「褒める」と「誉める」の違いとは?意味や使い分けのポイントを解説

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「褒める」と「誉める」の違いとは?意味や使い分けのポイントを解説

目次

「ほめる」という言葉は、日常生活やビジネスシーンでも使われることの多い言葉です。

漢字で表記する場合は、主に「褒める」と「誉める」の2種類があります。

「ほめる」という言葉の意味はわかっていても、「褒める」と「誉める」の違いはわからないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「褒める」と「誉める」の意味の違い、使い分けのポイントや、注意点などを解説します。

「褒める」と「誉める」の違いとは

「褒める」と「誉める」の大きな違いは、使う相手が異なるという点です。

「褒める」と「誉める」の言葉の意味について、それぞれくわしく紹介します。

「褒める」の意味

「褒める」とは、人のおこないを評価すること、たたえることを意味します。

とくに「褒める」は、目上の人から目下の人、または同列の人に向けて使われることが多く、親が子供をほめる場合や、上司が部下をほめる場合などに使われる傾向があります。

「誉める」の意味

「誉める」も、意味としては「褒める」と同様に、人のおこないを評価することやたたえることを指します。

「誉める」は、個人から評価されるというよりも、多くの人からの評価、社会的な評価というニュアンスがあります。

「誉」という漢字を使った「名誉」という言葉は、個人または集団に対する社会的に承認された価値という意味です。

「名誉」といった熟語からも、「誉」が大勢の人からの社会的な評価であることが読みとれるでしょう。

「褒める」と「誉める」の使い分けのポイントと例文

「褒める」と「誉める」の使い分けのポイントと例文を解説します。

「褒める」の例文

「褒める」は、目上の人から目下の人に対してや、同等の相手に対して使います。

「褒める」を使った例文は以下のとおりです。

・父親は息子が学校の宿題を一生懸命頑張っていたのを褒めた
・社員ひとりひとりがモチベーションを維持できるように、課長はよく社員のことを褒めていた
・新規のプロジェクトが無事始動できたので、社長に褒めてもらえた

 

「誉める」の例文

「誉める」は、社会的な評価というニュアンスで使うことが多いです。

「誉める」を使った例文は以下のとおりです。

・彼の勇敢な行動はニュースになり、多くの人に誉められることとなった
・発展途上国や貧困地域の課題解決のために尽力した彼の功績は、いまなお誉めたたえられている

「褒める」と「誉める」の注意点

「褒める」は公用文で使用できますが、「誉める」は常用外漢字であるため使用できません。

公用文では原則、常用漢字を使用します。

そのため、公用文では「褒める」は使用できても、常用外の「誉める」は使用できないことを覚えておきましょう。

「褒める」と「誉める」の同義語

「褒める」と「誉める」の同義語について解説します。

 

賞める

「賞める(ほめる)」には、優れたおこないに対し、ほうびを与えてたたえるという意味があります。

評価に加えて、報酬が与えられる場合に使う表現です。

讃める

「讃める(ほめる)」には、多くの人が声を合わせてほめたたえるという意味があります。

立派なおこないなどに対して、いい評価をするという点で「褒める」や「誉める」と共通点があり、同義語として使用できます。

「褒める」と「誉める」の英語表現

「褒める」と「誉める」の英語表現について紹介します。

praise

「praise」は、「褒める」「賞賛する」という意味をもつ単語で、日常生活でほめる場合に使うことの多い表現です。

「praise」を使った例文は以下のとおりです。

Mary willingly helped her mother and was praised for it.
メアリーは進んで母親の手伝いをしていたので、褒められた。

Edward often worked as a store keeper to help his parents with their business and was often praised by his neighbors.
エドワードはよく親の仕事の手伝いとして店番をしていることも多く、近所の人たちからもよく褒められていた。

compliment

「compliment」には、「賛辞」「ほめ言葉」「お世辞」「祝辞」などの意味があり、「make a compliment」で「賞賛する」という表現になります。

「compliment」を使った例文は以下のとおりです。

At the awards ceremony he was the recipient of many compliments from the audience.
授賞式で彼は大勢の人からの賛辞を浴びていた。

For Richard, a compliment from his father was more gratifying than compliments from anyone else.
リチャードにとって、父親からもらったほめ言葉はほかの誰にもらったほめ言葉よりもうれしいものだった。

recognize

「recognize」には「(業績などを)評価する」「認める」という意味があります。

ほかにも「recognize」には、「識別する」「(事実であると)認める」「受け入れる」などさまざまな意味をもちます。

「recognize」を使った例文は以下のとおりです。

Everyone recognized his excellent research results.
彼の優れた研究結果を誰もが認めた。

Everyone on the team recognized her contribution and dedication to the team as a leader.
チームの全員が、リーダーとしての彼女のチームへの貢献と献身を認めた。

正しい言葉遣いで円滑なコミュニケーションを

「褒める」「誉める」には、人のおこないなどを評価するという意味があります。

「褒める」に個人を評価するニュアンスがあるのに対し、「誉める」には大勢の人からの社会的な評価という違いがあります。

「褒める」が常用漢字なのに対し、「誉める」は常用外漢字なので、公用文に使う際には注意しましょう。

本記事で紹介したさまざまな「ほめる」は日常生活やビジネスシーンでよく使われる表現ですので、正しい言葉遣いで、円滑なコミュニケーションを実現しましょう。

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