職場のメンタルヘルスを悪化させる原因と対策について知ろう

働き方改革
AWAY

目次

心の健康状態を表すメンタルヘルスは、従業員の休職や退職にも影響する要素のひとつです。持続的に事業をおこなうためにも、従業員のメンタルヘルスを守る方法について、適切な知識を身に付けておきましょう。

職場におけるメンタルヘルスとは

従業員が生産性のある労働によって生き生きと企業に貢献できている職場は、メンタルヘルスが良好な職場であるといえます。

しかし、環境の変化や人間関係などが原因でメンタルヘルスに支障をきたし、本来の力が発揮できなくなる労働者は多くいます。

平成30年の労働安全衛生調査によると、メンタルヘルスの不調により連続一ヶ月以上休職した労働者がいる企業は6.7%、退職者がいた企業は5.8%にもおよぶといわれています。[※1]

企業の生産性の低下や離職にも影響するため、従業員のメンタルヘルスケアは企業にとって、最も重視すべき要素のひとつです。

持続的な経営のためにも、メンタルヘルスケアについての知見を深めておきましょう。

メンタルヘルスに不調をきたす職場の特徴

まずは、メンタルヘルスの不調につながる要因について把握しましょう。以下のような職場は、従業員がメンタルヘルスに不調をきたしやすいといわれています。

業務量が多く難易度が高すぎる

最も多い要因は、業務量の多さです。ひとりあたりの業務量が多すぎる状況だけでなく、自分の能力以上の仕事を任され続ける状況も望ましくありません。

また業務の量や難易度と照らして、給与などの待遇がともなっていなければ、その分不満や不安を感じるでしょう。

従業員それぞれに合わせた量と質の仕事と、それに見合った適当な待遇を与えるよう意識しましょう。

人間関係に問題がある

次に大きな要因は職場の人間関係です。人間関係には、本人と上長の縦の関係と、同僚を含めた横の関係が含まれます。

上司が高圧的で怒られてばかりいる、組織の中で孤立状態になっているような状況であれば早急に対策を講じなければなりません。

一方で、コミュニケーション不足が従業員のメンタルヘルスに影響をおよぼすことも多いといわれています。

環境の変化に対応できない

配置転換など、環境の変化がメンタルヘルスに影響する場合もあります。たとえ待遇が良くなるものであってもプレッシャーによる重圧を感じることがあるためです。

特に、能力以上の結果を求められるようなポジションへ無理に任命されると、大きなストレスを感じやすくなるでしょう。

従業員の能力に見合う範囲で業務や役職を与え、経験を積みながら少しずつ順応してもらうなど、ケアをすることが必要です。

職場でのメンタルヘルスケアの方法

業務量など、各管理者がコントロールできる要素をのぞくと、従業員のメンタルヘルスを向上させるためには、職場環境を改善することが必要になります。

厚生労働省が示す「第13次労働災害防止計画におけるメンタルヘルス対策」[※2]では、以下のステップに沿って職場環境を改善することが推奨されています。

職場環境を評価する

現時点における職場環境を客観的に評価し、どのような対策が必要になるのかを判断します。

従業員にストレスチェックを実施することや、従業員と上司から聞き取りをおこなうなど、ストレスに感じている環境はないかを確認しましょう。

また、職場視察の実施をおこない、現場の状況を把握しておくことも重要です。

ストレスチェックは、職場環境の評価だけでなく本人がストレスを自覚することにもつながるので、積極的に実施することをおすすめします。

職場環境改善に向けた組織をつくる

職場環境の現状把握ができたら、職場環境の改善に向けた対応を担う組織をつくりましょう。

改善を実施する職場責任者の理解と協力が必要になるため、上司や産業保健スタッフを含めた幅広い人材が所属するものが適しています。

また、職場環境の改善をおこなう組織の管理者や上司に対し、研修を実施して知識をつけてもらうことも重要です。

コミュニケーション方法を学べるメンタルヘルスケアセミナーを受講するなど、まずは組織内で知識を身につける必要があります。

メンタルヘルスケアをするための計画を立案する

メンタルヘルスケアをおこなう組織を発足させたのち、実際に運用していくための計画を立案します。

職場内の評価をもとに、管理者や従業員にも参加してもらい、現場の意見を反映した計画が望ましいです。計画立案をおこなう際には、考えうるストレス原因を職場の物理環境・作業・職場の人間関係のどの部分にあるのか判断し、分類しましょう。

国が出しているメンタルヘルスアクションチェックリストを参考に、計画を策定しましょう。[※3]

メンタルヘルス対策の実施

計画が立案できたら、計画に則って実際にメンタルヘルス対策を実施しましょう。

計画どおりに実施できているか、進捗を把握するための機会をあらかじめ設けておくと、実施効果の評価が容易になります。

実施しながら出てきた問題点は組織で共有し、改善方法について議論しましょう。

メンタルヘルス対策の効果の評価と改善

計画を実施したら、メンタルヘルス対策が計画どおりに実施できていたか、どのような障害が発生しているのかなどの情報を抽出しましょう。

たとえば、上司と部下の間におけるコミュニケーションを意識的に増やす取り組みをおこなったとします。

実施する中で、従業員の意欲はあるにもかかわらず、思ったよりもコミュニケーションが増えなかったという結果になることもあるでしょう。

たとえば、コミュニケーションツール自体がメール・口頭だけになっていたことが障害になっていた場合、メールや口頭以外でのコミュニケーションの方法を提案してみるとよいでしょう。

最初に設定した取り組みに対し、実施した結果をもとにブラッシュアップしていくことが大切です。

また、メンタルヘルス対策は早期発見・早期対処が重要になるため、あらかじめ計画についてスムーズに相談できるような環境を構築しておきましょう。

テレワーク下でのメンタルヘルスケア

テレワークを導入している企業では、テレワークの性質をふまえたメンタルヘルスケアが必要です。

たとえばテレワーク環境では、ほかの従業員と顔を合わさない分孤独感が増したり、時間外労働や残業が発生しやすくなります。

一方、企業側としては従業員のメンタルヘルスについて把握しづらいという問題もあります。

そのため最も重要なのは「コミュニケーションを取りやすい環境をつくること」であるといえるでしょう。

意識的にコミュニケーションがとれる場を設定するだけではなく、普段から気軽にやり取りができる環境を整えておくことが必要です。

職場のメンタルヘルスケアはコミュニケーションの改善から

企業がスムーズに経営を進めていくためには、従業員のメンタルヘルスに配慮しなければなりません。日頃からコミュニケーションを密にとったり、現場の状況を確認できる制度を整えたりするように対策をしておくことが重要です。

従業員と気軽にコミュニケーションできるツールとしては、ビジネスチャットの導入もおすすめします。

Chatworkはチャット形式でメールや電話よりも気軽なコミュニケーションができます。ビデオ通話機能を使えば、顔を見ながらの面談にも活用できるでしょう。

職場のメンタルヘルス対策を推進するツールとして、導入検討してください。

[※1]参考: 平成30年 労働安全衛生調査(実態調査) https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h30-46-50_kekka-gaiyo01.pdf

[※2]参考:職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~ https://www.mhlw.go.jp/content/000560416.pdf

[※3]参考: 厚生労働省 こころの耳 職場改善のためのヒント集(メンタルヘルスアクションチェックリスト)https://kokoro.mhlw.go.jp/manual/hint_shokuba_kaizen/

Chatworkをもっと知りたい方におすすめの資料

3分でわかる!Chatwork

ビジネスチャットChatworkは、メール、電話、会議・訪問などでおこなわれているコミュニケーションを効率化します。

Chatworkの機能、特徴、料金プランなどを紹介します。

ダウンロード
Chatwork

Chatwork

Chatworkの中の人です。お役立ちコラムの編集者として、ワークスタイルの変化に伴うコミュニケーションと組織のあり方など発信していきます。

関連記事