怒らない人・怒れない人の特徴とは?デメリットや心理状態を解説

公開日: 更新日:
業務効率化
  • facebookシェアボタン
  • Xシェアボタン
  • はてなブックマークボタン
  • pocketボタン
怒らない人・怒れない人の特徴とは?デメリットや心理状態を解説

目次

あなたのまわりに、いつも穏やかで、なかなか「怒らない人」はいませんか。

本来なら、感情的になっても仕方ない場面でも、感情をコントロールして笑っている人もいます。

そんな、怒らない人・怒れない人の特徴とは、どのようなものなのでしょうか。

デメリットや心理状態を解説します。

怒らない人とは

怒らない人といっても、「いつもにこにこしている人」や「冷静で落ち着いている人」などさまざまなタイプがあります。

よく「怒らない人の方が怖い」と言われますが、その理由には、我慢をしているのか、突き放しているのか、何を考えているのか分からない、という側面があるからかもしれません。

もし普段は怒らない人が、めったに見せない形相や声で怒ったときは、よほどの事態が起きてしまったのではないかと思った方がいいかもしれません。

怒らない人の特徴

怒らない人にはさまざまなタイプの人がいますが、以下のような特徴があります。

  • 関心がある物事が少ない
  • 視野が広い
  • 感情のコントロールができている

関心がある物事が少ない

怒らない人は、関心のある物事が少ないという特徴があります。

他人に関心がなく、相手の言動や考えている内容は自分に関係ないと思っています。

そのため、他人に怒りを感じない傾向にあります。

「怒らない人が怖い」と言われる理由のひとつです。

視野が広い

視野の広さも怒らない人の特徴です。

常にあらゆる可能性を考慮して過ごしているので、何か問題やミスが発生しても柔軟な発想で怒らずに対処できます。

視野を広げることは意識次第で習慣化できるので、怒らない人になりたい人は意識づけると良いでしょう。

感情のコントロールができている

怒らない人は、感情のコントロールができています。

コントロールしづらい喜怒哀楽を自分で調整して、冷静でいられる特徴があります。

怒る行為によるデメリットについても考えているため、ミスなどに対して指摘をする場面があっても、怒る行為は少ない傾向にあります。

怒らない人の心理状態

感情のコントロールが苦手な人にとっては、怒らない人はどのような心理でいるのか、不思議に感じるものでしょう。

怒らない人がどのような心理状態なのか解説します。

心に余裕がある

怒らない人は、常に心の余裕があります。

何か嫌な出来事があったりトラブルが起こったりしても、穏やかな気持ちで、ささいなことは気にしません。

もとから性格的に心に余裕があるケースもありますが、これまでのトラブルの経験などを通した場数を踏んでいて、心に余裕が持てているケースもあります。

面倒なことに巻き込まれたくない

怒らない人は、面倒なことに巻き込まれたくないと思っている可能性があります。

相手は怒られた体験によって、悲しい気持ちや嫌な気持ちになり、これまでの関係性から一変するリスクがあります。

事態を悪化させる面倒なことに巻き込まれたくないという、強い心理状態にあります。

無駄なエネルギーを使いたくない

怒りという感情には多くのエネルギーを消費します。

怒る行為が相手のためになるケースもまれにあるかもしれませんが、自らのエネルギーを消耗したくないがゆえに怒らない判断をする人もいます。

無駄なエネルギーを使わないためにも、物事に対して常に無関心でいる人もいるでしょう。

怒らないことのデメリット

怒らないことは穏やかな印象でメリットだけのように見えますが、以下のようなデメリットも存在します。

  • 自分の意見を主張できない
  • ストレスがたまりやすい
  • 冷たい人だと思われてしまう

自分の意見を主張できない

怒らないというスタンスには、自分の意見を主張できないというデメリットがあるといえます。

たとえば、自分を傷つけるような言動に遭遇した場合に、「嫌だな」「本当は違うのにな」と思っていても、怒らずに受け入れてしまうので、自分の意見を主張する機会を失ってしまいます。

自分が意見を主張したときに、相手が抱く自分への印象がどう変化するのかを考えてしまうので、結果的に自分の意見が主張できなくなってしまいます。

ストレスがたまりやすい

怒らない人は、ストレスがたまりやすくなってしまいます。

怒る行為はエネルギーを使いますが、感情を爆発させる行為はストレス発散になります。

思った内容をストレートに伝えた結果、胸の内が晴れ晴れした経験がある人もいるのではないでしょうか。

怒らない人は感情を表に出してストレスを発散する場がないため、ストレスをためこむ傾向にあります。

冷たい人だと思われてしまう

怒らない人は、冷たい人だと思われてしまうデメリットがあります。

「何を考えているのか分からない」「何ごとにも関心がなさそう」と思われてしまうため、人間関係を拗らせる要因になりかねません。

気づいたときには、周囲から人が離れていってしまっている可能性があります。

怒れない人とは

怒りの感情を覚えたとしても、自分の意思で「怒らない人」もいれば、気持ちを抑圧してしまったり、怒ってもよい場面で怒りの感情を覚えなかったりする「怒れない人」もいます。

怒らない人は個人の基準や感情のコントロールで、怒らないと判断していますが、怒れない人には特定の特徴や心理状態が関係している場合があります。

周囲の人は怒れない人の状況を理解してあげる姿勢が大切です。

怒れない人の特徴

怒れない人には以下のような特徴があります。

  • 人に意見を合わせてしまう
  • 自己主張が苦手
  • 争いごとが苦手

人に意見を合わせてしまう

怒れない人は、人に意見を合わせてしまう特徴があります。

自分の意見があっても、皆から好かれたいと思っているため周囲に意見を合わせてしまいます。

誰かの発言や意見に対して、自分の考えとは異なる場合でも同意してしまいがちです。

自己主張が苦手

怒れない人は自己主張が苦手です。

自分の言動が他人からどう思われるのかを気にして、自分の意見が主張できなくなってしまいます。

怒りの感情をもっていても「自分が怒ると周囲はどう思うのか」を意識してしまい、主張ができなくなります。

争いごとが苦手

平和主義で争いごとが苦手な人は怒れない傾向にあります。

争いごとは意見や価値観の相違から生まれますが、その多くに怒りの感情が含まれます。

争いごとが発生しそうな誰かと意見がぶつかるようなシチュエーションになると、納得していなくても一歩引いて相手の意見に合わせてしまう傾向があります。

怒れない人の心理状態

怒れない人には、その人のもつ性格上の特徴なども関係してきますが、怒れない人の心理状態はどのようなものなのでしょうか。

人に嫌われたくない

怒れない人は、人に嫌われたくないという想いが強いです。

怒る行為は人から嫌われるリスクがあるので、なるべく怒りの感情は抑えて怒らないようにしています。

八方美人な性格の人に多い心理状態で「誰からも好感を持ってもらいたい」「良好な関係を築きたい」と思う傾向にあるでしょう。

自分に自信がない

怒れない人は、自分に自信がない傾向にあります。

過去の経験や家庭環境が影響しているケースも多く、成長過程で必要な自我が上手く育っていない可能性があります。

筋が通っていても他人に怒れるほどの自信がないため、怒れない場合があります。

怒れないことのデメリット

怒れない人は、自分の思っている気持ちや情熱が他人に伝わりません。

そのため、他人との間に大きな溝ができてしまうケースもあるというデメリットがあります。

自分は「良い人」を演じているつもりでも、周囲からは「都合のいい人」と受け取られてしまい、社会的に不利になる場面もあるでしょう。

きちんと怒るべきところで怒れる人が、他人のためにも自分のためにもなるのです。

怒るべきシーンや理由

怒らない人や怒れない人は、本来怒るべきシーンがどのような理由によるものなのか把握できていない可能性があります。

怒るべきシーンや理由をご紹介します。

権利や尊厳を否定されたとき

怒るべきシーンには、自分の権利や尊厳が否定されたときが挙げられます。

自分の尊厳や利益・時間などの権利を守るために、場合によっては怒ることが必要です。

「それは困ります!」「やめてください」と伝え、相手に謝罪を求める主張ができるとよいでしょう。

本気度を伝えたいとき

自分の本気度を伝えたいときも、怒ってもよいシーンです。

本気度が伝わっていないために、周囲からネガティブな発言をされたり、足を引っ張る態度をとられたりする場合があるかもしれません。

仕事やスポーツにおいて多く見られる状況です。

そのような人たちに対しては、協力を求めるためにストレートな怒り方をすると効果的です。

感情をコントロールする方法とは

怒らない人の冷静で穏やかな点は、周囲から親しまれる魅力のひとつです。

怒らない人のように感情をコントロールするための4つの方法をご紹介します。

  • 相手に期待しすぎない
  • ポジティブな考え方をする
  • 周囲を気にしすぎない
  • 意思表示をしっかりとする

相手に期待しすぎない

感情をコントロールするためにも、相手への過剰な期待はやめましょう。

相手の対応が自分の期待していたものと違った際に、怒りの感情が生まれてしまいます。

相手もミスをする場面があるだろう、期待通りの対応が返ってくるとは限らない、と想定しておけば、どんな状況でも相手を受け入れやすくなります。

ポジティブな考え方をする

ポジティブな考え方ができると、感情のコントロールがしやすくなります。

ポジティブな考え方により、怒りの感情が湧きづらくなり、感情が収まりやすくなります。

ネガティブな考えのときには一度頭の中を整理して、ポジティブな考え方に転換させましょう。

周囲を気にしすぎない

感情をコントロールするためにも、周囲を気にしすぎるのはやめましょう。

人の目を気にしすぎて怒れない場合、本来怒るべきシーンで空気を読んで怒れなくなってしまいます。

相手のためにならなければ、自分自身にもストレスが溜まってしまうでしょう。

正しい理由で怒るのであれば、周囲を気にするのではなく、関係が良好になる展開を期待して怒る姿勢が大切です。

意思表示をしっかりとする

意思表示をしっかりとする態度も、感情のコントロールには大切なポイントです。

意思表示をするためには、自分の思った内容を誰かに伝える習慣をつけるとよいです。

言葉で人に伝えることが難しい場合は、ノートなどに書いて感情を出す練習をしても良いでしょう。

意思表示ができるようになることでストレスも軽減し、楽に過ごせるようになります。

コミュニケーション活性化に「Chatwork」

怒らない人・怒れない人には、メリットもありますがデメリットも存在します。

相手のためにも自分のためにも、必要なシーンでは怒る行為が大切だという点を念頭においておきましょう。

自分の意志を伝えたり、適切な指摘をしたりするためには、活発なコミュニケーションが大切です。

コミュニケーションの活性化には、「Chatwork」の活用がおすすめです。

「Chatwork」は、個人同士に限らずグループ内でコミュニケーションを取ることが可能です。

言葉で意思表示ができるので、意見も伝えやすいでしょう。

組織間のコミュニケーションの活性化に、Chatworkの導入をぜひご検討ください。

  今すぐChatworkを始める(無料)

Chatwork(チャットワーク)は多くの企業に導入いただいているビジネスチャットです。あらゆる業種・職種で働く方のコミュニケーション円滑化・業務の効率化をご支援しています。

Chatwork新規登録

チームに足りないものはありませんか?
チームコミュニケーションの活性化
ダウンロード
Chatwork

Chatwork

Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。


>お役立ちコラムのコンテンツポリシーはこちら

  • facebookシェアボタン
  • Xシェアボタン
  • はてなブックマークボタン
  • pocketボタン

業務効率化の関連記事