動画共有・保存におすすめのオンラインストレージを比較!選び方や活用するメリット

目次

オンラインストレージとは?
オンラインストレージとは、インターネット上で画像や文書、動画などのファイルを保存できるサービスのことです。アカウントを作成すれば、指定された容量の範囲内でファイルのアップロードやダウンロードを行うことが可能です。また、インターネット環境があれば、場所や端末を問わずアクセスできる利便性もオンラインストレージの特徴といえます。
【無料】動画共有・保存におすすめのオンラインストレージ9選
個人や小規模なビジネスでの利用の場合は、無料で使えるオンラインストレージがおすすめです。また、将来的に容量やユーザー数を追加する予定がある場合も、まずは無料プランで操作性や使用感を確認しておくと安心でしょう。
ここでは、無料で使える動画共有・保存に最適なオンラインストレージを9つ紹介します。
1.セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、セキュリティ対策が充実している法人向けのオンラインストレージで、中小企業をはじめ広く利用されています。Chatworkユーザー向けのお得なプランをはじめ、リーズナブルな料金設定が特徴となっているため、コストをおさえて利用したい方にぴったりのサービスです。
提供元 | 株式会社kubellストレージ |
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国 | 日本 |
課金タイプ | データ容量課金 |
容量・料金 | フリー 月額料金:¥0、容量:1GB スタンダード 月額料金:¥25,000、容量:300GB ビジネス 月額料金:¥35,000、容量:500GB エンタープライズ 月額料金:¥48,000、容量:1TB エンタープライズ 月額料金:¥88,000、容量:3TB エンタープライズ 月額料金:¥128,000、容量:5TB エンタープライズ 月額料金:¥178,000、容量:10TB エンタープライズ 月額料金:¥298,000、容量:30TB |
利用可能ID数 | 無料のみ2IDまで、有料版は無制限 |
導入実績 | 8000社以上 |
特徴 | 操作性・サポート体制・料金プラン・専門性に優れ、中小企業を中心に導入実績あり |
URL | 公式サイト |
2.iClound
iCloudは、Appleが提供しているオンラインストレージです。iCloudに保存した動画や画像、音楽などのファイルは、同じiCloudアカウントで設定しているiPhoneやiPad、Mac、Windowsパソコンなどの端末と共有できます。プランのアップグレードが簡単にできるのも特徴といえるでしょう。
提供元 | Apple Inc. |
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国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | iCloud 月額料金:¥0、容量:5GB iCloud+ 月額¥150 月額料金:¥150、容量:50GB iCloud+ 月額¥450 月額料金:¥450、容量:200GB iCloud+ 月額¥1,500 月額料金:¥1,500、容量:2TB iCloud+ 月額¥4,500 月額料金:¥4,500、容量:6TB iCloud+ 月額¥9,000 月額料金:¥9,000、容量:12TB |
利用可能ID数 | 1IDのみ |
特徴 | Apple製品との連携に優れ、写真や動画の自動保存が可能。Appleユーザーに最適 |
3.Googleドライブ
Googleドライブは、Googleが提供しているオンラインストレージです。グループウェアであるGoogle Workspaceに含まれるサービスの一つで、パソコンやスマートフォン、タブレットなどさまざまな端末からファイルの保存・共有・共同編集ができます。Google検索と同じ高度な検索機能が組み込まれており、目的のファイルをスムーズに探し出せるため、大量のファイルを保存する場合でも使いやすいでしょう。
提供元 | グーグル合同会社 |
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国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金・容量課金 |
容量・料金 | 無料 月額料金:¥0、容量:15GB ベーシック 月額料金:¥290、容量:100GB プレミアム 月額料金:¥1,450、容量:2TB Google AI Pro 月額料金:¥2,900、容量:2TB |
利用可能ID数 | 1IDから利用可能 |
特徴 | Googleアカウントを持っていればすぐに利用可能 |
4.InfiniCLOUD
InfiniCLOUD(旧名:TeraCLOUD)は、無料で20GBの容量が使用できる国産のオンラインストレージです。動画などの大容量データファイルもアップロード可能で、高速で快適なデータ転送を実現しています。
日本語でのサポートが受けられるため、安心して利用できます。サーバーは耐震やセキュリティなどの基準をクリアした日本国内のデータセンターに設置されており、万が一の事態にも迅速な対応が可能です。
提供元 | InfiniCloud株式会社 |
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国 | 日本 |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | 無料 月額料金:¥0、容量:20GB 有料 300GB 月額料金:¥880、容量:300GB 有料 3TB 月額料金:¥1,320、容量:3TB 有料 10TB 月額料金:¥4,400、容量:10TB |
利用可能ID数 | 1IDのみ |
特徴 | 無料アカウントでも20GBの容量が利用できる |
5.MEGA
MEGAは無料でも20GBが利用可能と、圧倒的な容量が魅力のオンラインストレージです。データのアップロードや共有だけでなく、チャットやビデオ通話、グループ通話ができるため、別々のツールなどを使わずにMEGAでやりとりを完結させることが可能です。ファイルのアップロード・ダウンロード、チャット、ビデオ通話はすべて暗号化されるため、プライバシーが保護された状態で利用できます。
ただし、料金に関してはユーロ換算となるため、月額料金が変動する可能性がある点に注意しましょう。
提供元 | MEGA Limited |
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国 | ニュージーランド |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | 無料 月額料金:¥0、容量:10GB Pro I 月額料金:¥1,364、容量:2TB Pro II 月額料金:¥2,728、容量:8TB Pro III 月額料金:¥4,092、容量:16TB ビジネス 月額料金:要見積り、容量:要見積り |
利用可能ID数 | 1IDのみ。法人利用は要問合せ |
特徴 | 無料版でも10GBを利用可能だが、法人向けではさらに容量を拡張できる |
6.OneDrive
OneDriveはMicrosoftが提供するオンラインストレージで、Microsoftアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。マルチデバイス対応で、スマートフォンやタブレット用アプリも提供されているため、場所を問わずアクセスできるのが特徴です。Officeアプリとの相性が良く、WordやPowerPointなどのファイルの共同編集機能が搭載されているため、個人での利用はもちろんチームでの利用にも適しています。
サービス名 | OneDrive |
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提供元 | 日本マイクロソフト株式会社 |
国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | Microsoft 365 月額料金:¥0、容量:5GB Microsoft 365 Basic 月額料金:¥260、容量:100GB Microsoft 365 Personal 月額料金:¥2,130、容量:1TB Microsoft 365 Family 月額料金:¥2,740、容量:6TB |
利用可能ID数 | 無料、Basic、Personalが1ID、Familyが最大6IDまで |
特徴 | マルチデバイス対応、ファイルの共有・共同編集、バックアップ機能、そして高度なセキュリティ対応 |
7.Dropbox
Dropboxはオンラインストレージの代表的存在であり、ファイルを安全かつ簡単に共有・保存できるサービスです。専用フォルダにファイルを入れるだけで、オンラインストレージとローカルのファイルを自動同期できるのが特徴です。またMicrosoft OfficeやGoogle Workspaceといった他ツールと連携可能で、ファイルの編集や共有、共同作業などが行えるため、チームでの作業を効率的に進められます。
AdvancedおよびEnterpriseであればストレージ容量は実質無制限となるため、大量の動画データを扱う場合でも容量不足の心配がありません。
提供元 | Dropbox Japan株式会社 |
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国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | Basic 月額料金:¥0、容量:2GB Plus 月額料金:¥1,500、容量:2TB Professional 月額料金:¥2,400、容量:3TB Standard 月額料金:¥1,800、容量:5TB Advanced 月額料金:¥2,880、容量:15TB Enterprise 月額料金:要問合せ、容量:要問合せ |
利用可能ID数 | 法人向けプランは最低3ID以上 |
特徴 | オンラインストレージの先駆者的存在。法人利用向けにアップグレード |
8.Box
Boxは、世界の有名企業や政府機関などで利用されているオンラインストレージです。世界最高峰のセキュリティレベルを誇っており、データを安全に保存・共有できるのが最大のメリットです。また、アクセス権限を7段階から設定できるうえ、管理者はBox内で行われた閲覧・編集・削除・ダウンロードといったほぼ全ての動作を把握することができます。
Businessプランは容量無制限となっているため、大容量の動画ファイルの保存・共有にも適しているサービスといえます。
提供元 | 株式会社Box Japan |
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国 | アメリカ |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | Individual 月額料金:¥0、容量:10GB Personal Pro 月額料金:¥1,320、容量:100GB Business Starter 月額料金:¥605、容量:100GB Business 月額料金:¥1,980、容量:無制限 Business Plus 月額料金:¥3,300、容量:無制限 Enterprise 月額料金:¥4,620、容量:無制限 Enterprise Plus 月額料金:¥6,600、容量:無制限 |
利用可能ID数 | 法人向けプランは最低3ID以上 |
特徴 | アメリカのbox社が提供。容量・人数が無制限、セキュリティの高さが評判 |
9.pCloud
pCloudは、スイス発のオンラインストレージサービスで、高いプライバシー保護と柔軟な料金体系が特長です。
月額・年額プランに加え、オンラインストレージサービスでは珍しい一度の支払いで永年利用できる「買い切り型プラン」を提供しており、長期的に使いたいユーザーに最適。
ファイル共有やストリーミング再生、バージョン管理など基本機能も充実しており、必要に応じてエンドツーエンド暗号化を追加できるセキュリティオプションも利用可能です。個人利用を中心に、コストと安全性を両立したい方におすすめです。
提供元 | pCloud International AG |
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国 | スイス |
課金タイプ | ID課金 |
容量・料金 | 無料 月額料金:¥0、容量:10GB Premium 500 GB 月額料金:4.99USD、容量:500GB Premium Plus 2 TB 月額料金:9.99USD、容量:2TB Ultra 10 TB 月額料金:19.99USD、容量:10TB |
利用可能ID数 | 1IDのみ |
特徴 | 買い切り型プランを提供し、長期保存したい個人ユーザーに人気。GDPRにも対応。 |
動画共有・保存に役立つオンラインストレージの選び方
動画ファイルの共有・保存でオンラインストレージを有効活用するためには、自社に適したサービスを選ぶ必要があります。しかし、オンラインストレージには多種多様なサービスがあり、どれを選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、動画共有・保存に役立つオンラインストレージの選び方について解説していきます。
容量はどのくらいか
オンラインストレージには容量がプランごとに設定されているため、ニーズにマッチする容量でプランを選ぶことが重要です。今後も保存データが増えていくことを想定して、自社で扱うデータを無理なく保存できる容量を備えているサービスを選びましょう。動画ファイルなどの大容量データを多数扱う場合は、TBクラスの容量を確保しておくと安心です。
またストレージ容量だけでなく、1回にアップロードできるファイルサイズの上限についても、必要十分であるかチェックしておきましょう。
保存期間はどのくらいか
ファイルの保存期間についても確認が必要です。サービスやプランによっては最終ログインから一定期間利用していない場合にデータが削除されるものや、あらかじめ保存期間が設定されているものがあります。
長期間のファイル保存や一時的なファイルの避難場所、転送メインでの利用など、用途によって必要な保存期間は異なります。そのため、自社にとって必要な期間を確認したうえで、適切なオンラインストレージを選ぶことが大切です。
マルチデバイス対応か
マルチデバイス対応の可否も、オンラインストレージを選ぶうえで重要なポイントです。マルチデバイス対応であれば、スマートフォンで撮影した動画のファイルをそのままストレージ上にアップロードできます。
また、外出先や自宅などオフィスにいないときでもファイルにアクセスできるため、利便性が大きく高まるでしょう。
必要機能は備わっているか
ファイルのアップロード・ダウンロードはもちろん、共有URLの発行やアクセス権限の設定など、必要な諸機能がしっかり備わっているかどうかも重要です。特にクライアントや協力会社など、外部の人間にもファイルを共有したい場合には、ログ管理やユーザー管理といった機能が充実しているオンラインストレージを選ぶと安心です。またオンラインストレージには、ファイルの共有・保存だけでなく、他ツールとの連携が可能なものやチャット・メッセージ機能を備えているものもあります。利用目的や自社の状況に適した機能が搭載されているオンラインストレージを選びましょう。
専用のアプリはあるか
Webブラウザからの利用だけでなく、専用のデスクトップアプリやモバイルアプリが提供されているかもチェックしておきましょう。専用アプリはファイルのアップロード・ダウンロードがスムーズで、管理がしやすいのが特徴です。サービスによっては、Windowsエクスプローラーと同じ感覚で操作できるアプリや、ローカル上のファイルと自動同期できるアプリが用意されているものもあります。専用アプリを活用することで、オンラインストレージの利便性を大きく高められるでしょう。
料金プランは適正か
料金プランも重要な要素の一つです。無料で使えるオンラインストレージは多数ありますが、動画ファイルなどの大容量データを保存・共有する場合は、有料プランへの移行が必要となるケースが多いでしょう。
オンラインストレージを選ぶ際は、各社の料金プランを比較したうえで、予算に見合ったサービスを選ぶことが大切です。あわせてストレージ内のファイルを定期的に整理したり、保存するファイルの基準を見直したりすることで、必要以上にコストがかさむのを抑えられるでしょう。なお、Chatworkストレージはリーズナブルな料金設定で、コストをおさえて導入したい方にとてもおすすめです。
安全対策・サポート体制は万全か
インターネットを介してファイルを共有・保存するサービスである以上、セキュリティ面の対策が万全であるかは非常に重要なポイントです。企業によっては個人向けオンラインストレージの利用を禁止していたり、データの保存場所を国内サーバーに限定していたりすることがあるため、自社の情報セキュリティポリシーもあわせて確認しておきましょう。
また、万が一ファイルにアクセスできないなどのトラブルがあった場合に、迅速なサポートを受けられるかも重要です。オンラインストレージの中には英語でしかサポートが受けられないものもあるため、サポート体制については必ずチェックしておきましょう。
動画共有でオンラインストレージを活用するメリット
動画共有でオンラインストレージを活用するメリットは、次の通りです。
- 端末を選ばずアクセスできる
- 共有が簡単
- 端末の容量を節約できる
- 一定の容量まで無料で利用できる
また、オンラインストレージに動画ファイルを保存することで、パソコンやスマートフォンの容量の節約にもつながります。一定の容量まで無料で利用できるサービスも多いため、コストを抑えて動画を共有したいときには最適なサービスといえるでしょう。
オンラインストレージを選ぶ際の注意点
オンラインストレージにはさまざまなサービスがありますが、選ぶ際にはいくつかのポイントに注意しておくことが重要です。ここでは、オンラインストレージを選ぶ際の注意点を紹介します。
無料プランの場合はサービスが終了する可能性がある
無料で使えるオンラインストレージのデメリットとして、いつサービスが終了するかわからないという点が挙げられます。無料プランやサービスが廃止・縮小され、継続利用するには有料プランや後継サービスに移行しなければならないケースもあります。
サービス終了や無料プラン廃止に伴い、データの保存先を変更する際は、早めに乗り換え先を選定し準備を進めるようにしましょう。従量課金の回線を使用する場合は通信料が高額になる可能性がある
動画などの大容量データをアップロード・ダウンロードする際、従量課金のインターネット回線を使用すると通信料が高額になる可能性があります。
オンラインストレージで大量の動画ファイルを共有・保存する場合は、なるべく定額制の回線を使用することをおすすめします。
セキュリティ対策が脆弱な場合がある
無料で使えるオンラインストレージの中には、セキュリティ対策やサポート体制が脆弱なサービスもあります。また海外製サービスの場合、英語でのサポートしか受けられないケースもあるでしょう。
オンラインストレージを選ぶ際は、セキュリティ対策やサポート体制の評判、他社での導入実績などを参考にしながら慎重に選ぶことが大切です。また、2段階認証やアクセス権限設定などのセキュリティ機能が搭載されていると、より安心して利用できるでしょう。オンラインストレージを比較し最適なサービスを選ぼう
本記事では、動画の共有・保存におすすめのオンラインストレージを紹介しました。近年、マーケティングや営業活動、社内研修等で動画を活用する機会が増えていることもあり、オンラインストレージは業種を問わず多くの企業で利用されています。
オンラインストレージには、無料で利用できるサービスや容量無制限のサービスなど、さまざまな種類があります。本記事を参考に、オンラインストレージの特徴や料金プランを比較し、自社に最適なサービスを選びましょう。