法人向けのおすすめオンラインストレージ14選!料金や特徴を徹底比較!

目次

オンラインストレージとは?
オンラインストレージとは、クラウド上でファイルの保存や管理ができるサービスです。ファイル共有や転送、データのバックアップなどが主な機能であり、法人向けのオンラインストレージは多くのファイルを保存できるよう、ストレージ容量が多く確保されています。また、安定して高速通信がおこなえるよう、高性能サーバーや安全性の高いデータセンターを導入しています。動画や画像を含んだ大容量ファイルもスムーズに転送が可能なうえ、保存した機密情報を保護するために様々なセキュリティ対策が講じられていることも特徴の一つです。
法人向けと個人向けの違い
法人向けと個人向けのオンラインストレージの違いとして、ストレージの容量や月額料金の差が挙げられるでしょう。法人向けの場合は、ストレージ容量の上限が多く設定されており、さまざまなプロジェクトに関する資料やデータをファイルにまとめるため、使用するストレージ容量も多くなります。また、動画や画像など、大容量ファイルを共有する機会も頻繁にあり、一回のやりとりで転送可能なファイル容量も大きいので、高速通信を安定して実現するため、高性能サーバーが搭載されています。
さらに、法人向けのオンラインストレージは、セキュリティ対策も充実しています。機密情報を多く保存するため、サイバー攻撃や内部不正への対策が必要となり、二段階認証やデータ暗号化、アクセス制限など、さまざまなセキュリティ機能が標準搭載されていることも特徴です。
これらは、保存したデータに自動バックアップされており、仮に障害が発生しても最短での復元が可能です。一方、個人向けは法人ほどストレージ容量を使用しないため、月額料金が比較的安く設定されているうえ、無料で利用可能なサービスも珍しくありません。
上記をふまえて、予算の確保が厳しい中小企業は、個人向けのオンラインストレージを利用するのも一つの選択肢です。
法人向けのオンラインストレージ14選を比較!料金や特徴を紹介
法人向けに提供されているオンラインストレージを14個紹介します。
無料プランや無料トライアルを利用できるサービスも多く、ミスマッチによる無駄な費用の支払いを避けられます。
1.セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、株式会社kubellストレージが提供するオンラインストレージであり、ユーザビリティに優れている点が特徴です。多数の中小企業から高評価を集めており、導入企業数は8,000社を突破しました。
同サービスは、フリープランが用意されており、コストをかけずに機能性や自社との相性を確認できます。デスクトップアプリをインストールすると、ファイルの編集作業や保存を直接おこなえたり、ドラッグ&ドロップで作業を進められたりするため、操作性に悩まされる心配はいりません。
提供元 | 株式会社kubellストレージ |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | フリー 月額料金:¥0、容量:1GB スタンダード 月額料金:¥25,000、容量:300GB ビジネス 月額料金:¥35,000、容量:500GB エンタープライズ 月額料金:¥48,000、容量:1TB エンタープライズ 月額料金:¥88,000、容量:3TB エンタープライズ 月額料金:¥128,000、容量:5TB エンタープライズ 月額料金:¥178,000、容量:10TB エンタープライズ 月額料金:¥298,000、容量:30TB |
利用可能ID数 | 無料のみ2IDまで、有料版は無制限 |
導入実績 | 8000社以上 |
特徴 | 操作性・サポート体制・料金プラン・専門性に優れ、中小企業を中心に導入実績あり |
URL | 公式サイト |
2.GigaCC ASP
GigaCC ASPは、日本ワムネット株式会社が提供するオンラインストレージです。利便性と安全性を高いレベルで兼ね備えている点が特徴です。大容量ファイルや機密情報を多く含んだデータは、メール送信時と同様の手順内容で転送できます。
事前にファイルをアップロードしたり、アプリのインストールや特別なスキルを用意したりする必要もないので、ITリテラシーを問わず利用できます。ワークフローを設定しておけば、事前に送信するファイルの内容を承認者が確認でき、機密情報漏洩を防ぐことも可能です。
また、承認経路は複数のパターンを自由に設定可能であり、一斉仕分け送信機能を活用すると、大量の請求書データを短時間で送信できる点も特徴の一つです。
さらには、インターネット環境さえ整っていればアクセスができるため、経理担当者は必ずしも出社して業務を進める必要もなく、自由度の高い働き方を実現できるでしょう。
提供元 | 日本ワムネット株式会社 |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | STANDARD 月額料金:¥12,000〜、容量:要問い合わせ、初期費用:¥50,000 ADVANCED 月額料金:¥12,000〜、容量:要問い合わせ、初期費用:¥50,000 PREMIUM 月額料金:¥12,000〜、容量:要問い合わせ、初期費用:¥50,000 |
利用可能ID数 | 最低10ID以上 |
特徴 | 医療・教育現場で導入実績あり。セキュリティに強い |
3.Box
Boxは、株式会社Box Japanが提供するオンラインストレージであり、セキュリティ対策が充実している点が大きな特徴です。どの料金プランを選択しても、ストレージ容量を無制限に利用できることも大きなメリットといえるでしょう。
ファイルの保存または転送する際、AES 256ビット暗号化という、内容の識別が困難な状況を作り、パスワードリスト型攻撃やブルートフォース攻撃の脅威を大幅に軽減することができます。そのほかにも、DLP機能によって、機密情報と特定した情報の位置情報を自動的に検出します。機密情報の外部送信や持ち出しを試みたユーザーにアラートを発し、操作をキャンセルすることで、内部不正や不正アクセスによる機密情報漏洩の防止が可能です。
提供元 | 株式会社Box Japan |
---|---|
国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | Individual 月額料金:¥0、容量:10GB Personal Pro 月額料金:¥1,320、容量:100GB Business Starter 月額料金:¥605、容量:100GB Business 月額料金:¥1,980、容量:無制限 Business Plus 月額料金:¥3,300、容量:無制限 Enterprise 月額料金:¥4,620、容量:無制限 Enterprise Plus 月額料金:¥6,600、容量:無制限 |
利用可能ID数 | 法人向けプランは最低3ID以上 |
特徴 | アメリカのbox社が提供。容量・人数が無制限、セキュリティの高さが評判 |
4.Bizストレージ ファイルシェア
Bizストレージ ファイルシェアは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供するオンラインストレージです。最大2GBの大容量ファイルを送信できるため、動画や画像、ログデータのやりとりをスムーズに進められます。
また、ファイルのアップロードはドラッグ&ドロップで完了するため、操作に特別なスキルは必要ありません。相手へ送信したURLを無効化する機能も搭載しており、送信取消しによって添付したURLは無効化されるので、データファイルへのアクセスができない点も、Bizストレージ ファイルシェアの特徴といえるでしょう。
提供元 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | 1GByte 月額料金:¥15,000、容量:1GB、初期費用:¥20,000 2GByte 月額料金:¥26,000、容量:2GB、初期費用:¥20,000 3GByte 月額料金:¥39,000、容量:3GB、初期費用:¥20,000 4GByte 月額料金:¥52,000、容量:4GB、初期費用:¥20,000 10GByte 月額料金:¥65,000、容量:10GB、初期費用:¥20,000 100GByte 月額料金:¥95,000、容量:100GB、初期費用:¥20,000 500GByte 月額料金:¥150,000、容量:500GB、初期費用:¥20,000 1TByte 月額料金:¥200,000、容量:1TB、初期費用:¥20,000 |
利用可能ID数 | 1~10,000ID、プランにより上限が異なる |
特徴 | NTTコミュニケーションズが提供するサービス |
5.Google Drive(Google One)
Google One は、Googleアカウントがあれば誰でも利用可能なオンラインストレージサービスで、Googleドライブ・Gmail・Googleフォトの保存容量を統合的に拡張できます。有料では100GB〜2TB以上のプランがあり、最大5人まで容量を共有でき、家族間での共同利用が可能です。
さらに最近では生成AI「Gemini」のプレミアム機能が搭載された「AIプレミアム」プランも選択でき、ストレージだけでないユーザー体験価値が備わっています。
提供元 | グーグル合同会社 |
---|---|
国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金・容量課金 |
容量・料金 | 無料 月額料金:¥0、容量:15GB ベーシック 月額料金:¥290、容量:100GB プレミアム 月額料金:¥1,450、容量:2TB Google AI Pro 月額料金:¥2,900、容量:2TB |
利用可能ID数 | 1IDから利用可能 |
特徴 | Googleアカウントを持っていればすぐに利用可能 |
6.Dropbox
Dropboxは、Dropbox Japan株式会社が提供するオンラインストレージです。全世界で7億人のユーザーが利用しており、Fortune500に選出された企業の56%が導入しています。
最も安いStandardプランを選んでも5TBまで利用できるため、ストレージ容量の上限を過度に気にする心配はいりません。また、最大100GBの大容量ファイルも1度に転送が可能なので、リアルタイムでの情報共有を実現できます。
さらには、転送するファイルには有効期限を設定したURLやパスワードを添付でき、第三者によるデータの改ざんを防げます。スクリーンショットやGIF、動画の転送によって、効果的な情報発信が可能になるので、長文のメールを何度も送信する必要はありません。
提供元 | Dropbox Japan株式会社 |
---|---|
国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | Basic 月額料金:¥0、容量:2GB Plus 月額料金:¥1,500、容量:2TB Professional 月額料金:¥2,400、容量:3TB Standard 月額料金:¥1,800、容量:5TB Advanced 月額料金:¥2,880、容量:15TB Enterprise 月額料金:要問合せ、容量:要問合せ |
利用可能ID数 | 法人向けプランは最低3ID以上 |
特徴 | オンラインストレージの先駆者的存在。法人利用向けにアップグレード |
7.KDDIファイルストレージ
KDDIファイルストレージは、KDDI株式会社が提供するオンラインストレージです。ワンタイム共有や共有フォルダの設定によって、アカウント未発行のユーザーともデータを共有できます。
また、アクセス回数やパスワードの有効期限を設けておけば、不正アクセスによる情報盗取を防ぐことが可能です。保存したファイルはバージョン管理によって、3世代まで管理が可能であり、不要なファイルは指定した日付を過ぎた段階で、自動的に削除されるので、ストレージ容量を無駄に消費する心配はいりません。
提供元 | KDDI株式会社 |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | ID課金・容量課金 |
容量・料金 | ID単位コース 月額料金:¥330、容量:10GB 容量単位コース 10GBプラン 月額料金:¥76,780、容量:10GB 容量単位コース 100GBプラン 月額料金:¥198,000、容量:100GB 容量単位コース 1TBプラン 月額料金:¥660,000、容量:1TB |
利用可能ID数 | 1~5,000ID、プランにより上限が異なる |
特徴 | KDDI提供でネットワーク品質・国内保守に強み。法人利用に安心感がある |
8.iCloud
iCloudは、Apple製品に標準搭載されているクラウドサービスで、写真や書類、アプリのデータなどを自動で保存・同期できるのが特徴です。
無料で5GBのストレージが付与され、より多くの容量が必要な場合は「iCloud+」へのアップグレードが可能。200GB以上のプランでは家族との容量共有もでき、各メンバーのデータは独立して管理されるためプライバシーも安心です。
Wi-Fi接続中かつ充電中のタイミングで自動バックアップが実行されるなど、Appleユーザーの利用習慣に溶け込む使いやすさが魅力です。
提供元 | Apple Inc. |
---|---|
国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | iCloud 月額料金:¥0、容量:5GB iCloud+ 月額¥150 月額料金:¥150、容量:50GB iCloud+ 月額¥450 月額料金:¥450、容量:200GB iCloud+ 月額¥1,500 月額料金:¥1,500、容量:2TB iCloud+ 月額¥4,500 月額料金:¥4,500、容量:6TB iCloud+ 月額¥9,000 月額料金:¥9,000、容量:12TB |
利用可能ID数 | 1IDのみ |
特徴 | Apple製品との連携に優れ、写真や動画の自動保存が可能。Appleユーザーに最適 |
9.DirectCloud
DirectCloudは、株式会社ダイレクトクラウドが法人向けに提供する日本製のクラウドストレージサービスです。初期費用はかからず、利用可能人数は無制限で利用できるため、費用を抑えて導入できます。
DirectCloudへアップロードされたファイルは、「ウイルスチェック」「通信の暗号化」「保管時のデータ暗号化」などのセキュリティ対策が行われます。「デバイス認証」「IPアドレス制限」などのアクセス制御にも対応しており、セキュリティ体制が整っているサービスです。
また、「ユーザーID管理」や「ストレージ管理」など、ファイル共有管理者の業務負担を軽減する管理者機能も魅力的です。
提供元 | 株式会社ダイレクトクラウド |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | スタンダード 月額料金:¥36,000、容量:500GB アドバンスド 月額料金:¥60,000、容量:1TB ビジネス 月額料金:¥108,000、容量:4TB プレミアム 月額料金:¥216,000、容量:12TB エンタープライズ 月額料金:¥360,000、容量:35TB Enterprise Plus 50 月額料金:¥600,000、容量:50TB Enterprise Plus 100 月額料金:¥1,000,000、容量:100TB |
利用可能ID数 | 無制限 |
特徴 | 中小企業からエンタープライズまで幅広いニーズに対応した国産オンラインストレージ |
10.Everidays
Everidaysは、600社以上の民間企業や官公庁に導入されている、国産のクラウドストレージサービスです。
直感的に使えるデザインと、日本企業の業務スタイルに寄り添った設計で、初めての導入でもスムーズに活用できます。端末にファイルを同期せずに利用できるため、情報セキュリティ観点も安全に運用可能。
ワークスペース単位での共有管理や、Slack・Chatworkなどの各種コミュニケーションツールとの連携による通知機能も備えており、複数チームでの共同作業にも最適です。コラボレーションを重視する企業におすすめのサービスです。
提供元 | 株式会社yett |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | スターター 月額料金:¥10,890、容量:200GB プロフェッショナル 月額料金:¥25,080、容量:1TB プロフェッショナル 月額料金:¥43,560、容量:2TB |
利用可能ID数 | 無制限 |
特徴 | 大人数でもコスト効率よく利用できるのが魅力の国産オンラインストレージ |
11.使えるファイル箱
使えるファイル箱は、ユーザー数無制限で利用できる柔軟なライセンス体系や、最大999世代までのファイル復元機能を備えた国産クラウドストレージです。
アクセス制限や共有リンクの細かな設定にも対応しており、セキュリティ面にも配慮。必要に応じて容量の追加もできるため、事業規模や運用スタイルに合わせた使い方が可能です。コストを抑えつつも、安全性と使いやすさを重視したい中小企業に適したサービスです。
提供元 | 使えるねっと株式会社 |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | スタンダード 月額料金:¥23,200、容量:1TB アドバンス 月額料金:¥66,000、容量:3TB |
利用可能ID数 | 無制限 |
特徴 | 簡単操作で導入しやすい。ファイル転送感覚で使える |
12.Smooth File
Smooth Fileは、株式会社CYLLENGEが提供する法人向けサービスです。
総務省による「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度」に認定されており、企業から行政・自治体まで幅広い業種で1,000社以上の導入実績があります。無制限で利用できるプランもあり、こちらを選択した場合はどれだけアカウント数が増えても課金がありません。したがって、大規模で運用したい場合など、ユーザーが多い企業に向いているでしょう。
また日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語にも対応しているので、グローバルに事業展開している企業にもおすすめです。
提供元 | 株式会社CYLLENGE |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | 100GBプラン 月額料金:¥11,000、容量:100GB、初期費用:¥0 500GBプラン 月額料金:¥33,000、容量:500GB、初期費用:¥55,000 1TBプラン 月額料金:¥55,000、容量:1TB、初期費用:¥110,000 2TBプラン 月額料金:¥82,500、容量:2TB、初期費用:¥110,000 3TBプラン 月額料金:¥99,000、容量:3TB、初期費用:¥110,000 5TBプラン 月額料金:¥137,500、容量:5TB、初期費用:¥110,000 10TBプラン 月額料金:¥198,000、容量:10TB、初期費用:¥110,000 30TBプラン 月額料金:¥280,500、容量:30TB、初期費用:¥110,000 |
利用可能ID数 | 100GBプランのみ1~10ID、それ以外は無制限 |
特徴 | 総務省による「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度」に認定された実績あり |
13.Fleekdrive
Fleekdriveは、株式会社Fleekdriveが提供する、法人向けに特化した日本製オンラインストレージです。
高度なセキュリティのもと、テレワークや海外拠点で働く社員とのファイル共有や共同編集を可能とし、業務の効率化をサポートしています。
テレワークを導入している企業やグローバル展開をしている企業におすすめです。
提供元 | 株式会社Fleekdrive |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | Team 月額料金:¥600、容量:10GB Business 月額料金:¥1,800、容量:200GB Business plus 月額料金:¥2,000、容量:200GB |
利用可能ID数 | 最低10ID以上 |
特徴 | Salesforce連携で営業・顧客管理に強みを発揮 |
14.Fileforce
Fileforceは、ファイルフォース株式会社が提供する日本製のオンラインストレージです。大企業を中心とした2,000社以上に導入実績があります。
社内のファイルサーバーと同じような感覚で利用できる「Fileforce Drive」や、オンライン編集や全文検索に対応している「Fileforce Web」など、さまざまなインターフェースが用意されています。例えば「Fileforce Drive」ならば、エクスプローラーから使用できるため、パソコン上で既存の共有フォルダを扱う感覚でオンラインストレージを利用できます。
新たに操作方法を覚える必要がなく、普段パソコンを使い慣れている人ならばすぐに馴染めるでしょう。
ユーザーの使い勝手に合わせてインターフェースの使い分けができる点が便利です。
提供元 | ファイルフォース株式会社 |
---|---|
国 | 日本 |
課金タイプ | ID課金・容量課金 |
容量・料金 | Small Business 月額料金:¥990、容量:100GB Unlimited-1 月額料金:¥60,000、容量:1TB Unlimited-3 月額料金:¥108,000、容量:3TB Unlimited-10 月額料金:¥216,000、容量:10TB Unlimited-30 月額料金:¥360,000、容量:30TB |
利用可能ID数 | ID課金プランは10IDまで、データ容量課金プランは5,000IDまで |
特徴 | ファイルフォース株式会社が提供する日本製のオンラインストレージ。大企業を中心とした導入実績あり |
自社に合ったオンラインストレージサービスの選び方
自社に合ったオンラインストレージサービスの選び方として、どのように選定作業を進めるべきか、わからない方もいるでしょう。ここでは、以下4つのポイントを紹介していきます。
操作や機能から選ぶ
自社に合ったオンラインストレージサービスの選び方は、ファイル管理以外の機能が必要かを明確にしておくことが重要です。ファイル共有やデータの保管、バージョン管理などが、オンラインストレージに搭載されている基本的な機能ですが、それ以外の機能はベンダーによって搭載されているかどうかが異なります。
たとえば、多くの外部アプリやシステムと連携できれば、API連携によって機能を追加でき、システム全体のユーザビリティを高められるでしょう。
オンラインストレージは、組織に所属する従業員の多くが利用するツールであり、ユーザーインターフェースに優れているかどうかも、重要なポイントになってきます。データのアップロードやファイル転送など、一つひとつの作業工程が複雑なツールを選んだ場合、かえって作業効率が悪化してしまうので、ITスキルの高さを問わず、直感的な操作ができるサービスを選ぶようにしましょう。
料金体系から選ぶ
従業員規模や予算に合ったサービスを選ぶことが重要です。初期費用や月額費用の設定は、サービスを提供する企業によって異なります。初期費用を無料と設定する企業は多いですが、自社の求める機能を実装している保証はありません。また、月額費用はストレージ容量やユーザー数に応じて変動するケースが一般的であり、月額契約であれば料金プランを柔軟に変更できます。しかし、多機能かつ高額のプランを最初から選んでしまうと、自社の課題とのミスマッチにもつながりかねません。そのため、運用当初は少ない容量やユーザー数のプランを選択することによって、必要以上の費用を支払う事態を避けられるでしょう。
無料プランの有無から選ぶ
無料プランまたは無料トライアルが利用できるサービスを選びましょう。無料プランまたは無料トライアルが用意されていれば、1ヶ月前後無料でオンラインストレージを利用できます。
コストをかけずに機能性やユーザーインターフェース、サポートの充実度などを導入前に確認できるため、自社の要望を満たせなかったとしても、コストは投じておらず大きなダメージにはなりません。
このように、自社に合ったサービスか見極めるためにも、無料プランや無料トライアルを利用してから、有料プランへ移行しましょう。
ストレージ容量から選ぶ
今後のデータ使用量増加も計算し、使用するストレージ容量の目安を付けておくことが重要です。ストレージ容量を低く見積もってしまうと容量の上限を気にするようになり、データが正しく保存されなくなる可能性が生じます。
クラウド型であれば比較的簡単に容量を拡張できますが、今までよりも月額費用が高くなります。このことから、ユーザビリティ低下や費用増大を防ぐため、ストレージ容量を多めに見積もっておきましょう。
また、動画や画像を含んだ大容量ファイルを扱うケースが多い場合、1度に転送できるデータ容量を確認しておくことも重要です。上限容量が大きければ、データのアップロードや共有をスムーズに進められます。
セキュリティ対策から選ぶ
セキュリティ対策が充実したサービスを選ぶことが重要です。オンラインストレージには、製品データや技術資料など、多くの機密情報を抱えていることから、第三者からターゲットにされる可能性が高まるため、安全性に優れたサービスを選ばなければなりません。
仮にセキュリティレベルが低いサービスを選んだ場合、機密情報漏洩の可能性が高まるだけでなく、社会的信用低下やイメージダウンは避けられないでしょう。こういったトラブルも、二段階認証や端末管理、アクセス権限などを搭載していれば、不正アクセスによる情報漏洩を防げます。
法人向けオンラインストレージサービスのメリット
法人向けオンラインストレージサービスのメリットは以下の3点です。
- ファイルを一元管理できる
- ファイルを共有しやすい
- 無駄な工数を削減できる
ファイルの一元管理によって、拠点ごとにデータやファイルを管理する必要がなくなるうえ、最小限の手間でサービスを利用できるため、無駄な工数や手間を削減できます。
ファイルを一元管理できる
法人向けオンラインストレージを利用するメリットは、業務で必要なファイルを一元管理できる点です。従来は複数の拠点を展開している場合、拠点ごとにファイルを管理しており、ナレッジやデータを社内で展開する際にはメールやFAXで通知しなければならず、多くの工数がかかっていました。
しかし、オンラインストレージの導入によって、組織で使う業務データやファイルの一元管理が可能になり、ファイルの閲覧や共有にかかる工数を大幅に削減できるため、スムーズな情報共有につながります。
また、多くのストレージ容量を利用できるサービスが多く、容量確保のために定期的なファイル削除をする必要がありません。
ファイルを共有しやすい
オンラインストレージにはユーザーがストレスフリーで利用できるよう、高性能サーバーが搭載されています。高速通信が安定して望めるだけでなく、動画や画像が入った大容量ファイルも短時間で転送できる点が特徴です。ファイルを受け取った相手はURLから簡単にアクセスが可能であり、リンクの有効期限やパスワードを設定しておけば、第三者による情報の改ざんを防げます。
また、インターネット環境があるところならどこでも、端末を問わずアクセスすることが可能です。外出中にスマートフォンから過去のデータや資料を確認して商談の準備を進めたり、スマートフォンで撮影した資料もアップロードしたりできるので、業務の効率化にもつながるでしょう。
無駄な工数を削減できる
オンラインストレージは、クラウド上でファイルの保存や管理ができるサービスなので、導入の際にサーバーやネットワーク機器の調達など、インフラ環境の構築は必要ありません。メンテナンスやアップデート、障害復旧作業もベンダーに一任できるため、ランニングコストの大幅な削減にもつながるでしょう。また、オンラインストレージに保存されたデータは、データセンターへ自動でバックアップされるので、自然災害やサイバー攻撃に備えて、手動でバックアップデータを取得しておく必要もありません。
法人向けオンラインストレージサービスのデメリット
法人向けオンラインストレージサービスのデメリットにはなにがあるのでしょうか。法人向けオンラインストレージサービスを導入すると、スムーズなデータ共有や無駄な工数の軽減など、さまざまなメリットが得られます。しかし、メリットばかりではなく、デメリットが生じることを認識しておきましょう。
データ破損の恐れがある
データの自動同期によって、正しい内容のデータが保存されなくなる可能性が生じます。特に複数人で作業を進める場合、チームメンバーが書いた内容が保存され、自身が記載していた内容が正しく反映されません。
そうなってしまうと、思うように作業を進められないことから作業効率が低下したり、ファイルの内容を頻繁に更新するため、速度遅延や通信障害を招いたりする可能性が発生します。このことから、業務への影響を防ぐため、アクセス権限を細かく設定できるサービスを選びましょう。
また、複数人が同じファイルを開いた場合のルールを決めておくことや、データの信頼性を確保するため、非同期型のオンラインストレージサービスを選ぶのも一つの選択肢となります。
トラブル時の対応に時間がかかる
サーバーダウンや通信障害が発生した場合、復旧するまでオンラインストレージを利用できないといったデメリットがあります。不具合の原因がわからないと復旧までに時間がかかる可能性も否めません。このように、オンラインストレージは自社で復旧対応をする必要がない半面、ベンダーへの依存度が高くなる点がデメリットとなります。そのため、万が一のトラブル発生時のことも含めて事前に障害発生時の対応をベンダーに確認しておきましょう。
また、24時間監視サポートが望めるサービスを選ぶと、夜間や休日にトラブルが発生した場合も素早い対応が望めます。
オンラインストレージサービスはファイルの管理や共有におすすめ
法人向けオンラインストレージサービスを導入するメリットは、無駄な工数を削減できる点です。保存したデータは自動的にバックアップされるため、手動で作業をせずにデータ消失のリスクを最小化できます。メンテナンスやアップデートも自社で対応する必要もなく、障害が起きてもベンダーへ対応を一任できるため、システム管理者の業務負担の軽減にもつながるでしょう。また、ファイルの共有がしやすくなり、業務効率化やコミュニケーションの活性化も期待できます。
ただし、初めて法人向けオンラインストレージサービスを導入する場合、どのように選定作業を進めるべきか、わからない方もいるでしょう。この記事で紹介した選び方やおすすめのサービスを参考に、自社に合ったサービスを見つけてください。