スローガンとは?作り方や浸透させる方法、役割を解説

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目次
スローガンは、企業の特色や目標を表現する言葉であり、社内外に企業理念を浸透させたり企業イメージを向上させたりするのに有効です。
ただし、企業スローガンを作成する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。
今回の記事では、スローガンの定義や作成のポイント、企業スローガンの事例などについて解説します。
スローガンとは
スローガンとは、企業や団体の活動理念や目的、組織に関する説明を短い言葉で表したものです。
組織の特色や思いなどをシンプルでわかりやすく、かつ印象的に伝える効果があります。
効果的なスローガンを設定・発信することで、従業員の一体感向上や、企業の認知度アップなどにつながるでしょう。
クレドとの違い
クレドとは、企業活動における従業員の信条や行動規範を詳細にまとめた言葉のことです。
クレドは信条・志・約束といった意味をもつラテン語で、企業の改革や組織開発、コンプライアンスの遵守などを目的として設定されます。
クレドは主に組織内の従業員への共有・浸透を目的として設定されますが、スローガンは組織内外を問わずに発信する点が大きな違いです。
キャッチコピーとの違い
キャッチコピーとは、商品やサービスの魅力やメリットを短く印象的に伝える宣伝文句を指します。
スローガンが主に企業や団体に対して設定されるのに対し、キャッチコピーは商品やサービスに付けられる点が大きな違いです。
また、スローガンは長期的に使用されることが一般的ですが、キャッチコピーは特定のキャンペーンなどの短い期間を対象とするケースが多い点も異なります。
企業におけるスローガンの役割・重要性
企業におけるスローガンの役割・重要性はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、企業におけるスローガンの役割・重要性について解説します。
企業やチームの方向性が明確になる
スローガンを作成することにより、企業やチームの方向性が明確になります。
スローガンを設定すると、従業員間・メンバー間で共通の価値観や目的をもてるようになり、組織全体が同じ方向を向くことができます。
その結果、メンバー同士の連帯感が高まり、組織に一貫性が生まれるでしょう。
組織の進むべき方向が明確になると、構成員一人ひとりも迷わず意志決定がしやすくなります。
その結果、スピーディーな業務遂行が可能になり、生産性の向上も期待できます。
企業イメージの形成につながる
スローガンは社内だけではなく、社外に対するアピールにも有効です。
広告やメディアなどの広報活動において、特定のスローガンを一貫して使用し続けると、顧客の記憶に残りやすくなり、企業の認知度が高まります。
とくに、短く印象的な言葉を使用したりサウンドロゴを設定したりすると、より強い印象を残すことができるでしょう。
その結果、企業への親近感や愛着がわきやすくなり、よい企業イメージの形成につながる効果が期待できます。
企業理念の浸透につながる
スローガンは短い言葉に企業の信条や行動規範が凝縮されているため、社内外に企業理念を浸透させやすいという効果があります。
長い文書やスピーチなどで伝えるよりも、短くキャッチーな言葉でまとめたスローガンのほうが覚えやすく、親しみやすさもあるでしょう。
社内に企業理念が浸透すれば、従業員の結束力強化につながり、業績アップが見込めます。
また、社外へ企業理念を浸透させることによって顧客の企業への理解が深まり、企業イメージの向上にもつながるでしょう。
従業員のモチベーション向上につながる
スローガンを設定することで、従業員一人ひとりのモチベーション向上も期待できます。
従業員が企業理念や果たすべき目的を理解・意識したうえで日々の業務に取り組むことで、自身の業務の意義を見出せるようになるためです。
さらに、スローガンに沿ってチームや個人の計画・戦略などを設定すれば、目標達成に向けてモチベーション高く業務に取り組めるでしょう。
企業スローガンを作るときのポイント
企業スローガンを作る際は、どのような点に注意すればよいでしょうか。
ここでは、企業スローガンを作るときのポイントについて解説します。
- メッセージ性を持たせる
- 親しみやすい表現や言葉を使う
- シンプルさを意識する
- 誰になにを伝えたいかを明確にする
- ポジティブな言葉選びをする
- 企業理念や企業イメージと連動させる
メッセージ性を持たせる
印象的なスローガンを作成するには、メッセージ性を持たせることが重要です。
まずは訴求したい内容を定め、何を伝えたいかを整理しましょう。
次に、訴求したい点が効果的かつ印象的に伝わるような言葉を探し、候補を書き出します。
その際、長すぎるフレーズだと焦点が絞れず、内容も曖昧になってしまうため注意が必要です。
「1センテンス1メッセージ」を意識した、短くシンプルな言葉にまとめるとよいでしょう。
よりよいスローガンにたどり着くには、多くのアイデアを出したうえで心に響く言葉を選びましょう。
親しみやすい表現や言葉を使う
スローガンには、親しみやすい表現や言葉を使うことも大切です。
難しい表現や言葉を使うと、読んだ人がすぐに意味を理解できないだけでなく、印象にも残りづらくなるためです。
ひと目見ただけでスローガンのメッセージやイメージが伝わるように、わかりやすい表現や言葉を意識しましょう。
また、日常的になじみのあるフレーズを使用すると、親近感をもってもらいやすくなります。
わずか1文字の違いで企業イメージが大きく変わってしまうこともあるため、使用する言葉はよく検討してから決めることが重要です。
シンプルさを意識する
スローガンを作成する際は、シンプルさを意識することもポイントです。
短く・わかりやすく・覚えやすいフレーズにすると、見た人の印象に残りやすくなるこうかがあります。
また、シンプルなメッセージにすることで、言葉の意味が直接的に伝わるスローガンになります。
誰になにを伝えたいかを明確にする
スローガンを作る際は、誰になにを伝えたいのかを明確にしましょう。
まず、スローガンの対象となるターゲットを設定します。
たとえば、社会に向けたものなのか、取引先や株主に向けたものなのか、社内に向けたものなのかなど、メッセージの対象を明らかにします。
ターゲットを決めたら、伝えたい内容が相手へ届くようなメッセージを作成しましょう。
その際、複数の要素をすべて盛り込もうとすると伝えたいことが曖昧になってしまうため、もっとも届けたい内容を明確に絞り込むことが重要です。
ポジティブな言葉選びをする
スローガンは企業イメージに大きな影響を与えるため、ポジティブな言葉で構成するようにしましょう。
ネガティブな表現を選ぶと、言葉の意味が企業イメージとつながってしまい、企業自体にネガティブな印象をもたれてしまうおそれがあります。
スローガンによって企業イメージをそこなうことのないよう、ポジティブな言葉選びを心がけることがポイントです。
企業理念や企業イメージと連動させる
企業の理念やイメージとスローガンを連動させると、ターゲットへの意識づけに役立ちます。
ターゲットが従業員である場合、企業の理念やイメージと矛盾した言葉をスローガンに使用すると、社内に混乱を招くおそれがあります。
ターゲットが社外の人である場合、企業の理念やイメージと合致したスローガンを設定することで、企業への信頼度を高める効果が期待できるでしょう。
スローガンを企業に浸透させる方法
スローガンを企業内に浸透させるには、どのようなことに取り組めばよいのでしょうか。
ここでは、効果的な方法について解説します。
経営陣から積極的に発信・行動する
スローガンを企業内に浸透させるには、経営陣から積極的に発信・行動することが大切です。
経営陣がスローガンに反する行動をとると、従業員からの不信感や、業務へのモチベーション低下などを招くおそれがあります。
スローガンを浸透させるには、経営陣が率先してスローガンにふさわしい言動をおこない、規範を示すとよいでしょう。
社内報や社内SNSで発信する
スローガンを社内に浸透させるには、社内報や社内SNSでの発信も有効です。
社内へ積極的に発信すれば、従業員がスローガンに触れる機会が増えるためです。
スローガンの意味や背景もあわせて紹介することで、スローガンへの理解を深める効果も期待できるでしょう。
また、社内ポスターや社員手帳など、従業員が日常的に目にする場所へスローガンを記載する方法もおすすめです。
スローガンを日常的に認識することで、自然とスローガンを意識した行動をとれるようになるケースもあります。
従業員教育に取り入れる
スローガンを従業員教育に取り入れる方法も効果があります。
たとえば、従業員同士がスローガンについて話し合うワークショップやイベントを開催するなどの試みをおこなうことで、スローガンの意味や背景への理解を深めることができます。
従業員の理解が深まることでスローガンがより深く社内へ浸透し、単なる言葉としてではなく、企業の文化や行動の指針として機能するようになるでしょう。
企業スローガンの事例
最後に、企業スローガンの事例を紹介します。
事例(1):株式会社ロッテ「お口の恋人」
大手菓子メーカーである株式会社ロッテは「お口の恋人」というスローガンを掲げています。
ロッテの社名の由来は、ドイツの文豪ゲーテの著書「若きウェルテルの悩み」に登場するヒロイン「シャルロッテ」です。
シャルロッテは「永遠の恋人」として知られており、世界中で愛される彼女のような会社でありたいという願いから「お口の恋人」というスローガンが設定されました。
5文字という短い言葉でありながら、企業姿勢や願いを印象的に伝えることに成功したスローガンといえます。
事例(2):コスモエネルギーホールディングス株式会社「ココロも満タンに」
総合石油事業を手がけるコスモエネルギーホールディングス株式会社では「ココロも満タンに」というスローガンを掲げています。
「エネルギーの安定供給を基盤に、エネルギーを通してお客様が心豊かに、毎日の生活を送れること」という企業の価値を表現するとともに、顧客に満足してもらえるサービスの提供を目指して日々努力する姿勢を社内外へ効果的に表明しています。
このスローガンにはサウンドロゴも設定されており、テレビCMやラジオCMでの発信によって社会へ広く浸透させることにも成功した事例です。
事例(3):株式会社ファミリーマート「あなたと、コンビに、ファミリーマート」
大手コンビニエンスストアチェーンを展開する株式会社ファミリーマートでは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」をスローガンに掲げています。
このスローガンは「地域に寄り添う」「お客さま一人ひとりに」「家族のように」という3つの基本理念に沿って設定されました。
従業品一人ひとりが一軒の小さな商店を切り盛りする一家のようにまとまり、顧客にとって地域の家族のような存在でありたいという願いが込められています。
また、スローガンにはサウンドロゴも設定されており、CMや店内放送によってメロディーを耳にした顧客に広く認知されています。
事例(4):株式会社リクルート「まだ、ここにない、出会い。」
人材と販促という2領域で事業をおこなう株式会社リクルートのスローガンは「まだ、ここにない、出会い。」です。
顧客一人ひとりに、まだ見ぬ可能性に出会う機会を届けたいという願いを込めて設定されました。
また、スローガンはもう一つのブランドメッセージ「Follow your heart」とともに、企業グループ共通のビジョン・ミッション・バリューズにも組み込まれています。
さらに、広告などへも積極的に使用することで、スローガンを社内外に広く浸透させることに成功した事例です。
事例(5):タワーレコード株式会社「NO MUSIC, NO LIFE.」
タワーレコード株式会社では「NO MUSIC, NO LIFE.」をスローガンに掲げています。
「音楽があることで気持ちや生活が豊かになる」という理念を、企業活動を通じて体現することを提示したスローガンです。
1996年からは音楽そのものの支援を目的として同スローガンを使用したポスターを制作しており、世の中へ広く浸透させることに成功しています。
さらに、2008年からは、さまざまなアーティストに「音楽と世の中の接点」を語ってもらうことで、顧客が音楽に触れるきっかけを表す言葉としても機能させています。
スローガンの社内周知に「Chatwork」
スローガンは企業理念や社会に対する姿勢を端的かつ印象的に伝えられる言葉です。
社内外に広く浸透させることで、企業イメージの確立や従業員のモチベーションアップなどが期待できます。
社内にスローガンを浸透させるには、Chatworkをはじめとするビジネスチャットツールの活用が有効です。
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