Chatworkの日付検索をマスター!過去のメッセージを期間指定で探す方法

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Chatworkの日付検索をマスター!過去のメッセージを期間指定で探す方法

目次

「先週の月曜日に、確かあのプロジェクトの話をしたはず...」

「先月共有されたファイル、どこだったかな?」

Chatworkで過去のやり取りを振り返りたい時、キーワードは思い出せなくても、「いつ頃の会話か」は覚えている、ということはありませんか。

実は、Chatworkにはキーワードだけでなく「日付」や「期間」を指定してメッセージを検索する便利な機能があります。

この記事では、Chatworkの日付検索機能をマスターするための具体的な操作方法や、より高度な検索テクニックまで、初心者にも分かりやすく解説していきます。

この機能を使いこなせば、情報探しの時間は劇的に短縮されるはずです。

なぜ「日付検索」を知っているとChatworkがもっと便利になるのか?

Chatworkを日常的に使っていると、日々膨大な量のメッセージが蓄積されていきます。

キーワード検索はもちろん便利ですが、日付検索を知っていると、情報へのアクセス性が格段に向上し、Chatworkが単なるコミュニケーションツールから「信頼できる業務記録のデータベース」へと進化します。

「あの頃のやり取り」をピンポイントで探せる

日付検索の最大のメリットは、キーワードが曖昧でも、時期が分かっていれば目的の情報にたどり着けることです。

例えば、「〇月の定例会議前後のやり取りを確認したい」「昨年の契約更新時の話を見返したい」といった場合に、期間を指定して検索することで、膨大なメッセージの中から関連性の高い情報を効率的に絞り込むことができます。

業務の振り返りや経緯確認がスムーズに

プロジェクトの振り返りや、トラブル発生時の経緯確認など、特定の期間におけるコミュニケーション全体を把握したい場合にも、日付検索は非常に有効です。

その期間にどのような議論がなされ、どのような決定が下されたのかを時系列で追いやすくなり、正確な状況把握と迅速な対応に繋がります。

【基本操作編】Chatworkで日付・期間を指定して検索する方法

まずは、PC版(ブラウザ・デスクトップアプリ)とモバイルアプリ版、それぞれの基本的な操作方法から見ていきましょう。

非常に簡単なので、すぐに覚えることができます。

PC版(ブラウザ/デスクトップアプリ)での操作手順

PC版では、カレンダーから直感的に日付を選択できるため、操作が簡単です。

1.Chatwork画面上部にある検索ウィンドウにキーワードを入力するか、空のままでクリックします。

2.検索ウィンドウの下に表示される「検索オプション」をクリックして、詳細な検索メニューを開きます。

3.「日付」という項目があります。ここで「期間指定なし」「今日」「昨日」「今週」「先週」「今月」「先月」といったプリセットを選択するか、「期間指定」をクリックします。

4.「期間指定」をクリックすると、開始日と終了日を選択するカレンダーが表示されます。

5.カレンダーから検索したい期間の開始日と終了日をクリックして選択します。

6.必要であれば、キーワードや発言者、検索対象のチャットなどを指定し、「検索」ボタンをクリックします。

これで、指定した期間内のメッセージだけが検索結果として表示されます。

モバイルアプリ版(スマートフォン/タブレット)での操作手順

外出先でも、モバイルアプリから日付検索が可能です。

1.Chatworkアプリ画面下部(iOSの場合)または上部(Androidの場合)にある検索アイコンをタップします。

2.検索画面で、キーワードを入力するか、空のままにします。

3.検索ウィンドウの下にある「絞り込み」またはフィルターアイコンをタップします。

4.「期間」という項目をタップし、「すべての期間」「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」などを選択するか、「期間を指定」をタップします。

5.「期間を指定」をタップすると、開始日と終了日を入力する画面が表示されるので、それぞれ日付を選択します。

6.「検索」または「適用」をタップすると、指定した期間のメッセージが絞り込まれて表示されます。

【応用編】検索コマンドを使った高度な日付検索テクニック

基本的な操作に慣れたら、次は検索コマンドを使ってみましょう。

検索ウィンドウに特定の文字列(コマンド)を直接入力することで、より素早く、より詳細な検索が可能になります。

検索コマンドとは?

検索コマンドとは、検索条件を細かく指定するための特別な文字列です。

検索ウィンドウにキーワードと組み合わせて入力することで、検索精度を飛躍的に高めることができます。

日付に関する主な検索コマンドは以下の3つです。

sent_date: 特定の1日のメッセージを検索する

指定した特定の日付(1日分)に送信されたメッセージだけを検索します。

日付のフォーマットは「YYYY/MM/DD」(年/月/日)です。

・使い方: sent_date:YYYY/MM/DD

・入力例: sent_date:2025/06/10

(2025年6月10日に送信されたすべてのメッセージが表示されます)

・キーワードとの組み合わせ例: 日報 sent_date:2025/06/10

(2025年6月10日に送信された「日報」というキーワードを含むメッセージが表示されます)

sent_since: 指定した日以降のメッセージを検索する

指定した日付以降(その日も含む)に送信されたメッセージを検索します。

「since」は「~以来」という意味です。

・使い方: sent_since:YYYY/MM/DD

・入力例: sent_since:2025/06/01

(2025年6月1日以降に送信されたすべてのメッセージが表示されます)

sent_until: 指定した日以前のメッセージを検索する

指定した日付以前(その日も含む)に送信されたメッセージを検索します。

「until」は「~まで」という意味です。

・使い方: sent_until:YYYY/MM/DD

・入力例: sent_until:2025/06/10

(2025年6月10日以前に送信されたすべてのメッセージが表示されます)

複数のコマンドを組み合わせて、さらに詳細に絞り込む

これらの日付検索コマンドは、他の検索コマンド(発言者を指定する from: など)やキーワードと組み合わせることで、絶大な効果を発揮します。

・組み合わせ例1(期間指定): sent_since:2025/06/01 sent_until:2025/06/10

(2025年6月1日から6月10日までの間に送信されたメッセージを検索できます)

・組み合わせ例2(キーワード、発言者、期間をすべて指定):

見積書 from:(田中さんのChatwork ID) sent_since:2025/05/01 sent_until:2025/05/31

(2025年5月中に、田中さんが送信した「見積書」というキーワードを含むメッセージをピンポイントで検索できます)

日付検索がうまくいかない?よくある原因とチェックポイント

「コマンドを入力したのに、うまく検索できない...」そんな時に確認したいポイントをまとめました。

日付のフォーマットは正しいか?

検索コマンドで日付を指定する際のフォーマットは、必ず「YYYY/MM/DD」の半角形式で入力する必要があります。

「2025-06-10」や「2025年6月10日」といった形式では正しく認識されないため、注意しましょう。

コマンドのスペルは正しいか?

コマンドのスペルが間違っていると、正しく機能しません。

sent_date: のコロン(:)が抜けていないか、since や until のスペルが間違っていないかなどを確認してみてください。

コロンの後にはスペースを入れずに日付を入力します。

検索対象のチャットは正しいか?

特定のグループチャット内でのみ検索したい場合は、そのチャットを開いた状態で検索ウィンドウを使うか、検索オプションで対象チャットを正しく指定しているかを確認しましょう。

すべてのチャットを対象に検索すると、ノイズが多くなる場合があります。

メッセージの閲覧権限があるか?(特に有料プランの管理者)

Chatworkのビジネスプラン以上では、管理者権限によってメッセージログの閲覧範囲が制限されている場合があります。

もし自分が参加していないプライベートなチャットや、権限のないチャットのメッセージは検索結果に表示されません。

これはセキュリティ上、正常な仕様です。

検索精度を高めるための普段からの工夫

日付検索は強力ですが、普段からの少しの工夫で、さらに情報を見つけやすくなります。

重要なメッセージには特定のキーワードや日付を含めておく

議事録や重要な決定事項などを投稿する際には、メッセージ本文に「【議事録】2025/06/10 〇〇会議」のように、検索しやすいキーワードや日付そのものを含めておくことをお勧めします。

これにより、後から検索する際の精度が格段に向上します。

ノート機能やタスク機能を活用して情報を整理する

そもそも、すべての情報をチャットのメッセージだけで管理しようとすると、検索が大変になることがあります。

議事録やマニュアルのように後から何度も参照する情報は「ノート機能」にまとめ、やるべきことは「タスク機能」に登録するなど、情報の性質に合わせて機能を使い分けることで、チャットログが整理され、結果的に情報が見つけやすくなります。

まとめ:Chatworkの日付検索を使いこなし、情報資産を有効活用しよう

Chatworkの日付検索は、「あの頃のやり取りをもう一度確認したい」という、ビジネスシーンで頻繁に発生するニーズに応えるための非常に強力な機能です。

カレンダーを使った直感的な操作から、検索コマンドを組み合わせた高度な絞り込みまで、その使い方をマスターすることで、情報検索にかかる時間を大幅に削減し、業務の正確性と効率を向上させることができます。

この機能は、単に過去のメッセージを探すだけでなく、Chatworkに蓄積されたコミュニケーションの履歴を、組織の貴重な「情報資産」として有効活用するための鍵となります。

業務の振り返り、トラブル時の経緯確認、過去のナレッジの再利用など、その活用範囲は多岐にわたります。

Chatworkを導入するということは、単にコミュニケーションツールを手に入れるだけでなく、このような信頼性の高い「業務記録のデータベース」を構築することでもあります。

Chatworkの検索機能は、日々生まれる膨大な情報の中から、必要なものを的確に取り出すことで、ビジネスの意思決定をサポートします。

もし、あなたがまだChatworkを導入していない、あるいは検索機能を十分に活用できていないのであれば、ぜひこの機会に日付検索を試してみてください。

Chatworkは無料プランからでも基本的な検索機能を利用できますので、まずはその便利さを体験してみることをお勧めします。

情報検索のストレスから解放され、より本質的な業務に集中できる環境を手に入れましょう。

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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。


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Chatworkの日付検索に関するQ&A

Chatworkで、例えば「先週の月曜日」のように曜日で検索することはできますか?

現在、Chatworkの検索機能では「月曜日」といった曜日を指定して直接検索することはできません。

お手数ですが、カレンダーで該当日付を確認し、「2025/06/02」のように具体的な日付を指定して検索する必要があります。

検索オプションの「先週」といった期間指定をご活用ください。

検索コマンドは、大文字と小文字を区別しますか?

いいえ、検索コマンド(sent_date:など)自体は、大文字と小文字を区別しません。

例えば、SENT_DATE:と入力しても同様に機能します。

ただし、検索するキーワードについては、通常のテキストと同様に扱われます。

日付検索で、時間まで指定することはできますか?

いいえ、現在のChatworkの検索機能では、日付単位での指定は可能ですが、時刻までを指定して検索することはできません。

特定の時間帯のやり取りを探したい場合は、日付で絞り込んだ後、メッセージのタイムスタンプを目視で確認する必要があります。

削除したメッセージも日付検索の対象になりますか?

いいえ、一度削除されたメッセージは、検索対象から外れます。

検索結果には表示されませんのでご注意ください。

重要なやり取りは、安易に削除せず、必要に応じてチャットのログとして残しておくか、ノート機能などに別途記録することをお勧めします。

日付検索の結果が多すぎる場合、さらに絞り込む方法はありますか?

はい、あります。

日付検索と同時に、キーワード、発言者(from:コマンド)、特定のグループチャットを指定することで、結果をさらに絞り込むことができます。

例えば、「Aプロジェクト」のチャットで、「田中さん」が「先月」発言した「仕様書」というキーワードを含むメッセージ、といったように、複数の条件を組み合わせることで、目的の情報に素早くたどり着けます。

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