エシカル消費とは?具体例やメリット、企業の推進方法、事例を解説

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目次

エシカル消費とは、社会や人々、地球環境などに配慮した商品を購入することなどを指します。

持続可能な開発目標のSDGsにも関わる内容として、社会全体から注目されている内容です。

SDGsの目標達成に向けて企業がエコな商品やサービスを展開することで、ESG経営に取り組む企業としてイメージアップにも繋がるでしょう。

エシカル消費とは何か、具体例やメリット、企業の推進方法と事例を解説します。

エシカル消費とは

エシカル消費とは、社会問題や地球環境などに配慮した商品を選んだり、持続可能な社会を実現するための行動をとったりすることです。

エシカルには「倫理的な」という意味があり、個人的な行動から社会全体の活動も含められます。

企業にとっては、エシカル消費に関わる商品開発やサービスなどを展開することで、イメージアップや新規事業を展開できるメリットがあるでしょう。

エシカル消費とSDGs・ESGの関係性

SDGsは、持続可能な開発目標と呼ばれており、地球環境や社会問題を解消するために世界各地で実施されているとりくみです。

エシカル消費には、環境や社会、人や生物などに対する配慮が求められる内容で、SDGsが掲げる17の目標と重なる部分が多くあります。

エシカル消費をうながすことは、同時に2030年の目標達成が目指されているSDGsの推進にもつながるでしょう。

ESGとは、環境、社会、ガバナンスの3つの要素を考慮して、事業をおこなうことで長期的に企業成長ができるという考え方です。

エシカル消費は、ESG経営を推進するためのひとつのとりくみであり、推進することで企業の社会的な評価を得たり、企業価値向上にもつなげることができるでしょう。

>SDGsに関する記事はこちら

>ESGに関する記事はこちら

エシカル消費に関する消費者意識調査

消費者庁は、直近3年間における消費者意識や消費行動の変化についての調査結果を発表しています。

調査の参加者数は2,803人で、エシカル商品・サービスに対する購入意向がある方は、81.2%という結果でした。

食料品や生活用品においても、エシカルな商品やサービスを利用している人が一定数いることがわかる調査結果で、消費活動において環境配慮を踏まえた行動が注目されています。[※1]

エシカル消費にとりくむ必要性

企業がエシカル消費にとりくむ必要性をみていきましょう。

消費者や社会のニーズに応えられる

消費者はエシカル消費に関わる言葉について「何となく聞いたことがある」といった感覚が多いのが現状かもしれません。

ただ、同じ価格帯や品質の場合、社会貢献につながる物を選びたいと考える方は一定数います。

実際に消費者庁の発表によると、エシカル消費に対するイメージについて「これからの時代に必要」と回答した方は51.8%という結果でした。[※2]

エシカル消費に関わる商品は、消費者や社会にとって配慮されている内容が多く、企業が質の高いサービスを提供するうえでも重要な観点になっています。

企業の社会的責任が求められる

企業の事業活動を継続するには、自社の利益だけでなく、社会全体のことを考慮した活動が求められます。

たとえば、製造業においては、環境に配慮したリサイクル商品を展開することで、資源の有効活用や二酸化炭素(CO2)の排出量削減などを実現している例があげられるでしょう。

世界規模でSDGsの目標達成が必要とされる背景もあり、企業の事業活動において、社会全体に貢献できるような活動内容が求められています。

>企業の社会的責任(CSR)に関する記事はこちら

企業ができるエシカル消費の具体的な行動例

エシカル消費に関する具体的な行動例について解説します。

環境に関する配慮

企業が商品をつくるときは、環境に配慮した商品開発や行動をとる方法があります。

たとえば、資源を再利用して作られた商品を販売することで、資源の無駄遣いを減らしながら製造することが可能です。

ほかにも、食品ロスの例においては、まだ食べられる食品は廃棄せず、求める人に有償で提供できるサービスを活用するといった方法もあげられます。

社会に関する配慮

商品やサービスを提供するときに、売上の一部を寄付するといった方法で社会貢献する方法があります。

たとえば、被災地に売上の一部を寄付するといった方法などがあるでしょう。

企業の社会貢献活動になるだけでなく、消費者にとっても「誰かのためになる行動ができている」という満足感を得やすくなります。

ほかにも、フェアトレードとして認められる商品を開発することで、生産者に適切な報酬を支払いながら商品の製造を進められます。

人に対する配慮

福祉施設で作られた商品を選ぶ方法で、エシカル消費を推進する方法もあります。

企業の事業活動においては、障がい者の方を雇用することで、自立支援につながる効果が期待できるでしょう。

地域への配慮

エシカル消費を心がけることで、商品の購入における輸送や運搬にかかるコストを削減できます。

たとえば、地産地消の方法を利用することで、地元の商品や食材を購入できるため、地域を活性化できるメリットがあるでしょう。

運搬における二酸化炭素(CO2)の排出を減らす効果が期待できるなど、企業や地域社会で暮らす人々の両方に恩恵があります。

生物多様性への配慮

自然環境に配慮した活動や商品開発にとりくむことで、森林保護や動物たちが暮らす自然を破壊しない配慮につながります。

たとえば、認証ラベルがある商品を開発することで、水資源や森林環境などを守りながら、事業活動を推進することが可能です。

ほかにも、省エネ製品を開発することで電気の消費や二酸化炭素(CO2)の排出量などを減らす効果が期待できます。

企業がエシカル消費を推進するメリット

企業がエシカル消費を推進するメリットについて解説します。

企業のイメージアップを図れる

地球環境や社会全体への配慮ができる企業は、長期的な視点で行動できる企業として、消費者だけでなく、国の機関や投資家からの評価を高められます。

SDGsの目標達成が求められる背景などもあり、長期的に経営を継続するには、社会全体から認められる企業経営の体制が必要です。

エシカル消費によって、企業のイメージアップを図れるようになると、信頼につながることから安定的に顧客やファンの獲得が期待できます。

新規事業の展開につながる

地球環境や社会全体に配慮した商品やサービスを検討することで、新規事業を展開できます。

たとえば、オーガニックに関わる商品を展開することで、従来にはなかった顧客層を獲得できるでしょう。

競争優位性を確保しやすくなる

環境に配慮した商品やサービスを販売すると、エシカル消費の意識が高い顧客層を獲得できるようになります。

とくに若い世代は、エシカル消費に対する感度が高いといわれています。

自社の強みを振り返りながら、できる部分からエシカル消費に関わる商品を展開することで、競合他社と商品や顧客層を差別化できるため、市場における競争優位性を確保しやすくなるでしょう。

企業がエシカル消費を推進するデメリット

企業にとって有益な面がある一方、エシカル消費の推進にはデメリットもあります。

導入にコストがかかる

エシカル消費に関わる商品を開発して、第三者機関から認証マークを得るには、コストがかかるといったデメリットがあります。

また、企業がエシカル消費に関わる商品やサービスを開発したとしても、狙いどおりの結果が得られるとは限りません。

環境配慮に関する意識は広まりつつあるものの、エシカル消費は日本での認知度がそれほど高くない傾向があるため、導入に対する費用対効果が見込めない可能性もあります。

商品の価格が高くなりやすい

エシカル消費に関わる商品やサービスは、一般的に手間やコストがかかることが多く、商品の販売価格が高くなりやすい傾向にあります。

消費者にとっては「価格帯が高い」と感じられてしまい、商品を購入したくてもできないといったジレンマに陥る可能性があるでしょう。

企業がエシカル消費を推進する方法

企業がエシカル消費を推進するときは、認証ラベルの導入や地域社会と協力体制をつくることが大切です。

推進する方法の詳細について解説します。

認証ラベルの商品を導入する

認証ラベルとは、第三者機関によって商品の質や性能などが認められたものを指します。

エシカル消費に関わる認証ラベルの例は、下記のとおりです。

  • エコマーク:環境への負担が少ないことを示す
  • MSC認証:環境に配慮した漁業がおこなわれていることを示す
  • FSC®認証:管理されている森林から製造された商品を示す

企業における新商品を開発するときは、認証ラベルの取得を検討することで、エシカル消費の活動を推進する効果が期待できます。

国内や地域で協力体制をつくる

エシカル消費を推進するときは、自社だけでなく、ほかの企業や組織、地域社会と協力体制をとって実行する方法もあります。

たとえば、自社の本社がある地域の企業とコラボすることで、地産地消につながるだけでなく、地域社会を活性化する効果があるでしょう。

企業におけるエシカル消費のとりくみ事例

企業でエシカル消費を推進するためにも、実際の事例について解説します。

化粧品製造販売業の事例

化粧品製造販売業の事例では、人の肌にやさしい低刺激の化粧品を製造することをモットーにしています。

事業活動に関連してSDGsを推進しており、化粧品をつくるときに必要な原料の購入代金を使い、海外地域における小学校校舎建設を実現しました。

また、フェアトレード認証の製品を利用するなど、社会全体に向けた貢献活動を積極的にとりいれている事例といえます。

小売業の事業

衣服に関する小売業の事例では、オーガニック素材を活用することで、環境や消費者に配慮した商品提供を実現しています。

また、各事業所において照明器具にLEDを導入することで、二酸化炭素(CO2)の排出量を減少させるとりくみを実施しています。

ほかにも、レジ袋にバイオマスプラスチックを含む素材を採用するなど、環境における配慮のとりくみを実施している事例です。

エシカル消費は地球環境や社会に配慮できる行動

企業がエシカル消費を推進することで、地球環境や人、地域社会など、社会全体における配慮につながります。

企業にとってもイメージアップを図れることや新規事業の展開を実現できるメリットがあるでしょう。

認証ラベルの導入や地域との協力体制を築くなど、自社でとりくめる方法を検討しながら、ぜひエシカル消費に関わる商品展開を模索してみてください。

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[※1]参考:消費者庁「倫理的消費(エシカル消費)」に関する消費者意識調査報告書
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/investigation/assets/consumer_education_cms202_210323_01.pdf

[※2]参考:消費者庁「エシカル消費(倫理的消費)に関する消費者意識調査報告書の概要について」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/investigation/assets/consumer_education_cms202_210323_02.pdf


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