社内セキュリティの必要性とは?対策方法やポイントを解説
目次
テクノロジーの進化に伴い、社内でもITツールや便利なソフトウェアを利用するシーンが当たり前となりました。
しかし、インターネットに接続している以上、外部からの攻撃への対策や、自社での管理を徹底しなければなりません。
社内セキュリティを強化するためには、どのような施策を進めればよいのでしょうか。
安全に業務を遂行できるように、社内セキュリティの必要性を把握した上で、社内セキュリティの強化につなげましょう。
社内セキュリティとは?
社内セキュリティとは、職場で情報セキュリティ対策を実施することです。
職場におけるインターネットの利用が当たり前となっているなかで、セキュリティの危険性が高まっています。
十分な社内セキュリティを取り入れていないと、日常業務でトラブルが発生するだけでなく、経営面にも悪影響を及ぼしかねません。
インターネットによる危険性を排除するためにも、社内セキュリティの重要性を意識するようにしましょう。
社内セキュリティを強化する必要性
安全にインターネットを使えるように、社内セキュリティの強化が必要です。
どのような背景から、社内セキュリティが必要とされているのかを確認しましょう。
業務の一時的な停止を防ぐため
社内セキュリティを強化しないことで、業務が一時的に停止する恐れがあります。
たとえば、ウイルスが添付されたメールを開いてしまうと、社内ネットワークの関係上、ほかの従業員のパソコンにも感染していないかを確認しなければなりません。
さらに、感染していることが発覚した場合、パソコンの入れ替えも行う必要が出てくるため、業務の遂行に影響が出ます。
このように、業務が長時間ストップすることもあり得ることから、社内セキュリティの強化が求められます。
情報漏洩の被害を抑えるため
社内セキュリティを整えていない職場では、情報漏洩が発生するリスクにも注意が必要です。
企業の規模を問わず、個人情報の漏洩や、取引先の顧客データの漏洩など、情報漏洩に関する事故が多発しています。
一度、情報漏洩が発生すると、社会的な信用をなくすだけでなく、取引先との関係性も悪化する可能性があります。
社内セキュリティを強化し、情報漏洩によるトラブルが発生しないように注意しなければなりません。
対外的な信用性を守るため
社内セキュリティの欠如は、対外的な信用性の低下につながります。
情報漏洩による消費者、取引先への不信感を招くほか、公的機関から行政処分を受ける可能性もあります。
また、セキュリティ体制が整っていないことが外部に伝わり、優秀な人材の獲得も難しくなります。
対外的な信用を守るためにも、社内セキュリティの強化が必要です。
社内セキュリティを強化する方法・ポイント
近年、ビジネスシーンにおけるリスクは多様化しています。
そのため、企業がセキュリティリスクに侵されないためには、一つひとつのリスクに丁寧に対応していく必要があります。
今回は、社内セキュリティを強化する方法やポイントを6つ紹介します。
- セキュリティポリシーの策定
- インターネット接続時のルールづくり
- 社内パスワードの強化
- セキュリティツールの導入
- 事故発生時のマニュアル
- 取引先とのセキュリティ協議
従業員のセキュリティ意識を高めることも重要ですが、事前にセキュリティに関するルールを策定しておくことも、リスクを回避するうえで重要です。
社内セキュリティの強化に向けて、ポイントを確認していきましょう。
セキュリティポリシーの策定
社内セキュリティの強化では、セキュリティポリシーを策定することが求められます。
セキュリティソフトを導入することも大切ですが、根本的な危険性を回避するためには、従業員が意識を持つようにしなければなりません。
具体的には、機密情報の取扱方法、不審なメールがきた場合の対応方法など、リスクが発生する場面での規定を設けます。
また、従業員同士でも話し合い、理想的なセキュリティポリシーを策定しましょう。
インターネット接続時のルールづくり
安全にインターネットを使えるように、接続時のルールを策定します。
見知らぬ送信者からのメールを開封しないことや、SNSへの投稿ルールを定め、トラブルの発生を未然に防ぎます。
とくに、悪意のあるWEBサイトを閲覧するだけで、ウイルスに感染する事例もあることから、各自が危機意識を持ちながらインターネットを利用しなければなりません。
従業員のアクセス履歴をチェックしたり、特定URLを強制的にアクセス出来ないようにしたりするなど、ルール以外の対策も重要です。
社内パスワードの強化
第三者からの不正アクセスを防ぐためには、パスワードの強化も重要です。
複数のツールやデバイスを扱うとき、ログイン時の煩雑さから、同じパスワードを使い回す傾向があります。
しかし、同じパスワードを使い回している場合、一度パスワードが漏れると、すべてのアクセスを許してしまうこととなります。
パスワードをできるだけ変えるようにしたり、パスワード管理ツールを用いたりし、第三者からのアクセスを防げるようにしましょう。
セキュリティツールの導入
社内セキュリティの強化では、セキュリティツールの導入が必須です。
人間だけによるセキュリティ対策では限界があるため、専用のツールを導入するようにしましょう。
とくに、最近ではコンピュータウイルスの多様化も進んでいることから、最新バージョンにする必要があります。
導入費用がかかってしまいますが、ウイルス感染による金銭的な被害を考慮すると、導入した方が安く済みます。
事故発生時のマニュアル
いくらセキュリティ対策を徹底していても、情報漏洩や不正アクセスといった事故が発生する恐れがあります。
そこで、事故が発生したときのことを想定し、マニュアルを準備しておくことも大切です。
事故からの復旧方法、組織内での情報共有、関係先への連絡といったトラブルシューティングをプロセス化することで、被害を最小限に抑えられます。
社内セキュリティの強化が最優先事項ですが、トラブル発生後の対応策も考えておかなければなりません。
取引先とのセキュリティ協議
自社における社内セキュリティの強化だけでなく、取引先もセキュリティを強化する必要があります。
他社でのセキュリティ意識が低いことから、自社にとって重要な情報が漏洩する恐れがあるためです。
取引先や業務委託先での情報漏洩を防ぐためには、秘密保持契約(NDA)を締結したり、セキュリティに関する協議を行ったりしましょう。
お互いの責任範囲を明確にした上で、それぞれの社内セキュリティの強化が求められます。
リスクを防ぐためにも社内セキュリティの強化が必要
業務におけるあらゆるリスクを回避するためにも、社内セキュリティの強化が必要です。
どのようなトラブルが発生しやすいのかを確認しながら、適切な対策を導入することが求められます。
また、日常的な業務に支障が出ないように、安全性の高いツールを導入することも大切です。
社内向けコミュニケーションツールの「Chatwork」は、ツール内のメッセージを暗号化し、外部への情報漏洩を防げます。
取引先との連絡ツールとしても安全性を確保できるため、ぜひこの機会に導入をご検討ください。
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