社内SNSツール導入のメリット・デメリットとは?選定のポイントも詳しく解説

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社内SNSツール導入のメリット・デメリットとは?選定のポイントも詳しく解説
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目次

社内での情報共有やコミュニケーションを円滑にする仕組みとして注目されているのが「社内SNSツール」です。

メールや会議では情報共有にさまざまな課題が生じがちですが、社内SNSツールの活用によって解消できることも多いためです。

本記事では、社内SNSツールの概要や基本機能、導入目的、導入するメリットとデメリットにくわえ、自社に合ったツールを選ぶためのポイントまでくわしく解説します。

社内SNSツールとは?

社内SNSツールは、従業員同士の情報共有やコミュニケーションを円滑にするための手段となります。

従来のメールや電話に比べ、スピーディーかつ双方向のやり取りが可能で、組織全体の活性化に役立ちます。

さらに、チャット形式で気軽に投稿できるツールを選べば、業務連絡だけでなく意見交換や雑談などもおこないやすく、組織の一体感を高める効果も期待できます。

社内SNSの基本的な機能

社内SNSツールには、以下のような基本機能があります。

・タイムラインやチャット機能:コミュニケーションの要になる機能

・ファイル共有・検索機能:資料やナレッジを投稿し、あとから検索できる仕組み

・グループ機能:部署やプロジェクト単位で専用スペースを作成できる機能

これらの機能を活用することで、スピード感と双方向性のある社内コミュニケーションを実現できます。

社内SNSツールを導入する目的

社内SNSツールを導入する主な目的は以下の3点です。

・コミュニケーションの促進

・ノウハウ・ナレッジの共有

・業務課題の解決

コミュニケーションの促進

社内SNSの大きな目的のひとつは、社員同士の円滑なコミュニケーションを実現することです。

従来のメールはどうしても堅苦しくなりがちで、一方的な情報伝達に偏ってしまうケースもあります。

しかし、SNS形式のツールであればチャット感覚で気軽にやり取りでき、リアルタイムでの意見交換や迅速な意思決定が可能です。

さらに、部署を越えた交流や雑談の場としても機能するため、組織全体の一体感を高めやすくなるのも特徴です。

実際にビジネスチャットツール「Chatwork」などは、業務連絡からアイデア共有まで幅広く利用でき、社員同士の距離感を縮める有効な手段として多くの企業に導入されています。

ノウハウ・ナレッジの共有

社内のノウハウやナレッジを蓄積・共有しやすくすることも社内SNS導入の目的です。

業務の中で得られる学びや成功事例は、共有されなければ個人の経験にとどまってしまいますが、社内SNSには情報を投稿・保存・検索できる仕組みが整っているため、必要なときに誰でもアクセス可能になります。

たとえば営業現場の成功事例やトラブル対応の記録を蓄積しておけば、同じ課題に直面した社員がすぐに活用できます。

>社内SNSの運用ルールに関する記事はこちら

業務課題の解決

社内SNSは、日常業務で発生する課題を共有し、解決へと導くためにも有効です。

従来は、業務課題を上司に個別で相談したり、会議の場でしか取り上げたりすることが主流だった場合でも、社内SNSを利用すればオープンな場で質問・提案ができます。

そのため、同じ課題を抱えるメンバー同士が知識やアイデアを持ち寄り、解決策をスピーディーに導き出すことにつながります。

とくに、リモートワーク下では個人で課題や不満を抱え込みやすいため、社内SNSで共有できるとストレスの解消にも役立ちます。

導入すべき!社内SNSツールのメリット

続いて、社内SNSツールを導入することで得られるメリットを紹介します。

業務全体の効率化

社内SNSを導入すると、業務の無駄を減らし効率化を実現できます。

従来のようにメールで逐一やり取りする必要がなくなり、リアルタイムで情報を確認できるため、意思決定までの時間が短縮されます。

さらに、チャット形式での議論は過去ログをさかのぼって確認できるため、会議の議事録代わりにもなり、情報整理の手間も軽減されるでしょう。

このように日常の業務フローがスムーズになれば、従業員は本来の業務に集中しやすくなり、生産性向上に直結します。

スケジュール管理の改善

社内SNSを導入すると、スケジュール管理の改善も期待できます。

社内SNSにはカレンダー機能やリマインダー機能を備えたものも多く、会議や納期を共有することで「誰が・いつ・何をするのか」が明確になります。

そのため、タスクの重複や抜け漏れを防ぎやすくなり、チーム全体で効率よくスケジュールを調整できます。

全員がどこからでも同じ情報にアクセスできるため、リモートワークやフレックス勤務など、柔軟な働き方を支える仕組みとしても役立ちます。

情報共有の迅速化

社内SNSの最大の強みのひとつが、情報共有のスピードです。

メールでは宛先設定や形式的な文章作成が必要ですが、SNSなら簡単に投稿するだけで全員に情報を届けられます。

さらに、タイムラインやグループごとに情報を整理できるため、必要な情報を迅速にキャッチできるのがメリットです。

特に緊急性の高い連絡や全社的なアナウンスは、社内SNSを通じて一斉に発信することで、情報の伝達漏れや遅延を防止できます。

本当に必要?社内SNSツールのデメリット

社内SNSツールには多くの利点がある一方で、以下のようなデメリットも存在します。

ランニングコストの発生

社内SNSツールは無料で利用できるものもありますが、多機能で安定性の高いサービスを利用する場合は月額費用が発生します。

特に人数規模が大きくなるほどコストが積み上がる傾向にあり、長期的には無視できない支出となります。

また、セキュリティ対策やサポート体制が整ったプランを選ぶとさらに費用が高額になるため、導入前に費用対効果をしっかりと試算することが重要です。

社内浸透までの時間

新しいツールを導入しても、すぐに定着するとは限りません。

メールや口頭でのやり取りに慣れている社員にとっては、社内SNSの使い方に慣れるまで時間がかかる場合があります。

また、導入初期は混乱が生じたり、並行して複数のツールを使う非効率な状況が発生したりすることもあります。

効果を最大化するためには、マニュアル整備や研修の実施など、社員がスムーズに活用できる環境づくりが欠かせません。

コミュニケーション強要の懸念

社内SNSは本来、自由で気軽なコミュニケーションを促す仕組みであり、コミュニケーションの強要につながってしまっては意味がありません。

返信やリアクションを強制するような雰囲気になると、心理的な負担から逆に業務効率が低下する可能性もあります。

さらに「常に投稿をチェック・反応しなければならない」というプレッシャーが働くと、従業員間の関係性にも悪影響を及ぼすおそれがあるため注意が必要です。

>社内SNSのデメリットをさらに詳しく知りたい方はこちら

社内SNSツールを選ぶ5つのポイント

社内SNSツールは多種多様であり、導入にあたっては慎重に比較検討することが大切です。

ここでは、導入前に押さえておきたい以下5つのポイントを解説します。

ポイント①長期的なコストの把握

社内SNSは継続利用が前提となるため、初期費用だけでなく月額課金やユーザー数に応じた料金など、長期的なコストを正確に把握することが重要です。

短期的には安価に見えても、人数や利用機能が増えることで予想以上のコストが発生するケースもあります。

自社の成長計画や利用人数を踏まえ、費用対効果を見極めましょう。

ポイント②効果測定機能の有無

導入後の効果を把握できるかどうかは、ツール選びにおいて重要な基準です。

たとえば「どのくらいの情報共有が行われているか」「社員のアクティブ率はどの程度か」といった利用状況を可視化できる機能があると、改善点を把握しやすくなります。

こうしたデータをもとに社内研修や運用ルールを見直せば、ツールの価値を最大化できるでしょう。

ポイント③外部連携性や拡張性

社内SNS単体で完結するのではなく、外部の業務ツールやシステムと連携できるかどうかも確認すべきです。

たとえばタスク管理やカレンダー、ファイルストレージと連携できれば、日常業務の効率化に直結します。

また、拡張性が高ければ将来的なニーズの変化にも柔軟に対応可能です。特に成長企業では、事業規模に合わせてシステムを拡張できるかどうかが重要になります。

ポイント④セキュリティ対策の充実度

社内SNSでは業務に関する機密情報や個人情報がやり取りされるため、セキュリティ対策は必須です。

データの暗号化やアクセス権限の管理、二要素認証の有無などを確認しましょう。

特に外部からの不正アクセスや情報漏えいのリスクを抑えるためには、国内外のセキュリティ規格に準拠したサービスを選ぶことが重要です。

ポイント⑤使いやすさ・操作性

いかに機能が充実していても、社員が使いこなせなければ意味がありません。

操作が複雑だと導入が進まず、定着率も低下します。

直感的に操作できるデザインやスマートフォン対応、マニュアルやサポートの充実度などをチェックしておきましょう。

特に幅広い年齢層が働く組織では「誰でも簡単に使える」という点が定着の成否を分ける大きなポイントとなります。

>社内SNSの導入成功事例を紹介する記事はこちら

「Chatwork(チャットワーク)」は社内SNSツールとしても使える

社内SNSツールは、コミュニケーションの活性化、ナレッジ共有、業務課題の解決など、組織に多くのメリットをもたらします。

その一方で、コストや浸透の難しさ、利用を強制することによる負担といったデメリットも存在します。導入時には費用対効果やセキュリティ、操作性などを総合的に判断し、自社に合ったサービスを選ぶことが重要です。

Chatwork」はシンプルな操作性と高いセキュリティ、さらにタスク管理や外部ツールとの連携機能を備えており、社内SNSツールとしても十分に活用できます。

効率的な情報共有やコミュニケーションを支える仕組みを検討している企業は、ぜひ導入を検討してみてください。

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社内SNSツールに関するQ&A

社内SNSが盛り上がらない場合の対処法は?

まず、運用ルールや利用目的を明確にすることが解決の第一歩です。

曖昧なまま導入すると「何を投稿すればよいか分からない」と社員が利用を控えてしまいます。

活発なやり取りを生むには、情報共有のテーマを定めたり、経営層や管理職が積極的に投稿して利用のきっかけを作ることが効果的です。

また、成功事例や便利な使い方を共有する、業務報告や雑談チャンネルを用途別に分けるなど、参加しやすい環境を整えることもポイントです。

社内SNSは自作でも作れる?

技術的には自作も可能ですが、開発・運用コストやセキュリティリスクを考えると現実的ではありません。

独自に開発する場合、初期構築だけでなくアップデートや障害対応も自社で行う必要があり、多大なリソースが必要になります。

一方で、市販の社内SNSツールやビジネスチャットツールは、セキュリティや安定性が保証されており、サポート体制も整っています。

そのため、よほど特殊な状況でない限り、自作よりも既存サービスを活用する方がコストとリスクの両面で合理的です。

無料で使える社内SNSはある?

完全無料で使えるものは限られますが、主要なビジネスチャットツールには無料プランや試用期間が用意されています。

たとえば「Chatwork」にはフリープランがあり、メッセージ機能やタスク管理を一定の範囲で無料利用できます。

「Microsoft Teams」も一部の機能を無料で提供しており、ビデオ会議やチャットを手軽に試せます。

「Google Workspace」は無料プランはなく、有料契約が前提ですが、14日間の試用期間が設けられているため導入前に実際の使用感を確認可能です。

自社のニーズや規模に応じて、無料から試して有料プランに移行するのが現実的な進め方といえます。

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