人生100年時代とは?働き方や生き方、老後を不安なく過ごすための方法を解説

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人生100年時代とは?働き方や生き方、老後を不安なく過ごすための方法を解説

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目次

人生100年時代とは、平均寿命が長くなり、100年生きることが珍しくなくなる時代を指します。

100歳まで生きると、生活上の支出総額が増えたり、存命中の世相変化があったりするため、求められる生き方や能力、老後の支出、必要な貯金額などについて把握しておくことが大切です。

今回は、人生100年時代の意味や根拠、生き方や必要とされる力、老後の収入・支出、いまからできる取り組みなどについて解説します。

企業の在り方についてもまとめているため、確認しておきましょう。

人生100年時代とは?

人生100年時代とは、100歳まで生きることが当たり前になる時代のことです。

「人生100年時代」という言葉そのものは、イギリスの組織論学者であるリング・グラットン教授とアンドリュー・スコットが著書『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』で提唱しました。

「人生100年時代」の根拠は、アメリカのカリフォルニア大学とドイツのマックス・ブランク研究所の調査によって、「2007年に生まれた日本人の半数が107歳まで生きる」と推測されたことにあります。

令和4年(2022年)時点の日本人の平均寿命は、男性81.05年、女性87.09年であり、72年前にあたる昭和25年(1950年)の平均寿命(男性58.0年、女性61.5年)と比較すると、大幅に延びていることがわかります。

内閣府によると、令和52年(2070年)の平均寿命は男性85.89年、女性91.94年になると予測されており、100歳まで生きる人がさらに増える可能性が高いでしょう。

人生100年時代の生き方と必要な力は?

人生100年時代を迎えると、人間の生き方や、生きるために必要とされる能力も変化していきます。

経済産業省は、人生100年時代を生きるために必要な力を「人生100年時代社会人基礎力」として、3つの能力を定義しています。

それぞれの力について紹介します。

前に踏み出す力

人生100年時代では、生きている年数が長くなる分、自身を取り巻く環境が何度も変化したり、多くの生活費がかかったりします。

環境の変化を柔軟に受け入れ、自身も時代に合わせて変化しつつ前進しなければ、人生をポジティブに送ることが難しくなるでしょう。

前に踏み出す力は、以下の3つの要素で構成されています。

要素 概要
主体性 物事に進んで取り組む力
働きかけ力 他人に働きかけ、巻き込む力
実行力 目的を設定し、確実に行動する力

考え抜く力

人生100年時代になると、自分のやりたいこと、興味・関心のあることが変化し、生活や働き方の選択肢が広がる一方で、さまざまな課題に直面することもあるでしょう。

転職、副業、フリーランス、起業など、自身の状況に合った働き方を選択したり、直面している課題を解決したりして自分の人生を謳歌するには、自律的な思考力である「考え抜く力」が必要です。

「考え抜く力」を構成する要素は次のとおりです。

要素 概要
課題発見力 現状を分析し、目的や課題を明らかにする力
計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力
創造力 新しい価値を生み出す力

チームで働く力

100年という長い人生を生きるうえでは、チームで行動することが必要な局面もあります。

たとえば、知人との交流やコミュニティへの参加で見聞を広める、趣味の活動やボランティアなどで生きがいを得るなど、さまざまな人と活発にコミュニケーションをおこなうことは、自己実現や自己成長に役立つアクションといえます。

他者と良好な関係を築きながら自身の理想の人生を歩むための「チームで働く力」は、次の6つの要素で構成されています。

要素 概要
発信力 自分の意見をわかりやすく伝える力
傾聴力 相手の意見を丁寧に聴く力
柔軟性 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
情況把握力 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
規律性 社会のルールや人との約束を守る力
ストレスコントロール力 ストレスの発生源に対応する力

人生100年時代の働き方

人生100年時代においては、世相の変化に対応し、自分らしく働ける環境を見極めること、適した環境へ積極的に身を置くことが重要です。

近年は、働き方改革の推進や、働く人のキャリア観の変化にともない、ワークライフバランスを保った働き方ができるようになってきています。

長時間労働の是正、育児休業制度の整備などが進んだこと、転職に対するハードルが下がったことなどから、働き方の選択肢も増えたといえるでしょう。

しかし、妊娠や介護のための離職に代表されるように、自身が望む働き方ができない人もまだまだ多いため、労働環境の改善や法律の整備は今後も必要であり、働き方をめぐる様相は変化していくと考えられます。

>働き方・働きがいに関する記事はこちら

人生100年時代で老後に必要なお金はどれくらいか

人生100年時代となると、寿命が延びる分だけ必要となるお金の額面も変わってきます。

どれくらいの支出が見込まれるのか、老後の目安収入とともに紹介します。

老後の支出はどれくらい?

総務省によると、令和6年(2024年)における日本の総世帯(平均世帯人員2.17人、世帯主の平均年齢59.8歳)の1か月の消費支出平均額は25万929円でした。

65歳以降を「老後」とみなし、1か月の消費支出を約25万円とすると、100歳までの35年間では約1億500万円もの支出が発生すると計算できます(平均世帯人員を2.17人とする場合の概算)。

老後の支出は、世帯人数や生活環境、生活習慣などの違いがあるため人によって異なりますが、人生が長くなる分だけ多額のお金が必要になるという点は共通しています。

老後の収入はどれくらい?

総務省によると、令和6年(2024年)における65歳以上の世帯(夫婦のみ・無職)の収入は1か月当たり平均25万2,818円でした。

1か月当たり約25万2,000円とすると、65歳から100歳までの35年間の収入は1億584万円となります。

なお、老後の収入は加入している年金の種類や労働年数などによって変わってくるため、今回紹介した収入金額は参考にとどめるようにしてください。

退職後の貯蓄額はどれくらい必要?

上記で紹介した老後の支出・収入の差額は、プラス84万円という結果になります。

しかし、個々の状況によって支出や収入は異なるため、必ずしもプラスになるとは限りません。

また、1か月単位で見ると月に2,000円ほどの差額しかないため、貯蓄がないと生活が苦しくなると考えられます。

一般社団法人全国銀行協会では、夫婦2人の老後資金の目安は約2,500万円と試算しています。

人生100年時代を生きるためには貯蓄を続けることも大切ですが、投資をしたり、可能な範囲で働き続けたりして、お金を増やし、継続的に収入を得ていくことも必要といえるでしょう。

人生100年時代のお金の貯め方と使い方は?

人生100年時代における老後の資金確保のためには、早くからコツコツと貯金をしたり、投資によってお金を増やしたりすることが重要です。

また、お金を一時的な楽しみのために浪費するのではなく、スキルアップや資格取得のための自己投資に回すこともよいでしょう。

長い年月を生きるうちに働き方や環境にも変化が生じるため、柔軟に対応して働き続けられるスキルや経験値が必要です。

できるだけ長い間働いて収入を得ることができればm老後の生活への不安も軽減するでしょう。

人生100年時代に向けて個人でできることは?

続いて、人生100年時代に向けて個人でできる取り組みを紹介します。

貯金によってお金を貯めることもできますが、「お金を増やす」という考えのもとに投資をおこなうという選択肢もあります。

日本政府も、老後資金を貯める方法として投資を勧めており、NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)などの制度を整備しています。

ただし、投資は余剰資金で実施すべきものであり、自身の生活状況や収入に応じた金額でおこなう必要があるという点には注意しましょう。

人生100年時代における企業の在り方は?

次に、人生100年時代における企業の在り方を解説します。

キャリア開発を支援すること

人生100年時代に生きがいや安定した生活を得るためには、何歳になっても活躍し続けられることが重要です。

そのため、企業では長く働くために必要な知識・スキルなどを習得できる研修を実施して、従業員のキャリアアップを支援することが大切です。

従業員の勤続年数が長くなれば、企業の生産性向上や事業の発展にもつながる可能性があります。

リテンションを強化すること

リテンションとは、人材を確保することを指します。

日本では、高齢化だけでなく少子化も進行しており、優秀な人材の確保が困難となっています。

人生100年時代においては、現役の年代に近いコンディションで活躍できる高齢者が増えると考えられます。

そのため、従業員が高齢になっても自社で働いてもらえるように、人材をつなぎとめる取り組みが重要となります。

たとえば、公正な評価制度を整備する、キャリア支援をする、柔軟な働き方を導入する、福利厚生を充実させるなどの施策が挙げられます。

>リテンションについて詳しく解説した記事はこちら

新たな関係構築をおこなうこと

人生100年時代の企業の在り方として、社内だけでなく社外の人材とも新たな関係を構築していくことが求められます。

企業を取り巻く環境は変化し続けてゆくため、経営基盤の整備や事業拡大のためには社外の人材も積極的に活用することが重要です。

社外のリソースやフリーランスの人材と適宜コミュニケーションをとり、必要な局面に登用するなどの取り組みを実践しましょう。

人生100年時代を生きるために「Chatwork」

日本人の平均寿命は延びてきており、100歳まで生きる人が今後増加することが予測されます。

人生100年時代において、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」が必要とされているため、コミュニケーションの活性化に役立つビジネスチャット「Chatwork」の活用をおすすめします。

チャット形式でメッセージを送れる「Chatwork」は、情報共有や諸連絡を気軽におこなえます。

テキスト形式でのコミュニケーションは、相手が理解しやすいように文章を組み立てたり、相手の言いたいことを正しく理解したりする能力が求められるため、「チームで働く力」のスキルアップにつながるでしょう。

人生100年時代を自分らしく生きられるように、「Chatwork」を活用していまから能力強化に励みましょう。

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