クラウドファンディングとは?やり方やデメリット、仕組みをわかりやすく解説

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クラウドファンディングとは?やり方やデメリット、仕組みをわかりやすく解説

目次

商品開発のための資金調達や新商品の需要を確かめるために、クラウドファンディングを検討している企業もあるのではないでしょうか。

クラウドファンディングは誰でも気軽におこなえる資金調達方法ですが、デメリットもあるため注意が必要です。

クラウドファンディングのやり方やメリット、デメリット、成功事例について解説します。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、自分が成し遂げたい活動の実現やサービスの提供などの目的を達成するために、インターネット上で不特定多数の人から資金を調達する仕組みのことです。

「クラウドファンディング」という言葉は造語で、「群衆」を意味する「クラウド(crowd)」と「資金調達」を意味する「ファンディング(funding)」がくみあわされてできました。

クラウドファンディングが注目される背景

クラウドファンディングは、2000年代の米国で始まりましたが、日本で最初に始まったのは東日本大震災が起こった2011年です。

クラウドファンディングは資金調達以外にも、災害発生時の寄付の手段として普及し、現在では多くのクラウドファンディングサイトが存在しています。

2000年代に始まったクラウドファンディングですが、不特定多数の人から資金調達する方法は昔からあり、例えば寺院の改修工事などで寄付を募る「勧進」があげられます。

クラウドファンディングの市場

クラウドファンディングには、購入型、寄付型、金融型の種類があります。

購入型と寄付型の市場規模は、2017年には77億円でしたが、2018年には115億円、2019年には169億円、2020年は1月から6月の間に223億円となり、市場規模が拡大しているといえるでしょう。

[※1][※2]

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングの種類について解説します。

(1)購入型

購入型のクラウドファンディングは、起案者のプロジェクトを支援者が支援することで、物品やサービスなどをリターンとして受けとる仕組みのことです。

新商品やサービス開発の資金調達のためや、需要調査のためにプロジェクトが起ち上げられるケースがあります。

(2)寄付型

寄付型のクラウドファンディングは、支援者がお金を寄付する仕組みで、物品やサービスなどのリターンがないケースが多いです。

災害復興支援プロジェクトなどが該当し、支援者には活動報告やお礼の手紙などが渡されるケースがあります。

(3)金融型

金融型のクラウドファンディングは、株式会社が起案者となり、投資家から資金調達をおこなう仕組みです。

投資家は、投資することで非公開株を発行してもらえるため、配当金取得などの恩恵を受けられる可能性があります。

クラウドファンディングのメリット:起案者側

クラウドファンディングを実施する、起案者側のメリットを解説します。

資金調達の可能性が広がる

資金調達の方法は、金融機関からの融資や知人への声掛けなどがありますが、融資の審査に通らなかったり、声掛けできる人数に限りがあったりして、多額の資金を集めることは難しいでしょう。

しかし、クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数の人に周知でき、支援を呼びかけられるため、場所の制約を受けずに資金調達が可能です。

また、商品開発や店の維持など、幅広い用途で資金調達が可能なことも、さまざまな思いの実現に活かせるでしょう。

テストマーケティングができる

クラウドファンディングは、発売前の商品をリターンとして提供することで、テストマーケティングをおこなえます。

たとえば、発売予定の商品をリターンとして設定し、プロジェクトを開始した場合、支援してくれた人たちの情報から、商品の需要について検証できるでしょう。

事前にテストマーケティングをおこなうことで、販売したけど需要がなかったなどの、商品販売におけるリスク軽減につながる可能性があります。

ファンを獲得しやすい

クラウドファンディングで商品やサービスを求める人は、提供される商品やサービスの真新しさや商品開発の経緯などに興味を抱いている可能性が高いです。

そのため、提供する商品やサービスによってユーザーを満足させられた場合、次のプロジェクトへの期待が高まったり、再度支援してもらえたりして、ファン化できるかもしれません。

クラウドファンディングのメリット:支援者側

クラウドファンディングは、資金を支援する支援者側にもメリットがあります。

支援者側のメリットを解説します。

プロジェクトの成立に関われる

クラウドファンディングは、さまざまな用途のプロジェクトがあるため、支援者にとって共感できたり価値観があったりするプロジェクトへ支援し、成功した場合、大きな満足感を得られる可能性があります。

人の役に立てたり、社会貢献できたりするプロジェクトへの参加は、支援者に有意義な体験をもたらすでしょう。

リターンが期待できる

プロジェクトの内容によりますが、支援した額に応じたリターンが期待できます。

リターンによっては、開発された商品を安く買えたり、リターンでしか手に入らない商品を手に入れられたりするため、支援者にとってメリットに感じられるでしょう。

クラウドファンディングのデメリット:起案者側

クラウドファンディングはメリットがある一方で、デメリットもあります。

クラウドファンディングを始める前には、デメリットを把握しておきましょう。

目標金額に達しない可能性がある

クラウドファンディングは、誰でも資金調達の手段として選択できますが、プロジェクトの内容を訴求したり、周知の機会を増やしたりしないと、支援を得られず目標金額に達しない可能性があります。

クラウドファンディングには、募集期間内に目標金額に達しなかった場合、プロジェクト不成立となり資金が支援者に全額返金される「All or Nothing」と、目標金額を達成したかを問わずプロジェクトが成立となり、プロジェクトの実行が求められる「All In」の方式がありますが、起案者やプロジェクトの内容によっては「All or Nothing」のみ選択できます。

管理コストが高くなる可能性がある

クラウドファンディングは、一朝一夕で資金が集まるわけではなく、募集期間を長期に設けて支援を募るため、管理コストが高くなる恐れがあります。

クラウドファンディングはプロジェクトの掲載料が無料のサイトが多いですが、支援者の情報の管理やプロジェクトの掲載情報の更新などが求められるため、時間や人手などのコストがかかります。

アイデアが第三者にとられる可能性がある

クラウドファンディングはテストマーケティングをおこなえるメリットがあるため、商品販売前の商品やサービスをプロジェクトとして掲載することが考えられます。

プロジェクトとして掲載したアイデアを第三者が見て、先に商品開発、販売した場合、アイデアをとられた自社は、将来的に得られるはずだった知名度や売りあげを失うことになりかねません。

そのため、クラウドファンディングでアイデアを公開する場合は、特許権を出願しておくといいでしょう。

クラウドファンディングのデメリット:支援者側

クラウドファンディングは支援者側にもデメリットがあるため、注意が必要です。

リターンが提供されない可能性がある

クラウドファンディングでプロジェクトを支援しても、目標金額に達成しなかった場合プロジェクト不成立となる「All or Nothing」方式であれば、リターンが提供されない可能性があります。

また、起案者側の事情などによってプロジェクトが実行されないことも考えられます。

基本的にキャンセルができない

クラウドファンディングは、一度支援すると基本的にキャンセルができない点に注意が必要です。

そのため、支援するプロジェクトの内容や金額を確認し、よく検討したうえで支援することをおすすめします。

クラウドファンディングの手順

クラウドファンディングを実施する手順を紹介します。

(1)プロジェクトの目的を決める

まずは、プロジェクトをおこなう目的を決めましょう。

プロジェクトの目的が曖昧な場合、支援者は支援したお金の使われ方や起案者に不信感を覚え、支援してくれない可能性が高いです。

プロジェクトの目的、プロジェクトを起ち上げた背景、クラウドファンディングで資金を募る理由などを明確に示し、支援者の共感や応援を得ましょう。

(2)目標金額・リターンを決める

プロジェクト成功のために必要な金額を計算したり、支援額に応じた支援者へのリターンを決めたりします。

支援者が理解しやすいように、リターンの内容を詳細に書くように意識しましょう。

(3)クラウドファンディングの種類を決める

「購入型」「寄付型」「金融型」のクラウドファンディングのなかから、プロジェクトに最適な種類を選びます。

また、実施方式も、「All-or-Nothing」「All-in」のどちらにするか決めます。

(4)クラウドファンディングの掲載サイトを決める

クラウドファンディングの掲載サイトを決める際には、プロジェクトの内容や目標金額、サイトの手数料などから適切だと思うサイトを選びましょう。

クラウドファンディングサイトは多くあり、掲載されているプロジェクトに特徴があったり、手数料が違ったりするため、よく確認することをおすすめします。

(5)クラウドファンディングのページを作成する

掲載サイトが決まったあとは、クラウドファンディングのページ作成にとりかかります。

クラウドファンディングのページには、テキストだけでなく写真や動画も載せられるため、支援者に視覚的に訴えられるように、伝えたい情報がわかりやすく伝わる写真や動画を用意しましょう。

また、支援者が共感や信頼を寄せてくれるように、起案者自身の紹介をしたり、支援が必要な経緯などを熱い思いとともに伝えたりすることが大切です。

クラウドファンディングサイトには多くのプロジェクトが掲載されているため、支援者の目につくように、キャッチ―なタイトルにする工夫も求められます。

クラウドファンディングのページが完成したら、クラウドファンディングサイトの審査を受け、審査が通過したら公開できます。

(6)クラウドファンディングをPRする

公開した自社のクラウドファンディングのページをPRして、多くの支援を集めましょう。

PRは、プロジェクトの公開前からおこなったり、公開後も進捗状況や活動状況などを更新し自社ブログやSNSなどで発信したりすると、クラウドファンディングを見てもらえる機会が増えたり、支援者の興味を集められたりする可能性があります。

(7)クラウドファンディングの実行・リターン

目標金額を達成したら、クラウドファンディングのプロジェクトを実行し、支援者にリターンとしてお返しをします。

クラウドファンディングのページで「活動報告」をできるため、プロジェクトの進捗などを支援者に報告し、支援者の応援に応えていきましょう。

目標金額を達成したら終わりではなく、支援者に感謝の念をもち、適度にコミュニケーションをとることで、自社へのファン化を促進できるでしょう。

クラウドファンディングの成功事例

クラウドファンディングに成功した企業例を紹介します。

2か月で234%の目標を達成した企業

ラジオ開発のプロジェクトを起ち上げた企業は、わずか2か月で1,000人以上の支援者により、目標金額より1,700万円以上も多い資金の調達に成功しました。

目標達成前は活動報告で開発日記を記載したり、目標達成後は商品が生産されている様子を報告したりなど、支援者を惹きつける工夫をしています。

また、写真や動画も多く載せているため、支援者は商品についての理解を深められます。

支援額の増加にあわせリターンを追加した企業

お酒をリターンにした酒造メーカーは、目標金額が100万円のところ、1,800万円以上も支援金額を集めることができました。

酒造メーカーは、支援者の要望に応え、すでに終了していたリターンを新たに設けたり、支援額の増加にあわせて無料でグラスをつけたりなど、支援者に感謝のこもった対応をしました。

また、プロジェクト終了後も活動報告ページで次のプロジェクトの案内をするなど、支援者をファンとして大切にしていることがわかります。

クラウドファンディングでプロジェクトを成功させよう

クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人から資金調達をする仕組みのことです。

本記事で紹介した、クラウドファンディングの手順を参考に、プロジェクトの内容や目的を踏まえた上で、実施を検討しましょう。

また、クラウドファンディングには、起案者側・支援者側ともにメリット・デメリットがありますので、とくに、起案する企業は支援者側にとってのメリット・デメリットを丁寧に開示することが重要です。

丁寧な情報開示により、多くの理解や共感を呼ぶことで支援の輪を広げていき、プロジェクトを成功に導いていきましょう。

クラウドファンディング成功に向けて「Chatwork」を活用しよう

上述のとおり、クラウドファンディングは、支援者側にとってメリット・デメリットがあるので、丁寧な情報発信が不可欠です。

具体的には、支援者の信頼や支援を得るために、記載する文章や写真を工夫することが求められます。

また、活動報告も随時更新することが望ましいです。

支援者への情報発信に関するさまざまな社内業務を効率的に進めるには、社内コミュニケーションの円滑化も重要です。

社内でのスムーズなコミュニケーションを実現する手段として、ビジネスチャットの活用がおすすめです。

ビジネスチャット「Chatwork」は、チャット形式でコミュニケーションがとれるメッセージツールで、個人チャット、グループチャットともにおこなえます。

そのため、クラウドファンディングの運営チームでグループチャットを作成し、クラウドファンディングに載せるべき写真や情報がある場合には、チャット内で情報共有したり、画像を添付して送ったりするといいでしょう。

>Chatworkのグループチャットに関する記事はこちら

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[※1]中小企業庁:第2節新型コロナウイルス感染症が与えた影響と資金調達の動向
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2021/chusho/b2_1_2.html

[※2]三菱UFJリサーチ&コンサルティング:クラウドファンディング(購入型)の動向整理
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/meeting_materials/assets/internet_committee_201013_0002.pdf


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