テレワークのセキュリテイ対策とは?必要な理由や怠った場合の弊害を解説

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テレワークのセキュリテイ対策とは?必要な理由や怠った場合の弊害を解説

目次

企業へのテレワークは推進され、テレワークを導入する企業は増えています。

しかし、オフィス環境と異なる自宅やシェアオフィス、カフェなどで働くテレワークには、セキュリティ面での注意がとくに必要です。

テレワークでセキュリティ対策を怠ることによる弊害に加え、企業・従業員個人がおこなえるテレワークのセキュリティ対策を解説します。

テレワークでセキュリティ対策を怠ることによる弊害

これまでのオフィス環境では、会社がセキュリティ管理をおこなっていたため、大きな問題が生じる可能性は低い状態でした。

しかし、テレワークは、各従業員がセキュリティ対策に取り組んでいることから、高い脆弱性が生じる場合があります。

テレワークでのセキュリティ対策を意識するためにも、どのような弊害が起こるのか把握しましょう。

企業の機密情報が漏洩する

テレワークでセキュリティ対策を怠ると、企業の機密情報が漏洩する可能性が高まります。

たとえば、会社から持ち出したデータを誤って、SNSや私的のコミュニケーションツールで流し、情報が漏洩してしまうことです。

また、在宅で使用しているPCがウイルスに感染し、第三者に盗まれるリスクも存在します。

テレワークでは、オフィス環境で働いていた以上に、セキュリティ対策を重視しなければなりません。

取引先からの信用をなくす

テレワークで発生したセキュリティトラブルが原因で、取引先企業からの信用をなくす危険性につながりかねません。

セキュリティがコンプライアンスでも重視されている企業が増加し、企業価値を示す指標でもあります。

社会的にセキュリティが必要となっているなかで、情報漏洩や不正アクセスなどのトラブルが発生すると、企業の信用を失う事態となります。

今後の取引が中止になってしまったり、消費者による不買運動が起きたりと、経営に直接的なダメージ与えます。

従業員のモチベーションの低下

テレワークにおけるセキュリティトラブルは、従業員のモチベーションが低下することにもなります。

セキュリティトラブルが発生するごとに、社内コントロールの強化が進み、生産性や効率性が下がることが考えられます。

また、社内で大々的な処罰があると、従業員が萎縮し、テレワークに集中できなくなる可能性があります。

テレワークというセキュリティ対策が難しい環境のなかで、仕事に取り組む従業員の心理的な理解も必要です。

テレワークでのセキュリティ対策:企業がすべき対策

テレワークでは、これまでのオフィスでおこなっていたセキュリティ対策を参考にしながら、対策を強化する必要があります。

まずは、企業側で、テレワーク向けに実施するべきセキュリティ対策を解説します。

セキュリティツールの導入

テレワーク向けにセキュリティ対策を実施する際には、オフィス同様にセキュリティツールを導入します。

コンピューターウイルス対策ソフトを選ぶ際にも、不正アクセス検知機能や、不正プログラム検出機能など、あらゆる場面を想定することが大切です。

また、コンピューターウイルスは常に進化を続けているため、一度セキュリティツールを導入して終了ではなく、定期的なアップデートも必要です。

しかし、PCにウイルスソフトをインストールすることで、作業が複雑化したり、インターネットにつながりにくくなることもあるため、テレワークにおける業務効率にも注意しましょう。

デバイスの取り扱いにルールを設ける

テレワークでは、従業員に対してデバイスの取り扱いに関するルールを設けるようにしましょう。

目に届きにくい場所で勤務をすることになるため、自宅以外への持ち出しや、不必要なWebサイトの閲覧などを制限するツールが必要です。

報告の義務や定期的に連絡をするなどし、従業員によってルールが守られているかを確認します。

従業員へのセキュリティ対策の教育

テレワーク向けにルールを策定するだけでなく、セキュリティ対策の教育も大切です。

従業員がITリテラシーを身につけられるように、セキュリティの仕組みや、怠ることによる被害などを教育し、セキュリティ対策を意識させます。

とくに、ITが苦手な従業員や、これまでITに触れる機会が少なかった従業員に対しては、個別に対応することも検討しましょう。

テレワークのセキュリティ対策:個人ですべき対策

テレワークにおけるセキュリティ対策は、企業だけでなく、個人でおこなえることもあります。

在宅勤務やワーケーションといったテレワーク環境で、個人が実施するべきセキュリティ対策を確認しましょう。

会社から付与されたデバイスを使う

従業員がテレワーク時におこなえるセキュリティ対策として、会社から付与されたデバイスを使うことが挙げられます。

企業によっては個人のPCやスマートフォンの使用を許可している場合もありますが、導入しているセキュリティツールが異なるため、脆弱性が高まる危険があります。

また、付与されているPCと、個人のPCを混合しながら使用することで、データをどこに保存したのかがわからなくなり、情報漏洩にもつながります。

十分にセキュリティ対策が施されたPCを使用し、テレワークでの安全性を向上させましょう。

外出先でWi-Fiを使用しない

在宅勤務が続くことから、カフェや飲食店などでリフレッシュしながらテレワークを希望する従業員が出ることも考えられます。

しかし、無料で利用できる公衆Wi-Fiは、通信内容が暗号化されていないことが多く、第三者から丸見えとなる危険性があります。

結果として、企業の機密情報や、ログインID・パスワードが盗まれてしまい、情報漏洩だけでなく、不正アクセスといった被害が起こります。

自宅以外でインターネットに接続する際には、セキュリティ対策としてVPNを使うようにしましょう。

作業スペースの自己管理

テレワークでは、仕事をする作業スペースの管理も徹底する必要があります。

自宅では大きな問題が生じにくいものの、シェアオフィスやレンタルオフィスなどでは、ほかの利用者も多くいることから、盗難リスクが存在するためです。

とくに、会社から貸与されたPCが盗まれると、情報漏洩にも発展しかねません。

どこにいても安全だと思わずに、自身でしっかりと管理をおこなう癖を付けましょう。

テレワークでのセキュリティ対策の強化にChatwork

多くの企業で導入されてきているテレワークですが、セキュリティ対策に注力する必要があります。

テレワークでも安全に仕事をおこなうためにも、ビジネスチャット「Chatwork」の利用を検討してみてください。

Chatworkには、メッセージの暗号化や、グループに入れるメンバーを制限できるため、情報漏洩対策に効果的です。

また、無料で始められるフリープランからChatworkは用意しているため、テレワークのセキュリティ対策やテレワークでのコミュニケーション手段としてご活用ください。

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