過緊張とは?原因や対処法、仕事で過緊張にならない方法を解説

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過緊張とは?原因や対処法、仕事で過緊張にならない方法を解説

目次

勤勉で真面目な特性をもつ日本人は、ストレスを抱えやすい性質から、「過緊張」になりがちです。

交感神経が過剰に緊張した状態である「過緊張」が続いてしまうと、もうひとつの自律神経である副交感神経への切り替えが難しくなり、気が休まらない・イライラすることが増えるなどの、悪影響がでてしまいます。

過緊張の原因やストレスの種類を知り、適切に対処できるようになりましょう。

過緊張とは

「過緊張」とは、交感神経が過剰に緊張してしまい、自律神経のバランスが崩れた状態のことを指します。

過緊張はストレスが原因で引き起こされるもので、仕事や人間関係などのストレスと日々むきあう現代人が、陥りやすい状態といえるでしょう。

過緊張の状態になると、もうひとつの自律神経である副交感神経との切り替えが難しくなり、不眠や頭痛などの身体的な不調や、うつ病などのメンタルの不調を引き起こす恐れがあります。

過緊張の原因とは

過緊張の原因は、「過度のストレス」による自律神経の乱れにあるといわれています。

自律神経は、交感神経と副交感神経からなっていて、朝起きて活動をする時は交感神経が優位なモードにはいり、夜の就寝時には副交感神経が優位となり、休息を取るモードに切り替わります。

しかし、過緊張が続いてしまうと、このバランスが崩れてふたつの神経の切り替えがスムーズにおこなえなくなります。

この自律神経の乱れが、過緊張を引き起こす主な原因といわれています。

日々無意識にストレスを感じていて、「気づいた時には自律神経が乱れていた...」ということもあるため、十分に注意をしたいところです。

ストレスの種類

ストレスは、「ストレッサー」と呼ばれる外部からの刺激によって、心身にストレス反応がでる状態のことです。

ストレッサーの代表としては、下記のものがあげられ、日常のあらゆる所に潜んでいます。

物理的ストレッサー 騒音、におい、温度など
心理社会的ストレッサー 人間関係、ライフイベント、経済状態など
生物的ストレッサー ウイルス、痛み、疾病など
化学的ストレッサー アルコール、薬物、大気汚染物質など

あらゆる場所にストレッサーは潜んでいるため、無意識のうちにストレスを感じていることもあるでしょう。

無意識のストレスが蓄積することで、大きなストレスとなり、過緊張を引き起こすこともあります。

過緊張になりやすい人

日々ストレスと戦う現代人ですが、過緊張になりやすい人には、共通した特徴があるのでしょうか。

過緊張になりやすい人の特徴を、具体的にみていきましょう。

周囲の変化に敏感な人

過緊張になりやすい人の特徴として、「周囲の変化に敏感な性格」であることがあげられます。

「繊細」と呼ばれるような人は、周囲の変化を感じとりやすいため、常に緊張状態にあり、ストレスを溜めこみやすいという性質があります。

常に交感神経が高ぶっている状態のため、ひとりの空間になると安心する人も多いのではないでしょうか。

反対に、物事を楽観的にとらえるのがうまい人は、リラックスするのがうまく、ストレス状態も続かないため、過緊張になりにくい傾向があります。

>物事をポジティブに変換する「リフレーミング」に関する記事はこちら

緊張状態が続く仕事をしている人

緊張状態が続く仕事をしている人も、過緊張になりやすいです。

集中力を長時間使う仕事や、責任の大きい仕事をしている人は、気持ちを緩める時間がなく、緊張した状態を終業後まで引きずってしまうことがあります。

就寝しようとしてもなかなか寝つけず、不眠となり、不眠が原因で自律神経が乱れ続けるという負のサイクルに陥ってしまう危険性もあります。

仕事柄、仕方のないことではありますが、緊張状態を緩める機会をつくるなどの工夫が必要でしょう。

完璧主義な人

完璧主義な人も、過緊張になりやすい傾向にあります。

完璧主義者は、責任感が強く、何事も妥協できない性質をもっているため、公私ともに、些細なことにも気がついてしまい、常に気が張った状態になってしまいます。

完璧主義であることは、信頼も得やすく、質の高い成果を出しやすいといったメリットも多くありますが、無意識に過緊張状態になってしまっていることがあるため、注意が必要です。

過緊張の対処方法

過緊張の状態が続いてしまうと、心身ともに悪影響が現れてしまうため、よくありません。

とり返しのつかない状況に陥ってしまう前に、適切な対策や対処をすることが大切です。

過緊張の対処方法を具体的にみていきましょう。

内省の時間をつくる

過緊張の対処方法として、「内省の時間をつくる」ことが有効です。

定期的に自分の心の状態を省みることで、過緊張から解き放つ効果が期待できます。

「どんなことにストレスを感じたのか」「なにが疲れの原因になったのか」を把握しておくことで、過緊張の原因となる事柄を、未然に防ぐことができるかもしれません。

日常の中で、少しの時間でも、内省の時間をつくれるように工夫をしてみましょう。

深呼吸で気持ちを落ち着かせる

「深呼吸をして気持ちを落ち着かせる」ことも、過緊張の対処法です。

呼吸は自律神経と深く関わっているので、息を吸ったり吐いたりすることで、交感神経の働きを活性化できます。

日常のなかで、意識的に深呼吸をすることで、交感神経の乱れも整い、気持ちを落ち着かせる効果が期待できるでしょう。

深呼吸はいつでもどこでも実践できるので、気軽にとりいれてみましょう。

仕事モードを意識的にオフにする

「仕事モードを意識的にオフにする」ことも、過緊張の対処法のひとつです。

仕事内容や、職場の人間関係などのストレスにくわえて、仕事モードから抜け出せないストレスが、過緊張の原因となっていることが多くあります。

終業後や休日は、なるべく仕事のメールは見ないなどの工夫をして、仕事モードを意識的にオフにするように心がけることが大切です。

>ワークライフバランスのメリットに関する記事はこちら

仕事で過緊張にならない方法

対処法で解説した通り、過緊張の主な原因として、「仕事・職場関係のストレス」があげられます。

日々の暮らしのなかで、仕事は切り離せない存在のため、仕事でストレスが蓄積してしてしまい、過緊張の状態が続くと、メンタル不調を引き起こす危険性が高まってしまいます。

過緊張の状態を続けないためにも、しっかりと休息をとり、オンオフのメリハリをつけるようにしましょう。

どうしても仕事の悩みが頭から離れず、常に仕事のことばかりを考えてしまう状態が続くようであれば、休職や転職も検討しましょう。

自分ひとりで判断できない場合は、職場のメンタルヘルスの相談窓口を活用し、産業医などの専門家に相談するのも良い方法です。

>メンタルヘルスの相談窓口に関する記事はこちら

>産業医とは?に関する記事はこちら

ストレスの原因を知り適切に対処しよう

「過緊張」とは、交感神経が過剰に緊張してしまい、自律神経のバランスが崩れた状態のことで、過緊張が続くと、心身に悪影響が現れてしまう危険性もあります。

過緊張は、ストレスが原因で引き起こされるため、自分にとってのストレスの原因を正しく把握して、適切に対処することが大切です。

自分で対処することが難しい場合は、人に相談する方法も検討しましょう。

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