「矢継ぎ早」とは?使い方や言い換え表現、注意点を例文付きで解説

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「矢継ぎ早」とは?使い方や言い換え表現、注意点を例文付きで解説

目次

「矢継ぎ早」とは、「立て続けに物事にとりくむ」という意味をもつ言葉で、ビジネスシーンでは、連続してメールを送る際などに活用される表現です。

言い換え表現の例としては、「五月雨式に」「次々に」という言葉があげられます。

円滑なコミュニケーションを実現するために、「矢継ぎ早」の意味や使い方、言い換え表現、注意点を、例文を交えて解説します。

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「矢継ぎ早」の意味とは?

「矢継ぎ早(やつぎばや)」とは、「立て続けに物事にとりくむ」という意味をもつ表現で、ビジネスシーンでは、連続してメールを送るときなどに使われます。

「矢継ぎ早」とつけることで、相手へ配慮を伝えることができるため、ビジネスシーンではたびたび用いられています。

矢継ぎ早の正しい使い方を確認していきましょう。

矢継ぎ早の語源

「矢継ぎ早」は、「矢を連続で射る」という動作が由来といわれている言葉です。

連続で矢を射るには、次々と矢を継ぐ必要があり、その様子から、「連続して物事にとりくむ」という意味で、「矢継ぎ早」という言葉が使われるようになりました。

「矢継ぎ早」を使うシーン

ビジネスシーンにおいて、「矢継ぎ早」は、以下のようなシーンで用いられています。

    • 何度も細切れにメールを送信してしまったとき
    • 連続して話を続けるとき
    • 続けざまに質問するとき

メールを連続で送ったり、立て続けに質問をしたり、何らかの動作や状況について、連続性があるときに使われることが多いです。

前述した通り、「矢継ぎ早」という表現を付け加えることで、相手に配慮する気持ちを伝えることができます。

ビジネスシーンで円滑なコミュニケーションを目指すうえでは、重要な表現ということができるでしょう。

「矢継ぎ早」の使い方と例文

「矢継ぎ早」の使い方を、例文を交えて解説します。

矢継ぎ早に申し訳ございません

連続でメールを送る際は、「矢継ぎ早に申し訳ございません」という表現を活用しましょう。

細切れにメールを連投して送信してしまった場合に、相手を気遣う意味で使うことができます。

  • お忙しいところ、矢継ぎ早に申し訳ございません。
  • 矢継ぎ早に申し訳ございません。プロジェクトの詳細をお送りさせていただきました。

矢継ぎ早に失礼いたします

「矢継ぎ早に失礼いたします」は、「矢継ぎ早に申し訳ございません」と同じく、連投でメールを送る際などに用いられる表現です。

使い分けの方法として、「申し訳ございません」は、お詫びの気持ちをやや強く伝えられ、「失礼いたします」は、配慮の気持ちをややカジュアルに伝えられる表現です。

相手や状況に応じてふたつの表現を使い分けるようにしましょう。

  • 矢継ぎ早に失礼いたします。先ほどの件で補足事項がございます。
  • 矢継ぎ早に失礼いたします。打ち合わせに必要な資料を共有させていただきました。

矢継ぎ早に○○する

なにかしらの行動について、連続性がある場合や、「矢継ぎ早に○○する」という表現を活用します。

  • 会議の内容に疑問点があったので、矢継ぎ早に質問した。
  • 仕事の進捗状況について、矢継ぎ早に説明された。

「矢継ぎ早」の言い換え表現と例文

立て続けに物事にとりくむ様子を表した「矢継ぎ早」は、「五月雨式に」や「次々に」など、ビジネスシーンでもよく耳にする表現で言い換えることができます。

相手や場面に応じて、適切なコミュニケーションが実現できるように、「矢継ぎ早」の言い換え表現と例文をみていきましょう。

畳みかける

「畳みかける」は、「物事を続けざまにおこなうと」いう意味をもつ表現で、「矢継ぎ早」と近い意味をもつ言葉です。

ただし、「畳みかける」のほうが、相手に「余裕を与えずに迫る」というニュアンスが、やや強いことを覚えておきましょう。

  • 相手に質問する隙を与えず、畳みかけるように言葉を投げかけた。
  • クライアントから畳みかけるように質問されて、言葉に詰まってしまった。

ひっきりなし

「ひっきりなし」は、「たえまなく続く」という意味をもつ表現で、「同じ状態が続く」という意味で使われることが多いです。

  • クレームに関わる電話がひっきりなしにかかってくる。
  • 広告の成果が出ており、先週からひっきりなしに注文が入る。

五月雨式に

「五月雨式(さみだれしき)」は、「物事がだらだらと続く」という意味がある言葉で、「矢継ぎ早」と同じく、メールを連投で送る場面などで用いられる表現です。

  • 五月雨式に申し訳ございません。○○の件ですが、納品予定日についてもご共有いただきたいです。
  • 五月雨式に失礼いたします。追加資料をお送りさせていただきます。

「五月雨式に」と「矢継ぎ早」は、物事が立て続いて起こるという同じ意味をもちますが、言葉のニュアンスに違いがあるため、適切に使い分ける必要があります。

「五月雨式に」は、「だらだらと続く様子」のニュアンスが強く、「矢継ぎ早」は、「素早く立て続けに起こる」というニュアンスが強い言葉です。

そのため、ビジネスシーンにおいて、自社都合で細切れにメールを送ってしまう場合は「五月雨式に」が、急ぎのメールを連投してしまう場合は、「矢継ぎ早」が適切な表現になります。

「矢継ぎ早」を使ってしまうと、相手を焦らせてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

矢継ぎ早 素早く続く様子
五月雨式に だらだらと続く様子

>「五月雨式」の意味と使い方に関する記事はこちら

次々に

「次々に」は、物事が続くことを意味する言葉です。

  • 次々に受注が殺到しており、売り上げが急上昇している。
  • 次々に仕事がくるので、忙しい日々が続いている。

「矢継ぎ早」を使う際の注意点

「矢継ぎ早」は、状況によっては、相手に失礼な印象を与えることがある表現です。

たとえば、「矢継ぎ早に質問された」という使い方をした場合、質問をした相手を責める言い方に聞こえてしまうかもしれません。

このように、「矢継ぎ早」は、ネガティブな意味で捉えられてしまう表現です。

相手を傷つける言い回しになるため、コミュニケーションを図る場面では、ポジティブな言い回しになるように、言い換え表現などを活用するように意識しましょう。

矢継ぎ早は物事に連続性があるときに使う

「矢継ぎ早」は、連続的にメールを送る場面など、物事に連続性がある際に用いられる表現です。

相手に配慮の気持ちを伝えることができる表現ですが、使い方によってはネガティブに捉えられる可能性もあるため、使う相手や場面には注意しましょう。

ビジネスシーンにおいて、円滑なコミュニケーションを実現するためには、連絡手段を見直すことも大切です。

リモートワークやテレワークなど、新しい働き方が拡大するなかで、対面のコミュニケーションをとる機会も減りつつあり、気軽なコミュニケーションをとる機会も減っているでしょう。

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