「あくまでも」の意味とは?3つの意味と使い方を例文付きで解説

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「あくまでも」の意味とは?3つの意味と使い方を例文付きで解説

目次

「あくまでも」は、自分の意見や姿勢を強く強調したいときや、何かを特定の範囲内に限定して説明したいときなどに使われる言葉です。

日常生活では、「範囲を限定する」という意味で、自分の意見や事実が完全に正しいと言い切れない場合に、クッション言葉として使用されます。

「あくまでも」は、相手に配慮したコミュニケーションをとれたり、自分の意志の強さを表せたりするため、ビジネスシーンで使われることが多い表現です。

本記事では、「あくまでも」の正しい意味と使い方、言い換え表現を例文付きで解説します。

「あくまでも」の意味とは

「あくまでも」には、以下のとおりの3つの意味があります。

  • 限定・仮定する
  • 徹底的な様子
  • 限りがない様子

それぞれの詳細を解説します。

限定・仮定する

「あくまでも」のひとつめの意味は、物事を限定や仮定することです。

たとえば、多くの意見のなかでも自分の意見や考えであることを限定して伝えるときに「あくまでも」を使います。

自分の主張が強すぎないように、クッション言葉として「あくまでも」を使うことで、謙虚さを出したり、相手に配慮したりできます。

>クッション言葉に関する記事はこちら

徹底的な様子

「あくまでも」のふたつめの意味として、徹底的な様子が挙げられます。

「あくまでも」を使って、「何があろうと実行する」「徹底的におこなう」などの強い意志の表現が可能です。

限りがない様子

「あくまでも」は、限りがない様子を表す際にも使われます。

たとえば、「あくまでも青い空」と使った場合は、青い空が限りなく広がっている様子を表しています。

限りがない様子を意味する「あくまでも」は、ほかのふたつの意味と比較すると、日常的に使われるシーンは多くないでしょう。

「あくまでも」の漢字表記

「あくまでも」の漢字表記は、「飽く迄も」です。

「飽く迄も」の「飽」は、「飽きる」「十分に満たされる」という意味があります。

そのため、「飽く迄も」は、「飽きるまで徹底的におこなう」「満たされるまで物事にとりくむ」などの意味合いで使われるようになりました。

「あくまでも」と「あくまで」の違いとは

「あくまでも」と「あくまで」は、同様の意味をもちます。

ただし、「あくまでも」は助詞の「も」が付いており、「あくまで」よりも意味合いが強調されるため、より強い意志を表現できるでしょう。

「あくまでも」の使い方と例文

「あくまでも」には3つの意味がありますが、限定や仮定、徹底的な様子を表す際に使われることが多いです。

限定・仮定を表す場合と、徹底的を表す場合に分けて、「あくまでも」の使い方と例文を紹介します。

限定・仮定を表す「あくまでも」

「あくまでも」を限定・仮定を表す際に使う場面として、顧客や取引先に、企業の意見ではなく個人の意見として伝えたいシーンや、物事を参考として提示したり、仮定の話をしたりするシーンで「あくまでも」を使います。

  • あくまでも私個人の意見ですが、Aプランになると思います
  • あくまでも目安ですので、ご参考までにとどめてください
  • あくまでも私が社長になっていたらの話です

徹底的を表す「あくまでも」

徹底的を表す「あくまでも」を使うと、「徹底的にプロジェクトをやり遂げる」「徹底的に業界一の企業にする」といったように強い意志を表現することができます。

  • 私はあくまでもこのプロジェクトをやり遂げます
  • あくまでも業界一の企業にしてみせます
  • あくまでもこの会議は出なければいけません

また、「あくまでもこの会議は出なければいけません」は、「何があっても会議に出席しなければならない」ことを表現できるため、物事の重要性を伝えられるでしょう。

「あくまでも」の類語・言い換え表現

「あくまでも」には、類語や言い換え表現があります。

  • 徹底的に
  • とことん
  • 絶対に
  • なにがなんでも
  • 徹頭徹尾
  • 断固として

「あくまでも」を別の言葉にしたい場合は、言い換え表現を用いましょう。

徹底的に

「徹底的に」は、最後まで一貫している様子や、どこまでも十分にする様子を意味します。

  • 自分の仕事を徹底的にやり遂げます
  • 徹底的にプロジェクトにとりくみます

とことん

「とことん」は、「どこまでも」「徹底的に」を意味する言葉です。

「あくまでも」や「徹底的に」よりも、くだけた表現といえます。

  • 仕事にとことん打ち込む
  • 物事をとことん追求する

絶対に

「絶対に」は、ほかに対立や比較するものがないことや、ほかのものに制限されない様子を意味します。

また、「何があっても」「どうしても」という意味もあるため、「あくまでも」と同様の意味合いで使えます。

  • 絶対に目標を達成する
  • 絶対にこの企画を通す

なにがなんでも

「なにがなんでも」は、「どのようなことがあっても」「絶対に」を意味する言葉で、物事をやりとおす意志を表現できます。

  • なにがなんでも成約をとる
  • なにがなんでも他社には負けない

徹頭徹尾

「徹頭徹尾」は、「最初から最後まで」「どこまでも」を意味し、「てっとうてつび」と読みます。

最初から最後まで自分の意志を貫く際に使える言葉です。

  • 後輩が成長するように、徹頭徹尾、指導する
  • プロジェクトが成功するまで、徹頭徹尾、サポートします

断固として

「断固として」は、頑なである様子や非常に意志が強い様子を意味する言葉です。

意志の固さやはっきりとした意見、態度を表せます。

  • あなたの意見には断固として反対です
  • 彼は、断固として不誠実な態度をとりません

「あくまでも」を使った意見の伝達に「Chatwork」

「あくまでも」は日常生活やビジネスシーンにおいて「限定・仮定」や「徹底的な様子」を表す際に使われます。

「あくまでも」の類語や言い換え表現としては「徹底的に」「とことん」「徹頭徹尾」などがあるため、相手や状況に応じて表現を変えるといいでしょう。

「あくまでも」は、チャット形式でコミュニケーションがとれるビジネスチャット「Chatwork」でも活用できる言葉です。

「Chatwork」は、社内外の人とメッセージのやりとりができるため、「あくまでも」を使って自分個人の意見を社内メンバーや取引先に伝えられます。

「あくまでも」を使うことで自己主張の強さが緩和され、相手に配慮したコミュニケーションをとれるでしょう。

社内外のビジネスパーソンとの心地よく活発なコミュニケーションに、ビジネスチャット「Chatwork」をぜひご活用ください。

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