「フレキシブル」の意味は?使い方を例文付きで解説
目次
フレキシブルとは「柔軟性がある」「融通が利く」という意味です。
ビジネスでは「フレキシブルな対応」といった使い方をします。
別の言葉を使う場合は「柔軟」「臨機応変」などがあげられます。
ビジネスで活用するためにも「フレキシブル」の使い方を例文付きで解説します。
「フレキシブル」の意味とは?
フレキシブル(flexible)とは「柔軟性がある」「融通が利く」という意味です。
flexは「曲げる」という意味、ableは「できる」という意味があり、それぞれを組み合わせてflexibleができたといわれています。
フレキシブルはビジネスやプライベートなど、さまざまな場面で使われています。
企業での「フレキシブルタイム」について
「フレキシブルタイム」とは、自身で働く時間を決められる時間帯のことです。
企業では、柔軟な働き方ができるように「フレックスタイム制」が導入されていることがあります。
フレックスタイム制とは、始業時間と就業時間を自身で決められる制度のことです。
フレックスタイム制度のなかには、必ず働く必要がある「コアタイム」と、自身で働く時間を決められる「フレキシブルタイム」に分かれています。
フレキシブルに関わる言葉は、ビジネスの場などで活用されています。
「フレキシブル」を使う際の注意点
ビジネスシーンにおいて「フレキシブル」は多用される用語のひとつです。
言葉としては形容詞にあたるため、形容される名詞と合わせて使うことが一般的です。
適切に活用するためにも「フレキシブル」を使う際の注意点を見ていきましょう。
方向性がずれないように確認する
フレキシブルは「柔軟性がある」という意味ですが、そのまま使うと方向性がずれてしまい、何を伝えたいのかが不明瞭な場合があります。
たとえば「フレキシブルに対応してほしい」と伝えると、前後の文脈がない場合、何に対して柔軟な対応をすればいいのかわからない場合があるかもしれません。
相手に合わせて使い分けることが大切なので、伝わりづらいと感じる場合は、詳細まで丁寧に伝えるほうが親切です。
「フレキシブル」の言葉を鵜呑みにしない
フレキシブルは抽象的な言葉に聞こえやすいので、人によっては受け取り方が変わる可能性があります。
相手にとってのフレキシブルが、柔軟性に対応すると言いながらも「具体的にここまで実施してほしい」という意味を含んでいる可能性もあるからです。
詳細のイメージがしづらい場面では、相手の言葉を鵜呑みにせず「具体的に〇〇ということでお間違いないでしょうか?」など、質問しておくとすり合わせをしやすくなります。
「フレキシブル」の使い方と例文
ビジネスでは、柔軟性がある行動を求める際に「フレキシブル」という表現を使うことがあります。
たとえば、物事の柔軟性を大切にすることで、場の状況に合わせて対応することができます。
- 企画の件については、フレキシブルな対応をお願いいたします。
- フレキシブルな発想のおかげで、新しい企画が生まれました。
- 彼のようにフレキシブルな提案を待っていた。
また、新しい制度やスケジュールについて柔軟に対応する場面で「フレキシブル」を使うこともあります。
- フレキシブルに対応するために、新しい制度を導入する。
- フレキシブルにスケジュールを立てることで、トラブルにも素早く対応できた。
「フレキシブル」の言い換え表現
フレキシブルを別の表現に言い換えるには、以下のような言葉が使えます。
- 柔軟
- 臨機応変
- 円転滑脱
- フレキシビリティ
フレキシブルの言い換え表現を見ていきましょう。
柔軟
「柔軟」には「柔らかくしなやかなこと」という意味があります。
フレキシブルには「柔軟性がある」という意味が含まれるため、言い換える表現として適切です。
- 柔軟に対応することで、顧客からの信頼を獲得できた。
- 柔軟な思考をとりいれなければ、新しいアイデアが出てこないままだった。
臨機応変
「臨機応変」には「変化に応じて適切な対応をとる」という意味があります。
仕事においては、想定外の出来事が起きるのもめずらしくないため、状況に合わせて行動していくことが求められます。
- 途中でミスが発生したため、臨機応変に対応した。
- 臨機応変に対応することで、スムーズに仕事を終わらせることができた。
円転滑脱
「円転滑脱」には「物事が円滑に進んでとどこおりがない」という意味があります。
読み方は「えんてんかつだつ」です。
「フレキシブル」の「柔軟性がある」を言い換える表現として使えます。
- 何が起きても円転滑脱にこなす人だ。
- 円転滑脱に物事を進めていきたい。
フレキシビリティ
「フレキシビリティ(flexibility)」は「しなやかさ」といった意味があります。
「フレキシビリティ」は名詞、「フレキシブル」は形容詞として使います。
- 変化の早い現代ではフレキシビリティが求められる。
- 今回のソフト開発ではフレキシビリティを重視した。
「フレキシブル」の対義語
対になる意味を知るためにも「フレキシブル」の対義語を紹介します。
- インフレキシブル
- フィクスト
- 融通が効かない
実際に使用するシーンを想定するというよりも知識として、知っておくと良いでしょう。
インフレキシブル
「インフレキシブル」には「曲げられない」「柔軟性がない」という意味があります。
フレキシブルは「柔軟性がある」という意味なので、対義語に該当します。
ただ、ビジネスで使われることはあまりないでしょう。
意図を伝える場合は「フレキシブルでない」など、別の表現を使うほうがよいかもしれません。
フィクスト
予定や修正が完了した際に使われる「フィックス」の形容詞が「フィクスト」にあたります。
固定した、定着した、という意味があり、「柔軟な」を意味するフレキシブルとは反対の意味をもちます。
こちらも、対義語としてよりも名詞のフィックスの方がビジネスシーンでは使われることが多いでしょう。
融通が効かない
「融通が効かない」という表現も、フレキシブルの反対の意味です。
少しネガティブな意味も含まれるため、使用は避けた方が無難かもしれません。
「フレキシブル」は状況に合わせて使おう
フレキシブルは「柔軟性がある」という意味で、ビジネスでも使います。
ただ「フレキシブルな対応」という表現だと、相手に伝わらない場合もあるので、状況に合わせて詳細まで伝えておくと親切です。
別の言葉を使いたい場合は「柔軟」や「臨機応変」を使いましょう。
また、フレキシブルな対応をするには、情報共有の流れを活性化させることが重要です。
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