やりたい仕事がわからない?やりたい仕事を見つける方法と原因を解説

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やりたい仕事がわからない?やりたい仕事を見つける方法と原因を解説

目次

「やりたい仕事がない」「今の仕事が本当に自分のやりたいことなのかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

自分のキャリアや将来に不安を抱いている人もいるかもしれませんが、実際は、やりたい仕事や将来のビジョンを明確にもち、キャリアプランを立てられている人ばかりではありません。

やりたい仕事がわからない人に向けて、やりたい仕事が見つからない原因や見つける方法を解説します。

やりたい仕事がわからない人は多い

キャリアプランを明確にもっておらず、自分の将来に漠然とした不安をもっている人は多くいます。

株式会社ビズヒッツが、働く男女500人におこなった「仕事が楽しいと思う瞬間ランキング」のアンケート調査によると、「やりたかった仕事に就いている人」が53%、「やりたかった仕事ではない人」が49%という結果になっています。[※1]

就職活動や転職活動の際に、「やりたい仕事」を見つけようとする人も多くいますが、「やりたいこと」にとらわれすぎると、机上の空論になってしまったり、視野が狭くなったりしてしまう恐れもあります。

「やりたいこと」と「仕事」を、必ずしもイコールにする必要はないため、まずは「やりたい仕事が見つからない原因」を知り、自己分析を進めることが大切です。

自分の強みや経験、得意なことを自己分析するうちに、「仕事にしたいこと」「業務でチャレンジしたいこと」が、自然と見つかるようになるでしょう。

やりたい仕事が見つからない原因

「やりたい仕事」が見つからない原因は、人それぞれ異なります。

やりたい仕事が見つからず、将来やキャリアへの不安をもっている方は、まずは原因になりうる事象を知ることからはじめましょう。

原因を知ることができれば、考え方やとらえ方をポジティブに変換することもできます。

現状をネガティブにとらえず、キャリア形成を前向きにしていけるように、原因となりうる事象をみていきましょう。

自分の強みがわからない

やりたい仕事が見つからない原因のひとつとして、「自分自身の強みがわからない」という問題があげられます。

やってみたい仕事や、チャレンジしたい仕事があっても、自分の強みがわからなければ、「本当に自分で大丈夫なのか」「自分は貢献ができるのか」ということばかりを考えてしまい、なかなか前に進むことができません。

自分の強みや得意なことは、実際に働きながら見つけていくことがおすすめです。

日々の業務のなかで、効率化をはかれている仕事や、処理速度が早いタスクがないか探し、自分の強みにしていきましょう。

強みが見つかることは、自信にもつながるため、新しいことにチャレンジしてみたいという欲も出てくるでしょう。

>仕事ができる人の特徴に関する記事はこちら

明確なビジョンが必要だと思っている

「明確なビジョン」や「立派な目標」が必要だという思いこみも、やりたい仕事をわからなくさせている原因のひとつでしょう。

就職活動や転職活動の場では、数年後、数十年後の将来に、どんなことを実現したいのかや、キャリアプランを聞かれることが多いですが、先の未来を明確に想像することは難しく、具体的な未来像をもっている人は、ほんの一握りです。

そのため、明確なキャリアビジョンを、無理にたてる必要はありません。

いままでの経験や、得意な仕事を掘り下げていき、やりたい仕事が見えてくることもあります。

あまり気負いすぎず、自己分析をおこないましょう。

職種や業界の知識が少ない

職種や業界に関する知識が少ないことも、やりたい仕事が見つからない原因になります。

知識が少ないと、いざ仕事を探そうとしても、なんとなく仕事の内容を知っていたり、知り合いが働いている職種から選ぼうとしたりしがちです。

選択肢の幅や視野を広めるためにも、どんな職種や業界があるのかを調べてみて、イメージにとらわれない職業の知識を身につけてみましょう。

やりたい仕事を探す際の、判断材料になるかもしれません。

世間体や周囲の目が気になる

世間体や周囲の目を気にしてしまい、無意識にやりたい仕事を狭めてしまっているケースも、やりたい仕事が見つからない原因のひとつです。

「安定した職といえば、公務員といわれている」「家族が学校の先生を進めてくる」というように、自分以外の人の意見にとらわれすぎてしまうと、知らず知らずのうちに、興味のある業界に気がつかないふりをしてしまいます。

IT技術の発達が目まぐるしく、働き方の多様化も進んでいる現代では、職業や業界の評判も変化しやすいです。

社会の評価や、周囲の声を気にすることは、必ずしも悪いことではありませんが、自分が本当にやりたいことの幅を狭めてしまわないように、注意することも大切です。

マイナス思考やネガティブな人

「どうせ自分なんて」「自分なんかが」など、マイナス思考やネガティブな思考になりがちな人も、やりたい仕事が見つけづらい傾向にあります。

マイナス思考の人は、興味のある仕事があっても、「自分に向いていなかったらどうしよう」「誰かに笑われたらどうしよう」と考えてしまい、なかなか一歩を踏み出せないことがあります。

しかし、将来どうなっていくかは、誰にもわからないため、まずは、マイナスな考えは一旦捨て、チャレンジしてみることが大切です。

いままで知らなかった自分の強みが発見できたり、チャレンジしたこと自体が自信につながったりなど、ポジティブな効果が期待できるでしょう。

>仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴と克服方法に関する記事はこちら

やりたい仕事を見つける方法

ここまで、やりたい仕事が見つからない原因について解説してきましたが、自分に当てはまるものはあったでしょうか。

見つからない原因が人それぞれなのと同様に、やりたい仕事を見つける方法も人それぞれです。

具体的な方法をいくつか紹介するので、自分にあった方法を探してみましょう。

今までの仕事を振り返る

今までの仕事の経験や、働いていて感じた気持ちを振り返り、自分自身に問いかけてみる方法も、ひとつの手段です。

「うれしかった経験」「嫌だったことや大変だったこと」「自分に向いていると感じた業務」などを洗い出すことは、やりたい仕事のヒントにつながります。

下記のような視点をもって、過去を振り返ってみましょう。

・うれしかった経験
・ストレスなく、とりくめた業務
・大変だったこと
・ストレスを感じた業務
・高い成果をあげられた業務
・褒められた経験
・上司や顧客に言われて印象に残っている言葉
・自分に向いていると感じた業務

振り返りのなかに、「やりがい」を感じる共通項や、「ストレス」を感じる共通項がみつかれば、「やりたいこと」の方向性が見えてくるでしょう。

「やりたいこと」と言われると、「好きなこと・興味のあること」じゃないといけないと考えるひとが多いかもしれませんが、「得意なこと・褒められたこと・向いていること」も、仕事を考えるうえでは重要な観点です。

思考を狭めすぎず、柔軟な視点でキャリアをとらえましょう。

客観的に自分を分析してみる

客観的に自分を分析してみることも、やりたい仕事を見つける方法として効果的です。

「自分を知る」ための自己分析は、重要なプロセスですが、主観的な思考に偏りがちなため、誤った自己認識に陥る危険性もあります。

誤った自己認識を防ぎ、正しく自分を知るためにも、身近な友人や家族、同僚などに協力してもらい、第三者の視点から見た「自分」を分析しましょう。

当たり前にこなしていたことや、ルーティンでおこなっていた業務が、実は、強みや得意として、評価されている可能性もあります。

自分が知らなかった強みや得意を発見することで、今まで考えなかったような仕事に興味が出てくるかもしれません。

評価されたことのなかから見つける

今まで評価されたことのなかから、やりたい仕事を見つける方法もあります。

自分にとっては当たり前のようにできていることでも、他の人にとっては、レベルが高かったり、難しかったりすることがあります。

「人に何かを教える」「資料を作成する」「大勢の前で話す」など、どんな小さなことでもいいので、周囲の人に評価されたり、褒められたりした経験を、まずは書きだしてみましょう。

自分にとっては些細なことも、人とは異なる得意や強みになり得るため、これを活かせる仕事を探すのもよいでしょう。

好きなことのなかから見つける

仕事・プライベート関係なく、自分が好きなことや、興味があることのなかから、やりたい仕事を見つける方法もあります。

社会人になってからだけでなく、学生時代を含めて、自分が好きだと感じることや、興味をもてることは何なのかを考えてみましょう。

素直に好きと思えることは、高いモチベーションや、やりがいにつながる可能性が高いです。

好きなものを洗い出してみて、仕事と関連づけられそうなものはないか探してみましょう。

身につけたいスキルから考える

身につけたいスキルを軸に、仕事を考えてみるのもよいでしょう。

役立つビジネススキルは、PC関連スキルや言語スキル、対人スキルなど多岐にわたりますが、担当業務に役立つスキル・興味のあるスキルなど、軸にするスキルに制限はありません。

業種や職種が変わっても通用する「ポータブルスキル」などは、転職をする際にも役立つスキルのため、身につけておいて損はないでしょう。

長い人生のなかで、どんなスキルを身につけたいのか考え、目標にすることは、やりたい仕事の選択肢を広げることにつながるでしょう。

>ビジネススキル向上に役立つ資格一覧に関する記事はこちら

職種や業界の知識をつける

職種や業界の知識をつけることも、やりたい仕事を見つけるための方法です。

世のなかには、さまざまな職種や業界が存在するため、まだ出会ったことのない仕事も多くあるでしょう。

どんな仕事が存在するのかを調べてみることは、視野を広げることや、自分に向いている仕事と出会うきっかけになります。

なんとなく知っている仕事が、実際は細分化されていて、自分の適性にフィットした仕事だったり、興味がある分野だったりする可能性もあります。

まずは、あらゆる職業を知り、選択肢の幅を広げてみましょう。

やりたくないことをリストアップしてみる

やりたい仕事を考えるにあたって、「やりたくないこと」をリストアップしてみることも効果的です。

過去でも直近でも構わないので、これまでの経験のなかで、「嫌だったこと」「ストレスを感じたこと」を書き出してみましょう。

「多くの人と関わるプロジェクト」「ひとりで進める仕事」「細かい手作業」など、浮かびあがった共通項は、「やりたい仕事」を考えるうえで、除外していいでしょう。

自分のやりたくない仕事を見つけることが、「やりがいを感じる仕事」「向いている仕事」を見つける近道にもなるでしょう。

やりたい仕事が見つからない場合

やりたい仕事を見つけようとしても、なかなか見つからない場合は、現状の仕事をおもしろいと感じられるように変化させましょう。

現状の仕事を変化させることが、やりたい仕事発見の近道になる可能性があります。

担当業務に退屈を感じている人は、「成果をだすためには何が必要か」「今の仕事でどんなスキルが得られそうか」など、自分なりに意識や姿勢を変える必要があります。

仕事や業務へのむきあい方や、とらえ方を変化させることで、「効率化」「足りていないスキル」「生産性」などの課題がみえてくることもあるでしょう。

転職や異動などで、仕事内容や業務内容自体を変化させ、やりたい仕事を探す以外にも、現状の仕事へのむきあい方を見直すことも、やりたい仕事を見つける手段になります。

焦らずに仕事に向きあいましょう

やりたい仕事がわからない人は、意外と多く、その原因も、見つける方法も、人それぞれです。

やりたい仕事がわからず、将来に漠然とした不安を抱いている人も多くいますが、無理にやりたい仕事を見つける必要はありません。

まずは、自分の強みや得意を正しく把握することからはじめることで、自分がやりがいを感じる仕事や、楽しいと思える業務がみえてくるでしょう。

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[※1]出典:2022年8月6日株式会社ビズヒッツ「仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人アンケート調査」
https://bizhits.co.jp/media/archives/7315

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