VUCAとは?VUCA時代を生き抜くために企業はどうあるべきか

働き方改革
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目次

IT・グローバリズムの発展により、企業を取り巻く状況は常に変化しており、将来を予測しづらい時代となっています。このような時代をは指し示す言葉として「VUCA」という言葉が挙げられます。

今回はVUCAという言葉がもつ意味、そして将来を予測しづらい時代において企業、リーダーはがどのような姿勢が求められているかを解説します。

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VUCAとは不明瞭な時代を意味する言葉

VUCAとは、次の4つの単語の頭文字をとった造語です。

  • Volatility=変動性
  • Uncertainty=不確実性
  • Complexity=複雑性
  • Ambiguity=曖昧性

この造語は元々、冷戦終結後の不透明な戦略へと移り変わっていった1990年代の軍事情勢を指しており、そこから不透明な時代全体を指す言葉として用いられています。

【変動性】価値観がこれまで以上のスピードで変化していく

ITが進歩したことによりさまざまな情報が氾濫し、それにともない価値観がこれまで以上にハイスピードで変動していっています。先の見通しが立ちづらく、不安定な要素といえるでしょう。

その一方で、急速に変化していく時代に呼応するように、新たなビジネスを打ち出す企業もあります。このような企業は、ハイスピードで変動していく社会に対応するために、日頃からの情報収集や柔軟な体制づくりを行っています。

【不確実性】自然環境や政治・国家の不確実性

現代では、地球温暖化や新型コロナウイルスの感染拡大といった自然環境の変化や、自由貿易と保護主義政策との対立・分断が起きています。

株式会社帝国データバンクの調べによれば、新型コロナウイルス関連によって倒産した企業は、全国で477件となっています(2020年8月31日時点)。

また、自由貿易、保護主義政策といった国家間の対立と分断は市場に乱高下をもたらしてしまいます。

【複雑性】グローバリズムに代表される問題の複雑化

グローバリズムやサプライチェーンが複数の国・地域をまたがるケースが増えてきているのにともない、発生する問題が複雑化してきています。

このような時代においては、複雑な問題を紐解き本質を見抜く力、多くの情報を集め分析する力が求められます。

【曖昧性】これまでの成功例が当てはめられない曖昧さ

先述のように、現代はITの発展によりさまざま情報が溢れています。また、価値観の変化も速く、さまざまな事象が複雑に絡み合っています。

そのため、これまでの成功例を当てはめることが難しくなっており、長期的・短期的な企業の成長予測を定めづらくなってきています。

VUCA時代の企業のあり方・変わり方

VUCAの時代における企業には、時代の流れを理解し、それに対応した施策を常に考えて実施していくという姿勢が求められます。

常に情報を収集し明確なビジョンを確立する

VUCA時代の企業は、自社どのような状況に置かれているかを判断するために、常に情報を収集するように心がけましょう。

ニュースはもちろん、社内での情報共有などで、いまなにが起きているかを把握し、正しい情報に基づいた明確なビジョンを確立することが大切です。

未来の予測が立てづらい傾向にあるVUCA時代であっても、企業がビジョンを明確に持つことで、従業員に指針を与えられます。

スピーディな経営判断をする

現代の社会は変化が早く、いつ大きな変動があるか不明確です。そのため、多くの時間を費やして導いた施策であっても、社会の急速な変化によって想定外の出来事に巻き込まれてしまう可能性があります。

このような状況であっても、素早く軌道修正を行なうというスピーディな経営が、VUCA時代には求められます。

新たな事業に挑む行動力を持つ

VUCA時代はDX時代とも呼べる時代です。DX時代はテクノロジーの進化によって、異業種が自社の業界に参入する可能性も高くなっています。

また、時代の流れが早く、成功したビジネスモデルであっても新たなサービスの登場によって、すぐに廃れてしまう恐れがあります。

企業はVUCA時代を生き抜くために、変化の兆しを見つけたら恐れずに新たな一歩を踏み出す行動力を養うようにしましょう。

激動の時代を生き抜くためのリーダーシップとは?

このように常に変化していく激動の時代に適したリーダーシップとしては、次の3つが挙げられます。

1.支援型リーダーシップを意識する

リーダーシップはこれまで、

  • 権力者(中央集権)型:組織全体を力でコントロールする
  • 変革者型:向こうべき方向を提示して組織を導く

という変遷を経てきており、VUCA時代においては、上記2つのタイプから進んだ、「支援者型」リーダーシップが求められます。

支援者型リーダーシップの場合、権限や役職の力に頼らず、スタッフの主体性や自律性を引き出す必要があります。そのためには、組織内で信頼関係を築き上げることが大切です。スタッフのことを理解し長所を認め尊重することで、思考がポジティブになり、さまざまな業務に自発的に挑戦する人材に育て上げられます。

VUCA時代ではスタッフひとりひとりが自律的に動くことで、周囲の変化に柔軟に対応できるでしょう。

2.「OODAループ」を意識する

VUCA時代に適応するための思考法として、「OODAループ」が挙げられます。

この思考法は、PDCAサイクルのような思考法よりも、常に変化する情勢に対応しやすい傾向にあります。

OODAとは、次の単語のそれぞれの頭文字をとった思考法です。

  • Observe=観察
  • Orient=適応
  • Decide=決定
  • Act=実行

変化していく情勢を常に観察、適応しながら、それに対応した仮説と解決策を講じて、実行していくという流れを意味します。

VUCA時代におけるリーダーはこのような思考法を備えて、常に問題意識とその解決策を考えておく必要があります。

まとめ

VUCA時代と呼ばれる現代は、将来の予測が立てづらい時代です。このような時代を企業が乗り切るためには、企業、従業員ともに情報を収集し、時代の波に呼応した動きに常に変化していく必要があります。

変化を恐れずチャレンジしていくことで、困難な時代の生き残りにつながるでしょう。

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