フィードフォワードとは?人材育成に活用するメリットと方法

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フィードフォワードとは?人材育成に活用するメリットと方法

目次

フィードフォワードとは、未来に視点をおく手法のことです。

フィードバックとは違い、過去や現在の行動に注目しない特徴があります。

社内のコミュニケーションに活用することで、チームワークを強化して、人材定着化を図る効果が期待できるでしょう。

フィードフォワードとは何か、人材育成に活用するメリットと方法を解説します。

フィードフォワードとは?

フィードフォワードとは、未来に視点をおく手法のことです。

過去や現在の行動ではなく、未来を軸にしてコミュニケーションを図るため、肯定的に意見を伝えやすくなります。

人材育成に活用されており、組織力の向上や人材の定着化に期待できるでしょう。

フィードバックとの違い

フィードバックは、過去や現在の行動に注目する特徴がある一方で、フィードフォワードは、未来に視点をおくところが特徴です。

フィードバックには、仕事の振り返りや成長につながるメリットがありますが、伝え方や内容によっては、従業員のモチベーションが低下してしまうデメリットがあります。

一方、フィードフォワードは、未来の話をするのでダメ出しにならないメリットがあります。

しかし、未来視点で具体的な提案をする話し方は、使い方に慣れるまでに時間がかかるため、職場全体ですぐには使いづらいところがデメリットです。

人材育成において上手に活用するためには、両方のメリットとデメリットを知って、併用して活用することがポイントです。

ティーチング・コーチングとの違い

ティーチングは上下関係のある指導方法で、コーチングは対等な関係性を築いて気づきを与える手法という違いがあります。

ティーチングとは、先生と生徒など、上下関係のある指導方法です。

一方、コーチングは、相手に気づきを与える質問を投げかけるなど、対等な関係性を築いてコミュニケーションを図る手法になります。

ティーチングには、ルーティン業務などの習得に向いている強みがありますが、自力で考える習慣をつくれないため、指示を待つ人材を育成してしまう可能性があるでしょう。

一方、コーチングには、自由な発想力が必要な業務に活かせる強みはあるものの、緊急性の高い対応には、向いていないという弱点があります。

フィードフォワードが求められる背景

企業の事業活動を継続するには、主体的に考えられる人材が必要です。

フィードフォワードが求められる背景を見ていきましょう。

イノベーションに向けた人材育成

時代の変化に取り残されないためには、競合他社に負けないためにも、未来に向けて新しいチャレンジができる人材が求められます。

また、新しいアイデアを実現させて、価値を生み出せるイノベーションが重要です。

フィードフォワードは、未来に視点をおいてコミュニケーションを図る手法になるので、日常的にとりいれることで従業員の思考力を養えます。

組織力の向上

上司からいわれたことだけをやるのではなく、従業員一人ひとりが枠にとらわれないで、主体的に事業活動のことを考えていく姿勢が求められます。

フィードフォワードの活用で、従業員同士が有益な意見交換を進めやすくなり、社内のチームワークを強化できて組織力の向上に期待できます。

フィードフォワードを導入する目的

フィードフォワードを導入すると、上司と部下のコミュニケーションが双方向になるので、一方的な伝え方になりづらいという特徴があります。

未来視点でアドバイスができるので、批判的な意見になることを回避できて、上司から部下にアドバイスをするときも角が立ちにくいでしょう。

フィードフォワードは、若手の人材育成だけでなく、社内のハラスメント防止にもつながり、管理職の人材育成にも期待できます。

フィードフォワードのメリット

フィードフォワードのメリットについて詳細を見ていきましょう。

チームワークの強化や成長につながる

未来に向けた意見交換ができるため、広い視野をもって話し合いを進められます。

意見交換が活性化しやすくなると、社内のチームワークの強化や従業員の成長につながるでしょう。

また、建設的な伝え方がしやすくなるので、人間関係の揉めごとを減らす効果が期待できます。

作業効率化・生産性が向上する

未来視点で意見を伝えやすくなるため、現場で課題を感じるポイントを共有できて、改善を進めやすくなります。

作業のプロセスを簡略化できると、作業時間を短縮できて効率化を図れるでしょう。

現場の課題解消は、仕事における心理的な負担の軽減につながり、従業員の集中力が増して生産性の向上に期待できます。

従業員の定着化に期待できる

上司から部下に向けて一方的にコミュニケーションを図る状況を避けられるため、人間関係でトラブルになる機会を減らせます。

社内の雰囲気が穏やかなものになると、居心地がよくなるため、従業員は長く働き続けたい職場だと感じるでしょう。

社内の離職者や休職者を予防できて、従業員の安定的な定着化に期待できます。

フィードフォワードのデメリット

従来の指導方法は、フィードバックが大半なので、未来に視点をおくフィードフォワードに馴染みがない方も多いかもしれません。

話し合いのときに言葉が出てこないなど、フィードフォワードの方法に慣れるまでは、ある程度の時間がかかります。

企業側が研修の機会を設けるようにして、少しずつ時間をかけて定着させる工夫が必要です。

フィードフォワードのやり方

フィードフォワードのやり方を見ていきましょう。

否定でなく肯定的に伝える

フィードフォワードは、未来視点で肯定的な言葉を使うことが重要です。

慣れないうちはフィードバックと混同してしまい、上手に伝えるのが難しいと感じるかもしれません。

ネガティブな側面を伝えるのではなく、できる限りポジティブな側面を見て伝えられると、伝えられた相手の印象が柔らかくなります。

具体的な提案と未来の行動を意識する

フィードフォワードは未来視点で提案するため、あいまいな伝え方だと、うまく内容が伝わらないことがあります。

たとえば、上司から部下に向けて「仕事のスピードアップを図ってほしい」という伝え方をしても、具体的ではないので、何をどう改善していいのかがわからないでしょう。

わかりやすく伝えるには「〇〇の工程は〇〇のツールを使って終わらせると、さらに仕事のスピードアップにつながると思う」など、具体的な提案に加えて、未来の行動をセットで伝えることが大切です。

フィードバックと併用する

過去の前例や実績がある業務については、個人に対してフィードバックで直接伝えるほうがわかりやすい内容もあります。

フィードフォワードの場合は、未来に向けての改善策を話し合うため、大勢で意見を出し合うときに向いているでしょう。

フィードバックとフィードフォワード両方のよさを活かしながら、併用することで各指導法のメリットを発揮できます。

研修・会議で実践する

フィードフォワードの概要について、導入目的や進め方を社内で研修しましょう。

社内だけで実践するのが難しいときは、外部から専門の講師を呼ぶ方法もあります。

学んだことを活かすには、会議などの話し合いの場を活用して、実践で身につけていくことが大切です。

ある程度慣れるまでに時間がかかるため、日常的に活用して習慣化できるようにしましょう。

フィードフォワードの活用シーン例

仕事で使うときの一例として、会議で目標共有するときの伝え方を参考にしてみましょう。

「皆さんのおかげで目標の数字まで、残り〇〇に到達しました。残りの目標達成に向けて、具体的にどのようなことを実践するといいと思いますか?」

上記のような形で意見を引き出せるようにして、相手の意見を肯定的に受けとめていくことで、全体のコミュニケーションを活性化できます。

フィードフォワードは人材育成に役立つ

フィードフォワードは、未来視点でコミュニケーションを図れるため、過去や現在にとらわれずに話せるという特徴があります。

若手や管理職の人材育成に役立つため、フィードバックのメリットと併用しながら積極的に活用してください。

フィードフォワードは、対面で話すときだけでなく、メールやビジネスチャットでやりとりをするときにも役立ちます。

社内でフィードフォワードを実践するときは、ビジネスチャット「Chatwork」を導入することがおすすめです。

「Chatwork」を活用してフィードフォワードを練習することで、習慣化につながるためスキルを身につけることができます。

フィードフォワードで人材育成を進めるときは、ぜひ「Chatwork」をご活用ください。

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