法律知識を活かせるようになります。私の顧問先では、チャットワーク導入企業と、面談やメール相談のみの企業を比べると、契約書や利用規約の理解度は、明らかに前者が上です。ビジネスの現場でパッと意思決定が必要な時に、いちいち弁護士に聞いてられません。また、中小企業はスピードが第一です。そう考えると、何かあった時に、「契約書のこの条文を使えばいいんだ」「相手方は利用規約のこの条文に違反しているんだ」ということが現場レベルで分かれば、自社を守る武器である契約書を使いこなせます。

逆に、内容を十分理解していないと、せっかく優利な条件で契約書を作っても活用できません。トラブルが起こった時に、どの条文が適用できるのか、どの条文をもとに反論できるのかが分からないと、宝の持ち腐れです。どんなに強い武器を持っていても使い方がわからなかったら何の意味も無いわけです。弁護士は、契約書や利用規約の内容をお客様に解説するのは大変なので、解説を諦めて「これで何かあったら聞いて」というふうに投げる方も多いとは思いますが、現場がある程度、契約書の使い方を把握しておかないと、使い勝手が悪くなります。

藤井弁護士にチャットワークで相談している会社は、ビジネスの現場で法律知識をどのように活かしていますか?

藤井 : 秘密保持契約書(略称NDA。取引において共有した情報を漏らしてはいけないという契約)に関する事例をお話しします。あるお客様が、新規取引の時に取引先から、「これにサインをお願いします」と、秘密保持契約書をぽんと渡されました。その秘密保持契約書には、「違約金条項」という、秘密を漏らした場合のものすごく高い違約金ペナルティの条項がありました。

私は、お客様の秘密保持契約書を作る際、情報を受け取る側の時は、漏れた場合に賠償義務があると大変なので、なるべく賠償義務は外しましょう。提供する場合は賠償義務を求めましょう、とアドバイスしています。このことを知っていたお客様は、違約金条項があることにすぐに気付き、「すぐに署名はできないので、持ち帰って検討します」と言うことができ、私と相談の上、違約金条項を削るよう取引先にお願いできました。

もしあの時、この法律知識を知らなかったら、「取引するために秘密保持契約を結ばないとなあ」という素朴な考えでサインをしてしまい、結果的に恐ろしい賠償義務を背負うことになっていました。それを回避できたのは、チャットワークで日々契約書のチェックや解説をおこなっていたことで、お客様自身の契約書に対する理解度が上がって、現場レベルで「この契約書はOKなのか危ないのか」という判断ができるようになっていたからです。

目の前の契約書がOKなのか、危ないのか、その場で判断できれば強いのですね。

藤井 : そうです。正確に分からなくてもいいのですが、勘所として「これはOKだな、これはマズそうだな、弁護士に相談しよう」というところを判断できれば良くて、それだけでも意味があります。分からずにサインしてしまい、後でリスクに気づくパターンが、一番危ないです。

チャットワークで相談ということですが、実際の相談はどのようにおこなわれるのですか?

藤井 : 私の方で作成した契約書や、お客様が取引先から示された契約書のWord・PDFファイルを、まずはチャットワークにアップします。「作成した契約書を解説します」と私からコメントしたり、「この契約書をチェックしてください」とお客様からコメントがあり、その後、条文を1つずつチャットに貼り付けて、内容を解説したり、問題点を分析します。解説する中で、わかりにくい点や、ビジネスとずれがある部分は調整しますし、問題点を指摘すると、「なるほど!確かにそう書いてありますねえ!」と反応があり、修正案を協議したりします。これを繰り返すことで、お客様の法律知識が、急速に深まります。

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チャットワークを活用した法律相談の様子。藤井弁護士と顧問契約を結んでいるアトムエンジニアリング社との会話より
チャットワークだと、面談やメール相談に比べどのような点が優れていますか?

藤井 : 気軽に弁護士に相談できるようになること、法律知識を短時間で深く理解できること、相談に手間と時間がかからないこと、記録に残ることです。結果、ビジネスの現場で法律知識を活かせるようになります。

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藤井 : 法律用語は難しいので、面談では議事録を作らないと、事務所に帰るころには相談内容を忘れていることがありますが、チャットワークでは、グループで情報を共有するので、忘れないばかりか、議事録としても残ります。これがメールだと、長い文章になってしまいます。契約書のファイルが送られてきてチェックして、「2ページ目の○○ですが・・・、次に☓☓ですが・・・」と、メールの中でまとめてコメントするという具合です。お客様はこれを見て「う〜〜〜ん?分かるような、分からないような・・・」という感じになります。質問するのも一苦労です。

これに対しチャットワークは、問題の個所のみを引用して、1つずつリアルタイムにやり取りできます。感覚ベースでは、同じことを伝える時に、メールはチャットワークの3〜5倍ぐらいの手間がかかります。一度のメールで、全項目に対して書かないといけないので、書く優先順位を考えたり、綺麗にレイアウトもしないといけません。これらが面倒です。チャットワークだったら本当にもう、1つ1つの条文について順番にチャットするだけで終わります。だから、言うことは同じでも、お客様の理解度は全然違ってきます。

わずか3か月で法律知識を高め、ビジネスに活かす栃木の会社

IT弁護士.COMにはチャットワークを活用している顧問先の声がありますね。

藤井 : はい。株式会社アトムエンジニアリングの片岡社長と赤羽部長のお話を掲載しています。栃木県・宇都宮市のIT企業で、顧問先の中でもチャットワークによる法律相談に初めて本格的に取り組んだ会社です。初めは「えー!チャットで法律相談?」と驚かれていたのに、担当の赤羽部長はわずか3か月でチャットワークも法律知識も使いこなすようになりました。どんどんチャットを繰り返す中で、赤羽部長の契約書や法律に対する理解度が深まっているのが分かり、質問も鋭くなっていきました。契約書のチェックもご自分でかなりの程度でやられるようになりました。

これがメールだと往復するのに時間がかかるので、コンタクトの質も量も頻度も少なくて、レベルアップに時間がかかったと思いますが、チャットであるがゆえに、極めて短期間にぐぐっと担当の方のレベルアップができました。

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顧問先は、わずか3ヶ月で法律知識を活用できるようになった

アトムエンジニアリング 片岡社長・赤羽部長のコメントより

片岡社長 : 「宇都宮と横浜っていうのがあっても、あまり関係ありません。(チャットを)やってみると、目的が明確になっていて、そこに関連する人を増やしていくというのは、情報の共有化もできるし良いですね。」

赤羽部長 : (面談に比べ)「実務上、かえってチャットで良かったと思います。というのは、社内の関係者に説明する時にも同じように伝えられるし、自分の時間で進められるし、最近慣れてきましたし、本当によかったなって思います。」

チャットワークでのやりとりが議事録になるのは、顧問先にとってはメリットですね。

藤井 : そうなんです。担当の方とやり取りした場合は、社長に報告が必要と思いますが、社長にもグループチャットに入ってもらえば、社長はそれを見れば全部分かります。そういう意味では、社長への報告という担当の方の手間暇も無くなりますし、不正確な報告で判断を誤ることもなくなります。また、例えば「秘密保持契約書のポイントは何だったっけ?」と思った時に、過去のチャットを検索すれば、過去の履歴からポイントを再確認できます。だから、皆様チャットワークに対しては好意的で、初めて導入した企業様も「こんな便利なものとは思わなかったです」と言ってくれます。

「チャットワークを使うと、弁護士を使いこなせます!」

弁護士を探している方に向けて一言お願いします。

藤井 : チャットワークは弁護士を使いこなせるようになるツールです。ビジネスを進める時も、ピンチを回避する時も、法律知識を使いこなせるようになります。というのも、チャットがないと、アポを入れて弁護士事務所に相談に行く形になります。面談で疑問が晴れた気がしても、法律用語は小難しくて、会社に戻るころには説明できなくなったりするものです。チャットワークだと文章に残りますので、忘れることはありません。文書化することで、頭も整理されます。「これ先生教えてよ、解説してよ」とオフィスにいながら気軽に聞けます。すぐに返事が返ってくるので、弁護士を使いこなせるようになります。メールも文書に残りますが、一度に全てのボールを投げ、全てのボールを打ち返さなければいけないので、考える手間暇がかかります。だから、契約書や利用規約は、本来、弁護士にきっちり解説してもらうべきところですが、なかなかお願いできないことがあると思います。

これがチャットワークなら、思いついた順番からポンポン聞けますので、弁護士に聞くことに対する抵抗感が下がります。つまり、「気軽に聞ける・理解が深まる・記録が残る・全国どこからでもその分野に強い弁護士に相談できる」というメリットがあります。チャットワークを使った法律相談はおすすめです。

「仕事が早い!」「条文を理解できた」と、顧客満足度が上がる

チャットワークは法律事務所の経営面でどんなメリットがありましたか?

藤井 : まず、面談やメールに比べて顧問先の満足度が上がりました。そのことをホームページに掲載すると、それが私の「強み」になりました。チャットを使って法律相談や契約書のチェックをしている弁護士は殆どいないので、かなり差別化を図れています。「チャットを使っています」というと「えっ!」となりますからね。

「え?」と言いながらもOKしてくれるのですか?

藤井 : OKしてくれます。導入企業の事例を紹介して、「こんな感じで進めています」というと、「なるほど!」となって、OKしてくれます。

なぜお客様の満足度が上がったのでしょうか?

藤井 : 弁護士に気軽に相談できることで、法律知識をビジネスの現場で活かせるようになるからです。従来の面談・相談ですと、お客様からは聞きにくいです。従って、お客様との接触頻度が減り、満足度が下がって、ついには契約が終わってしまいます。これはお互いにとってアンハッピーです。チャットワークを使うと、 お客様が気軽に相談してくれるようになるので、弁護士も顧問料に見合ったサービスを提供できるようになり、結果的にお客様の満足度が上がります。

チャットワーク導入後、わずか1年弱で顧問先が2倍に

お客様の満足度が高まったとありますが、導入後、事業が安定したなど経営的な効果はありましたか?

藤井 : 安定どころか大拡大です!顧問先数が増えています。チャットワークを導入してから、 顧問先が2倍以上になりました。導入から1年弱です。これは凄いですね!

チャットワークを導入すると、なぜ顧問契約が増えるのでしょうか?

藤井 : まず、商品価値が高まるからです。「チャットワークを使う → 質の高いサービスを提供できる→ お客様の満足度が上がる → 宣伝になる(事例として紹介するなど) → 商品価値が上がる → 経営面でプラス(顧問先増)になる」という具合です。弁護士と言えども、商品力がないとこれからは淘汰されますので、商品力を高めようと皆が考えている中で、チャットワークを使うというのは、商品価値を上げる効果的なツールです。また、仕事のスピードが飛躍的に早くなるため、数多くの顧問先に対応できる余裕が出てきます。

面談・メールに比べ、同じ時間で3倍の仕事ができる

藤井弁護士のお仕事はどのぐらい早くなりましたか?

藤井 : 感覚ベースで3倍以上は間違いないですね。面談では、「面談前の準備・面談時に1時間きっちり拘束・議事録が残らないので別途報告メールを送る」などをすると、これだけで2時間以上はかかります。チャットワークだと、2時間もあれば5社ぐらいの契約書チェックや法律相談を同時進行でできてしまいます。

なるほど、同じ時間に何社も同時に対応できるのですね。

藤井 : そこです!メールでも同時対応はできますが、面談だとできません。チャットワークなら、面談並みの濃密なコミュニケーションをデスクでできるのです。しかも面談と違って、記録も残ります。議事録も作らなくてよいので「良いとこ取り」です。

全国から集客可能に。事務所・顧問先の場所が関係なくなる

日ごろの相談がチャットワークで十分にできるということは、お客様を全国から募集できますね。

藤井 : 遠くても全く問題ありません。遠い分、相談がチャットワークに一本化されるので、かえってコミュニケーションが取りやすくなる感覚すらあります。横浜近辺のお客様でチャットワークを導入していない会社より、栃木でチャットワークを導入している会社の方が、よりコミュンケーションが取れています。

顧問先・弁護士事務所、双方の経営安定につながるツール

弁護士に気軽に相談できることが価値なのですね。

藤井 : はい。お客様はみな、弁護士に相談したくてもできていないということです。顧問先の赤羽部長は「最初は弁護士さんにこんなこと聞いてもいいのかなあ?と思って聞けなかったのですが、先生が気軽に聞いてくださいというので、チャットをしている中で聞けるようになりました。」とおっしゃっています。これを聞いて「そうか!」と思いました。私はとてもオープンに話しをしているつもりでしたが、弁護士に対して敷居の高さを感じているのだなと理解しました。チャットワークは、このような弁護士への敷居を下げてくれます。

他にもチャットツールはありますが、法律相談にチャットワークが良い理由は?

藤井 : 完全にビジネス向けのツールという点と、説明書を読まなくても直感的に使える点です。画面を見て、とにかく簡単そうだったので、抵抗感なく導入できそうと感じたことが大きいです。顧問先に導入してもらう時に、難しいシステムだったら「えっ!」って二の足踏んじゃいますが、チャットワークは「とりあえず使えばわかりますから」と言えます。お客様もすぐに使いこなしています。チャットワーク以外にも、SkypeやFacebookメッセンジャーというチャットがあり、試してみましたが、どれもこれも使い勝手に満足できませんでした。自分が満足できないものを、お客様にすすめるわけにはいきませんので、導入はしませんでした。

最後に、チャットワークを検討している弁護士事務所経営者の方に一言お願いします。

藤井 : 私は、チャットワーク導入企業をもっと増やしたいと思っています。チャットワークのお陰で、顧問先は法律レベルが上がり、ビジネスの現場で法律知識を活用できるようになりました。その一方で、私も顧問先が1年弱で2倍に増えました。チャットワークは、顧問先・弁護士事務所、双方の経営安定につながるツールです。おすすめします。