「ちなみに」はビジネスで使える?意味や使い方、英語表現を解説

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「ちなみに」はビジネスで使える?意味や使い方、英語表現を解説

目次

「ちなみに」という言葉を日常で使ってはいても、ビジネスシーンで使っていいかわからないと悩んでいる人もいるかもしれません。

「ちなみに」は、前に述べた事柄に対して、補足するときに使われる接続詞です。

「ちなみに」の意味やビジネスシーンでの使い方、注意点について解説します。

「ちなみに」の意味とは

「ちなみに」は、前に述べた事柄に対して、補足するときに使われる接続詞です。

「ちなみに」を使う際は、前に述べた事柄と、「ちなみに」で補足した内容がつながっている必要があります。

誤用しやすい表現のため、正しい使い方を確認していきましょう。

「ちなみに」の誤用とは

「ちなみに」は、前に述べた事柄と補足する内容がつながっている必要があるため、関係のない話をつなげる際における「ちなみに」の使用は誤用です。

たとえば、「明日はプレゼンテーションだ。ちなみに、明後日は休みだ」という使い方は、プレゼンテーションと休みがつながっていないため、誤った使い方です。

つながりのない事柄を話す際には、「ところで」など、話が変わることを表す接続詞を使うようにしましょう。

ビジネスシーンにおける「ちなみに」

「ちなみに」は、失礼な言葉ではないため、ビジネスシーンにおいても話を補足する際に使用可能です。

しかし、「ちなみに」は敬語表現ではなかったり、多用すると相手に意味が伝わりづらくなったりする恐れがあるため、目上の人と話す際には、敬語表現とともに、適度に使うとよいでしょう。

「ちなみに」の使い方と例文

「ちなみに」をビジネスシーンで使う際には、前に述べた事柄と「ちなみに」のあとに述べる事柄がつながるようにしましょう。

ビジネスシーンにおける「ちなみに」の例文は以下の通りです。

  • 明日の社内イベントは8時集合です。ちなみに、雨天の場合は中止します。
  • 本日の会議は15時からおこないます。ちなみに、メンバー全員に意見を求めます。
  • A商品とB商品は在庫がございます。ちなみに、B商品は残りひとつです。
  • 明日十時におうかがいします。ちなみに、自家用車で参ります。

「ちなみに」を使う際の注意点

「ちなみに」を使う際は、いくつかの注意点をおさえておく必要があります。

  • 多用に注意する
  • 情報量に注意する
  • 質問では使わない

円滑なコミュニケーションを実現するためにも、注意点を確認していきましょう。

多用に注意する

「ちなみに」は、前に述べた内容を補足する際に使用する表現のため、多用しすぎると、補足事項が多くなってしまい、相手にうまく伝わらない恐れがあります。

相手が理解しやすいように、伝えたい事柄をまとめたり、文章であれば箇条書きにしたりすると、スムーズなコミュニケーションを実現できるでしょう。

情報量に注意する

「ちなみに」で補足する内容は、前に述べた重要な事柄に付け加える程度のもののため、情報量が多くなりすぎないように注意する必要があります。

補足内容が多すぎると、聞き手は話のなかの重要な事柄を失念してしまうかもしれません。

質問では使わない

「ちなみに」は、前に述べた内容の補足で使用するため、「ちなみに○○ですか」のように質問で使わないように気をつけましょう。

「ちなみに」は、相手の情報を引き出すのではなく、自分の情報を提供する際に用いるものです。

「ちなみに」の言い換え表現

「ちなみに」は、別の言葉に言い換えができます。

ただし、多用により意味が伝わりづらくなる可能性もあるため、適宜言い換えられるように、各表現の使い方を確認していきましょう。

いずれも、「ちなみに」と同様に、前に述べた事柄とつながりがある場合に使用できる表現のため、関係のない話や質問をつなげないように、使用する際は注意しましょう。

なお

「なお」は、話を終えたあとに、内容を補足するために使える言葉です。

  • 本日の会議を終了します。なお、次回の会議は来月の15日におこないます。
  • ファイルを10冊購入します。なお、10冊買うと1冊無料です。

また

「また」は、話した事柄について、関連した事柄を付け加えたいときに用いる表現です。

  • 彼は勉強熱心で、またコミュニケーション能力も高いため、顧客からの信用が厚い。
  • 弊社は働き方改革に力を入れており、またDXの推進にも取り組んでいる。

補足すると

「補足すると」は、前の話の内容を補足する目的で使用する表現です。

  • ○○様にお電話をお願いいたします。補足すると、午前中は外出しているそうです。
  • AからBの手順で操作します。補足すると、Aから5秒以内にBをおこなわないと、エラー音が鳴ります。

併せて

「併せて」は、前に述べた内容の補足ではなく、同程度に重要な事柄を伝える際に使用する表現です。

  • パンフレットをお送りしましたので、ご確認ください。併せて、申込書への記入もお願いいたします。
  • メールの確認と、併せてご返信をお願いいたします

念のために

「念のために」は、「確認のために」「万一のために」という意味で使用される表現です。

  • 弊社は駅から徒歩3分のところにあります。念のために、入り口でお待ちしております。
  • 会議資料を10部用意しました。念のために、2部多く用意してあります。

「ちなみに」の英語表現

「ちなみに」を英語で表現する際は、どうすればいいでしょうか。

今回は、「ちなみに」の言い換え表現として、以下の3つの表現を解説します。

  • For your information
  • As a side note
  • By the way

それぞれ適切なシーンが異なるため、適切な表現を選択できるように、それぞれの意味を確認していきましょう。

For your information

「For your information」は、「念のためにお知らせします」という意味合いで使われる表現です。

「For your information」は、ビジネスメールでよく使われており、「ご参考までに」というニュアンスもあります。

As a side note

「As a side note」は、「ちなみに」や「補足すると」という意味合いがある表現で、プレゼンテーションなどでよく使われます。

「As a side note」の「side note」は、「追記」や「注記」を意味します。

By the way

「By the way」は、日本語でいうところの「ところで」に近い意味合いだったり、「ちなみに」を意味したりと、文章中で使う箇所によって、異なるニュアンスを含む可能性がある表現といえます。

たとえば、「By the way」を文頭に使うと、「ところで」という意味合いが強く、話題が変わることを示せます。

また一方で、「By the way」を文末に使うと、日本語で表現するところの「ちなみに」の意味に近くなり、内容の補足であることを伝えられます。

そのため、相手に伝えたい内容によって「By the way」の使い所を工夫するとよいでしょう。

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「ちなみに」は、前に述べた内容を補足するための接続詞で、ビジネスシーンでも使用できる表現です。

「ちなみに」を使う際は、前の話と「ちなみに」のあとの内容がつながっている必要があるため、関係ない話をつなげるなど、誤用しないように注意しましょう。

また、「ちなみに○○ですか」と、質問系で使ってしまうことも誤りです。

知らず知らずのうちに使っていることがないように注意しましょう。

ビジネスシーンでは、「ちなみに」のような接続詞を使って、話の内容を補足する場合がありますが、メールや電話でコミュニケーションをとる際に、補足事項が多いと、本題を見失ってしまう可能性があります。

このような問題を解消する方法として、ビジネスチャット「Chatwork」の活用が効果的です。

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「ちなみに」の使い方に関するQ&A

「ちなみに」の使い方は?

「ちなみに」は、前に述べた事柄に対して、補足するときに使われる接続詞であり、使い方としては、前に述べた事柄と「ちなみに」で補足した内容がつながっている必要があります。

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