スタンディングワークとは?効果的なスタンディングワークの取り入れ方

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業務効率化
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スタンディングワークとは?効果的なスタンディングワークの取り入れ方

目次

業務の効率化を考えて、立った姿勢で仕事をおこなう「スタンディングワーク」用のスペースを設ける企業もあるようです。

デスクワークといえば座っておこなうのが主流ですが、スタンディングワークが推奨される背景や、スタンディングワークの効果にはどのようなものがあるのでしょうか。

効果的にスタンディングワークを取り入れることで、業務効率化や健康リスクの軽減につながる理由を紹介します。

スタンディングワークとは

スタンディングワークとは、言葉のとおり「立って仕事をおこなうこと」を指します。

海外の企業でスタンディングワークが広まっていることや業務をおこなうのに効果的であるという声を受けて、日本の会社でも取り入れる会社が増えています。

オフィスワークと聞いて一般的に思い浮かべるのは、デスクに向かって長時間椅子に座ったまま作業をおこなっている姿でしょう。

しかし、座りっぱなしでの作業には健康リスクや集中力低下の懸念があるとされています。

当たり前とされてきた従来の仕事のやり方に潜む欠点を補う新しい形として、スタンディングワークが注目されているのです。

そもそも座ったまま仕事をするリスクとは?

長時間座ったままの姿勢でいると、脚の筋肉を動かさないため下半身の血行が悪くなり、エコノミークラス症候群などになる恐れがあります。

また、座りっぱなしの状態が毎日続くことで運動不足になると、脳梗塞・心臓病・ガンなどを発症するリスクも高まるといわれています。

椅子に座る時間が長いと姿勢が悪くなるため、慢性的な肩こりや腰痛に悩まされているという人も多いでしょう。

健康リスクのほか、座りっぱなしでいるためにだんだん集中力が低下してくる、体を椅子に預けていると食後に眠たくなってしまうなど、生産性に関わるデメリットもあります。

座りっぱなしによる健康リスクと生産性低下の両方の解決策と期待して、スタンディングワークを取り入れる会社が出てきています。

スタンディングワークの効果

生産性の向上や健康リスクの回避につながるスタンディングワークを取り入れると、具体的にどのような効果があるのか見ていきましょう。

姿勢がよくなる

長時間座って仕事をおこなうと、腰の負担になることや肩こりにつながる場合がありますが、スタンディングワークで仕事をすることで、肩こりや腰痛を改善できることがあります。

スタンディングワークなら、足腰を伸ばしたり、モニターと目線を合わせることで前傾姿勢をしないで済みます。

また、立っていることで軽く体を動かしてリフレッシュもしやすいでしょう。

スタンディングワークなら、座っていて疲労を感じたり筋力の衰えや運動不足が気になる方も、仕事をしながら負担を軽減することができるかもしれません。

集中力が向上する

下半身の筋肉を使うと全身の血流がよくなり、脳の認知機能が働きやすくなって、集中力が高まるといわれています。

眠気を防止したいときや新しいアイディアを生み出したいときにも、スタンディングワークは効果的でしょう。

また、立った姿勢で仕事をおこなうと、座っているときとは異なり適度な緊張感を保てます。

昼食後に眠気が来た場合や疲労を感じたとき、軽い打ち合わせなどをスタンディングワークでおこなうと効率的に進めることができるかもしれません。

短時間で終わらせる意識が身につく

スタンディングワークに慣れていても、長時間休まず、疲労を感じずに立っていられるという人は少ないでしょう。

また、スタンディングワークが効果的と認識していても、ずっと座っているのと同様に立ち続けることで疲労を感じてしまうという面もあります。

スタンディングワークの時間内で作業を効率的に進めたいという意識を持つことで、自然と作業速度が上がり短時間で集中しておこなうことができるでしょう。

手をつけにくいと躊躇していた仕事や、仕事のスイッチを入れたいときなどに敢えてスタンディングワークをおこなうことで、仕事の意識の切り替えやダラダラ仕事をすることの予防にも効果的かもしれません。

効果的なスタンディングワークの取り入れ方

スタンディングワークのメリットを理解したうえで、無理なく効果を得るためにはどうすればよいのでしょうか。

スタンディングワークを効果的に日常の業務に取り入れる方法を考えていきましょう。

立つ時間を決める

スタンディングワークは、就業時間中常に立っていることを指すものではありません。

昼休憩後のだらけがちな時間に1日2時間だけと決めたり、集中したいここぞというときにだけおこなうなど、自分に合った取り入れ方をみつけましょう。

慣れてきて長時間のスタンディングワークをできるようになってからも、適度に休憩をはさんだり体を動かしてリフレッシュするなど、時間を決めてメリハリを持つことが大切です。

会議や打ち合わせに取り入れる

スタンディングワークはクリエイティブな発想を生み出したいときや集中したいときに効果があるため、複数人での会議や打ち合わせに取り入れるとよいでしょう。

会議の内容を実のあるものにできるほか、予定より時間が長引いてだらだら続いてしまうことも避けられます。

お互いに姿勢を正して向き合い、体を動かす自由もあることで、ほどよい緊張感とリラックス感で会議に臨むことができるでしょう。

無理のない姿勢でおこなえるデスクを用意する

スタンディングワークのメリットである正しい姿勢の維持には、個人にあった高さのデスクが必要です。

高さが合わないデスクを使うと、姿勢が悪くなり、首や肩を痛めることになりかねません。

オフィス内の複数の人がデスクを使うことが想定される場合は、高さ調節機能があるものを用意するとよいでしょう。

なるべく姿勢よく立ったまま、PCやモニターを利用できるような高さのデスクを利用することで、スタンディングワークを効果的に取り入れられます。

スタンディングワークは在宅勤務でも効果的

スタンディングワークを取り入れる場所はオフィスに限りません。

プライベートとの切り替えが重要になる在宅勤務でも、スタンディングワークで集中しやすい環境を作ることは有効です。

また、通勤がなく体を動かす機会が減る在宅勤務こそ、スタンディングワークによる運動不足解消が必要ともいえるでしょう。

在宅勤務の環境整備において、高さ調節ができるスタンディングワーク用のデスクを検討してみる、もともとあるデスクの上に置いて使える卓上スタンディングデスクを購入するという方法もあります。

これから在宅勤務環境を整備する方や在宅勤務を取り入れようと考えている企業は、スタンディングワークの導入についても検討してみると、より効率的なテレワークやリモートワークを運用できるかもしれません。

スタンディングワークを取り入れて業務効率化

日常の業務にスタンディングワークを取り入れることで、長時間座りっぱなしで仕事をおこなうことによる健康リスクや生産性の低下を避けられます。

集中力や生産性の向上を目的としたスタンディングワークには、ビジネスチャットのChatworkをあわせて導入すると効果的です。

自分だけが見られるマイチャットでタスク管理機能を使えば、これはスタンディングワークで集中しておこないたい、これは座りながらでも可能、などの細かいタスクの振り分けも可能です。

また、スタンディングワークで離席している状態でも、Chatworkであれば気軽に連絡が取れるので問題なく業務を進めることができるでしょう。

さまざまなデバイスから接続することができ、ファイル共有機能やWeb会議機能も備わっているため、在宅勤務でもオフィスと変わらない環境で利用できます。

スタンディングワークを導入する際は、より効果的な業務効率化を図るために、Chatworkの導入もご検討ください。


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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。

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