クラウドとは?クラウドについて初心者向けにわかりやすく解説

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クラウドとは?クラウドについて初心者向けにわかりやすく解説

目次

インターネットやスマートフォンの普及にともないビジネスでも多くのクラウドサービスが利用されるようになりました。

総務省の『情報通信白書 令和2年版』によると、クラウドサービスを利用している企業の割合は64.7%にのぼりました。[※1]

今後もクラウドサービスの存在感はどんどん大きくなっていくでしょう。一方、そもそもクラウドとは何であるのか、よくわかっていないまま使っている方もいるのではないでしょうか。

そもそもクラウドとは何かについて、クラウドの意味や、クラウドの種類、利用するメリットなどを紹介します。

そもそもクラウドとは

そもそもクラウドとは、「クラウドコンピューティング」という言葉の略語です。クラウドコンピューティングでは、ユーザーに対し、インターネットを介して情報資源を提供します。

クラウドコンピューティングの仕組みをもちいて提供されるサービスのことをクラウドサービスと呼びます。

クラウドではないサービスでは、情報資源はユーザーが個々に持っているPCに蓄積されています。クラウドサービスではそうではありません。情報はインターネット上にあり、必要に応じてサービス側から提供されます。

クラウドが登場する前は、自社でサーバーを所有して、システムを構築・運用するオンプレミスが主流でした。クラウドが登場したことで、自社のサーバー、もしくはPC本体に情報をもつ必要はなくなりました。

クラウドサービスの種類

クラウドサービスには、さらに複数のサービスがあります。ここでは主なサービスを4種類紹介します。

SaaS(サース)

SaaS(サース)とはSoftware as a Serviceの略語で、インターネット上でソフトウェアを利用できるサービスのことです。

SaaSを利用すれば、ソフトウェアを自社で開発・メンテナンスする必要はかならずしもありません。基本的にはSaaS事業者が提供するサービスをインターネット経由で利用する形になり、自社に開発者やサーバー管理者がいなくとも簡単にサービスを利用できるのが特徴です。SaaSの具体的なサービスとして、Googleが提供しているGmailをはじめ、Microsoft365、Dropbox、Salesforceなどが知られています。

PaaS(パース)

PaaS(パース)とはPlatform as a Serviceの略語で、開発環境やプラットフォームを提供するサービスのことです。

提供されたプラットフォームを使って、自分でアプリケーションを実装できます。PaaSの具体的なサービスは、Google App Engine、Microsoft Azure App Service、AWS(Amazon Web Service)などがあります。

IaaS(イアース)とHaas(ハース)

IaaS(イアース)はInfrastructure as a Serviceの略語で、サーバーやインフラをインターネット上で提供するサービスのことです。

HaaS(ハース)はHardware as a Serviceの略語で、システム構築に必要なハードウェアを提供します。HaaSはIaaSの前の呼び方といわれています。

これらはPaaSのようにプラットフォームが整った状態ではないため、ミドルウェアを導入してアプリケーションを実装できます。自由度が高い分、高い専門性が求められます。具体的なサービスはGoogle Compute Engine、Microsoft Azure 仮想マシン、Amazon Elastic Compute Cloud などがあります。

クラウドを利用するメリット

クラウドを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

メンテナンスの必要がない

自分のPCやハードウェアにダウンロードするオンプレミスの場合は、定期的にメンテナンスしなければなりません。クラウドサービスは基本的にメンテナンスをおこなう必要がありません。運営元が定期的にメンテナンスや管理をしており、労働コストが削減できます。

イニシャルコストが低い

オンプレミスの場合は、自社でサーバーを保有するために、高額のイニシャルコストがかかります。またそれに伴って専門スキルのある担当者を配置するか、あるいは外部に委託しなければなりません。

クラウドサービスでは、サーバー環境や機器の準備が不要で、初期費用を抑えられます。またクラウドサービスには無料プランから有料プランまで揃っているので、ニーズに合ったプランを利用すれば、無駄なコストの発生を防げます。

利用デバイスを問わない

クラウドサービスの場合、目の前のPCやスマートフォンにではなく、ネットワークにつながった先にデータが保存されています。

そのためオフィスのPCからでも、外出先のタブレットやスマートフォンからでも、利用デバイスを問わず同じ機能が利用できます。社外にいてもデータを確認できます。

導入の手間がかからない

通常、自社でシステム開発する場合は多くの工程や時間がかかりますが、クラウドサービスの場合は基本的にすぐに利用開始することができます。

準備に必要な時間が少ないため、スピード感をもって導入することができます。

バックアップとしてデータ管理が可能

クラウドサービスは、データをインターネット上で提供するため、物理的な制約を受けにくい特徴があります、万一サービスを利用しているPCやスマートフォンなどのデバイスが壊れたとしても、データがクラウド上にあれば破損しません。

必要最低限のデータはPCに持っておき、バックアップデータをクラウド上で管理をするという使い方が可能です。

クラウドを利用するデメリット

クラウドサービスの利用はメリットばかりがあるようにみえますが、デメリットもあります。クラウドサービスのデメリットを紹介します。

カスタマイズが難しい

クラウドサービス事業者が提供するサービスはさまざまなユーザーが利用することを想定した既製品です。オンプレミス型のサービスでは、通常自社専用のためにシステムを構築するため、大きな違いといえます。

既製品を利用することから、一般的にはカスタマイズ性が多少劣ることがあります、

オフラインではサービス利用できない

クラウドサービスにアクセスするにはオンライン環境が必須です。

クラウドサービスはインターネットがあればサービスの利用ができますが、反対にインターネットがないと利用することができません。

そのため、何らかの理由でインターネットが利用できなくなった場合の対処を考えておく必要があります。

ランニングコストがかかる

クラウドサービスは低いイニシャルコストで導入できる可能性があることが利点ですが、反対にランニングコストがかかる場合が多い点は留意が必要です。

ランニングコストは通常月額もしくは年額で請求されます。料金プランはしっかり確認しておきましょう。

クラウドサービスならChatwork

クラウドと一口にいっても、多種多様なサービスが存在します。そのため自社のニーズを明確にし、自社に合ったサービスを導入することが大切です。

Chatworkはビジネスチャットを提供しているクラウドサービスです。チャット形式でスピーディーなやりとりや情報共有が実現でき、使いやすく分かりやすいデザインであることも特徴です。

クラウドサービスであるため、イニシャルコストが低く導入が簡単であること、インターネットがあればどこからでも利用できること、やりとりに関する大切なデータをインターネット上にバックアップできることなどのメリットがあります。

Chatworkの料金プランの中には、フリープランもあります。ぜひ検討ください。


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[※1] 参考:総務省|令和2年版 情報通信白書|企業におけるクラウドサービスの利用動向
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252140.html

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