「お先に失礼します」は上司に失礼?例文と使うときの注意点を解説

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「お先に失礼します」は上司に失礼?例文と使うときの注意点を解説

目次

「お先に失礼します」は敬語表現になるので、上司に使っても失礼にはなりません。

ただ「もう少し丁寧な伝え方を知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

敬語は、間違えやすい言い方のポイントを知ることで、適切な表現で伝えられます。

ビジネスシーンにおける「お先に失礼します」の言い換え表現と例文、注意点を紹介します。

上司に「お先に失礼します」を使うのは失礼?

「お先に失礼します」は敬語表現になるので、上司に使っても失礼ではありません。

ビジネスシーンでは、周りの人よりも先に退勤するときに使う言葉で、「仕事を終えて帰宅する」という旨を伝えられます。

上司に「ご苦労様です」はNG

退勤をするときに、「ご苦労様です」を使うのはNGです。

「ご苦労様です」には、相手の苦労をねぎらう意味があるため、目上の人に使う言葉としては不適切です。

上司には「ご苦労様」の言葉ではなく「お先に失礼します」の言葉を使いましょう。

あいさつのタイミング

「お先に失礼します」の言葉は、退勤時間になってから伝えましょう。

周りの状況をみて、上司や同僚が忙しそうなときは「何か手伝えることはありますか?」と声をかけてあげると親切です。

配慮する言葉を投げかけることで、あいさつをしてからスムーズな流れで退勤しやすくなります。

「お先に失礼します」を言い換える敬語表現

「お先に失礼します」を言い換える敬語表現について解説します。

「お先に申し訳ございませんが、本日は失礼いたします」

「お先に申し訳ございませんが、本日は失礼いたします」は、丁寧に伝えたいときに使います。

たとえば、取引先や顧客に会っているときは、お見送りしてから退勤するのが無難ですが、取引先や顧客の対応をしている最中、先に退勤しなければならない場面があるかもしれません。

先に退勤するときは「お先に申し訳ございませんが、本日は失礼いたします」と伝えることで、相手に対して「申し訳ない」というお詫びの言葉を伝えられて、そのままスムーズに席を離れることができます。

「お先に帰らせていただきます」

「お先に帰らせていただきます」は、早退するときなど、上司よりも先に帰らなければいけないときに使います。

「お先に失礼します」の言い方よりも「帰る」という言葉が含まれているので、ハッキリと帰る意思を伝えられます。

「お先に失礼させていただきます」

「させていただく」の言葉には「相手からの許可を得る」という意味合いがあります。

「お先に失礼させていただきます」という言葉を使うことで、上司から許可を得て退勤する形をとることができるでしょう。

「お先に失礼します」の言葉だけでは、上司の意思を確認できているのか不安というときに使います。

「お先にお暇させていただきます」

「お暇(おいとま)」の言葉には「退出する」「帰っていく」という意味があります。

「~する」の謙譲語は「いただく」なので、自分を下げて相手を上げることができます。

「お先にお暇させていただきます」の言葉を使うことで、先に退出する旨を丁寧に伝えられるでしょう。

似ている言い方では「お先に上がらせていただきます」といった言葉があります。

「お先に失礼します」を使う場面例

「お先に失礼します」の言葉を使える場面例について紹介します。

・会社を定時に退勤するとき
・会社を早退するとき
・取引先や顧客と会っている途中で退勤するとき
・何か用事ができて途中で退勤するとき
・出張や営業先に向かい、そのまま退勤するとき

「お先に失礼します」のあいさつを使うことで、そのまま退勤する旨を伝えられます。

場面によっては、先に紹介した「お先に失礼します」を言い換える敬語表現もうまく使うとよいでしょう。

「お先に失礼します」を使うときの注意点

「お先に失礼します」の言葉を使うときの注意点について解説します。

「お疲れ様です」は返答する相手側の言葉

本来「お疲れ様です」の言葉は、先に退勤する人に対して、返答する側が使う言葉です。

正しい使い方としては、退勤する人が「お先に失礼します」と言ったあとに、残された側が「お疲れ様です」と伝える流れが一般的といえます。

会社の雰囲気に合わせて使う

職場によっては「お疲れ様です」「お先に失礼します、お疲れ様です」という言い方で、帰宅時のあいさつをする場合もあります。

基本的には、社内の人が使っている言葉に合わせてあいさつをするように心がけましょう。

職場の文化や雰囲気に合わせた言葉を使うことで、コミュニケーションを円滑に進める工夫ができるでしょう。

「お先に失礼します」の例文

「お先に失礼します」の例文について紹介します。

・お言葉に甘えて、お先に失礼します。
・用事がございますので、本日はお先に失礼します。
・本日は予定があるため、お先に失礼します。
・申し訳ございません。本日はお先に失礼します。

上記の言葉は一例になるので、職場の雰囲気やシチュエーションに合わせて、言葉を変えるようにしてください。

「お先に失礼します」は言い換え表現を使うと丁寧になる

「お先に失礼します」の言葉は、言い換え表現を使うことで、丁寧なやりとりが可能です。

笑顔で元気にコミュニケーションを図ることで、上司や社内の人に好印象を与えられます。

間違った言葉遣いはしないよう注意しながら、積極的にあいさつをするようにしましょう。

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