向上心とは?向上心がある人の特徴や高める方法を解説
目次
向上心がある人は、学びを大切にしてさまざまな挑戦をします。
夢や目標を達成するには、主体的な行動が必要だと理解しているからです。
実際にビジネスの現場では、仕事における生産性を上げるためにも、従業員の向上心を高める必要があります。
自身や従業員の仕事を充実させるためにも、向上心がある人の特徴や高める方法を見ていきましょう。
向上心とは?
向上心には「高いところを目指して努力すること」という意味があります。
ビジネスにおいて向上心がある人は、仕事に関わる勉強をしてスキルを高められる人などを指します。
成長しようと思う意欲があり、実際に何かしらの行動に移せる人は向上心が高いといえます。
モチベーションについて
モチベーションには「物事をおこなう際の動機、やる気」といった意味があります。
動機には外的要因と内的要因に分けられます。
外的要因には義務や罰などがあり、例として「会社を休むとボーナスに影響するから行く」といった内容が当てはまります。
一方、内的要因は本人の興味や関心などがあり、例として「やりたい仕事だから、この会社で働きたい」といった内容が該当します。
モチベーションは、動機やタイミングによって上がり下がりするところが特徴です。
向上心をもつには、継続的にモチベーションを高めて行動していく必要があります。
上昇志向との違い
上昇志向とは、現状に満足せず、社会的な地位や能力などを向上させようとする考え方や姿勢を指します。
向上心の場合、社会からの評価を上げるための行動も含まれますが、人間性を高めるなど、内面的なものまで含まれます。
上昇志向は社会的な評価を上げるために使う言葉、向上心は自分の理想に近づくために努力するといったニュアンスで使われる傾向にあります。
向上心がある人の6つの特徴
学びや行動を大切にする人は、向上心が高い傾向にあります。
向上心がある人の思考や行動の特徴を見ていきましょう。
- ポジティブ思考である
- 夢や目標がある
- 努力を続けられる
- 行動量が多い
- 反省できる
- 好奇心や学びを大切にできる
特徴(1):ポジティブ思考である
向上心がある人は、物事のプラス面を見られるという特徴があります。
何事も自分の糧になると思っているので、何かトラブルがあったときも逃げないで対処できます。
また、ポジティブ思考でいると気分が安定するので、ほかの出来事も成功しやすくなるなど、さまざまな恩恵が得られます。
特徴(2):夢や目標がある
向上心がある人は、長期的なものから短期的なものまで、目標を設定している場合が多いです。
自分のやりたいことが明確なので、ゴールに向かって最短距離で進める方法を模索できます。
また、同時に夢を掲げている人が多く、夢を叶えるために日々挑戦を続けています。
特徴(3):努力を続けられる
向上心がある人は、継続的に努力を続けられます。
何かを始めても、すぐに成果が出るとは限りませんが、何かを成し遂げるには、結果が出るまで改善を続けていく過程が必要です。
粘り強く自分を信じて努力を続けられると、年単位で見たときに周りと差が出る場合もあります。
特徴(4):行動量が多い
向上心がある人は、行動し続けることがゴールへの近道だと理解しています。
自分なりの失敗や挑戦を重ねて、新しい気づきが得られるからです。
行動する際に「これをやって意味があるのだろうか」と感じるときもありますが、ほかに応用できる場面が訪れる可能性もあります。
目標や夢に関係ないことも含めて、何か新しい挑戦をしてみましょう。
特徴(5):反省できる
向上心がある人は、あまり人のせいにしません。
「自分の何がいけなかったのか?」と内省できる強さがあるので、問題から逃げずに向き合えます。
反省した分、次につながる行動がとれるため、成果を出し続けられるのです。
特徴(6):好奇心や学びを大切にできる
向上心がある人は、同時に好奇心をもっている方が多い傾向にあります。
どんなことも学びがあると思うので、楽しむ気持ちで行動に取り組めるからです。
義務感で行動するよりもモチベーションを高められ、効果的に知識や技術を吸収できます。
職場に向上心がない従業員がいる状況の悪影響
職場に向上心がない従業員がいると、どのような悪影響があるのか見ていきましょう。
周りの人に影響を与える
向上心がない従業員は、仕事に対するやる気があまり感じられません。
言われたこと以上の成果を出すという姿勢が少ないので、最低限の仕事しかやらない傾向があります。
また、ほかの従業員は、向上心がない人を見て「自分も頑張る必要はない」と感じてしまうかもしれません。
従業員が少しずつやる気を失うなど、長い目で見ると職場全体に悪影響を与える可能性が考えられます。
生産性が低下しやすい
職場に向上心がない人がいると、目標に向かって行動することが難しくなります。
職場では協力し合って仕事を成し遂げる必要がありますが、チームワークを発揮できなくなると、最大限のパフォーマンスを引き出せなくなるのです。
新しいことに挑戦するよりも、現状維持の状態を続けるなど、職場全体の生産性が低下する可能性があります。
向上心の有無による影響
向上心があるメリットとないデメリットを見ていきましょう。
向上心がある場合
向上心があると、自分の知性や技術を高めるための努力を続けられます。
夢や目標に向かって行動できるので、何かを達成するまでのスピードが早い傾向にあるでしょう。
また、職場の上司から好かれやすくなり、仕事における人間関係をスムーズに構築しやすいメリットもあります。
向上心がない場合
向上心が低いと、主体的に行動できなくなる可能性があります。
物事を受け身でとらえがちになるので、何かトラブルやミスが起きたときも「相手のせいで自分は悪くない」と責任を押しつけてしまうのです。
また、新しい行動ができない日々が続くと、ネガティブな気分になって落ち込んでしまう人もいます。
人生でさまざまな物事に挑戦をするためにも、向上心が高い人を参考にしながら、自分なりに真似をしてみることが大切です。
従業員の向上心を高める4つの方法
ビジネスで参考にするためにも、従業員の向上心を高める4つの方法を見ていきましょう。
- 目標設定を決める
- 心理的安全性を確保する
- 勉強会・研修をおこなう
- 褒めることを意識する
方法(1):目標設定を決める
仕事の目標を決めて、どのくらい達成しているのかを確認していきましょう。
何かを自分で決めて達成すると喜びを味わえるので、従業員のモチベーションを高められます。
目標設定をする際は、長期間・中期間・短期間など、期間ごとに決めてみると成長過程がわかりやすく、モチベーションの維持にもなります。
方法(2):心理的安全性を確保する
仕事における心理的安全性とは、従業員が安心して働ける環境、安心して発言できる雰囲気であることを指します。
向上心を高めるためには、上司と気軽にコミュニケーションを図れる環境作りが大切です。
たとえば「○○について質問があります」「それはこういうことでしょうか?」など、気になることを質問できる環境があると、上司も部下にアドバイスをしやすくなります。
管理職や教育係にあたる人は、部下が安心して働ける職場の雰囲気を作りましょう。
方法(3):勉強会・研修をおこなう
職場で勉強会や研修をおこなうことで、従業員のスキルや技術を高められます。
たとえば、仕事に必要な資格取得の支援をすると、キャリアアップを図る上で役立ちます。
企業側だけにメリットがある内容ではなく、従業員にとってもメリットを感じられる内容を実施することが大切です。
方法(4):褒めることを意識する
従業員の向上心を高めるには、上司から定期的に褒めるようにしましょう。
自分の努力を認めてもらえると、人はもっと頑張ろうという気持ちになれるものです。
必要に合わせてフィードバックをおこなうなど、部下の意見に耳を傾けながらサポートしてみてください。
向上心を高めるための工夫が重要
向上心がある人は、好奇心や学びを大切にしながら行動できます。
また、ビジネスでは従業員の向上心を高めることで、仕事の生産性を高める効果が期待できます。
従業員の向上心を高めるには、心理的安全性を確保して勉強会をおこなうなど、何かしらの工夫を取り入れましょう。
ほかにも、従業員にフィードバックをおこなう際は、ビジネスチャット「Chatwork」の活用がおすすめです。
チャットを使って個別にアドバイスを送信できるので、対面して話す時間が取れないときでも意見を共有できます。
社内の情報共有の流れを活性化させる工夫としても、「Chatwork」をご活用ください。
Chatwork(チャットワーク)は多くの企業に導入いただいているビジネスチャットです。あらゆる業種・職種で働く方のコミュニケーション円滑化・業務の効率化をご支援しています。