SDGs達成へ会社でできることは?SDGsで会社でできることの取り組み方
目次
「持続可能な開発目標」とも呼ばれるSDGsは、あらゆる業界で取り組みが始められており、SDGsに対して会社でできることを知ることは重要です。
SDGsでは、環境保護・ジェンダーレス・多様性などの目的が多くあり、中には会社でできる内容のものも含まれています。
SDGs達成に向けて会社でできること、会社でできるSDGsへの取り組み方を解説します。
SDGs達成のために会社でできること
SDGs達成のために会社でできることには、どのようなものがあるのでしょうか。
SDGsで会社でできる身近な例に加え、ある程度の時間はかかるものの取り組み方次第で大きな効果が期待できる例があります。
資源使用量やリサイクルを意識する
普段業務で使用しているものが環境に配慮しているかどうかを見直すことが大切です。
たとえば、プラスチックごみのリサイクル材からつくられた文房具や、再生紙や廃棄野菜を使用した名刺が環境に配慮したものの例として挙げられます。
普段の業務で使用するものが環境に与える影響について意識するだけで、資源使用量の削減やリサイクル率の向上につながるでしょう。
紙の削減や電子化を進める
書類の電子化もSDGsの会社でできることにつながります。
社内会議ではプロジェクターを利用して紙の資料を減らしたり、社内の報連相はメールやビジネスチャットを使用したりするなどがその例です。
そのほかにも、Web会議や電子契約の活用により、紙の使用による環境負荷を低減できるでしょう。
地域ボランティアに参加する
事業を成長させるだけでなく、地域に貢献することも企業の重要な役割です。
ごみ拾いや植林、地域の学校での環境教育など、取り組めるボランティアはさまざまです。
地域ボランティアを通して環境の保護や生物多様性の保全など、SDGsに直結する取り組みができるでしょう。
従業員の働き方を定期的に見直す
多様な働き方が求められる現代では、従業員の働き方を定期的に見直すことも大切です。
働き方に対する従業員の満足度を高めることで、SDGs達成に貢献できるだけでなく、結果的に優秀な人材の確保や、従業員の自社に対するエンゲージメントを高められます。
アンケート調査や面談などを通して、従業員の働き方への考えを把握するようにしましょう。
通勤手段の見直しをする
通勤手段を検討することは、SDGs達成に向けて会社でできることです。
ガソリンを使う自家用車で通勤をしている場合は、自転車や徒歩、電車やバスなどの方法に切り替えることで、二酸化炭素排出量削減に貢献できるでしょう。
自転車・徒歩・公共交通機関で通勤する従業員に対して一定額を支給する企業もあるため、オフィスの立地条件なども踏まえたうえで、このような制度の導入で、企業全体でSDGsへの意識を高められるかもしれません。
電気使用量を削減する
電気使用量の削減も会社でできることの例であり、社員がオフィスにいないときは電気をつけっぱなしにしない、休憩中はPCをスリープモードにするなど、小さなことの積み重ねが大切です。
また、ある程度の時間を要する可能性はありますが、自社製品を製造するのに多くの電力を使用する場合は、製品の品質に影響が出ない範囲で電気使用量を削減することで、より大きな省エネにつながるでしょう。
ノベルティをSDGsに対応したものにする
既存顧客や見込み顧客などに配布するノベルティをSDGsに対応したものにすることも会社でできることです。
ノベルティの例として、プラスチックごみの削減につながるエコバッグや、再生紙を利用したメモ帳、繰り返し使えるマイスプーンやマイストローが挙げられます。
こうしたノベルティを採用することでSDGs達成に貢献できることはもちろん、環境に配慮した企業としてのPRができ、従来のノベルティよりも販促効果が高まるかもしれません。
売上の一部を慈善団体に寄付する
売上の一部を慈善団体に寄付することも会社でできることです。
寄付の主な方法として、売上の一定額を継続的に寄付する方法と、その都度任意のタイミングで寄付する方法があります。
寄付金額には幅があり、大きな金額を寄付する際には社内幹部も交えた議論が必要になってくるかもしれません。
慈善団体によって寄付金の使い道は多種多様であり、自社の事業と照らし合わせてどの慈善団体に寄付するのが適切かを判断することが重要です。
SDGsの会社でできることに取り組む手順
SDGsの会社でできることに取り組むことは、社会課題解決や新規事業創出のために重要ですが、具体的にどのように進めればよいか見ていきましょう。
SDGsの目標をもとに自社の課題を明確にする
まずは、SDGsの目標と自社の事業を紐付けていく必要があります。
SDGsでは17の目標が掲げられていますが、そのすべての達成を目指すことは簡単ではありません。
そのため、17の目標、もしくはより細分化された169のターゲットを自社の事業と照らし合わせて課題を明確にすれば、取り組むべき事項の優先順位がつけられます。
>SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標とは?に関する記事はこちら
目標を決定する
課題を明確にしたら、具体的な目標を決定します。
数値目標や達成する期限、マイルストーンなどを決めるようにしましょう。
目標の達成度を可視化するための評価基準も同時に定めることが大切です。
経営方針・戦略に組み込む
目標を決定したら、その目標を経営方針や戦略に組み込んでいきます。
特定の部署やチームだけで目標を共有していると、事業の成長を優先してしまいSDGsへの取り組みが後回しになってしまったり、一時的な取り組みになってしまったりするかもしれません。
経営方針や戦略に組み込めば中長期的なものとして取り組むことができ、SDGの目標を達成できる確率が高まるでしょう。
取り組み成果を社外へ報告する
実際に取り組んだ成果を社外へ報告することは、フィードバックをもらい、今後の取り組みの改善につなげるために重要です。
また、SDGsへの取り組みを、会社を評価するためのひとつの指標と考える株主や顧客が増加傾向にあるといわれています。
統合報告書やCSRレポートなどを活用して、定期的に取り組み成果を報告するようにしましょう。
SDGsウォッシュには注意が必要
SDGs達成に向けて会社でできることに取り組む際、「SDGsウォッシュ」には注意が必要です。
SDGsウォッシュとは、実態が伴わないのにSDGsに取り組んでいるように見せかける様子を揶揄する言葉です。
実際には環境に配慮した取り組みをしていないにもかかわらず、配慮しているように見せかける「グリーンウォッシュ」という言葉がもとになっています。
SDGsウォッシュになってしまうと、SDGs達成に貢献できないばかりか、企業の信頼性にも悪影響を及ぼします。
このような状況を避けるため、「根拠のある情報を提示する」「事実よりも誇張した報告を避ける」などを意識し、透明性のある取り組みを実施していきましょう。
SDGs達成のために会社でできることを取り入れよう
SDGs達成のために会社でできることは、業務中に簡単に取り組めるものから、社内で議論したうえで導入するものまで幅広いのが特徴です。
そして、SDGsへ向けて会社でできることは、SDGs達成だけでなく、結果的に企業価値の向上にもつながるため、SDGsのとりくみを実践することは、各企業にとっても重要です。<
企業がSDGsに取り組む方法やSDGsウォッシュの危険性を踏まえ、会社でできることを取り入れてみましょう。
たとえば、SDGsで会社でできる身近な例で紹介している「紙の無駄遣いを減らす」「多様な働き方を尊重する」「書類を電子化する」などを、ビジネスチャットの導入によって推進するのもよいでしょう。
ビジネスチャット「Chatwork」は、チャット形式で気軽なやりとりが可能なため、円滑なコミュニケーションの実現に効果的です。
また「Chatwork」は、コミュニケーション活性化による労働時間の削減だけでなく、ペーパーレス化や多様な働き方の推進にも役立てることができます。
SDGsを推進していくチームやメンバーの間で、「Chatwork」を使ってチャットで情報共有や意見交換をおこなうことで、コミュニケーションが円滑になり、SDGsのとりくみを活性化することもできるでしょう。
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