「心づもり」の意味とは?使い方と言い換え表現を例文付きで解説

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「心づもり」の意味とは?使い方と言い換え表現を例文付きで解説

目次

「心づもり」とは、事前に何かしらの準備をしておくという意味です。

主に心の準備をしておくときや、予想を立てて考えておく場面で使います。

言い換え表現には「心構え」「気構え」などがあげられます。

ビジネスシーンで活用されることも多い「心づもり」の使い方、言い換え表現を例文付きで解説します。

「心づもり」の意味とは?

「心づもり」には「前もって心のなかで考えておく」という意味があります。

予想をして準備や計画を立てることで、本番を迎えたときに慌てずに済むでしょう。

また、相手に何か心の準備をしてほしいときにも使います。

漢字では「心積もり」もしくは「心積り」と表記します。

「心づもり」は敬語表現として使える?

「心づもり」は敬語表現ではありませんが、目上の人にも使えます。

丁寧に伝えるには「心づもり」と敬語表現を組み合わせて使いましょう。

  • 心づもりをお願いいたします。
  • お心づもりのほど、よろしくお願いします。

表現の仕方を覚えておくことで、ビジネスシーンなどで役立ちます。

「心づもり」の使い方と例文

「心づもり」は心の準備をしておくときや、予想を立てて考えておく場面で使います。

ビジネスにおいても、自分の準備や予想として使う場合や、相手に承知しておいてほしいことを伝える場合に使うシーンが多くあります。

「心づもり」の使い方と例文を解説します。

心づもりしておきます

「心づもりしておきます」は、相手から何かを伝えられたときに、自分が心の準備をしておくという意味で使います。

この先起こりうる出来事に対して、いつでも対応できるように準備しておくという意思を伝えられます。

  • 来年のプロジェクトに向けて、今から心づもりしておきます。
  • いつ連絡があっても動けるように、心づもりしておきます。
  • 当日トラブルが起きることを想定して、重々心づもりしておきます。

心づもりのほど、よろしくお願いいたします

「心づもりのほど、よろしくお願いいたします」は、相手にあらかじめ準備しておいてほしい場面で使います。

  • 会議の予定が早まりましたので、心づもりのほどよろしくお願いいたします
  • 商談の予定が明後日に変更になりました。急ではありますが、心づもりのほどよろしくお願いいたします。
  • 表彰者にはスピーチの依頼をする予定です。まずは心づもりのほど、よろしくお願いいたします。

ただし、目上の人に向けて使った場合、相手に物事を強要しているようにとらえられる可能性があります。

言い換え表現として「あらかじめご了承ください」などを使うと丁寧に伝えられます。

心づもりをする・心づもりはある

「心づもりをする・心づもりはある」は自分の中で事前に準備をする、覚悟をしておくといった場面で使用することが多いです。

  • 転勤の辞令が来ても驚かないように、心づもりをする。
  • 部下が失敗したら、頭を下げる心づもりはある。
  • 心づもりをしていたが、驚きを隠せなかった。

「心づもり」は口語表現としても、文語表現としても汎用性の高い言葉です。

ビジネスシーンにおいても使用しやすい表現なので知っておくと便利です。

「心づもり」の類語と言い換え表現

「心づもり」の類語には以下のようなものがあります。

  • 心構え
  • 気構え
  • 心の準備
  • 心算
  • 意図
  • 腹づもり

それぞれの意味と言い換え表現を見ていきましょう。

心構え

「心構え」には「物事に対処するために準備をする」という意味があります。

「覚悟を決めて準備する」という意味合いが含まれるため、最悪の状況を想定して使う場合が多いです。

  • 時世による影響もあり、顧客の減少について心構えしておく必要がある。
  • 来年の繁忙期は土曜日の出勤が見込まれるため、心構えのほどお願いいたします。

気構え

「気構え」には「物事を始める際の意気込み」といった意味があり、「心づもり」と同じく「物事を始める際の心の準備」という意味も含まれます。

「心づもり」と異なり、「気構え」は意欲的に行動する旨を伝えられます。

  • 来週の会議を成功させようと気構える。
  • 納品前にトラブルが起きないように気構える。

心の準備

「心の準備」には「今後起こる可能性があることに対して、受け止める気持ちをもっておく」という意味があります。

「心づもり」は固い表現に聞こえるため、柔らかい表現にしたい際は「心の準備」を使いましょう。

  • 試験当日に向けて心の準備をする。
  • 当日は想定外のトラブルが発生する可能性もあるので、心の準備をしておいてください。

心算

「心算(しんさん)」には「心の中の計画や考え」という意味があります。

「心づもり」と同じような意味合いが含まれますが、「心算」のほうが計算しておこなうという意味合いが強くなります。

  • 当日の天候が悪化したことにより、心算が崩れてしまった。
  • 相手の立場になって心算をする。

意図

「意図(いと)」は「何かをしようと考えること」を意味し、ビジネスシーンでもよく使われている言葉です。。

「心づもり」に比べると、「意図」は何かしらの目的や狙いが明確な場面で使います。

  • 先方の意図を読み取れるように注意する。
  • 意図したとおりに、物事が順調に進んだ。

腹づもり

「腹づもり」には「心のなかで考えている大まかな計画」という意味があります。

「心づもり」とほとんど同じ意味合いになりますが、「腹づもり」のほうがネガティブな意味合いで使う傾向にあります。

  • 何も言われなければ、そのまま黙っている腹づもりだ。
  • こちらが油断している隙に、行動する腹づもりらしい。

ビジネスでの「心づもり」の言い換え表現

ビジネスにおける「心づもり」の言い換え表現を見ていきましょう。

あらかじめご了承ください

「あらかじめご了承ください」は、事前に相手から了承を得たい場面で使います。

「あらかじめ」には「前もって」という意味があり、「ご了承ください」には「事情をくみ取って納得する」という意味があります。

丁寧に伝えられる表現なので、目上の人に向けて使いましょう。

  • イベント会場には喫煙所がございませんので、あらかじめご了承ください。
  • 終了の予定時間を過ぎる可能性がございますが、あらかじめご了承ください。

お含みおきください

「お含みおきください」は、事前に何か理解しておいてほしい事情がある際に使います。

「含みおく」には「心に留めておく」「了解する」という意味があります。

  • 夏季休暇に入るため、対応は○日以降になることをお含みおきください。
  • 雨天の場合は、開催日時が延期になる旨をお含みおきください。

あらかじめご容赦ください

「あらかじめご容赦ください」は、前もって配慮してほしい気持ちを伝えたい際に使いましょう。

「ご容赦ください」は「相手に許してほしい」という意味があります。

  • 締め切りの日時が前後する可能性があるため、あらかじめご容赦ください。
  • 新しいプロジェクトなので、マニュアルに抜け漏れがあるかもしれません。随時更新していきますので、あらかじめご容赦ください。

>「ご容赦ください」の使い方に関する記事はこちら

「心づもり」は前もって準備する際に使える

「心づもり」は、予想をして準備や計画を立てる場面などで使います。

言い換えるときは「心の準備」「心構え」といった表現を使いましょう。

ビジネスシーンにおいては「あらかじめご了承ください」などの表現を使うことで、目上の人に対しても丁寧に伝えられます。

ただ、ビジネスシーンでは、もう少し柔らかい表現でコミュニケーションを図りたい場合もあるかもしれません。

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