「汎用」の読み方とは?意味や使い方、「凡庸」との違いを解説

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「汎用」の読み方とは?意味や使い方、「凡庸」との違いを解説

目次

「汎用」という言葉の正しい意味や使い方を知っていますか。

「汎用」とは、なににでも使えることや、幅広い用途で使われることを意味する言葉です。

「汎用」の読み方や意味、使い方、「凡庸」との違いを解説します。

「汎用」の意味と読み方とは

「汎用」とは、なににでも使えることや、幅広い用途で使われることを意味する言葉で、「はんよう」と読みます。

「汎用」という言葉は、広くゆきわたることを意味する「汎」と、もちいること、使うことを意味する「用」が組み合わさってできた言葉です。

正しい使い方や類語・対義語などを確認し、理解を深めていきましょう。

「汎用」と「凡庸」の違い

「凡庸」とは、平凡でとりえのないさまを意味する言葉で、「ぼんよう」と読みます。

「凡庸」は、普通やありふれたことを意味する「凡」と、平凡や並みであることを意味する「庸」が組み合わされた言葉です。

「汎用」は、なににでも使えて役立つなど、ポジティブな印象を相手に与えるのに対し、「凡庸」は平凡であることやとりえのないことを意味するため、ネガティブな印象を相手に与える言葉です。

意味 与える印象
汎用
  • なににでも使えることや
  • 幅広い用途で使われること
  • ポジティブ
凡庸
  • 平凡でとりえのないさま
  • ネガティブ

「汎用」の使い方と例文

「汎用」は、なににでも使えることを意味する言葉のため、幅広い用途に使えたり、本来の目的から応用できたりする場合によく用いられる表現です。

使い方の例文は、下記のとおりです。

  • 汎用のインクでも十分な仕上がり具合だ。
  • 営業部の働き方を、ほかの部署にも汎用する。
  • どの文書にも汎用できるフォーマットです。

「汎用」が使われた表現

「汎用」は、「汎用性」「汎用的」「汎用品」という表現でも使われます。

汎用性

「汎用性」は、「汎用性が高い」「汎用性が低い」などのように使われ、「汎用性が高い」は、「幅広い用途で使用できる」ことを意味します。

また、「汎用性が低い」は、「用途が狭い」ことを意味します。

使い方の例文は、以下のとおりです。

  • このパソコンは汎用性が高く、重宝している。
  • 汎用性が低い商品は売れないだろう。
  • 自社の商品は汎用性がないのが課題だ。

「汎用性が高い」「汎用性が低い」などはビジネスシーンでもよく使用する表現ですので、あわせて知っておくとよいでしょう。

>「汎用性が高い」の意味に関する記事はこちら

汎用的

「汎用的」は、「なににでも使えるさま」を表します。

  • 彼の相手の懐に入り込む能力は、汎用的に活かせる。
  • 汎用的なスキルはどの仕事にも通じるだろう。

汎用品

「汎用品」は、幅広い用途で使用できる物や、異なるメーカーの異なる機種に使える部品のことを意味します。

  • 汎用品が多いと、たくさんの商品のなかから選べる。
  • 安い汎用品を選べれば、コストカットにつながるでしょう。

「汎用」の類語・言い換え表現

「汎用」の類語・言い換え表現としては、下記の2つがあげられます。

  • 万能
  • 多用途

スムーズなコミュニケーションを実現するためにも、「汎用」の類語・言い換え表現の使い方、使い分け方を確認していきましょう。

万能

「万能」は、すべてに優れていることや、すべてに効き目があることを意味する言葉です。

「汎用」は、幅広い用途に使えることを意味するのに対して、「万能」は、すべてに優れるという意味があるため、「万能」のほうが、使える用途に限りがない状態を表すことができるでしょう。

  • いまのスマホは検索機能もあるし、通話できて写真も動画も撮れるし、万能だ。
  • 万能薬をつくれたら、病気で苦しむ人はいなくなるだろう。

多用途

「多用途」は、ひとつのものが複数の用途をもっていることを意味する言葉で、「幅広い用途」と同じ意味で使うことができる用語です。

  • 空気清浄に除湿や加湿機能がある多用途な商品は、ユーザーが喜ぶだろう。
  • このペンは色ペンやシャープペンシル、消しゴムの機能もあるから、多用途に使える。

「汎用」の対義語

なににでも使えることや、幅広い用途で使われることを意味する「汎用」の対義語は、「特化」や「専門・専用」「限定」です。

それぞれの対義語の意味を確認していきましょう。

特化

「特化」とは、特定のものに重点を置くことや、限定して専門化することを意味します。

幅広い用途で使われることを意味する「汎用」に対し、物事を特定や限定するのが「特化」です。

「特化」は、「音声認識に特化した機械」のように使われます。

専門・専用

「専門」は、限られた範囲の学問や職業に専ら従事することを意味し、「専用」は特定の人だけが使うことや、特定の物だけを使うことを意味します。

「専門」と「専用」は、いずれも状況が限られていることを表す用語です。

たとえば、「あの人は保険専門だ」「お客様専用の出入口」などのように使われます。

限定

「限定」とは、物事の数量や範囲に限りを定めることを意味する言葉です。

「限定」は「200個限定」など数量に限りを定めたいときなどに使われます。

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「汎用」は、幅広い用途で使われることを意味する言葉で、「汎用的」「汎用性」など、さまざまな表現で使われています。

ビジネスシーンで使われる機会も多い用語のため、正しい意味や使い方、また類語や対義語との意味の違いをきちんと把握しておきましょう。

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「汎用」の読み方・意味に関するQ&A

「汎用」の読み方と意味は?

「汎用」とは、なににでも使えることや、幅広い用途で使われることを意味する言葉で、「はんよう」と読みます。

「汎用」という言葉は、広くゆきわたることを意味する「汎」と、もちいること、使うことを意味する「用」が組み合わさってできた言葉です。

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