職場いじめとは?よくあるケースや相談・解決方法を解説

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働き方改革
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職場いじめとは?よくあるケースや相談・解決方法を解説

目次

職場では、さまざまな理由からいじめが起こることがあります。

職場いじめは企業としても対処すべき問題です。

この記事では、職場いじめのよくあるケースや職場いじめへの対処法などについて解説します。

職場いじめでよくあるケースとは

職場いじめにはよくあるケース、相談事例を解説します。

ケース(1):仕事の押しつけ・要求

特定の人にだけ仕事を押しつけることや過剰に多くの作業量を要求することは、職場いじめにあたります。

具体的には以下のような事例があります。

  • 本来自分がやるべき仕事を押しつける
  • 到底ひとりではやりきれない量の仕事を押しつける
  • やり方の知らない仕事を指導もなく押しつける

ケース(2):仕事を与えない

仕事を与えないことも、職場いじめに該当します。

周りの人が仕事をしているのに、自分だけ何もやることがない状況は居心地が悪いものです。

あえて仕事を与えないことで、遠回しに退職をうながそうとする意図があるケースも存在します。

また「女性だから」など、不当な理由で仕事を与えないケースもあります。

ケース(3):手柄や成果の横取り

自分が獲得してきた契約が上司の手柄になっていたなど、人の手柄や成果を横取りすることも職場いじめです。

人が連日残業をして終わらせた仕事を自分がやったことにするなど、手柄や成果の横取りにはさまざまな事例があります。

ケース(4):集団での無視

あいさつをされても返さない、資料を特定の人にだけ配らない、会話をしないなど集団での無視も職場いじめです。

仕事で必要な情報共有を特定の人にだけ知らせない、部署の忘年会などみんなが参加するイベントに一人だけ誘わないといった事例もあります。

ケース(5):暴力や暴言・嫌味

職場いじめのなかには、殴る、蹴るなどの直接的な暴力をふるうケースや、提出した書類を投げつけられるなどのケースがあります。

「無能」「役立たず」など暴言を浴びせる行為も職場いじめです。

ストレートな暴言だけではなく、嫌味をいわれるケースもあります。

ケース(6):プライベートへの干渉

以下のようなプライベートへの干渉も、職場いじめにあたります。

  • 早朝や深夜の時間外労働を強制する
  • 有給休暇の申請理由について、しつこく理由を聞く
  • 普段の生活や家族のことなどについて、無理に聞き出そうとする

職場いじめに対して企業がとるべき対応

職場でのいじめはハラスメント行為にあたります。

男女雇用機会均等法の改正や改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)の成立により、企業にはセクハラやパワハラといった、ハラスメント行為に対する防止措置をとる義務があります。

職場いじめが起きないように、社内での研修の実施や社員に対するアンケートの実施、個別面談などの対策を企業としておこない、職場いじめを予防していくことが重要です。

>ハラスメントに関する記事はこちら

職場いじめにあいやすい人の特徴

職場いじめにあいやすい人の特徴について、紹介します。

仕事ができる

仕事ができる人は周囲からねたまれることがあり、いじめにあいやすくなります。

「調子に乗っている」などと思われて、いじめに発展します。

仕事でなかなか成果を出せない人から、八つ当たり的にいじめをされるなど、仕事ができることはいじめにあいやすい特徴のひとつです。

自己主張ができない

自己主張ができない人は、仕事や残業を強要されても文句をいわないと思われているため、いじめにあいやすい傾向にあります。

ハラスメントは、被害にあったときに拒絶の意思を示すことが重要です。

いやなことや無理なことに対しては自己主張することも大切です。

自己主張が激しい

自己主張が激しいと、協調性がないと思われて、周囲の反感をかってしまい職場いじめにあいやすくなります。

自己主張ができない場合も職場いじめにあいやすくなりますが、逆に自己主張が強すぎても危険です。

人の意見を聞く姿勢と、自分の意見を主張することのバランスをとることで職場いじめにあうのを防ぐようにしましょう。

人の意見を聞かない

人の意見を聞かない傾向があると、いじめの対象になりやすくなります。

人の意見を聞かない人は、相手を不愉快な気分にさせてしまいやすいためです。

職場でも敵をつくりやすく、人の意見を聞かないことでいじめにあいやすくなります。

職場いじめが起きやすい職場環境

職場環境によっては、職場いじめが起きやすくなります。

どのような職場環境だと職場いじめが起きやすくなるのか紹介します。

職場環境が悪い

環境の悪い職場では、社員ひとりひとりが疲れており、心のゆとりもなくイライラしていることが多いため、いじめが起きやすくなります。

環境の悪い職場の特徴には、以下のようなものがあります。

  • 残業が多い
  • 休みが少ない
  • 有休がとりにくい
  • パワハラやセクハラなどがある

閉鎖的な職場環境

社員の人数が少ない、人事異動が少ないなどの閉鎖的な職場環境もいじめが起きやすくなります。

閉鎖的な職場環境では、新入社員や異動者が新しく入ってきたときに、仲間はずれにするケースや必要な情報を連絡しないといったいじめが起きやすいといわれています。

閉鎖的な職場環境は、外部とのかかわりが少なく仲間内でのみコミュニケーションをとる傾向があり、外部からの人を受け入れにくい傾向があるといえるでしょう。

評価基準が明確になっていない

社内の評価基準が明確になっていないと、社員は実力に合った評価が受けられません。

実力がなくても、上司に取り入るのがうまい人が出世したり、実力があるのに上司に好かれていないために評価されなかったりといった不公平が発生します。

評価基準が明確になっていない職場では、上司による不当なあつかいといったいじめがおきやすくなります。

職場いじめの対策方法

職場いじめにあったときに、どうすればいいのか対策方法を紹介します。

上司に相談する

職場いじめにあったとき、まず相談相手として候補になるのが、直属の上司です。

直属の上司なら、自分や職場の状況もよくわかっているため相談しやすいでしょう。

ただし、上司がいじめの加害者であるなど、上司に相談できない場合は以下で紹介するほかの方法を検討しましょう。

社内の相談窓口を利用する

企業によっては社内の相談窓口を設けていることもあります。

直属の上司もいじめの加害者であるなど、身近に相談できる人がいない場合に、相談先として検討しましょう。

企業にはハラスメントを防止する義務があります。

社内の相談窓口を利用することで、いじめの加害者への注意や懲戒処分、人事異動などの対策を検討してもらえるでしょう。

>社内相談窓口に関する記事はこちら

労働局に相談する

職場いじめにあった場合、都道府県の労働局に相談することも可能です。

労働局は、企業へのいじめの事実確認や指導、和解に向けた仲介などをおこなってくれます。

ただし、外部の機関となるため、事実確認に時間がかかるケースも多いため注意が必要です。

社外の相談窓口を利用する

「法テラス」や「みんなの人権110番」など、社外の相談窓口にはさまざまなものがあるため、これらを利用する方法もあります。

ただし、相談先によっては中立的な立場から解決を図る民間業者のあっせんをおこなうのみなど、職場いじめに対して直接的な解決をおこなう機関ではないこともあります。

社外の相談窓口を利用する場合は、どのような支援を受けられる機関なのか事前によく確認しておきましょう。

職場いじめを相談する際のポイント

職場いじめを相談する際には、可能な範囲で証拠を集めておきましょう。

また自身の状況をよくわかってもらうためにも、相談内容は事前に整理しておくのがおすすめです。

いつ、どこで、誰に、どんなことをされたのか話す内容をまとめておきましょう。

社外の相談窓口などでは、相談できる回数や時間が決められていることもあります。

相談目的に合わせた相談窓口を選び、相談窓口を効果的に活用しましょう。

困った時の相談手段として「Chatwork」を活用しよう

職場いじめはハラスメントにあたるため、企業には対応する義務があります。

職場いじめの対策方法として、身近な上司や社内の人に相談ができれば、スピーディーな解決が図れるでしょう。

気軽につかえるビジネスチャットを活用すれば、対面やメールと比べて、相談する際のハードルが低く、対策として効果が期待できます。

ビジネスチャット「Chatwork」は、個別に機密性の高いメッセージのやりとりが可能なので、相談したいときに安心して使えるおすすめのツールです。

機密性が高いことは安心感にもつながるため、職場いじめにあった際でも相談しやすい環境として活用を促せるでしょう。

ビジネスチャット「Chatwork」は無料で簡単に使いはじめることができます。

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