上長とは?上司や先輩との違いや正しい使い方を解説

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上長とは?上司や先輩との違いや正しい使い方を解説

目次

自分より地位が上の人のことを話す際に、「上長」と「上司」のどちらを使うべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

「上長」は、社内・社外で使われ方が異なる言葉のため、正しい使い方を知っておくと、円滑なコミュニケーションを実現できるでしょう。

「上長」の正しい意味や使い方を、類語を交えつつ解説します。

上長とは

「上長」とは、自分より年齢と地位が上の人のことを指す言葉です。

上長と類似した言葉に「上司」がありますが、上司は、自分より地位が上の人のことを指す言葉で、年齢は関係ない点が、上長とは異なります。

たとえば、28歳の一般社員にとっては、30歳の主任や40歳の係長は上長・上司といえるでしょう。

一方で、自分より地位が上でも、年齢が下の人に対して上長は使わないため、27歳の主任がいた場合は、上長ではなく、上司とすることが適切です。

混同しやすいふたつの言葉ですが、年齢を加味するかどうかで異なることを覚えておきましょう。

先輩との違い

上長と混同しやすい言葉として「先輩」「先輩社員」があげられます。

上長と先輩の違いは、地位や年齢ではなく、「社歴」で判断することです。

一般的に「先輩」とは、年齢や地位が自分より上の人や、同じ学校や企業に先に入った人のことを指しますが、ビジネスシーンにおいては、先に企業に入社した人のことを「先輩」と呼ぶことが一般的です。

上述した通り上長は、地位と年齢が自分より上の人のことを指します。

そのため、たとえば、一般職の自分よりあとに入社した2歳年上で、現在主任の後輩がいた場合は、自分のほうが先輩でも、後輩が自分の上長になることもあります。

上長の正しい使い方

自分より年齢と地位が上の人のことを表す「上長」は、一見丁寧な表現に思えますが、社外に対して使うことは、マナー違反となるケースもあるため、使用する際は注意が必要です。

使用シーン別に上長の正しい使い方をみていきましょう。

社内電話における上長

社内電話においては、「上長」を使わずに役職名のみの対応をした方が、自然なやりとりとなるでしょう。

たとえば、上長の課長宛てに別の部署の人から電話があった際には「○○課長に伝えておきます」と対応した方がスムーズです。

また、「上長の○○課長に伝えておきます」でも社内電話の場合は問題ありません。

同じ部署の人から、上長の課長宛てに電話があった場合には、「課長に代わります」のように「上長」と名前を省略したほうが自然です。

上長本人と電話で話す際は、「上長」を使用せず、「課長」「○○課長」と呼びましょう。

>社内電話のかけ方とマナーに関する記事はこちら

社内メールにおける上長

社内メールで上長とやりとりする場合は、宛名に「上長」を使用せず、「○○係長」「○○課長」のように名前に役職名をつけてメールを送ることがマナーです。

また、上長にメールを送る際には「○○係長様」のように、役職名と「様」を併用して二重敬語とならないように注意することも大切です。

>社内メールの基本マナーに関する記事はこちら

社外対応における上長

社外から電話やメールがあった際には、「上長」などの敬称を使わず、役職名と名前や、名前のみで対応することがマナーです。

たとえば、係長宛の電話があった場合には、「○○上長ですね」「○○係長ですね」ではなく、「係長の○○ですね」という受け答えをすることが、社外対応においては適切です。

メールの場合も同様に、「○○係長」や「○○上長」と書かずに、「○○からあらためてご連絡いたします」「係長の○○に伝えておきます」と表現しましょう。

>ビジネスメールの基本マナーに関する記事はこちら

上長の類語

「上長」には、「上司」や「先輩」のほかにも複数の類語があるため、適切な使い分けが必要です。

類語の一例として、以下の言葉があげられます。

  • 上席
  • 上役
  • 目上
  • 年長
  • 主任
  • リーダー
  • 職長
  • 「上席」は、地位や席次が上位であることを意味するため、上長と意味が類似している言葉ですが、「客人」に対しても使うことができる表現です。

    また「上役」は、自分より地位が上の人を指す言葉のため、年齢が関係する「上長」よりも、「上司」と類似した言葉です。

    「職長」とは、職場の長や、作業所などで労働者を指揮監督する人のことを指します。

    それぞれ適切なシーンが異なるため、円滑な意思疎通をはかるためにも、正しい意味を理解して、「上長」や類語を使い分けるようにしましょう。

    上長を使う際のポイント

    「上長」は、「上司」のように意味が類似した言葉があったり、社内で混同されて使われていたりして、使い方に迷うケースもあるかもしれません。

    「上長」の使い方に迷った際には、基本的に勤め先のルールや雰囲気にあわせ、臨機応変に使いわけることが望ましいです。

    たとえば、同じ部署内の上司に対しては「上司」、他部署の上司に対しては「上長」と使い分けているなど、自社のルールに則って使うと、社内の人との意思疎通がしやすくなったり、混乱を避けることができたりします。

    「上長」という言葉を用いていない職場もあるため、ミスコミュニケーションが起こらないように注意することが、円滑な意思疎通をするうえで重要です。

    本記事で紹介した「上長」の使い方についてまとめると、以下のとおりです。

    ■「上長」の使い方

    手段 相手 「上長」の使用 ポイント 対応例
    電話 社内の他部署 使ってもよい 役職名を使用するほうが自然 ・○○部長に伝えておきます
    上長の○○課長に代わります
    社内の同部署 使わない 役職名を使用 ・部長に伝えておきます
    上長本人 使わない 役職名を使用 ・○○課長
    社外 使わない 役職名を使用 ・課長の○○ですね?
    メール 社内の他部署 使わない 役職名を使用 ・○○部長に報告しておきます
    社内の同部署 使わない 役職名を使用 ・○○課長に確認しておきます
    上長本人 使わない 役職名を使用/名前のみを使用 ・○○部長
    社外 使わない 役職名を使用/
    名前のみを使用
    ・課長の○○からあらためてご連絡いたします

    「上長」を使用するのに適した場面は、一部のケースに限られることを、ポイントとしておさえておくとよいでしょう。

    正しい表現と「Chatwork」を使ってコミュニケーションを円滑化しよう

    「上長」とは、自分よりも年齢と地位が上の人のことを指す言葉で、自分よりも地位が上の人のことを指す「上司」と類似した言葉です。

    意味の違いは細かなものですが、正しい意味と使い方が理解できていないと、大きなコミュニケーションミスにもつながりやすいため、注意することが大切です。

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