ペルソナとは?重要性や設定のメリット・コツを事例付きで解説

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ペルソナとは?重要性や設定のメリット・コツを事例付きで解説

目次

マーケティングを成功させるためには、ユーザーニーズを明確にし、最適な商品やサービスを届ける必要があります。

ユーザーニーズを明確にするためには、ペルソナを設定することが効果的です。

ペルソナを設定するメリットや設定方法、設定するコツを解説していきます。

ペルソナとは

マーケティングにおけるペルソナの意味は、商品やサービスを利用する架空の人物のことを指します。

ペルソナ(persona)とは、「仮面」という意味を持っています。

スイスの心理学者、カール・グスタフ・ユングが提唱した概念では、「人間の外的側面」のことをペルソナと呼びます。

マーケティング用語としてのペルソナの意味は、ユングの概念からきており「商品やサービスを利用する架空の人物」という意味で使用されています。

 

ペルソナとターゲットの違い

ペルソナとターゲットの違いは、商品やサービスを利用するユーザー像の抽象度です。

ターゲットに比べて、ペルソナはユーザー像が詳細に設定されています。

具体例に当てはめて考えてみましょう。

ターゲット
  • 30代会社員男性
ペルソナ
  • 山田太郎
  • 男性
  • 32歳
  • 都内在住
  • 製造業の〇〇株式会社勤務

ターゲット像のなかにある、より具体的な人物像がペルソナと考えると分かりやすいでしょう。

 

ペルソナの重要性

ペルソナを設計することは、社内で共通の認識を形成し、顧客が本当に求めている商品やサービスを提供するうえで重要です。

ひとつの商品やサービスをリリースするためには、多数の従業員が関わりますが、顧客像やニーズの想定にズレが生じてしまうと、商品やサービスの方向性がずれてしまいかねません。

また、方向性にズレが生じてしまうと、リリース時期に遅れが生じてしまったり、練り直しが生じてしまったりなど、トラブルも起こりかねません。

ペルソナを設計することは、顧客ニーズに沿った商品やサービスの質を高め、スピード感高くリリースするために必要不可欠といえるでしょう。

ペルソナを設定するメリット

ペルソナを設定すると、3つのメリットがあります。

具体的に見ていきましょう。

 

狙うべき人物像を共有できる

ペルソナを設定した場合、狙うべき人物像を従業員間で共有できます。

ペルソナを設定しなかった場合、従業員ひとりひとりが抱くユーザー像は、異なってしまいます。

ユーザー像に既婚女性を想定している従業員と、独身女性を想定している従業員がいた場合、開発する商品やサービスの利用方法、利用場所に相違がでてしまいます。

ペルソナを設定することによりユーザー像を共有できるため、効率よく商品やサービスの開発を進めたり、質のいい商品を生み出したりすることが可能になります。

 

ユーザーニーズが明確になる

ペルソナを設定した場合、ユーザーニーズが明確になります。

抽象的すぎる人物設定、漠然とした人物設定では、ユーザーニーズを見極めることができず、結果として誰にも必要とされない商品やサービスになる可能性があります。

商品やサービスを利用する架空の人物像を詳細に設定することにより、ユーザーが求めていることを把握しやすくなります。

 

ユーザーに合わせたマーケティングができる

ペルソナを設定することにより、ユーザーに合わせたマーケティングが可能になります。

たとえば、絵を描くことが好きな人をターゲットユーザーとします。

絵を描くといっても、色鉛筆などを使い紙に描く人もいれば、デジタルで絵を描く人もいるため、色鉛筆が欲しい人、ペンタブが欲しい人と、ユーザーの求めるものは違ってきます。

ペルソナを設定すれば、どのように絵を描く人なのかなどの人物像を詳細に設定できるため、ユーザーに合わせた商品の開発、広告の掲載などができるでしょう。

ペルソナの設定方法

ペルソナは、ただやみくもに設定すればいいわけではありません。

質の高い商品やサービスを提供するためにも、ペルソナの設定方法を改めて確認していきましょう。

  • 情報を集める
  • 集まった情報を分析する
  • ペルソナを設定する

それぞれのステップについて、詳しく解説します。

 

情報を集める

ペルソナを設定するために、まずは情報を集めます。

自社サイトを閲覧するユーザー情報の分析やユーザーへのアンケート、インタビューの実施や、実際にユーザーと接する機会がある営業担当がいれば、営業担当から聞き取りなどをおこないます。

SNSを利用してアンケートを実施することも、アンケート内容を共有し拡散してもらえる可能性があるため、より幅広く情報を集めることができるでしょう。

>情報収集の方法12選を解説!に関する記事はこちら

 

集まった情報を分析する

収集したデータや情報を分析します。

ペルソナは人物像を具体的に設定するため、集まった情報も細かく分析していく必要があります。

住所、年齢、性別、職業、趣味、興味のあること、抱えている悩みなどの項目を作り、性格や価値観を含めたユーザーの傾向を把握することで、ペルソナの設定もしやすくなります。

 

ペルソナを作成する

情報の分析まで終わったら、ペルソナ作成をおこないます。

ペルソナを設定する際には、年齢や性別などの基本的情報はもちろん、性格や日常生活なども深堀りしていくことが大切です。

たとえば、一日のタイムスケジュールを設定し、何時まで仕事をして、家に帰ってきたら何をするのかなど、リアルな人物像を設定していきましょう。

具体的には、以下の要素を検討します。

  • 年齢
  • 性別
  • 住所(持ち家か賃貸か)
  • 家族構成
  • 職業、学歴
  • 年収
  • 持っているデバイス、よく利用するSNSやサイト
  • 悩みと、悩み解決後の自分の理想
  • 一日のタイムスケジュール

ペルソナを設定するコツ

ペルソナを設定する際には、3つのコツを意識しましょう。

 

データに基づいて設定する

ペルソナは、データに基づいて設定するようにします。

ペルソナは架空の人物像ですが、リアルな人物像を作り上げていかないと的外れな商品やサービスが生まれてしまう恐れがあります。

収集したデータでユーザーのリアルな人物像を設定することで、ニーズに合った商品やサービスを生み出すことにつながります。

 

人物像を掘り下げて設定する

ペルソナは、人物像を掘り下げて設定しましょう。

ペルソナの人物像を掘り下げて設定することにより、年収がいくらくらいのユーザーが多いのか、最近抱えている悩みはどのようなものか、日々どのように行動しているのかが把握できます。

たとえば、「SNSを夜に利用する人」よりも「〇〇というSNSを午後9時から午後10時まで利用する人」としたほうが、マーケティングの方法をより具体的に考えられます。

ペルソナを掘り下げて設定することは労力を使いますが、ペルソナ設定がより効果的になるためにも、リアルな人物像を作り上げましょう。

 

誰もがイメージしやすい人物像を設定する

ペルソナは、誰もがイメージしやすい人物像を設定しましょう。

ペルソナを設定するメリットには、従業員間で認識のずれの発生を防ぎ、業務をスムーズに進められるという点があります。

しかし、設定したペルソナが従業員にとってイメージしづらかった場合、従業員間で認識のずれが発生し、足並みを揃えて業務が進められなかったり、ユーザーニーズを満たす商品やサービスの開発ができなかったりするでしょう。

ペルソナの設定には、イラストや写真を用いるなどし、誰もがイメージしやすい人物像の設定をすることが大切です。

ペルソナ設定の具体例

BtoCとBtoBのペルソナ例を紹介します。

事業に合わせたペルソナを設定するようにしましょう。

 

BtoCのペルソナ例

BtoCのペルソナの場合は、名前、年齢、性別、住所、家族構成、趣味、利用するSNSなど、ひとりの人物を具体的に設定していきます。

たとえば、以下のような設定です。

  • 山田太郎
  • 24歳
  • 男性
  • 東京都江東区在住
  • 一人暮らし(賃貸)
  • 趣味は動画視聴
  • 自分でも動画編集をしてみたいと思っている
  • SNSはX(旧Twitter)やTikTokを利用
  • 動画編集ソフトのおすすめがわからないのと、編集する時間がないのが悩み
 

BtoBのペルソナ例

BtoBのペルソナは、利用者が企業になるため、ペルソナの設定を組織全体と担当者に分けて考えます。

ペルソナの設定を組織全体と担当者にわける理由は、担当者がまずは情報を集め、集めた情報から考え意思決定を下すのが組織になるからです。

たとえば、組織全体のペルソナの場合、従業員数から考えた企業規模、企業の業界、抱えている事業と組織の悩み、事業の理想などを設定します。

担当者のペルソナの場合は、役職、担当業務、業務に関する悩み、業務に関する情報収集の方法などを設定します。

ペルソナを設定するときの注意点

ペルソナを設定するときには、3つの注意点があります。

より効果的なペルソナになるように、注意点に気を付けて設定しましょう。

 

思い込みで作成しない

ペルソナは、思い込みで作成しないように気を付けましょう。

ペルソナを作成するときに、データに基づかず、身近にいる人の存在や思い込みで人物像を作成してしまうと、実在するユーザーニーズから乖離してしまう恐れがあります。

ユーザーニーズを満たした商品やサービスを開発するためにも、思い込みでペルソナを作成しないようにしましょう。

 

定期的に見直しをする

ペルソナは、定期的に見直しをしましょう。

ペルソナは、実在するユーザーからデータを収集し設定した架空の人物です。

ユーザーは、時代の流れや新たな商品の登場などにより、抱える悩みや求めるものが変化していきます。

ユーザーのニーズが変化する場合、ペルソナの設定も見直さないとユーザーニーズの反映が正しくされなくなってしまう恐れがあります。

ペルソナは定期的に見直していくようにしましょう。

適切なペルソナを設定してユーザーニーズを満たそう

ペルソナは、商品やサービスを利用する架空の人物です。

ペルソナを設定することにより、ユーザーニーズを満たした商品やサービスを開発することができます。

ペルソナを設定したら、必ず全従業員に共有するようにしましょう。

ペルソナの共有方法として、ビジネスチャット「Chatwork」が活用できます。

「Chatwork」では、グループチャット機能があるため、情報共有したいメンバーにまとめてメッセージを送ることができます。

また、タスク管理機能もあるため、情報がきちんと伝達したかどうかの確認もできます。

ペルソナの共有を正確におこなうためにも、ぜひ「Chatwork」の導入をご検討ください。

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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。

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