ピアボーナスとは?ピアボーナス制度のメリットと失敗しないための注意点

働き方改革
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社員のモチベーション向上や社内風土改善のために、ピアボーナス制度を導入する企業が増えています。

社員同士が感謝や評価する気持ちを形にして贈りあい、報酬に反映するピアボーナスが注目されている背景には、価値観や働き方の多様化があると考えられます。

自社にピアボーナス制度を導入する前に、ピアボーナスの種類や目的、メリットや失敗しないための注意点について見ていきましょう。

ピアボーナスとは

ピアボーナスとは、「Peer(仲間)」と「Bonus(報酬)」をあわせた言葉です。

日頃の業務で社員同士が関わるなかで、相手の価値ある行動や感謝を伝えたいと思った物事に対して、ポイントやメッセージを贈って気持ちを伝えます。

受け取った社員は、貯まったポイントやメッセージを成果給やギフトに換えることができます。

仕事の成果など業績に関係することとは異なる、「仲間への貢献」という新たな評価点を社員同士が褒めあい報酬という形で贈りあう、新しい評価方法として注目されています。

ピアボーナスの種類

ピアボーナス制度を実施する際には、専用のシステムを導入する場合が多いでしょう。

ピアボーナスにはさまざまなタイプがありますが、主に採用されているのはポイント制とメッセージ送付のふたつです。

ポイント制のピアボーナス制度

ポイント制のピアボーナスでは、相手への感謝や評価の形としてポイントを贈ります。

ひとつの評価につき1ポイントのパターン、評価の度合いに応じて複数のポイントを贈るパターンがあります。

ポイントはギフトや商品券、成果給に換えることができるシステムが多いようです。

ポイント制のメリットは、評価が数という目に見える形で貯まるためわかりやすく、「10ポイント貯めたら〇〇に換えよう」とモチベーションにつながりやすい点でしょう。

メッセージ

感謝や賞賛の気持ちを短いメッセージに込めて贈りあうタイプも、ピアボーナスのシステムで広く採用されています。

メッセージは気持ちが伝わりやすく、社員同士で贈りあうことでポジティブなコミュニケーションが活発になるため、社内風土の改善に役立つでしょう。

ポイント制と併用されることも多く、メッセージにポイントを付与して贈ったり、誰かが贈ったメッセージに対していいねをつけるとポイントに換算されるシステムもあるようです。

ピアボーナスが導入される目的や背景

企業でピアボーナスの導入が進んでいる背景のひとつには、テレワークの普及に代表する働き方の多様化があります。

職場で顔をあわせる機会が減り、コミュニケーションが不足しがちなテレワークにおいて、お互いの仕事ぶりに注目し貢献を褒めあうことで、孤独感を解消するという効果が期待されています。

また、新たな価値観への対応や、人事評価制度を補う目的でピアボーナスを導入する企業もあります。

従来の評価制度は上司が部下に対して、仕事の成果や会社への貢献を基準に評価をおこなっていましたが、ピアボーナスは立場が平等な社員同士が、仲間への貢献を評価しあうものです。

会社に評価されることよりも仲間内で認められることを重視する若い世代の需要に応え、従来の評価制度の足りない部分を補完するという役割も、ピアボーナスが担っているもののひとつです。

ピアボーナス制度を導入するメリット

ピアボーナスを導入するメリットには、社員にとって長く働きたいと思える職場になるためのさまざまなポイントがあげられます。

モチベーションの向上

社員同士で褒めあうことで、自分の働きが職場で認められているという実感を持つことができ、仕事に対するモチベーションの向上につながります。

上司が仕事の成果をもとに判断する従来の評価制度では加味されなかった部分が、目に見える形で評価されるため、新たなやりがいをみつけたり、自信を持つきっかけになることもあるでしょう。

コミュニケーションの活性化

ピアボーナス制度を導入すると、「人を褒める」というポジティブなコミュニケーションが活発におこなわれることになります。

多忙な部署やテレワーク中など、なかなか顔をあわせる機会がない環境では特に、コミュニケーションの活性化に役立つでしょう。

同じチーム内だけではなく、他部署や他拠点との間でも接点があった際に褒めあうことで、相互理解やつながりを深め、情報共有や協力をスムーズにおこなえる関係を築くことができます。

定着率の向上

褒めあえる仲間がいる職場は、社員が安心して働くことができる環境といえます。

自分の働きがきちんと評価されていると感じることができると、会社への帰属意識や愛着につながり、離職の防止と定着率の向上になるでしょう。

コミュニケーションが活発になることで社内の一体感が生まれ、課題解決や目標達成に向けて力をあわせようという前向きな雰囲気が醸成されるでしょう。

社内風土の改善

社員同士のコミュニケーションが不足している、職場の雰囲気が暗い、協力よりも対立が多いなど、社内風土に問題を感じている場合にもピアボーナスの導入が有効です。

相手を認め、よい点を探す習慣を作り、褒めあえる空気ができあがると、会社の雰囲気はよくなるでしょう。

会社の行動指針や経営理念をハッシュタグとして使い、ピアボーナスを贈る際に該当するものをつけるようにすると、ビジョンの浸透にも役立ちます。

ピアボーナス制度の導入で失敗しないための注意点

ピアボーナスには多くのメリットがありますが、導入がうまくいかないと工数がかかったり社員の負担になるなどのデメリットを生む場合もあります。

ピアボーナス制度の導入で失敗しないために、注意点を確認しましょう。

手軽に贈れるシステムを導入する

ピアボーナスを贈る際に時間がかかってしまうと、業務に充てる時間が減り生産性を下げる原因になったり、ピアボーナスを贈る行為自体が負担に感じられてしまう場合もあります。

業務のちょっとした隙間時間や移動中でも手軽に贈ることができるシステムを導入するとよいでしょう。

また、ピアボーナスをギフトや成果給に換える手続きが面倒な場合、ポイントを貯めたまま報酬として受け取らない社員が出てきて、ピアボーナスが形骸化してしまう恐れがあります。

ピアボーナスを受け取った社員がスムーズに報酬に換えられるかどうかという点もあわせて検討しましょう。

運用方法をしっかり周知する

ピアボーナスに限らず、新たなシステムを導入する際は、わかりやすい運用方法の周知が不可欠です。

また、対象となる社員全員にきちんと伝わるよう、複数の方法やタイミングで知らせることも必要でしょう。

ピアボーナスが浸透せずに終わってしまい、コストだけがかかるという事態を防ぐためにも、導入前と導入後に繰り返し周知をおこないましょう。

効果の実感をサポートする

ピアボーナス制度を導入してから報酬という形で社員が効果を得るまでには、タイムラグがあります。

効果の実感ができないままピアボーナス制度から遠のいてしまったり、ポイントを報酬に換えるのを忘れてしまわないよう、導入直後にはこまめなサポートが必要でしょう。

どのようなメッセージが贈られているか、報酬に換えるとどのようなものがもらえるのかなどを共有したり、システムに対する不満や希望、活用状況の定期的なチェックをおこなうとよいでしょう。

ピアボーナス制度で社員が褒めあう職場にしよう

ピアボーナスを導入するメリットには、社内のコミュニケーションの活性化や、モチベーションの向上などがあげられます。

ピアボーナス制度の導入で失敗しないためには、ピアボーナスを贈る際や報酬に換える際にできるだけ簡単に操作できるシステムを選ぶ、運用方法をしっかり周知するなどの点に注意する必要があります。

ビジネスチャットの「Chatwork」は、ピアボーナス制度の導入に役立ちます。

ピアボーナス専用システムを導入する前段階として、メッセージを贈りあうグループチャンネルを作り、社員同士が褒めあう場を作ることができます。

また、UniposGoodjob!などのピアボーナスのシステムと連携も可能で、業務の合間にChatwork上でピアボーナスを贈られた通知を受け取ったり、メッセージの内容を確認することができます。

ピアボーナス制度で社内風土を改善したい場合は、ぜひあわせてChatworkの導入もご検討ください。

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Chatworkの中の人です。お役立ちコラムの編集者として、ワークスタイルの変化に伴うコミュニケーションと組織のあり方など発信していきます。

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