文字起こし外注の完全ガイド|料金相場や業者選びのポイント、おすすめサービスまで紹介

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文字起こし外注の完全ガイド|料金相場や業者選びのポイント、おすすめサービスまで紹介

目次

会議やインタビュー、セミナーなどの音声を後から確認するために、録音データを聞き返してテキスト化する「文字起こし」。

この作業は、議事録の作成や記事の執筆、情報共有などに付随し、多くのビジネスシーンで必要となります。

しかし、一般的には、1時間の音声データを文字に起こすには、4時間から7時間程度の作業時間が必要とされています。

貴重な業務時間の多くを文字起こしに費やすことは、担当者にとって大きな負担であり、企業全体の生産性を低下させる一因にもなり得ます。

そこで、「文字起こしの外注」は非常に有効な手段といえます。

この記事では、文字起こしの外注に関する基本知識や具体的な依頼内容、料金相場、外注先を選ぶためのポイントなどを詳しく解説します。

文字起こしの外注とは

文字起こしの外注とは、音声・動画データを聞き取ってテキストへ書き起こす作業を、専門のサービスや業者に依頼することです。

かつては、カセットテープに録音した内容を文章化していたことから「テープ起こし」とも呼ばれており、現在でも使われることがある呼び方です。

また、法廷提出用の証拠など、極めて正確性が求められる文字起こしについては「反訳」という専門用語が用いられることもあります。

近年では、AI技術を活用した自動文字起こしサービスも登場していますが、専門用語の多い会議や複数人が同時に話す議論、音声品質が低いデータなどについては、AIだけで正確にテキスト化をすることは難しいのが現状です。

そのため、ビジネスの重要な場面で利用するテキストデータを作成する際には、専門の作業者が聞き取りとタイピング、校正を行う文字起こしサービスが依然として高い需要を誇っています。

文字起こしの外注で依頼できること

続いて、文字起こしを外注する際に依頼できる内容を紹介します。

対象となる音声・動画データ

外注サービスでは、多種多様な音声・動画データの文字起こしに対応しています。

  • 会議・打ち合わせ:社内会議、取締役会、オンラインミーティングなどの議事録作成用。

  • インタビュー・対談:メディア掲載用の記事作成、採用面接の記録、顧客ヒアリングの分析用。

  • 講演・セミナー・シンポジウム:講演録の作成、イベントレポートの作成、社内研修資料の作成用。

  • 動画コンテンツ:YouTubeなどの動画に付ける字幕(テロップ)の作成、動画内容のテキスト化。

  • 電話・コールセンターの通話記録:顧客対応の品質管理、応対内容の分析用。

  • 裁判・法務関連の音声:証拠資料としての反訳書作成、尋問内容の記録。

追加で依頼できるオプション作業

多くの文字起こし業者では、基本的なテキスト化に加えて、以下のようなオプションサービスを提供しています。

  • 話者識別:複数人が話している場合に、「A:」「B:」や「司会:」「田中:」のように、誰が話した内容かを明記します。

  • タイムスタンプ挿入:「00:10:25」のように、指定した時間間隔や発言ごとに、音声データの再生時間をテキスト中に挿入します。

    後から音声とテキストを照合する際に便利です。

  • 専門分野への対応:医療、法律、IT、金融といった専門用語が多く含まれる音声について、その分野に詳しい作業者が担当します。

  • 出張録音:会議やセミナーの現場に専門スタッフが出張し、高品質な録音から文字起こしまでを一貫して行います。

  • 要約・リライト:文字起こししたテキストをもとに、内容の要約(サマリー)や、議事録・記事用に文章を整える作業を依頼できます。

文字起こしの3つの形式

文字起こしには、用途に応じていくつかの納品形式があります。

外注を依頼する際には、どの形式が自社の目的に最も合っているかを選択する必要があります。

主に以下の3つの形式が一般的です。

1. 素起こし(逐語起こし)

【内容】

発言内容を、一言一句、聞こえたまま忠実にテキスト化する形式です。

「えー」「あのー」といった意味のない言葉(フィラー)や、相づち、言い間違い、言葉の詰まりなどもすべて文字にします。

【用途】

裁判の証拠資料、カウンセリングの記録、会話分析の研究など、発言内容だけでなく、話し方や場の雰囲気までを記録として残したい場合に用いられます。

【例文】

「えー、本日の議題ですが、あのー、来年度の、えーっと、販売戦略についてですね、はい、議論したいと思います。」

2. ケバ取り

【内容】

素起こしから、「えー」「あのー」といった意味のない言葉や、明らかな言い間違い、重複した言葉などを除去(ケバ取り)して、文章を読みやすく整える形式です。

話の趣旨や言葉遣いは、基本的にそのまま残します。

ビジネス用途で最も一般的に利用される形式です。

【用途】

会議の議事録、インタビュー記事の元原稿、社内資料作成など、内容を正確に把握しつつ、読みやすさも求められる場合に適しています。

【例文】

「本日の議題ですが、来年度の販売戦略について議論したいと思います。」

3. 整文

【内容】

ケバ取りを行った上で、さらに文章を整える形式です。

話し言葉を書き言葉に修正し(「~なので」→「~のため」など)、語順を整え、句読点を適切に配置することで、文法的に正しく、非常に読みやすい文章に仕上げます。

発言の趣旨は変えませんが、元の発言のニュアンスとは少し変わる場合があります。

【用途】

ウェブサイトに掲載する記事、会報誌、書籍、講演録など、そのまま公開・配布できるレベルの完成度が求められる場合に用いられます。

【例文】

「本日の議題は、来年度における販売戦略についてです。皆様と活発に議論を進めていきたいと考えております。」

文字起こしを外注するメリット

時間と手間のかかる文字起こし業務を外注することには、多くのメリットがあります。

ここでは、企業が享受できる4つの大きなメリットを解説します。

メリット1:大幅な時間削減とコア業務への集中

最大のメリットは、担当者が文字起こし作業に費やしていた膨大な時間を削減できることです。

1時間の音声をテキスト化するのに必要な4時間以上の時間を、企画立案や資料作成、顧客対応といった付加価値の高い業務に振り分けることができます。

結果として、担当者の業務負担が軽減され、企業全体の生産性向上にも貢献します。

メリット2:プロによる高い品質と正確性の確保

専門の文字起こし業者は、厳しい研修を受けたプロの作業者が担当します。

長時間の音声でも集中力を切らさず、正確に聞き取るための高いスキルと経験を持っています。

また、複数人によるチェック体制を設けている業者も多く、誤字脱字や聞き間違いが少ない、高品質なテキストデータが期待できます。

特に、専門用語が多い分野や、正確性が厳しく求められる用途の文字起こしは、プロによる高い作業品質が大きなメリットとなります。

メリット3:トータルコストの削減

一見、外注費用がかかるように見えますが、総合的に見るとコスト削減につながることが少なくありません。

自社の社員が文字起こしを行う場合、その作業時間分の人件費が発生しています。

例えば、時給2,500円の社員が4時間かけて文字起こしをすれば、1万円の人件費がかかっていることになります。

外注すれば、それよりも安い費用かつ短時間で高品質な成果物を得られる場合が多く、結果としてコストパフォーマンスが高くなります。

また、繁忙期だけ文字起こしを外注するなど、必要な時に必要な分だけ依頼できるため、人件費の固定費化を防ぐこともできます。

メリット4:情報資産の有効活用

会議やセミナーの録音データは、文字起こしをしなければ、ただの音声ファイルとして保存されるだけになってしまいます。

外注によってこれらをテキスト化することで、検索可能な情報資産として活用することができます。

過去の議事録から重要な決定事項を素早く検索したり、インタビュー内容を分析して新たなインサイトを得たり、セミナーの内容をブログ記事として二次活用したりなど、テキスト化されたデータはさまざまな形で事業へ貢献する可能性が生まれます。

文字起こしを外注するデメリット

多くのメリットがある一方で、文字起こしの外注には注意すべき点もいくつか存在します。

デメリットも理解した上で、対策を講じることが重要です。

デメリット1:外注費用が発生する

当然のことながら、サービスを利用するには費用がかかります。

料金は音声データの長さや内容によって変動しますが、一定のコストが発生することは避けられません。

社内に手が空いている人員がおり、特に品質やスピードを求めない簡単な文字起こしであれば、内製化した方がコストを抑えられる場合もあります。

自社の状況と、外注によって得られるメリットを比較検討し、費用対効果を判断する必要があります。

デメリット2:情報漏洩のリスク

外注するということは、会議の音声や個人情報を含むインタビューデータなど、社外秘の情報や機密情報を外部の業者に預けることを意味します。

委託先のセキュリティ管理体制が不十分な場合、これらの情報が外部に漏洩するリスクはゼロではありません。

情報漏洩は企業の信用問題に直結するため、外注先を選ぶ際には、セキュリティ対策が万全であることを厳しく確認することが不可欠です。

>情報漏洩の具体的事例に関する記事はこちら

デメリット3:コミュニケーションコストと時間

外注先とのやり取りには、一定のコミュニケーションコストが発生します。

音声データの受け渡し方法の確認、見積もりの依頼、希望する納品形式の伝達、専門用語リストの提供など、スムーズに作業を進めてもらうための事前準備や連絡が必要です。

また、業者によっては、納品までに数日間のリードタイムがかかるため、急ぎでテキストが必要な場合には対応できないこともあります。

デメリット4:品質が業者によって変動する

文字起こしの品質は、依頼する業者や担当する作業者のスキルに大きく依存します。

実績の少ない業者や、品質管理体制が整っていない業者に依頼してしまうと、誤字脱字が多かったり、聞き間違いが頻発したりして、結局自社で大幅な修正が必要になるという事態も起こり得ます。

料金の安さだけで選ぶのではなく、品質を担保できる信頼性の高い業者を見極めることが重要です。

文字起こしを外注する方法

文字起こしを外注するには、主に3つの方法があります。

それぞれに特徴があるため、自社の目的や予算に合わせて最適な方法を選びましょう。

1. 専門の文字起こし業者に依頼する

文字起こしやテープ起こしを専門に手掛けている会社に直接依頼する方法です。

長年の経験と実績を持ち、品質管理体制が整っているため、高い精度と安定した品質が期待できます。

医療や法律といった専門分野に特化した業者であれば、専門用語が多い音声にも対応が可能です。

また、法人として秘密保持契約を締結できるため、セキュリティ面での安心感も高いといえるでしょう。

2. クラウドソーシングサービスで探す

「ランサーズ」や「クラウドワークス」といった、不特定多数の個人に業務を委託できるプラットフォームを利用して、文字起こしスキルを持つフリーランスに依頼する方法です。

専門業者に依頼するよりも、比較的安価に依頼できることが多いのが特徴です。

多くのワーカーが登録しているため、急な依頼や大量の依頼にも対応しやすい場合があります。

ただし、ワーカーによってスキルや経験にばらつきがあるため、品質が安定しない可能性があります。

また、個人とのやり取りになるため、セキュリティ管理は自己責任となる点にも注意が必要です。

3. オンラインアシスタントサービスに依頼する

さまざまなバックオフィス業務をオンラインでサポートしてくれるアシスタントサービスに、業務の1つとして文字起こしを依頼する方法です。

月々の実働時間に応じたプランと料金設定があり、文字起こしだけでなく、その後の議事録作成や資料作成、データ入力など、関連する業務もまとめて依頼できるのが大きな特徴です。

継続的に幅広い業務をサポートしてほしい、バックオフィス業務全体を効率化したいと考えている企業に適しています。

文字起こしを外注する料金相場

文字起こしの外注料金は、主に「音声データの長さ(分)」に基づいて計算されます。

また、依頼する方法や、納品形式などによって料金が変動するケースが一般的です。

料金体系の基本

多くの業者では、「音声1分あたり〇円」という単価が設定されています。

例えば、1分200円の料金設定で60分の音声データを依頼した場合、文字起こしの料金は「200円×60分=12,000円」となります。

この基本料金に加えて、納期を早める「特急料金」や、話者識別などの「オプション料金」が追加されることがあります。

納品形式別の料金相場(音声1分あたり)

納品形式によって、作業の手間が変わるため料金も異なります。

納品形式 料金相場(1分あたり) 60分の場合の目安
素起こし 180円 ~ 280円 10,800円 ~ 16,800円
ケバ取り 200円 ~ 300円 12,000円 ~ 18,000円
整文 250円 ~ 400円 15,000円 ~ 24,000円

料金が割増になる要因

以下のような条件に当てはまる場合、基本料金に加えて割増料金が設定されることが一般的です。

  • 音声品質が悪い:雑音が多い、声が小さい、反響しているなど、聞き取りが困難な場合。

  • 話者の人数が多い:話者が4名以上など、聞き分けが難しい場合。

  • 専門性が高い内容:医療、法律、IT、金融などの専門用語が頻出する場合。

  • 納期が短い(特急対応):通常納期(3~5営業日程度)よりも短い納期を希望する場合。

  • 英語など外国語の文字起こし。

正確な料金を知るためには、必ず複数の業者に見積もりを依頼し、料金に含まれるサービス内容を詳細に確認することが重要です。

文字起こしの外注先を選ぶポイント

ここでは、文字起こしの外注先を選ぶためのポイントを5つ解説します。

ポイント1:自社の目的と依頼内容に合致しているか

まず、「何のために文字起こしをするのか」という目的を明確にしましょう。

社内確認用の議事録であれば「ケバ取り」、ウェブに掲載する記事であれば「整文」といったように、目的に応じて納品形式や必要なオプションは異なります。

また、医療やITなど専門分野の音声であれば、その分野に特化した実績を持つ業者を選ぶ必要があります。

自社の目的と業者の提供するサービス内容・得意分野が合致しているかを確認することが最初のステップです。

ポイント2:セキュリティ対策は万全か

機密情報を扱う以上、セキュリティ体制の確認は不可欠です。

信頼できる業者かどうかを判断するために、以下のような項目を確認しておきましょう。

  • 秘密保持契約(NDA)を締結できるか:法人として正式な契約を結べるかは最低限の条件です。

  • プライバシーマーク(Pマーク)やISMS認証を取得しているか:情報管理体制が客観的に評価されている証明になります。

  • データの取り扱い方法:暗号化された通信経路を使用しているか、納品後にデータを確実に消去するルールがあるかなどを確認しましょう。

ポイント3:品質と精度の実績

納品物の品質は、外注の成否を分ける重要な要素です。

業者の公式サイトで、文字起こしの受注実績や顧客の声、精度の保証(例:精度98%以上など)を確認しましょう。

多くの業者では、無料または安価な「文字起こしトライアル(お試し)」サービスを提供しています。

実際に短時間の音声を依頼してみて、その品質や対応を直接確認することで、契約後のミスマッチを防ぐことができます。

ポイント4:料金体系の明確さと納期

文字起こしの料金体系が明確で、分かりやすく提示されているかを確認しておくこともポイントです。

基本料金だけでなく、どのような場合に割増料金が発生するのか、オプション料金はいくらかなど、見積もりの内訳を詳細にチェックしておくと良いでしょう。

また、自社が必要とするタイミングまでに納品が可能か、標準的な納期と、急ぎの場合の対応可否や料金についても確認しておきましょう。

ポイント5:コミュニケーションとサポート体制

文字起こしの依頼から成果物の納品まで、担当者とスムーズにコミュニケーションが取れるかどうかも大切なポイントです。

問い合わせに対する返信は迅速か、説明は丁寧で分かりやすいかなどを、見積もり依頼の段階で見極めましょう。

納品後の修正依頼にどこまで対応してもらえるかといった、アフターサポートの体制も確認しておくと、より安心して依頼することができます。

おすすめの文字起こし外注先10選

ここでは、実績が豊富で信頼性の高い文字起こしサービスや業者を10社厳選してご紹介します。

それぞれの強みや特徴を比較し、自社のニーズに合ったサービスを見つける参考にしてください。

  1. WITH TEAM(株式会社サクラボ):1,000時間以上の文字起こしにも対応。

    大手企業や大学の文字起こし受注実績が豊富。

  2. コエラボ(株式会社 オルツ):24時間365日依頼が可能。

    安価なプランから専門性の高いプランまで幅広く対応。

  3. データグリーン(株式会社アラジン):創業40年以上の老舗で、官公庁や大学からの信頼も厚い。

    学術分野や専門会議の実績が豊富。

  4. 東京反訳(東京反訳株式会社):裁判・法務関連の文字起こし(反訳)に特化。

    最高レベルの正確性が求められる音声のテキスト化に強みを持つ。

  5. ACN(アカデミアジャパン株式会社):納期や依頼内容に応じて対応サービスが異なる。

    基本的な納品形式はWordで、希望があればExcelなどでの納品も可。

  6. テープ起こし依頼プラス(株式会社SCI):高品質と丁寧な顧客対応に定評。

    研究所や学術機関からの依頼も多く、専門用語へも対応。

  7. mojica(スクリプト合同会社):当日・翌日など短納期の文字起こしに強い。

    テレビ業界・CM業界などからの依頼実績が多数ある。

  8. HELP YOU(株式会社ニット):オンラインアシスタントサービスのひとつ。

    文字起こしだけでなく、その後の資料作成やリサーチまでチームで幅広くサポート。

  9. CASTER BIZ(株式会社キャスター):優秀なオンラインアシスタントが、文字起こしを含む様々なバックオフィス業務を代行。

    継続的な業務依頼に適している。

  10. クラウドワークス(株式会社クラウドワークス):国内最大級のクラウドソーシングサービス。

    多くのフリーランスの中から、予算やスキルに応じて発注先を選べる。

文字起こしの外注には『Chatwork アシスタント』がおすすめ!

数ある外注先の中でも、特に「文字起こしだけでなく、その後の関連業務もまとめて効率化したい」と考える中小企業や、多忙なビジネスパーソンにおすすめしたいのが、『Chatwork アシスタント』です。

『Chatwork アシスタント』は、国内利用者数No.1のビジネスチャット「Chatwork」が提供する、オンラインアシスタントサービスです。

経理、秘書、人事、総務、そしてWeb運用といった幅広いバックオフィス業務を、厳しい採用試験を突破した優秀なアシスタントがチームでサポートします。

このサービスの大きな特徴は、単発の文字起こし依頼だけでなく、月々の実働時間に応じた契約で、様々な業務を柔軟に依頼できる点です。

例えば、「会議の音声を文字起こしして、その内容を要約し、PowerPointで報告資料を作成する」といった一連の業務フローを、まるごと依頼することが可能です。

文字起こしという「作業」を切り出して依頼するのではなく、ビジネスの「目的」を達成するための一連のプロセスをサポートしてくれる、強力なパートナーとなります。

Chatwork アシスタントを導入するメリット

『Chatwork アシスタント』を活用することで、企業は具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。

その独自の強みを3つのポイントに絞ってご紹介します。

メリット1:文字起こしから成果物作成までをワンストップで依頼できる

最大のメリットは、その柔軟性と対応範囲の広さです。

文字起こしを依頼した後、そのテキストデータを使って議事録を作成したり、記事を執筆したりするのは、結局自社の担当者というケースは少なくありません。

『Chatwork アシスタント』なら、契約した時間内で「文字起こし+議事録作成」や「インタビューの文字起こし+記事のドラフト作成」といった複合的な依頼が可能です。

これにより、業務プロセス全体を効率化し、担当者を完全にコア業務に集中させることができます。

メリット2:月額数万円からの低コストで優秀な人材を活用できる

アシスタントを1人直接雇用すれば、月々数十万円の人件費や社会保険料、採用・教育コストがかかります。

『Chatwork アシスタント』は、月額数万円からというリーズナブルな料金で、さまざまなスキルを持つプロのアシスタントチームを活用できます。

必要な時に必要な分だけリソースを確保できるため、コストを抑えながらバックオフィス体制を強化したい企業にとって、費用対効果が非常に高い選択肢です。

メリット3:Chatworkで完結するスピーディで円滑な連携

アシスタントとの業務連絡やデータ共有は、すべて使い慣れたビジネスチャット「Chatwork」で完結します。

メールのように形式的な文章を作成する手間がなく、チャットで気軽に、そして迅速に業務依頼や相談ができます。

タスク管理機能を使えば、依頼した業務の進捗状況も一目で分かり、依頼漏れや確認漏れを防ぐことができます。

このストレスのないスムーズな連携が、日々の業務効率を格段に向上させます。

まとめ

本記事では、文字起こしの外注について、依頼できる業務範囲や料金相場、メリット・デメリット、外注先の選び方などを解説しました。

おすすめのサービスなども参考にしつつ、ぜひスムーズな外注・業務の効率化にお役立てください。

Chatwork

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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。


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文字起こしの外注に関するQ&A

音声データの受け渡しは、どのような方法で行いますか?

多くのオンライン完結型サービスでは、業者が指定するサーバーに音声ファイルをアップロードする方法が一般的です。

その他、ギガファイル便などのファイル転送サービスを利用する方法や、DVD-Rなどのメディアを郵送する方法に対応している業者もあります。

セキュリティ面を考慮すると、業者が用意する暗号化された専用サーバーを利用するのが最も安全です。

どのくらいの時間で納品されますか?

業者や音声データの長さ、内容によって異なりますが、一般的に60分の音声データで、中2~3営業日を標準納期としているところが多いです。

多くの業者では、追加料金を支払うことで、翌営業日や即日納品といった「特急対応」も可能です。

必要な納期と予算に応じてプランを選択しましょう。

AIによる自動文字起こしサービスとの違いは何ですか?

AIによる自動文字起こしは、圧倒的なスピードと低コストが最大のメリットです。

しかし、精度はまだ発展途上であり、特に複数人が話している場合や、専門用語が多い場合、雑音が多い環境などでは、誤認識が多く発生します。

一方、人による外注サービスは、コストと時間はかかりますが、文脈を理解した上での正確な聞き取りが可能であり、ビジネスで利用するための高い品質が保証されます。

メモ程度の用途ならAI、正確な記録や成果物が必要な場合は人による外注、と使い分けるのが賢明です。

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