メンタルトレーニングとは?ビジネスで重要な理由やメリット、トレーニング方法を紹介

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メンタルトレーニングとは?ビジネスで重要な理由やメリット、トレーニング方法を紹介

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目次

近年、メンタルトレーニングは「さまざまな局面で動じない強靭なメンタルを手に入れられる」としてビジネスの場でも注目されています。

大事な場面で自分の力を十分に発揮できない人や、精神面を鍛えたい人には、メンタルトレーニングが有効です。

今回の記事では、メンタルトレーニングが重要な理由やメリット、トレーニング方法について解説します。

そもそもメンタルとは?

メンタルは英語の「mental」が語源で、「精神」や「心」を表す言葉です。

メンタルは「思考」「感情」「行動」の3つから構成されており、この3要素のバランスがとれているときを「メンタルがよい状態」といいます。

メンタルがよい状態を目指すには、各要素の問題点を見つけ、解決することが重要です。

また、メンタルは「強い」「弱い」とも表現されますが、それぞれ具体的にどのような人を指すのでしょうか?

以下では、メンタルが強い人・弱い人の特徴を紹介します。

メンタルが強い人

「メンタルが強い人」とは、あらゆる場面で自分自身をコントロールできる人のことです。

どんな状況下でも物事を前向きにとらえ、目標達成に向けて物事に意欲的に取り組むことができます。

また、困難や課題に直面しても失敗をおそれず行動し、仮に失敗しても「成長の糧になる」ととらえることができます。

常にポジティブな思考を持ちネガティブな感情に振り回されないこと、明るい気持ちで努力し続けられることも、メンタルが強い人の特徴です。

>メンタルを鍛える取り組み(メンタルタフネス)に関する記事はこちら

メンタルが弱い人

「メンタルが弱い人」とは、物事をすぐに悪い方向に考えてしまう人のことです。

思考力に長けた人・真面目な努力家・完璧主義者・内向的な人などは、メンタルが弱い傾向にあるという見方があります。

たとえば、頭の回転が早い人は現状を理解・分析する力や未来を予測する力が高いため、最悪の事態を考えてネガティブな思考に陥ってしまうことがあるというのが理由です。

真面目で完璧を追い求める傾向がある人は、小さなミスや自分に足りない部分に気づくと落ち込みやすく、気持ちが弱くなりがちです。

また、内向的な人は悩みや不安を自分一人で抱え込みやすく、孤独を感じたり物事をマイナスに考えてしまったりする結果、メンタルが弱いとみなされることがあります。

メンタルトレーニングとは

メンタルトレーニングとは、ポジティブな態度や考え方を育成したり、集中力・精神力・感情を鍛えたりすることです。

身体的な部分をのぞく幅広いトレーニングを指し、さまざまな状況でのパフォーマンス力や精神的な健康状態を向上させるためにおこなわれます。

メンタルトレーニングをおこなうことで自身の内面をコントロールできるようになり、物事に対して前向きに取り組めるようになることから、ビジネス・スポーツ・教育・福祉など、さまざまな分野で取り入れられています。

メンタルコントロールとは

メンタルコントロールとは、さまざまな状況に応じて自分自身の精神面を適切に調整することを指します。

プレッシャーや不安などを抱えたネガティブな心理状態を、前向きでポジティブな心理状態に切り替えることができれば、勉強・スポーツ・仕事などに対するパフォーマンスの向上が見込めます。

あらゆる状況下で高い集中力を維持し、安定した成果を出すために有効とされる方法です。

ビジネスでメンタルトレーニングが重要な理由

続いて、ビジネスにおいてメンタルトレーニングが重要視されている理由を紹介します。

厚生労働省が2021年に実施した「労働安全衛生調査(実態調査)」によると、メンタルヘルスの不調を理由に連続1か月以上の休業をした労働者がいた事業所は8.8%、メンタルヘルスの不調による退職者がいた事業所は4.1%の割合にのぼるという回答結果が出ました。[※1]

メンタルヘルスの悪化は、放置するとうつ病などによる休職・退職を招くケースもあるため、早期に対策を講じなければなりません。

メンタルコントロールをおこなうと、従業員の心の健康を維持できるだけでなく、仕事中の集中力を維持したり、パフォーマンスの低下を防止したりするために役立ちます。

さらに、従業員一人ひとりのメンタルが安定すれば、職場全体が穏やかな雰囲気になり、組織内の信頼関係やチームワークの向上も期待できることから、メンタルトレーニングに注目する企業が増加しています。

>企業のメンタルヘルス対策に関する記事はこちら

メンタルトレーニングを行うメリット

メンタルトレーニングをおこなうと、どのようなメリットがあるのか解説します。

パフォーマンスが向上する

メンタルトレーニングをおこなうと、ストレスや不安を抱えたときでもネガティブな感情に振り回されず、落ち着いて行動できるようになります。

結果として、本来自分がもっている能力を最大限発揮できるようになり、パフォーマンスの向上が期待できます。

緊張やプレッシャーのかかる場面でも安定したパフォーマンスができることによって、周囲からの信頼度も高まります。

集中力が高まる

メンタルトレーニングをおこなうと、集中力が高まるというメリットもあります。

プレッシャーのかかる場面や重要な場面で自分の力を最大限発揮するためには、高い集中力が必要です。

集中力が高まると、気が散ってしまうことが減り、優先すべきタスクとしっかり向き合えるようになります。

目の前の課題や業務に集中できるようになることで、安定した成果を出せるようになります。

問題解決ができるようになる

メンタルトレーニングによって、問題解決能力が高まることもメリットです。

不測の事態やトラブルに対しても、動揺したり不安を感じたりしにくくなり、気持ちの切り替えもスムーズにできるようになります。

また、メンタルトレーニングをおこなうことで、自分の思考のクセや思い込みに気づけるという効果もあります。

自分の思い込みや認知の歪みを正して事実を的確にとらえられるようになり、問題の本質を見極めやすくなる結果、問題解決に向けた適切なアクションを起こせるようになります。

自信が持てるようになる

メンタルトレーニングには、自信を持てるようになる効果もあります。

自分に自信のある状態になると、失敗を恐れずに行動できるようになるため、さまざまなことにチャレンジができます。

たとえ失敗してしまっても、自分を信じて気持ちを切り替えることができれば、落ち込まずに次のチャレンジに向けて行動できます。

自信のある状態でチャレンジを重ねれば、成功体験の増加にもつながり、より自信が持てるようになるという好循環が生まれます。

心身の健康を保つことができる

メンタルトレーニングをおこなうと、心身の健康を保てる点も大きなメリットといえます。

心と身体の健康は相互に関連しているため、精神的ストレスを抱えた状態を放置すると、自律神経の乱れや免疫の低下を引き起こし、耳鳴り・めまい・頭痛・腹痛などの不調をきたすおそれがあります。

メンタルトレーニングで心の健康を保つと、ネガティブな感情からも回復しやすくなるため、結果的に身体の健康維持にもつながります。

メンタルトレーニングの方法

次に、メンタルトレーニングの具体的な方法を紹介します。

ゴールを明確にし、目標時期を設定する

まず、メンタルトレーニングによって達成したいゴールや目標時期を明確にしましょう。

ゴールや目標が曖昧だと目指すべき方向性が定まらず、トレーニングの効果が出にくくなってしまいます。

ゴールを考える際のコツは、目指したい人物像を具体的にあげ、その人物がどのような行動・言動をしているか想像してみることです。

ゴールをイメージできたら、いつまでに達成したいかという目標時期も設定します。

時期を明確にすることで、達成するために必要なアクションを具体的に考えやすくなります。

思い込みを手放す

人は誰しも、思考のクセや思い込みを持っています。

思い込みがあると思考の幅を狭めてしまうばかりか、物事を悪い方向に考えたり、事実を曲解してしまったりする弊害もあるため、思い込みを手放すトレーニングをすることが大切です。

具体的な方法としては、「自分の思い込みを自覚し、思い込みに対して反論してみる」というやり方があります。

物事を悪い方向に考えるクセを矯正するためにも、ぜひ実践してみましょう。

プラス思考を心がける

思い込みを手放したら、次はプラス思考を心がけてみましょう。

プラス思考を習慣づけるには、「アルファメーション」と呼ばれる方法が有効です。

アルファメーションとは、自分の潜在意識をポジティブなものに書き換え、自己肯定感と自尊心を高めるために自己宣言をおこなうことを指します。

自己宣言の文言をつくるときのポイントは、「私は営業部で1番の成績を出している」というように、具体的で肯定的な表現を現在形で書くことです。

また、「毎日の仕事にとてもやりがいを感じている」などプラスの感情的な表現を含めると、より潜在意識に働きかける効果が強くなります。

文言を決めたら、紙に書いて見えるところに貼る・心の中で反芻するなど、日々のルーティンとしてアルファメーションを組み込んで、プラス思考を目指しましょう。

セルフトークで感情と対話する

セルフトークとは、自分の心の中でつぶやく独り言のことです。

自分の感情を認めて対話をすることで、自身の状態を客観的に判断しやすくなります。

また、ネガティブな感情へも無理に蓋をせず、自分の弱点を自覚しながら行動できるようになります。

セルフトークでは、ポジティブな方向へ自己暗示をかけることも可能です。

たとえば、困難な状況に直面したときに「自分はダメだ」と思うのではなく、「きっとできる」とプラス方面へセルフトークをおこなうことで、ポジティブな気持ちを呼び起こす効果があります。

成功した人の言動を真似る

成功した人の言動を真似ることも、有効なメンタルトレーニング方法です。

この方法は「モデリング」と呼ばれており、繰り返しおこなうことで自分に自信を持てるようになります。

モデリングをおこなう際は、理想とする人物がどのような言動をしているかよく観察し、自分でも同じように実践することがポイントです。

真似をするうちに、理想の言動が自身の習慣となるだけではなく、新たな気づきや自分なりのやり方を発見することもできます。

また、理想とする人物に近づくための努力をしている自分に対して、自信が持てるようになるという効果もあります。

マインドフルネス瞑想をする

マインドフルネス瞑想は「気づきの瞑想」とも呼ばれており、自分自身と深く向き合える手法です。

呼吸や身体の内部に意識を集中して神経を研ぎ澄ませることで、自分の抱える不安・焦り・恐怖などを冷静に把握でき、新たな気づきを得られます。

自身と向き合うことによって、ストレスの軽減、集中力の向上なども期待できる方法です。

生活習慣を整える

日々の暮らしはメンタルに大きな影響を与えるため、生活習慣を整えることも重要です。

生活が不規則だとストレスや疲労感を感じやすく、身体的な体調不良を招くおそれもあるため、生活習慣の改善が心身の健康につながるケースは多く見られます。

たとえば、寝る時間・起きる時間を30分早めて規則的な睡眠を目指す、副菜を1品プラスしてバランスのとれた食事を目指すなど、取り組みやすいことから始めてみましょう。

少しずつ生活習慣を改善することで、心身へもよい効果をもたらします。

気持ちを切り替えるためのルーティンをつくる

気持ちを切り替えるために、自分なりのルーティンをつくる方法も効果的です。

具体的には、「気分が沈んだらこの曲を聴く」や「自宅ではネガティブなことを考えない」などの方法があります。

ネガティブな状態からなかなか抜け出せないときも、ルーティンに沿った行動をすることがスイッチを押す役割をし、スムーズに気持ちを切り替えることができます。

メンタルトレーニングでパフォーマンスを高めよう

近年、メンタルトレーニングはビジネスの場でも注目されています。

メンタルトレーニングをおこなうことで、自分のメンタルを適切にコントロールできるようになります。

また、物事に対して前向きにとらえられるようになったり、ネガティブな感情を素早く切り替えられたりする効果も期待できます。

今回紹介した方法を参考に適切なメンタルトレーニングをおこない、パフォーマンスを高めていきましょう。

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