リーダーシップの種類とは?8つのリーダーシップの種類・スタイルの特徴を解説

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リーダーシップの種類とは?8つのリーダーシップの種類・スタイルの特徴を解説

目次

リーダーシップにはいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。

たとえば、メンバーとの関係性を重視するものから、リーダーがお手本となって指導するものなど、組織の目指す方向性によって、必要となるリーダーシップも異なります。

それぞれのリーダーシップの特徴を知ることで、組織の運営に関わる管理職の育成にも役立ちます。

組織運営に役立つリーダーシップの種類とスタイルについて解説します。

リーダーシップが重要な理由

組織の生産性をあげるためには、チームをまとめて方向性を示すリーダーの存在が必要です。

職場においてリーダーシップが重要とされる理由を見ていきましょう。

職場のチームワークを高められる

組織のメンバーをまとめるリーダーがいると、人間関係が良好になります。

メンバー同士が仕事を手伝いあったり、リーダーがメンバーの悩みを聞いたりするなど、職場全体が互いにサポートをしあう環境になるでしょう。

職場のチームワークが高まると、メンバー同士が信頼関係を構築することもできます。

管理職の人材育成を進められる

職場の管理職に必要とされるスキルのひとつに、リーダーシップがあげられます。

リーダーシップを身につけることで、職場のメンバーに声をかけることや、仕事全体が滞りなく進むように調整することなど、管理職側の視点を学ぶことができます。

社員の自主性を引き出せる

メンバーの持つ力を最大限発揮できるようにサポートするリーダーシップを身につけることで、社員が自分の頭で考えて行動できるスキルが身につきます。

リーダーの影響を受けた部下は、職場全体の状況を見渡し、上司から指示される前に行動する意識を高められるでしょう。

リーダーがメンバーを信頼することで、社員が自立して仕事に取り組めるスキルを引き出せるメリットがあります。

組織の成長につながる

職場でリーダーシップがうまく機能すると、組織の成長に必要な課題を解消することが期待できます。

たとえば、リーダーが指示を出すことで仕事の無駄な工程を省けると、部下の仕事量が減り、作業効率化を図れることが期待できます。

メンバーから尊敬されるリーダーがいることで、組織全体が信頼関係を築きながら、意見交換を活性化することができ、組織の課題解決の能力を高めることができます。

リーダーシップの種類・スタイル

リーダーシップにはいくつかの種類・スタイルがあります。

それぞれのリーダーシップについて正しく理解することが必要です。

8つのリーダーシップについて、それぞれの特徴を解説します。

リーダーシップの種類・スタイル:コーチ型

職場のリーダーがメンバーのコーチ役となって、指導に取り組むスタイルです。

メンバーの長所や個性を引き出しながら、ひとり一人に合わせた方法で成長を促していきます。

リーダーの価値観を押しつける方法ではないため、無理のない指導に取り組むことができます。

少人数の職場に向いており、お互いに信頼関係を築いていくことができます。

リーダーシップの種類・スタイル:ビジョン型

組織が達成したいビジョンに向かって、リーダーがメンバーに方向性を示しながら、目標達成まで導くスタイルです。

目標到達までのプロセスは、メンバー同士で考えながら取り組む流れが基本です。

メンバーは自力で課題を解消できるスキルを身につけることができます。

リーダーの信念に共感できるメンバーが集まり、ビジョン達成に向けてメンバーが自主的に行動することが必要となります。

リーダーシップの種類・スタイル:ペースセッター型

リーダーが見本となって手本を示しながら、それをメンバーが模倣する形で仕事のスキルを高めていくスタイルです。

どのように仕事を進めていくのかのポイントを示すことで、仕事の難しい課題を乗り越えられるメリットがあります。

リーダーが高いスキルを保有している前提が必要となり、メンバーにも同様の高いスキルが求められます。

ペースセッター型のリーダーは、自らが手本となり組織を導くことと同様に、メンバーが脱落しないように補助することも必要とされます。

リーダーシップの種類・スタイル:関係重視型

リーダーとメンバーの信頼関係を重視するスタイルで、円滑な人間関係や職場の雰囲気を大切にします。

メンバー同士が気軽に意見を言いやすくなり、職場内に安心感が生まれるでしょう。

関係性を良好にすることは、メンバーのチームへの貢献意識を高めることにつながり、目標達成に近づくメリットが期待できます。

関係性を重視するあまり、仕事上でもお互いに馴れ合う関係性にならないように配慮することが大切です。

リーダーシップの種類・スタイル:強制型

仕事の命令や指示をリーダーが出して、メンバーが従うスタイルです。

メンバーはリーダーに従うことが前提で、仕事を早く進めやすいというメリットがあげられます。

短いスパンで目標達成を目指す際に役立ちます。

リーダーが絶対という価値観のもとメンバーを行動させるため、進め方によってはメンバーからの反感につながる可能性があります。

リーダーシップの種類・スタイル:民主型

リーダーがメンバーの意見を聞きながら、メンバーの納得や理解を得たうえで、意思決定をするスタイルです。

大人数の職場に向いており、職場の課題や問題を解決したいときに役立ちます。

無理やり決めて進める方法ではないため、メンバーそれぞれの意見を引き出しやすい効果が期待できます。

意見がまとまるまでに、ある程度の時間がかかる場合があります。

リーダーシップの種類・スタイル:奉仕型

リーダーがメンバーに与える・支援するという前提をもとに、対等な関係性を築きながら、チームをまとめるスタイルです。

サーバントリーダーシップとも呼ばれており、傾聴や共感を大切にするリーダーシップの種類です。

組織にとって問題になりそうな課題を事前に解消するなど、過去や現在を見つめながら未来を見通すスキルも求められます。

社内で考え方が浸透するまでには、ある程度の時間がかかる可能性があります。

リーダーシップの種類・スタイル:官僚型

組織のルールや規則を第一に、メンバーをまとめるスタイルです。

仕事の決まりが明確になっていることが多く、順序に従いながら仕事に取り組むことが重視されます。

リーダーの指示にしたがって行動することが求められるため、自主性よりも正確に仕事をこなすスキルが求められます。

ただ、ルールを守ることを大切にするあまり、リーダーやメンバーの行動が保守的になってしまい、創造性に欠けるという課題があげられます。

リーダーシップを発揮しやすい環境づくりをしよう

リーダーシップの種類やスタイルには、それぞれに長所や短所があります。

社風や職場の雰囲気によって、求められるリーダーの種類は変わります。

管理職やリーダーを目指す人は、組織や自分に合ったリーダーシップを身につけることが大切です。

また、リーダーシップを発揮するには、コミュニケーション活性化につながる環境づくりが求められます。

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