情報漏洩の具体的事例とは?情報漏洩が起きるとどうなるか合わせて解説
目次
企業が事業活動にとりくむときは、顧客が安心して製品やサービスを利用できる環境整備が必要です。
ただ、社内のセキュリティ対策が不足すると、情報漏洩の事例につながる可能性が考えられます。
顧客や取引先を始め、従業員の個人情報や機密情報を守るためにも、情報漏洩の事例が起きやすい場面を知っておくと対策が打ちやすくなるでしょう。
情報漏洩が起きやすい事例には、どのような内容があるのか解説します。
情報漏洩によって生じる被害
情報漏洩とは、企業が業務の範囲内で取り扱う情報が外部に漏れてしまうことです。
主にインターネットやオンラインのツールなどの情報機器から、セキュリティ対策不足や外部からの攻撃を受けたときに情報漏洩が起きやすくなります。
情報漏洩の事例が起きると、どのような被害が出るのでしょうか。
顧客に被害が及ぶ
情報漏洩の代表的な事例は顧客の個人情報が外部に漏れる情報漏洩です。
自社の商品を購入した業務のやりとりをしている取引先や、氏名や住所、生年月日などが漏れると、大切なお客様が被害に遭う可能性があります。
個人情報が漏れることで、迷惑メールや電話を受けたり、本人の知らないうちに契約名義に使われていた、などの事態が発生することが懸念されます。
会社の信用を失う
情報漏洩が起きると、企業を信頼して製品やサービスを利用していた顧客や取引先の信用を失います。
企業の情報漏洩がニュースで公表されるなど、管理システムが惰弱である事実が広まってしまい、企業としての安全性を問われる状況につながります。
一度失った信用を取り戻すのは時間がかかるため、企業側は情報漏洩が起きないように社内のセキュリティ対策や意識を高める必要性があります。
損害賠償の支払い義務が生じる可能性がある
顧客や従業員の個人情報が漏れてしまうと、企業が損害賠償責任を問われて慰謝料を支払う可能性が出てきます。
事例として、顧客のクレジットカードや銀行口座の番号に関する情報漏洩が起きると、多額の支払いが発生するケースもあるでしょう。
情報漏洩が起きると、企業の経営が続けられない状況につながる場合もあるため、安全な情報管理やセキュリティ対策が求められます。
情報漏洩の事例(1):メールやFAXの誤送信
メールやFAXの宛先は手動で取り扱うため、思い込みや操作ミスで別の相手にデータを送信すると問題につながるケースがあります。
とくにメールは、複数人に送信する際に宛先を間違って別の取引先や顧客を含めて送信してしまう事例が起きる可能性があるでしょう。
また、メールの本文やデータの内容を別の人物に送るなど、担当者の操作ミスによる誤送信で情報漏洩が起きるかもしれません。
情報漏洩の事例(2):不正ログイン
企業で管理するPCやソフトにログインするために必要な情報は、リストアタックなどの行為により特定されてしまい、不正ログインされてしまう可能性があります。
社内情報が保存されているPCにログインされることで、それらが第三者に漏洩してしまいます。
情報漏洩の事例(3):ウイルス感染
ウイルス感染から情報漏洩につながる可能性もあります。
情報漏洩を引き起こすウイルスは、仕事で取り扱うメールの添付やインターネットなどを通じて感染します。
社内全体でセキュリティ対策のルールを決めて、情報漏洩の事例をなくす働きかけを共有する必要があるでしょう。
情報漏洩の事例(4):紛失や置き忘れによる盗難
社外で仕事に取り組むときは、個人的なミスによる情報漏洩にも注意が必要です。
たとえば、企業の情報が入ったUSBや資料を紛失したり、外出先の電車やカフェにPCが入ったカバンを置き忘れて盗難にあうことが考えられます。
社内から書類や機器を持ち出すときのルールを共有しておかないと、あとからトラブルにつながる可能性が出てくるでしょう。
紛失や置き忘れによるミスは、情報漏洩の事例が発生しやすいポイントになるため、企業側から従業員に注意喚起や対策が求められます。
情報漏洩の事例を学び事前に予防しよう
企業は顧客や取引先からの信頼をもとに事業活動に取り組むため、セキュリティ対策を高める責任が求められます。
個人情報や機密情報が外部に漏れてしまうと社会的な信用を失い、損害賠償を支払う必要が出てくる可能性もあるでしょう。
個人のミスで起きやすい情報漏洩の事例には、メールやFAXの誤送信、紛失や置き忘れによるミスがあげられます。
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