頭打ちとは?意味やビジネスでの使い方、注意点を例文付きで解説

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頭打ちとは?意味やビジネスでの使い方、注意点を例文付きで解説

目次

「頭打ち」とは、「上昇していたものが限界を迎え、それ以上は上がらなくなった状態」を意味する言葉です。

たとえば、売上や業績が一定の水準で停滞し、それ以上伸びない状況や、人の能力やスキルがその限界に達し、これ以上の向上が見込めないことを示します。

「頭打ち」は、ビジネスシーンでもよく使われる言葉のため、使い方や注意点を把握しておくとよいでしょう。

「頭打ち」の意味と使い方、類語・対義語を例文付きで解説します。

「頭打ち」の意味とは

「頭打ち」は「あたまうち」と読み、一般的に、上昇していたものが限界を迎え、それ以上は上がらなくなった状態を意味します。

「頭打ち」は本来、相場用語として使われており、上昇していた株価の勢いが落ち着き、伸び悩むことを指します。

「頭打ち」の活用シーン

「頭打ち」はビジネスシーンでよく使われており、たとえば、市場でのニーズや売上、生産数量などの数値がそれ以上上昇せず、伸び悩む際に活用されます。

数値に限らず、個人のスキルやキャリア、商品の性能などについても「頭打ち」という言葉は使われるケースがあり、それ以上伸びないことを意味します。

ビジネスシーンにおける「頭打ち」の使い方と例文

ビジネスシーンにおける「頭打ち」の使い方と例文は以下のとおりです。

成長や進展が見込めない、成果や効果の限界がある場合などで使われます。

  • 求職者からの応募がここ数カ月、頭打ちになっている。
  • 生産量が頭打ちになっているから、対策を考えよう。
  • この分野の市場は、来年頭打ち状態になる。
  • 売上が頭打ち状態になってしまった。
  • 頭打ちになっている新サービスの申込数を改善しよう。

「頭打ち」を使用する際の注意点

「頭打ち」は、「それ以上伸びない」ことを指す言葉のため、人や企業など相手に対して使うと失礼にあたり、人間関係の悪化を招いたり、相手に不快感を与えたりする恐れがあります。

「頭打ち」という表現を避けるべき使い方と例文は以下のとおりです。

  • あなたの能力は頭打ちになっている。
  • 君の成績は頭打ち状態だね。
  • 御社の売上は頭打ち状態になっている。
  • 御社の製品の販売数は頭打ちですね。

「頭打ち」という言葉は、自社の数値の分析のみに使ったり、相手に対して使う際には言葉を言い換えたりするように注意が必要です。

「頭打ち」の類語・言い換え表現

「頭打ち」の類語・言い換え表現を紹介します。

  • 横ばい
  • 停滞
  • 足踏み状態
  • 行き詰まり

使うシーンや相手に応じて、言い換え表現も使用するといいでしょう。

横ばい

「横ばい」とは、数値が上下することなく、一定水準のまま推移している状態を意味します。

「横ばい」は、変化のない状態を幅広く表現できる言葉です。

  • 売上が横ばい状態だから、改善したい。
  • 昇給できないから、給料が横ばい状態だ。
  • 成績が横ばいだから、営業件数を増やそう。

停滞

「停滞」は、物事が滞ること、順調に進行していない状態を意味します。

  • プロジェクトが停滞しているから、打開しないといけない。
  • 取引先との交渉は停滞気味だ。
  • 仕事量が多すぎて、作業が停滞した。

足踏み状態

「足踏み状態」とは、物事が進展しないこと、順調に進まず滞っていることを意味します。

「足踏み状態」は、「停滞」と同じような意味合いで使えます。

  • 課長が決裁してくれないから、企画が足踏み状態だ。
  • 先方の返事に時間がかかり、足踏み状態が続いている。
  • 足踏み状態から抜け出すアイデアを募集する。

行き詰まり

「行き詰まり」は、行く手を遮られて先に進めなくなること、物事が順調に進まずどうにもならなくなる状態を意味する言葉です。

  • 予算が不足して、新商品の開発が行き詰まった。
  • 資金の回収が行き詰まり、支払いができない。
  • 経営の行き詰まりをどうにかしないとならない。

「頭打ち」の対義語

「頭打ち」の対義語は以下のとおりです。

  • うなぎのぼり
  • 青天井
  • 破竹の勢い
  • 順風満帆

それぞれの意味を、例文とともに紹介します。

うなぎのぼり

「うなぎのぼり」とは、物事が勢いよく上昇することを意味します。

「うなぎのぼり」という言葉は、うなぎが川を勢いよく上っていく様子や、手で捕まえたうなぎが上へと逃げる様子が由来とされています。

  • 一日の営業件数を増やしたら、成績がうなぎのぼりに上昇した。
  • 新たな人材を採用したら、売上がうなぎのぼりだ。
  • 新サービスの利用者が増え、業績がうなぎのぼりに回復した。

青天井

「青天井」とは、青空を天井に見立てて、相場などの数値が上昇し続けることを意味します。

  • 商品が大ヒットして、売上が青天井になっている。
  • 従業員の要望をすべてかなえていたら、コストが青天井になる。
  • あの企業の株価が青天井になっている。

破竹の勢い

「破竹の勢い」は、「はちくのいきおい」と読み、止めようとしても止められないほど、勢いがある様子を意味する言葉です。

「破竹の勢い」という言葉は、竹を少しでも割ると縦に一気に割れる様子が由来とされています。

  • 破竹の勢いで市場を席巻した。
  • 競合が破竹の勢いで成長している。
  • 自社商品がSNSで話題になり、破竹の勢いで売れ始めた。

順風満帆

「順風満帆」とは、物事が順調に進行する様子を意味する言葉で、「じゅんぷうまんぱん」と読みます。

「順風満帆」の「順風」は追い風、「満帆」は帆をいっぱいに張る様を指し、追い風を帆に受けた船が順調に進むことから、意味づけられています。

  • プロジェクトは順風満帆だ。
  • 起業当初は、順風満帆とはいえなかった。
  • 計画が順風満帆にスタートした。

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「頭打ち」とは、「上昇していたものがそれ以上上がらなくなった状態」を指す言葉で、ビジネスシーンでは売上や生産数量などの数値が伸び悩む際に使われる場面が多いです。

「頭打ち」状態にならないようにするためには、数値や改善策のスピーディーな共有が求められるため、ビジネスチャット「Chatwork」の導入をおすすめします。

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