「ご無沙汰しております」の正しい使い方とは?「久しぶり」との違いや注意点を解説

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「ご無沙汰しております」の正しい使い方とは?「久しぶり」との違いや注意点を解説

目次

久しぶりに会った相手に対して使う「ご無沙汰しております」の、ビジネスシーンにおける正しい使い方をご存知ですか。

使う機会は多くないかもしれませんが、使用する際は、いくつかの注意点をおさえ、円滑なコミュニケーションを実現しましょう。

「ご無沙汰しております」の意味や使用上の注意点、類語・例文、英語表現などを、例文を交えて解説します。

「ご無沙汰しております」の意味とは

「ご無沙汰しております」は、「お久しぶりです」の謙譲語で、長らく会っていない相手に対して使用する表現です。

丁寧な表現のため、取引先やお客様など、幅広い相手に使用できる表現で、目上の人に対しても問題なく使用できます。

また、「ご無沙汰しております」は、しばらく会っていなかった相手に対する挨拶と同時に、「消息を伝えず、便りも出さずに申し訳ありません」という謝罪の意味ももちます。

「ご無沙汰しております」を使用するのに適切な期間や印象をよくする方法など、使用する際のポイントや注意点について詳しくみていきましょう。

「ご無沙汰しております」を使う際の注意点

久しぶりに会う相手に対する挨拶である「ご無沙汰しております」の表現には、適切な期間や印象をよくするポイントがあります。

ビジネスコミュニケーションを円滑におこなうために、使用する際の注意点について確認していきましょう。

「お世話になっております」との併用には注意

ビジネスシーンの定型的な挨拶に用いられる機会も多い「お世話になっております」ですが、「ご無沙汰しております」との併用は避けましょう。

「お世話になっております」は、日常的に面倒や尽力をかけてもらっている相手にする挨拶として使用されるものです。

そのため、「ご無沙汰しております、お世話になっております」などのように併用すると、長らく会っていないにもかかわらず、日常的に面倒をかけているということになるため、不自然な表現となってしまいます。

併用しなくてはいけない際は、伝え方が自然になるようにしましょう。

たとえば、「お世話になっております。大変ご無沙汰しており、申し訳ございません」のように「お世話になっております」と「ご無沙汰しております」の順序を入れ替えて表現すれば、過去にお世話になっていた相手への感謝と、連絡をできていなくて申し訳ない気持ちを自然に伝えることができます。

>「お世話になっております」の使い方に関する記事はこちら

相手を主体にしない

「ご無沙汰しております」は、「こちらから連絡すべきものをできていなかった際のお詫び」というニュアンスで使用される謙譲語のため、相手を主体にした使用は避けましょう。

たとえば、相手からなにも言われていないのに、「ご無沙汰しておりましたが、お変わりありませんでしょうか」「ご無沙汰しておりましたが、お元気ですか」などのように伝えると、連絡をしなかった相手をせめているような表現になってしまいます。

「ご無沙汰しております」は、あくまでも自分の行為をへりくだって伝える表現であることを、覚えておきましょう。

使う目安は「3か月以上」会っていないこと

「ご無沙汰しております」は、3か月以上会っていない相手に対して使用するのが適切です。

久しぶりであると感じる期間の長さは、人それぞれですが、「ご無沙汰しております」を使う際は、3か月ほどを目安にしましょう。

また、1年以上会っていない場合は、「大変ご無沙汰しております」「長らくご無沙汰しておりました」などのように、言葉をプラスして表現すると、より丁寧な印象を与えることができます。

反対に、3か月以内に会っている場合に、「ご無沙汰しております」を使ってしまうと、「前回会ったことを覚えていないのか」のように、相手に不信感を与えてしまう恐れもあるため、注意しましょう。

自分だとわかるエピソードを添える

仕事をしていると、日々さまざまな系に会うため、頻繁に交流のない相手のことを忘れてしまいがちです。

そのため、「ご無沙汰しております」の挨拶が適切な相手に対しては、その人と関わったときの立場や名目をつけ加えて、自分だとわかるような挨拶をするようにしましょう。

たとえば、「昨年の×月の○○プロジェクトでご一緒させていただきました△△です」のように、最初に自分の紹介を添えておくと、その後のやりとりがスムーズになります。

気の利いた一言を添える

「ご無沙汰しております」と相手から言われた場合には、定型的な挨拶に加えて、相手に対する気遣いの言葉をかけるようにしましょう。

たとえば、「こちらこそご無沙汰しております。お元気ですか」「こちらこそ、長らくご無沙汰しておりました。お会いできて嬉しく存じます」などのような気遣いを示すと、良い印象を与えられ、スムーズにコミュニケーションをとることができるでしょう。

また、「ご無沙汰しております。○○でのご活躍を拝見しました。」のように、相手に関する個人的なエピソードを添えれば、より印象的にすることができます。

「ご無沙汰です」「ご無沙汰しています」は避ける

「ご無沙汰しております」を伝える際に、「ご無沙汰です」「ご無沙汰しています」のように省略して伝えることは避けましょう。

「ご無沙汰しております」は、「しております」の部分が謙譲語になっています。

そのため、「ご無沙汰です」「ご無沙汰しています」のように省略してしまうと、相手を敬う語句が含まれておらず、相手に失礼になってしまいます。

「ご無沙汰しております」の使い方と例文

「ご無沙汰しております」は、メールや電話など、文書・口頭の手段によらず、幅広く使用できる表現です。

メールや手紙など文書で使用する場合は、文面の冒頭に以下のように書きはじめるようにしましょう。

  • ご無沙汰しております。長らく連絡ができず申し訳ありませんでした。
  • ご無沙汰しております。お元気にお過ごしでしょうか。

直接会って話したり電話をかけて口頭で使う場合は、以下のように表現しましょう。

  • ご無沙汰しております。○○の際にお世話になった△△と申します。本日は××の件でお電話させていただきました。
  • 大変ご無沙汰しております。以前○○でお世話になった△△です。

文書の場合と口頭の場合とで、使い方に大きな違いはありません。

久しぶりに会った相手に対して、失礼な表現にならないように注意することを意識しましょう。

「お久しぶりです」との違いと使い分け方法

「ご無沙汰しております」と使い分けに悩む表現として、「お久しぶりです」があげられますが、両者は、使うべきシーンや人によって使い分けることができます。

「お久しぶりです」は丁寧語であり、「ご無沙汰しております」は謙譲語のため、「お久しぶりです」の方が、よりフランクな印象を与えます。

そのため、上司や取引先などの目上の相手に対しては「ご無沙汰しております」、親しい間柄の人やビジネスシーン以外においては「お久しぶりです」を使うことが適切です。

>「お久しぶり」は正しい敬語?に関する記事はこちら

「ご無沙汰しております」への返信方法

「ご無沙汰しております」と相手から言われた場合は、それがたとえ定型的な挨拶であったとしても、丁寧な対応を心がけましょう。

たとえば、「こちらこそご無沙汰しております」「こちらこそ長らくご無沙汰しており、申し訳ありませんでした」などのように返信すると、丁寧な印象を与えることができるでしょう。

また、上述したように、「ご無沙汰しております。お元気でしたか」のように、プラスの言葉をつけ加えると、相手を気遣う印象を与えることもできます。

「ご無沙汰しております」の類語と例文

ビジネスシーンの挨拶としても活用される「ご無沙汰しております」ですが、相手やシーンによっては、別の言葉に置き換えることが可能です。

「ご無沙汰しております」の類語と例文をみていきましょう。

「お世話になっております」

「お世話になっております」は、日ごろから面倒や尽力をうけとっている相手に対して、感謝の気持ちを述べる表現です。

また、ビジネスシーンの定型的な挨拶として、メールやチャット、電話などでも使用しやすい表現です。

普段からお世話になっている相手や、継続的に付き合いがある人に対しては、「お世話になっております」を使用するようにしましょう。

  • お世話になっております。○○会社○○部の△△です。
  • いつもお世話になりありがとうございます。

「不義理をお許しください」

「不義理をお許しください」は、本来果たすべき義務・責任を全うできていないことに対して、相手に謝罪をする際に用いる表現です。

「不義理」は、誠実さを欠いていることを表し、「お許しください」で、許すことを乞う表現です。

「ご無沙汰」よりも謝罪の気持ちが強い際に適切な表現のため、長らく連絡できていなかったことを詫びる際などに活用するようにしましょう。

  • 長らく連絡できていなかった不義理をお許しください。
  • 不義理を重ねてしまい、申し訳ございません。

「しばらくぶりです」

「しばらくぶりです」は、久しぶりであることを丁寧に表現した言葉です。

敬語表現ではなく、長い間会っていなかったことを表す「しばらくぶり」に「です」をつけて、丁寧に表した表現です。

敬語表現ではないため、目上の人には使用せず、親しい同僚や後輩のみの使用に留めるようにしましょう。

  • しばらくぶりです。お元気にしておりましたか。

「ご無沙汰しております」の英語表現

「ご無沙汰しております」の英語表現もあわせて整理しておきましょう。

「ご無沙汰しております」は、英語表現では「It has been a while」で、しばらく間が空いていることを表現できます。

  • It's been a while, how have you been?
    (ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしたか。)
  • It's been so long since I last saw you.
    (長らくご無沙汰しておりました。)

ビジネスコミュニケーションに「Chatwork」

「ご無沙汰しております」は、長らく会っていない相手に対して用いる挨拶で、「3か月以上」会っていないことを目安に使用するようにしましょう。

また、自分だとわかるエピソードを添えたり、気の利いた一言を添えたりすると、より丁寧な印象を与えるメッセージにすることができます。

本記事で紹介した正しい挨拶表現に加え、相手を気遣った一言を添えることで、ビジネスコミュニケーションの質を高めていきましょう。

ところで、「ご無沙汰しております」「お世話になっております」のような定型的な挨拶が、どのくらい交わされているかご存じでしょうか。

ビジネスシーンでは、定型的な挨拶を1時間に5回程度送信している人が多く、1日で最大81億2,900万円の給与が、このタイピングに支払われている計算になります。[※1]

定型的な挨拶を面倒と思いつつ、習慣的におこなってしまっている方も少なくないでしょう。

ビジネスチャット「Chatwork」は、このような定型的な挨拶を省き、スピーディなコミュニケーションが実現できるコミュニケーションツールです。

チャット形式でコミュニケーションがとれるため、直接話しているかのようなスピードでコミュニケーションがとれ、必要に応じて、音声通話やビデオ通話も使用することができます。

>Chatworkの通話機能(ビデオ/音声通話機能)に関する記事はこちら

1対1のコミュニケーションはもちろん、複数人でのやりとりも実現できるため、社内外問わずに円滑なコミュニケーションを実現することができます。

また、チャット形式のコミュニケーションを残すことができるため、久しぶりに連絡をとる相手でも、以前どのようにコミュニケーションをとっていたかや、どのような関係性だったかを思い出しやすく、円滑なコミュニケーションを実現しやすいでしょう。

>Chatworkのグループチャットに関する記事はこちら

なお、フリープランをご利用の場合、一部のメッセージに閲覧制限がかかっている可能性があるため、定期的に見直したいメッセージや情報がある場合は、ご注意ください。

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[※1]出典:Chatwork株式会社「2022年 ビジネスコミュニケーション最新調査」
https://ec-commonassets.s3.amazonaws.com/site/chatwork/documents/pdf_ja_2022_business-communication-report.pdf
※本記事は、2023年3月時点の情報をもとに作成しています。


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