サステナブルとは?意味やSDGsとの違いを解説

公開日: 更新日:
働き方改革
  • facebookシェアボタン
  • Xシェアボタン
  • はてなブックマークボタン
  • pocketボタン
サステナブルとは?意味やSDGsとの違いを解説

目次

近年「サステナブル」という言葉を見聞きすることも増えてきました。

「持続可能な」という意味をもち、社会面や環境面を考慮しながら、経済活動を発展させるための概念として使われています。

サステナブルがなぜ注目されているのか、どのようなメリットがあるのかも注目すべきポイントです。

この記事では、サステナブルとはなにか、重要視される背景、企業が取り組むメリットなどについて解説します。

サステナブルとは

サステナブルとは、「持続可能な」という意味の言葉です。

英語では「Sustainable」と表記します。

「Sustainable」は、「持続する」という意味の「sustain」と「~できる」という意味の「able」が組み合わさった言葉です。

一般的に、「地球環境に配慮し、資源を大切にして、生活し続けられる社会を目指す」といった文脈の中でサステナブルは使われます。

「サステナブル」と「サステナビリティ」の違い

サステナブルと似た言葉にサステナビリティ(sustainability)があります。

サステナビリティとは、「持続可能性」という意味です。

サステナブルが「持続可能な」という形容詞であるのに対し、サステナビリティは「持続可能性」という名詞である点が異なります。

サステナブルとSDGsの違い

SDGsとは、2030年までにサステナブルな社会を実現するために設定された17のゴールと169のターゲットのことです。

貧困、飢餓、ジェンダー、平等、平和などのさまざまな問題に関する目標が設定されており、目標達成に向けた具体的なアクションが示されています。

「SDGs」は「サステナブル」な社会を実現するための具体的な「手段」であるという点で、両者には違いがあります。

>SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標に関する記事はこちら

サステナブルが重要視される背景

生活が豊かになった一方で、地球環境の破壊や経済的格差の拡大といったさまざまな問題が発生しています。

こうした問題を解決するための方法として、サステナブルは重要視されるようになりました。

サステナブルが重要視される背景にある、具体的な問題について紹介します。

地球環境の変化

まず挙げられるのが、生活が便利になったことによって生じた、地球環境の危機的状況です。

その主な変化は以下の3つがあります。

  • 気候変動による温暖化
  • 森林減少による生態系への影響
  • 海洋汚染

それぞれ詳しく解説します。

気候変動による温暖化

機械産業の発展に伴い、二酸化炭素(CO2)ど多くの温室効果ガスが排出されています。

温室効果ガスは、温暖化の原因となり、海面上昇、砂漠化の進行、豪雨や森林火災の発生など、さまざまな問題を引き起こしています。

森林減少による生態系への影響

人間の生活を豊かにするためには、土地や木材の確保が欠かせません。

これまでの歴史のなかで、無計画な森林伐採などがおこなわれたことにより、森林は減少しつつあります。

森林減少は、森で暮らす生き物の生態系に影響をおよぼし、生態系の維持を困難にしています。

海洋汚染

工業排水や生活排水には、有害物質が含まれていることがあり、海洋汚染の原因となっています。

捨てられたプラスチック製品やペットボトルなども、海洋汚染の原因のひとつです。

海洋汚染は、漁業や海で暮らす生物の生態系などに深刻な影響をおよぼしています。

さまざまな経済格差

生活の発展とともに、さまざまな経済的格差が生じたことも、サステナブルが注目されるようになった理由です。

性別による経済格差

女性の労働参加率は上昇しているものの、女性労働者の賃金が男性労働者よりも低いという問題点が指摘されています。

日本も男性と女性の賃金格差をあらわす「Gender wage gap(男女間賃金格差)」が大きく、性別による経済格差は問題となっています。[※1]

国による経済格差

社会保障制度や税制の違いなどを要因とした、国による経済格差もあります。

急速な技術進化の影響や居住地が都市部か、農村部かなどの違いによるものなども要因として挙げられます。

世界のなかには格差がさらに広がっている地域もあるなど、問題点が指摘されています。

サステナブルな社会とは

サステナブルな社会を目指すとは、いったいどういうことなのでしょうか。

具体的には、以下の3つの社会を実現することが重要と言われています。

  • 低炭素社会
  • 循環型社会
  • 自然共生社会

ひとつずつ解説します。

低炭素社会

低炭素社会とは、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らし、温暖化の防止などを目指す社会のことです。

具体的には、省エネ技術の発展、太陽光発電など再生可能エネルギーの活用などがあります。

近年では、電気自動車や水素自動車などの次世代自動車の導入も進められています。

循環型社会

循環型社会とは、廃棄物の減少を目指す社会のことです。

有名な例は「3R」の取り組みです。

3Rとは以下の3つの英単語の頭文字をとっています。

  • Reduce(減らす):マイバックを利用してレジ袋を減らすなど
  • Reuse(繰り返し使う):不用品を捨てるのではなく、必要な人に譲るな
  • Recycle(もう一度資源にする):ペットボトルを再生工場で処理して別の製品をつくるなど

すぐに捨てるのではなく、何かにもう一度利用できないか、という観点で考えることが大切です。

自然共生社会

自然共生社会とは、生物の多様性維持を目的とする社会のことです。

温暖化対策、ごみ問題の解決などによって生態系を守り、絶滅種を減らすことを目指します。

地球は人間だけが生きて暮らすわけではありません。

さまざまな生き物が共生できるように、その生態系を守る活動が重要です。

サステナブルを活用している用語

「持続可能」を意味するサステナブルを活用した用語を紹介します。

それぞれの分野において、サステナブルの概念が浸透してきていることがわかります。

  • サステナブル経営
  • サステナブルシティ
  • サステナブルデザイン
  • サステナブルファッション

それぞれの用語について、解説していきます。

サステナブル経営

サステナブル経営とは、地球環境に配慮した製品の製造、サービス提供、働きやすい職場の確保などを目指す経営のことです。

たとえば、省エネ製品を製造する、社用車にガソリン自動車ではなく電気自動車を使うといった活動があります。

サステナブルシティ

サステナブルシティとは、未来の世代が現在の世代と同じ経験、同じ生活を維持できるように設計された都市のことで、グリーンシティとも呼ばれます。

サステナブルシティはSDGsにおける目標のひとつとしても掲げられている重要な目標です。

>SDGsの身近な例はこちら

サステナブルデザイン

サステナブルデザインとは、「ファッション、食品、住まいなどのライフスタイルにおいて、地球環境に配慮する」という取り組みのことです。

たとえば、地球環境に配慮された木材を使った住宅などはサステナブルデザインの例といえるでしょう。

衣・食・住という生活のなかで、サステナブルを取り入れる考え方がサステナブルデザインです。

サステナブルファッション

サステナブルファッションとは、「持続可能なファッション」のことです。

環境省では、サステナブルファッションとは「衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのこと」と定義されています。

ファッション業界では、原材料の確保、生地や洋服の製造、輸送など各段階において環境に多くの影響を与えています。

ファッション業界がサステナブルに取り組む意義や影響は大きいといえるでしょう。

企業がサステナブルに取り組むメリット

企業にとって、サステナブルに取り組むことには、さまざまなメリットがあります。

具体的なメリットは以下のとおりです。

  • コスト削減
  • 事業拡大
  • 企業価値の向上

それぞれ詳しく解説します。

コスト削減

企業がサステナブルを実現する過程では、資源の有効活用、エネルギー消費の見直しなどがおこなわれます。

資源やエネルギーを有効に活用できるようになり、コスト削減に役立つ点は企業にとってメリットといえるでしょう。

具体的には、資料を紙ではなくデジタル化して共有するといった方法があります。

職場環境の整備や男女格差の是正なども、従業員の離職を防ぎ、採用コストを抑えるのに役立つでしょう。

事業拡大

サステナブルへの関心は、消費者やステークホルダー(株主や取引先、金融機関など企業の利害関係者)の間でも高まっています。

消費者のなかには、地球環境に配慮されたサステナブルな商品を選ぶ人もいます。

ステークホルダーにとっても、企業がサステナブルを意識しているかは重要なポイントです。

サステナブルに取り組むことで、消費者やステークホルダーの信頼を獲得し、事業の拡大につなげることができます。

>ステークホルダーに関する記事はこちら

企業価値の向上

サステナブル経営によって、企業は「自社が地球環境や格差是正に積極的な取り組みをしている」ということをアピールできます。

より多くの人に自社を知ってもらえたり、信頼獲得によってこれまで以上に製品やサービスを買ってもらえたりというメリットがあるでしょう。

>サステナビリティ経営に関する記事はこちら

サステナブルの実現に「Chatwork」

サステナブルとは、「持続可能な」という意味の言葉です。

サステナブルへの取り組みは世界全体はもちろん、企業にとっても重要であり、メリットも多いでしょう。

企業がサステナブルに取り組むうえでは、ペーパーレスや契約書のデジタル化といった紙の削減などが効果的です。

ビジネスチャット「Chatwork」では、チャット上でコミュニケーションがとれるため、ペーパーレス化を推進し、コスト削減につなげることが可能です。

ビジネスシーンにおけるサステナブルの取り組みに、ぜひビジネスチャット「Chatwork」をご活用ください。

  今すぐChatworkを始める(無料)

Chatwork(チャットワーク)は多くの企業に導入いただいているビジネスチャットです。あらゆる業種・職種で働く方のコミュニケーション円滑化・業務の効率化をご支援しています。

Chatwork新規登録

[※1]出典:OECD「男女間賃金格差 (Gender wage gap)」
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/gender-wage-gap-japanese-version.htm
[※2]出典:環境省「サステナブルファッション」
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/


DXとは何かもっと知りたい人へ
はじめてのDX

DXとは何かを改めて説明したうえで、社内でDXを進めるための具体的な手順をわかりやすく解説します。

DXに関する"よく聞く専門用語"を解説した「DX関連用語集」と合わせてご活用ください。

【主な内容】

  • DXとは? 〜 ビジネスを変革するデジタル戦略 〜
  • 自社のDX推進に欠かせない課題とDXの進め方
  • これだけは知っておきたい DX関連用語集

ダウンロード
Chatwork

Chatwork

Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。

  • facebookシェアボタン
  • Xシェアボタン
  • はてなブックマークボタン
  • pocketボタン

関連記事