「度胸」とは?度胸がある人の特徴やビジネスでのメリットを解説
目次
世の中には、困難に直面しても動じずに対処できる「度胸がある人」が存在します。
一方で、「なぜ自分には度胸がないんだ」「もっと度胸があればいいのに」と思っている人もいるでしょう。
ビジネスシーンにおいて、プレゼンテーションや商談、交渉の際に特に重要とされる「度胸」ですが、後天的に身につけることが可能です。
本記事では、度胸とはどのような意味か、度胸がある人の特徴やメリット、度胸を身につける方法などについて解説します。
「度胸」の意味とは
「度胸」とは、困難な状況に直面したときにも、気おくれせずに対応する胆力や勇気を指す言葉です。
「ものごとを恐れない心」「きもったま」というような意味があり、日常的には「度胸がある」「度胸の据わった人物」といった使い方をします。
「度胸」がある人は、プレッシャーやストレスのある環境下でも、冷静に行動することができるとされています。
ビジネスにおいては、たとえばプレゼンテーションや商談の際にも自信を持って話すことができたり、リスクを伴う大きな決断をおこなったりできる人のことを「度胸がある」といいます。
「度胸」がある人の特徴
「度胸がある」とは、何事にも動じない様子を指す表現ですが、以下のような特徴を持つ人のことを指します。
- チャレンジ精神がある
- 失敗を恐れない
- 自分の意見や主張がある
- ポジティブ・前向き
- 自分に自信がある
「度胸」がある人の特徴について紹介します。
チャレンジ精神がある
「度胸」がある人には、チャレンジ精神があります。
新しいことや失敗する可能性があることでも、積極的に取り組むことができます。
うまくいくかどうかはわからなくても、「まずは行動してみよう」という前向きな気持ちで新しいことや困難なことにも進んで挑戦していきます。
失敗を恐れない
失敗を恐れないのも「度胸」がある人の特徴のひとつです。
「度胸」がある人には、「ものごとを恐れない心」があります。
そのため、失敗することも恐れずに行動するのが特徴です。
「度胸」があれば、失敗を恐れずに行動し、チャンスをものにすることができるでしょう。
自分の意見や主張がある
「度胸」がある人は、自分の意見や主張を持っています。
また、その意見や主張を堂々と述べられるのも特徴です。
「度胸」があることで、自分の信念にもとづいて行動する精神力があるため、他人の意見に流されることがありません。
たとえば、普通の人なら言いにくいこと、立場が上の人に対する発言でも、しっかりと意見を主張します。
「度胸」がある人は、人前でも堂々と自分の意見や主張を発言できる強さがあります。
ポジティブ・前向き
「度胸」がある人は、チャレンジ精神があったり、失敗を恐れなかったりと、ポジティブで前向きな性格のことが多いです。
仮に失敗をしてもそこから何かを学び取り、挑戦し続けるポジティブな気持ちを持っています。
ネガティブで後ろ向きな性格の人の場合、「失敗してしまった、自分はもうダメだ」「他人に嫌われたくない」などの考えから消極的な行動につながることが多いでしょう。
しかし、「度胸」がある人は、そもそも失敗を恐れておらず自分の意見や主張の正しさを信じているため、ポジティブな性格傾向にあります。
自分に自信がある
「自分に自信がある」というのも、「度胸」がある人の特徴です。
新しいことにチャレンジするのにも、自分の意見を主張するのにも、ベースとなる「自分を信じる気持ち」つまり自信が必要です。
自分に自信があることで、物怖じせずに行動することが可能になります。
「度胸」がある人には、自信があるという共通点があります。
ビジネスで「度胸」があることのメリット
「度胸」があることは、日常生活において役立つ特徴といえます。
しかし、「度胸」があることは日常生活のみならず、ビジネスシーンにおいても重要です。
ここからは、ビジネスにおいて「度胸」があることのメリットについて紹介します。
主体的に動ける
「度胸」があると、ビジネスでも主体的に動けます。
失敗を恐れないチャレンジャーなので、他人からの指示を待つのではなく自分の信念や主張にもとづいて自ら行動することが可能です。
ビジネスでは、指示に忠実に従うことが重要なシーンもあれば、自ら主体的に判断して行動することが求められるシーンもあります。
主体的に動けることは、ビジネスにおいて求められる素質のひとつです。
主体性が求められる仕事や職種において、優秀な人材として評価されるでしょう。
リーダーシップを発揮できる
「度胸」があると、ビジネスシーンにおいてリーダーシップを発揮できるというメリットがあります。
たとえば、考え方がネガティブで自分に自信がなく、自己主張ができないリーダーでは「この人で大丈夫かな?」と思われて、周囲の人もついてきてはくれないでしょう。
「度胸」がある人は、自分に自信を持った堂々とした態度で、周囲から信頼を得るのが得意です。
考え方もポジティブであるため、周囲の人がついていきたくなる魅力があります。
「度胸」があれば、管理職などへの出世もしやすく、実際に管理職としてリーダーシップが求められる立場になったときに、能力を発揮することが可能です。
ビジネスにおいてリーダーシップを発揮できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
「度胸」を身につける方法
日常生活やビジネスシーンなどで「度胸が欲しい」「どうすれば度胸は身につくのか?」と感じたことのある人も多いでしょう。
「度胸」は以下のような取り組みをおこなうことで、後天的に身につけることが可能です。
- チャレンジする
- 失敗を恐れない
- 知識や経験で自信をつける
ここからは、「度胸」を身につける方法について解説します。
チャレンジする
「度胸」をつけるための方法としてまず挙げられるのが、実際にチャレンジをすることです。
チャレンジをして成功体験を積んでいくことで、自分の中の自己肯定感を強化し、度胸を身につけられます。
また、仮に失敗したとしても、「失敗した自分」を受け入れることで、精神力の成長を望めるでしょう。
成功しても失敗しても自分を受け入れる自己肯定感を持つことは、度胸を身につけていくためのよいアクションといえます。
ただし、いきなり難しい目標にチャレンジしてしまうと、失敗する可能性も高いです。
まだ「度胸」が身についていない人は、大きな失敗をしたり、失敗し続けてしまったりすると、さらに度胸が身につかなくなる恐れがあります。
まずは成功しやすい目標からチャレンジして、着実に自己肯定感を高めて「度胸」を身につけていきましょう。
失敗を恐れない
「度胸」を身につけるためには、失敗を恐れない気持ちも必要です。
「失敗を恐れない気持ち」をより具体的にいうと、以下のような状態のことです。
- 失敗は必要なものであると認識する
- 失敗しても試行錯誤しながら成功にたどり着く
- 失敗をよい学びの機会ととらえる
日常生活でもビジネスシーンでも、なにか行動を起こすうえで絶対に成功する保証はなく、常に失敗のリスクが伴います。
世の中には、事前に対策することで予防できる失敗もありますが、そうでないものも多いのが現実です。
失敗自体をプロセスのひとつととらえ、恐れることなく挑戦することで「度胸」を身につけていけるでしょう。
知識や経験で自信をつける
知識や経験によって自信をつけることも、「度胸」を身につけるのに役立ちます。
たとえば、自分の意見を主張するにも、知識や経験がなければ何もわからず自分の意見を持つこと自体が不可能です。
また、なにかしらの行動を起こすためには、知識や経験を持っていることは有利に働きます。
知識と経験によって自信を持てるようになれば、新しいことへのチャレンジや自己主張もしやすくなるでしょう。
「度胸」を使った表現
「度胸」という言葉を使った表現はいくつかあります。
- 度胸試し
- 度胸をつける
- 度胸が据わる
それぞれの意味と使い方について解説します。
度胸試し
「度胸試し」とは、度胸があるかどうかを試すことです。
「度胸試し」は、ほかに「肝試し」と表現することもあります。
- 古いお寺に入って、自分たちの度胸試しをしてみることにした。
- 夜の森を探検できるか、度胸試しをしてみた。
度胸をつける
「度胸をつける」とは、ものごとを恐れない心や気おくれしない精神力を身につけることです。
- まずは小さな仕事をこなしていくなかで、少しずつ度胸をつけていこう。
- 大会への出場経験を重ねて、度胸をつけるプランだ。
度胸が据わる
「度胸が据わる(どきょうがすわる)」とは、ものごとに動じることなく、落ち着いて堂々としている様子のことです。
- 出向先から戻ってきたら、彼はすっかり度胸が据わっていた。
- うちにも度胸が据わった人材が欲しい。
コミュニケーション活性化に「Chatwork」
「度胸」とは、困難な状況にも動じない精神力や、どんな環境でも冷静に対処できる胆力を表す言葉です。
「度胸」があることは、ビジネスシーンにおいて周囲の人からの信頼獲得、円滑なコミュニケーションに役立つスキルです。
また、ビジネスにおける円滑なコミュニケーションには、チャットツールを活用することも効果的です。
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