ビジネスチャットでスタンプはOK?マナーと注意点、正しい使い方を解説!

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ビジネスチャット
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ビジネスチャットでスタンプはOK?マナーと注意点、正しい使い方を解説!
初期設定から基本の使い方までを徹底解説!
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目次

ビジネスチャットでのやり取りが日常化するなか、スタンプや絵文字の使い方に迷った経験はありませんか。

便利で手軽な一方、使い方を誤ると誤解やトラブルにつながることもあります。

本記事では、ビジネスシーンにおけるスタンプ活用のマナーや注意点、業務での効果的な使い方について詳しく解説します。

ビジネスチャットでスタンプや絵文字を使う理由は?

ビジネスチャットでスタンプや絵文字を使うことに抵抗を感じる人も少なくありません。

しかし、適切に使えば、単なる装飾以上の効果を発揮します。

たとえば、テキストだけでは伝わりにくい感情を補ったり、返信の手間を省いて業務連絡のスピードを上げたりと、実務に好影響をもたらすケースは多数あります。

ここでは、スタンプや絵文字をビジネスチャットで使う理由を説明します。

コミュニケーション活性化のため

ビジネスチャットでスタンプや絵文字を使うと、コミュニケーションを促進する効果があります。

文章だけでは伝えにくい感情やニュアンスを視覚的に補うことで、誤解のリスクを減らし、相手との心理的な距離を縮める効果が期待されます。

とくに、表情の見えないテキストコミュニケーションでは、スタンプや絵文字が柔らかさや温度感を補う役割を果たします。

たとえば「ありがとうございます😊」という表現は、絵文字がない文章に比べて、感謝の気持ちをより親しみやすく、自然に伝えることが可能です。

口頭で伝えるには少し照れくさい場面でも、スタンプであれば気軽にポジティブなリアクションを送れるため、従業員同士のコミュニケーションの活性化にもつながるでしょう。

>ビジネスチャットでのコミュニケーションについて詳しく紹介した記事はこちら

業務効率化につながるため

スタンプや絵文字の使用は、業務の効率化にもつながります。

ビジネスチャットツール「Chatwork」には、豊富なリアクション(スタンプ)機能が用意されています。

リアクションを使えば、わざわざ文章を打ち込まずとも、クリックひとつで「確認しました」「承知しました」「感謝しています」といった意思を即時に伝えることができます。

その結果、返信の手間が軽減されてやり取りのスピードが向上し、業務効率化にも役立ちます。

既読確認機能のないビジネスチャットの場合、自分の投稿にスタンプが押されていれば、相手に読んでもらえたことがひと目でわかります。

>Chatworkで使えるリアクションに関する記事はこちら

スタンプや絵文字を使う際のマナーと注意点

ビジネスチャットにおけるスタンプや絵文字の使用は、気軽で便利な反面、相手に不快感や誤解を与えるリスクもあります。

とくに、社外の人や目上の人とのやり取りでは意図しない非礼につながることもあるため、使い方には注意が必要です。

ここでは、ビジネスチャットでスタンプや絵文字を使う際に意識したい基本マナーと注意点を5つに分けて解説します。

①TPOをわきまえて使用する

スタンプや絵文字の使用は、場面を選ぶことが重要です。

たとえば、謝罪やトラブル報告などに関するメッセージでは、スタンプや絵文字の使用を控えましょう。

「申し訳ありません🙇‍♀️」のようにおじぎの絵文字を添えるケースもありますが、相手によっては誠意がないと見られてしまうこともあるため、TPOに応じた判断が必要です。

雑談や感謝などの柔らかいコミュニケーションではスタンプを使ってよいケースも多いですが、業務上の正式な連絡や依頼、真摯な気持ちを伝える場面では文字のみの文面を心がけましょう。

②相手との関係性を考えて使用する

社内での立場や相手との関係性に応じて、スタンプや絵文字の使い方を考慮する必要があります。

たとえば、同僚との気軽なやり取りであれば絵文字やスタンプも使いやすいですが、上司に対しては注意が必要です。

上司がスタンプを使ってくる場合は、その範囲に合わせて使っても支障ないことが多いでしょう。

一方、取引先の人や上層部の人に対してフランクすぎるスタンプを使うと、常識を疑われかねません。

相手との関係性を考え、適切な対応を判断することが重要です。

③過度な使用を避ける

ビジネスチャット上では、スタンプや絵文字の過度な使用は避けましょう。

「了解です😊✨🙌」のように絵文字を連続で使用したり、1つのメッセージに複数のスタンプを押したりすると、仕事に対する真剣味が足りないという印象を与えてしまうケースもあります。

スタンプや絵文字はあくまでも補足的なツールであり、文章による明確な伝達が主体であることを意識しましょう。

④社内ルールを守って使用する

企業やチームによっては、チャットの使い方やスタンプ利用に関するルールを設けている場合があります。

「スタンプのみの返信は禁止」「リアクション機能のみ使用可」「全体への周知事項へはリアクションで反応する」などのルールがある場合、それに従うことが基本です。

明文化されたルールがない場合、上司や同僚の使用例を観察しながら、暗黙のルールを察することが求められます。

スタンプや絵文字によって悪目立ちしたり、マイナスな印象を持たれたりすることは避けるようにしましょう。

⑤社内と社外で使い分けをする

相手が社内の人か社外の人かによって、スタンプや絵文字の受け取り方は大きく異なります。

社内ではある程度カジュアルなやり取りが許容されていても、社外のパートナーや顧客へも同様にスタンプを使うと、信用を損なう可能性があります。

たとえば、親しい同僚には「ありがとう😊」でも通じますが、取引先には「ありがとうございます」と絵文字のない文章で丁寧に表現するのが適切です。

とくに、ビジネス上の契約や交渉に絡むようなやり取りでは、感情表現よりも正確な内容伝達が優先されるため、スタンプや絵文字の使用は慎重に判断しましょう。

ビジネスチャットで「マナー違反」とされるスタンプ使用例

スタンプや絵文字はコミュニケーションの円滑化に役立ちますが、使い方を誤ると「マナー違反」と受け取られてしまうおそれもあります。

相手に違和感や不快感を与えるようなスタンプの使い方は、信頼関係を損なう要因にもなりかねません。

ここでは、ビジネスチャットで避けたいスタンプの使い方を紹介します。

個性的すぎるスタンプの使用

ビジネスチャットでは、あまりに個性が強いスタンプの使用は避けるべきです。

たとえば、アニメキャラ・インターネットミーム・派手なデザインのスタンプなどを「仕事中にはふさわしくない」と受け止める人もいます。

また、初対面の人や年代の異なる相手とのやり取りでは、ユーモアが裏目に出ることもあるため、注意が必要です。

無難なスタンプ(にこにこマーク、OKマーク、拍手など)を選ぶと相手に安心感を与えやすくなるほか、スタンプを使わない相手にはあえて文章だけで返信する判断も有効です。

スタンプは「相手ありき」のツールであることを忘れないようにしましょう。

スタンプの連続送信や多用

スタンプの連続送信や多用もビジネスの場ではマナー違反とされます。

たとえば、短時間に複数のスタンプを連打して返信する、毎回スタンプだけで返すといった行動は、ビジネスから外れた印象を与えることがあります。

複数人が参加しているグループチャットでは、スタンプの投稿による通知が連続することで他のメンバーの負担にもなりかねません。

また、重要な連絡に対する返信をスタンプだけで済ませてしまうと、「本当に読んだのか?」「内容を理解しているのか?」と不信感を招かれるおそれもあります。

ビジネスチャットでは、「必要なときに、適度に」スタンプや絵文字を使うことがポイントです。

スタンプによるリアクションの強要

スタンプや絵文字は個人の表現手段であり、強制されるものではありません。

にもかかわらず、「なんでスタンプで返さないの?」「リアクションくらい押してよ」といったプレッシャーをかけるのはNGです。

チャットの文化や表現スタイルには個人差があるため、誰もがスタンプを使いたいとは限りません。

「スタンプを使わない=気持ちがない」と決めつけることは誤解を招く原因になります。

また、業務に集中していてすぐにリアクションできない場合もあるため、相手のスタイルや状況を尊重する姿勢が求められます。

スタンプの活用は「便利な補助」であって「必須の礼儀」ではないという認識が重要です。

ビジネスチャットでスタンプや絵文字を使うポイント

ここまで、スタンプや絵文字を使う意義やマナーについて解説してきました。

続いて、ビジネスチャットでスタンプや絵文字を活用するための実践的なポイントを紹介します。

定番のスタンプや絵文字を決めておく

まずおすすめしたいのが、「使うスタンプや絵文字をあらかじめ決めておく」ことです。

たとえば「了解」「ありがとうございます」「確認しました」など、日々のチャットで頻出するやり取りには、定番のスタンプを決めておくとスムーズです。

スタンプ選びに毎回悩む時間が積み重なると、業務上のロスにつながります。

Chatworkには「了解」「ありがとう」などのリアクションスタンプがすでに用意されており、それをチーム内で共通認識として使えば、意味の取り違えも防げます。

また、特定の絵文字(👍・🙇・✔️など)を「承認済み」「感謝の表明」などに割り当てておくと、メンバー全体でスタンプの解釈が揃い、意思疎通の精度も向上します。

タスク管理や進捗確認の場面では反応スピードと正確性が求められるため、リアクションスタンプを定番化する効果は大きいでしょう。

特定の人に使うスタンプや絵文字を決めておく

スタンプや絵文字には、にこにこマークやサムズアップといった定番のものだけでなく、ユーモアを感じさせる個性的な表現も多数あります。

気のしれた相手とのチャットでは、ある種のお約束や定番ネタのように、特定のスタンプを使い続けることで、ちょっとした共通言語のような役割を果たすこともあります。

もちろん、すべての人に同じようなスタンプを使ってよいわけではありません。

相手の好みや性格、職種や役職に応じて、どの程度くだけた表現が許容されるのかを見極めることが大切です。

相手への理解と敬意を持ちながら、程よい距離感で活用することが、ビジネスにおける上手なスタンプ運用といえるでしょう。

業務で使える!ビジネスチャット向けスタンプ・絵文字一覧

スタンプや絵文字は、ただ感情を添えるだけでなく、業務連絡をスムーズに進めたり、相手への意思表示を簡潔に伝えたりする実用的な手段でもあります。

Chatworkには、リアクション機能として「いいね」「了解」「ありがとう」などの定型スタンプが用意されており、日々の業務で幅広く活用されています。

ここでは、Chatworkのリアクション機能を導入のヒントに、実際の業務で役立つスタンプ・絵文字をカテゴリ別に紹介します。

あいさつ(おはようございます/おつかれさま など)

毎日の業務において、あいさつは人間関係を円滑にする基本です。

Chatworkでは、にこにこマークや拍手などのリアクションスタンプを使うことで、「おはようございます」「おつかれさまです」といったあいさつに温かみを加えることができます。

たとえば、出社連絡に対して「すごい」や「いいね」のスタンプで返すと、明るい気持ちで始業することができるでしょう。

一般的な絵文字としては、😊(笑顔)、☀️(太陽)、👏(拍手)などがあいさつに適しており、前向きな気持ちを伝えたいときに有効です。

ただし、相手が目上の人や社外の関係者である場合は、過度にくだけた印象を与えないよう注意が必要です。

礼儀を大切にしつつ、TPOに応じた表現を選びましょう。

感謝(ありがとうございます など)

感謝の気持ちは、ちょっとした一言にスタンプや絵文字を添えることでより強く伝わります。

Chatworkのリアクションには「ありがとう」スタンプがあり、ワンクリックでお礼の気持ちを伝えることができます。

業務連絡のやり取りの中で、資料の共有やサポートに対してすぐに反応したいときには非常に便利です。

また、一般的な絵文字としては、🙇(おじぎ)、🙏(手を合わせる)、😊(やさしい笑顔)などがよく使われます。

これらの表現は、文面だけでは伝わりにくい丁寧さや感謝のニュアンスを視覚的に補ってくれます。

ただし、形式的なお礼メールや報告の中で使う際は、相手や場面に応じて使用を控えた方がよい場合もあります。

あくまで文章の補助として、相手に配慮しながら取り入れることが大切です。

お詫び(申し訳ありません など)

謝罪の場面では、まず丁寧な言葉で誠意を伝えることが最優先です。

そのうえで、状況に応じてスタンプや絵文字を添えることで、気持ちをよりわかりやすく示すことができます。

Chatworkでは、深く頭を下げる動作の「ありがとう」スタンプを、お詫びの意を込めたリアクションとして用いることがあります。

一般的には、🙇(おじぎ)、🙇‍♀️、🙇‍♂️、🙏(手を合わせる)などが謝罪表現に適しており、控えめに添えることで真摯な姿勢を補う役割を果たします。

ただし、絵文字を多用すると軽率に見えてしまう恐れがあるため、1つ程度にとどめ、文章の補助的な要素として使うのが望ましいでしょう。

また、重大な過失に対するお詫びや、取引先への謝罪などに使用することは避けましょう。

確認・連絡(確認しました/了解です など)

業務上のやり取りで確認や了承の返答をする機会は非常に多く、スピーディーな反応が求められます。

Chatworkでは、「了解」や「いいね」といったリアクションスタンプを活用することで、短時間で明確な返答を示すことが可能です。

一般的な絵文字としては、👍(サムズアップ)、✔️(チェック)、🙆‍♂️(OKポーズ)などが使いやすく、やり取りのスピードを高めてくれます。

グループチャットでは、他のメンバーからも自分のリアクションが見えるため、既読を知らせる効果もあります。

ただし、複雑な内容や誤解の可能性がある場合は、スタンプだけに頼らず、必要に応じて文章で返信する配慮も忘れないようにしましょう。

リアクション(スタンプ)が使えるビジネスチャットのおすすめは「Chatwork(チャットワーク)」

スタンプや絵文字を業務に取り入れることで、コミュニケーションの質とスピードを両立させることができます。

しかし、それを実現するには、使いやすく、かつ適切なリアクション機能が備わったチャットツールを選ぶことが欠かせません。

Chatworkには、「いいね」「了解」「ありがとう」など、日常業務でよく使われるリアクションスタンプがあらかじめ用意されています。

このリアクション機能を使えば、メッセージに対して文章で返信することなく、ワンクリックで自分の気持ちや意思を即座に示すことができます。

また、スタンプの内容がシンプルかつ汎用的なため、誰にでも使いやすく、社内での利用ルールも共有しやすい点が魅力です。

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ビジネスチャットのスタンプに関するQ&A

ビジネスチャットのスタンプにもマナーは必要?

必要です。ビジネスチャットであっても、社会人としての基本的なマナーは欠かせません。

チャットはメールよりもカジュアルな印象がありますが、それでも仕事で使う以上、言葉遣いや表現に対する配慮は求められます。

たとえば、業務の指示や報告に対してスタンプだけで返すのではなく、必要に応じて「了解しました」「ありがとうございます」といった文章で補足することが大切です。

また、社外の相手や初対面の人には、敬語や丁寧な文体を優先し、スタンプの使用を控えるなどTPOを意識した対応が求められます。

マナーといっても形式ばかりにとらわれる必要はありませんが、相手に不快感を与えない、誤解を招かないという基本姿勢は、チャットでも変わりません。

上司にスタンプや「絵文字」を使うのは失礼?

一概に失礼とは言えませんが、相手のスタイルや関係性に応じて使い分けるのが適切です。

たとえば、上司自身が日頃からスタンプや絵文字を積極的に使っている場合は、それにあわせて自然に使っても問題ありません。

一方、形式を重んじるタイプの上司や、チャット文化に不慣れな人に対しては、無理に絵文字を交えると軽率に見えることもあります。

実際の場面では、最初は文章中心でやり取りを進め、上司からスタンプが返ってきたタイミングで少しずつ合わせていくと安心です。

たとえば「承知しました👍」と絵文字を1つ添えるくらいであれば、柔らかさを出しつつ、丁寧な印象も保てます。

つまり、スタンプの使用可否は「相手の表現スタイルに寄り添えるかどうか」がポイントです。

スタンプや絵文字の文化を社内で定着させるには?

定着させるには、ルールとして明文化するか、使うことの利点を周囲に共有することが効果的です。

まずおすすめなのは、スタンプやリアクションの使い方をチームや組織で共通ルールとして決めることです。

たとえば、確認したらリアクションを押す、感謝を伝えるときはスタンプでも可、といった簡単な運用方針を設けるだけでも使いやすさは大きく変わります。

もしルール化が難しい場合は、メリットや利便性を周囲に伝えていくことも有効です。

リアクションで返信の手間が減る、気持ちが伝わりやすくなるといった利点を、実例を交えながら社内で紹介していくと、自然と活用が広がりやすくなります。

最初から全社で徹底しようとせず、まずはチーム内や関係の深い部署で導入していくのもひとつの方法です。

小さく始めて少しずつ広げることで、無理なくスタンプ文化を社内に定着させることができるでしょう。

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